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“好き”を“学び”に!世界でも勝負できる子どもを育てる(前編)- ロボ団 代表 重見彰則さん

「ロボ団」を運営する夢見る株式会社  代表取締役 重見彰則氏

「ロボ団」は、大阪の学童保育から始まった教育スクールです。「子どもは楽しいと思ったことには、とことんついてくる」と語るのは代表の重見さん。自身もロボット好きの少年だったという重見さんの子どもたちの教育に対する想いや、掲げているミッションについてお話をうかがいました。

子どもたちの“好き”を“学び”につなげる


「ロボ団」の根っこは、2012年に脱サラして大阪で始めた学童保育「done.」になります。当時まだ僕には子どもがいなかったのですが、妻は「子どもが生まれても働きたい」と言っていました。当時の大阪には、子どもを預ける施設として保育園や幼稚園はちらほらあったものの、小学生の学童保育は公立しかありませんでした。一方、東京には学童保育をベースにした子どもの習い事教室があったんです。僕はもともと経営コンサルティング会社に勤務していたんですが、その経験を活かして学童保育もできるのではと思い、自分で始める決心をしました。

やり方は分かっているつもりでしたが、1年目は1千万円の赤字。さすがにこの時は死にかけました。ただ、その後はスピード感を持ってやり抜くしかないと決意し、学童保育の「done.」の他に、英会話の「done.」、「ロボ団」と5年で枝葉を増やしグループとして成長させました。

そもそも、僕は子どもたちにプログラミングを教えるつもりで、この市場に参入したわけではありません。学童保育を始めた時、「将来子どもがやっていて良かったと思うことは何だろう?」と考えていたのです。

子どもたちを観察していたら、ある共通点が見えてきました。それは、楽しいと感じることはみんな長時間頑張れる、ということです。嫌い、楽しくないと感じると、子どもは1分と持ちません。大人には我慢が備わっているので耐えられるのですが、子どもは違います。だから、子どもが好きだと思うものを学びにつなげるようなアプローチが好ましい、と学童保育の現場で感じたのです。

レゴ® マインドストーム®との出合い


「じゃあ、それは何だ?」となった時、自分が小さいころにレゴ®ブロックが好きだったことを思い出しました。ミニ四駆なども好きで、学童保育でもそういうものを作って子どもたちに見せていました。そういう好きなことから学習に入っていけたらいいなと思っていると、2013年7月ごろにレゴ® マインドストーム®EV3が発売されるという動画に出会ったのです。ブロック遊びができて、プログラミングができて、STEMが学べるということで、これはいける!と思いました。

マインドストーム®の良いところは、拡張性が高く、他の言語でもいけるというところです。新学習指導要領で小学校でのプログラミング教育必修化が発表される前でしたので、当時のプログラミング教室はスクラッチ(Scratch)をやっているところがちらほらある程度でした。

スクラッチのようなビジュアルプログラミング言語はプログラミング的な考え方を学ぶには良いのですが、その後、他のプログラミング言語にはつながらない。延長戦でシームレスにやれないかと考えた時、最適だったのがマインドストーム®だったのです。

レゴ®自体も直営教室を持っていて、そのFC(フランチャイズ)になることも考えましたが、FCの場合、マインドストーム®は小学校4年生以上の教材になるのです。僕は出身が神戸で、4年生といえば大半が学習塾に行き、5年生からは受験のためにお稽古事は学習塾1本というのも珍しくない地域でした。だから、4年生からマインドストーム®を始めても子どもは続けられないと思ったのです。

そして、学童にいる1年生や2年生を見ていると、結構みんな時間にゆとりがあったり、親もまだ学習塾は早いと考えていたり、とお稽古事の選択肢の幅が広かった。レゴ®のFCでは早期からマインドストーム®をやりたくてもできない、ならば自分でやろうというのが「ロボ団」を始めたきっかけです。

「ロボ団」でPython(パイソン)を教える理由


「ロボ団」で教えている言語は、Python(パイソン)です。日本ではまだあまり使われていませんがGoogleが使っている言語の一つですし、データ解析や人工知能の分野で使える言語で、時代の流れにも乗っているからです。

