プログラミング教育がわかる、プログラミング・ロボット教室がみつかる

世の中に「プログラミング教育」を広めたい -ロボスク代表・益田耕次さんが、プログラミング教育に携わる理由-

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株式会社ロボスクの代表取締役 益田耕次さん

益田耕次さんが代表取締役を務める株式会社ロボスクでは、プログラミング・ロボット教室を行う塾に対して、カリキュラムの導入から指導方法までのサポートを行っています。

塾の運営に長年携わってきた益田さんは、なぜプログラミング教育に関わる「ロボスク」を立ち上げたのでしょうか。

あわせて、子どもたちが何かを学ぶ際、講師の存在がいかに重要かについて語っていただきました。

これからの子供たちに必要な「プログラミング教育」

私はこれまで塾業界に30数年携わってきました。
それがひと段落して、この先何をやろうかなと考えた時、塾業界に恩返しをしたいと思ったんです。
また、最近の世の中の動向を見て、これからはプログラミング教育を広めていったらいいのでは、と思うに至りました。

株式会社ロボスクを立ち上げるきっかけとなったのは、「子どもの理科離れをなくす会(以下、理科離れをなくす会)」の代表・北原達正さんとの出会いです。
「プログラミング教育をやっておかないと、日本は世界に立ち遅れてしまう」という北原さんの考えのもと、「理科離れをなくす会」は、15年ぐらい前からプログラミング教育に取り組んでいます。

ただ、実際にプログラミングの体験会を行おうとしても場所の確保が難しく、月に2回ぐらいのペースでしか開催できないという問題がありました。
子どもたちの期待に応えて、もっとペースを上げることはできないだろうか?どこか良い場所はないだろうか、と北原氏と相談したところ、「塾があるじゃないか!」となったんです。

そこで、私が塾に広める役割を担うことになり、株式会社ロボスクを立ち上げました。

目標は宇宙?「 理科離れをなくす会」が目指すもの

北原さんは元々宇宙物理学がご専門で、「理科離れをなくす会」が目標のひとつとして掲げているのは小学生が作ったいろんな測定機器を火星に持っていく、ということです。
他にも、ドローンのプログラミングなどにも「理科離れをなくす会」では取り組んでいます。

ただ、最初から難しいことはできません。
きちんとプログラミングを勉強して、原理がわかってきたら、そこで初めて自分でプログラムを書いてみようとなります。興味のあるお子さんは、そこからさらに力をつけていければいいですよね。
ロボスクでは塾と協力して体験会を開催したり、プログラミング教育の企画、機材準備、告知などの相談を承っています。

2020年からプログラミングが小学校教育で必修化される動きがあり、民間への期待も大きいと聞いています。
「理科離れをなくす会」では、15年に渡る経験で作り上げた「JAFS方式学習法」(※)というプログラミング教育の基礎的なカリキュラムがあります。
それを、一人でも多くの小中学生、(大人でも!)に体験していただきたいですね。

※「JAFS」とは「子どもの理科離れをなくす会(Junior Association of Future Scientists)」の略称

「一時に一事の原則」!子どもへの教え方は、塾もプログラミング教育も同じ

小学校2~3年生ぐらいのお子さんが相手の場合、「一時に一事の原則」といいまして、何かを指示するときは、一時に一事