もう一つの理由は、Pythonの学習難度が比較的低いためです。僕らはFC展開もしているので、加盟先の先生がどれだけ言語を理解できるかも重要です。大人はプログラミングに対する抵抗感が高いため、短い期間で理解してもらうためには学びやすい言語が必要だったのです。大人たちの学習を先に考えてはいましたが、Pythonは子どもも分かりやすい言語でもあります。

プログラミングの入口で学ぶ言語は何でもいいと思っています。子どもたちが大学生や社会人になって他の複雑な言語に歩み寄りたいと思えば、自分から学ぶはずです。

ロボ団のカリキュラム。PRO、MASTERコースではPythonを学ぶ

「分からない」子を引っ張り上げるオリジナルアプリ


子どもたちの理解度は様々ですが、大体1つの教室内で、よく分かる:分かる:分からないは2:6:2に分かれます。

僕が気になるのは、「分かる」の6に合わせてしまい、「分からない」の2を放置することです。教室に入っても分からなくてやる気を失うと、親も「プログラミングなんて!」となりますよね。ましてや、その子の人生にとってもすごいロスになる。だから、「分からない」の2を引っ張り上げたいと思っています。

手間がかかって先生のマンパワーを取られるのでは、と言われそうですが、この課題を解決する取り組みを自宅で学習できる「ロボ団」のオリジナルアプリで行っています。

クイズ形式で家庭でも学習することができる「ロボ団」オリジナルアプリ
週1の教室での学習だけではなかなか身につきません。家庭学習をするにしても、何もないとできません。なので、ここはアプリを使って家庭でも、学習ができる状態にしようと思いました。

ベーシックコースの場合は、マインドストーム®の使い方などをクイズ形式で毎回10問、アプリで設定しています。間違うと「残念!」と表示されます。得点やタイムも出てくるようになっていて、解説を読んで満点を取るまでやるというのが宿題です。そうすると今度はテストの画面になります。テストは1回しか受けられない設定です。

管理画面で自分のスコアなどが全部見られるようにもなっています。親も見られるし、もちろん先生も子どもがどれくらい理解しているかがデータで見られるので、できない子どものフォローができます。

算数と相性がいいプログラミング


FCの先生は、教えることはプロですがプログラミングのプロではないので、カンのつかみどころが分からないことがあります。子どもの理解度は、外からはよく分からないものです。楽しくなくなると子どもにとって3時間の学習は苦痛になっていき、集中力が途切れ、そして最後には嫌になって辞めていきます。分からない子が増えてくると、先生側の負担も大きくなって大変です。
本部は全体を管理していて、各教室の子どもたちが受けたテストの点数も全部把握しています。成績が芳しくないところは本部の管理画面でアラートが出ます。アラートが出た時は子どもの理解度が不足しているため、先生にもう一度教えて下さいなどのフィードバックを行います。

プログラミングと算数は相性がいいので、カリキュラムは算数との連動で組み立てています。保護者も「プログラミングだけやっても、将来エンジニアにしたいわけではないし」と思ってらっしゃる。でも、プログラミング教室に通って子どもが算数を好きになって、学校のテストの点数が上がったら実績として見えるじゃないですか。子どももプログラミングやって成績が上がれば素直にうれしいはずですし、自信にもつながります。
2020年の学習指導要領の改訂では、プログラミングという教科ができるのではなく、算数などの教科に組み込んでいくというので、算数との関連性を子どもに体感してもらう「ロボ団」のカリキュラムとも合っているのではないかと思います。

後編では世界中に展開を始めた「ロボ団」が、これからの子どもたちのために用意するさまざまなチャレンジの場についてお話をうかがいます。


次の記事>> “好き”を“学び”に!世界でも勝負できる子どもを育てる(後編)


<カリキュラム>
教材やロボットは全てオリジナルで、どうしたら子どもたちが楽しんで続けることができるかにこだわって作られています。





子どものための制作×プログラミング「ロボ団」
https://robo-done.com/

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お問い合わせはこちら
TEL:072-258-8111(電話受付時間 11時~20時)
https://robo-done.com/contact/


公開日:2018.02.26

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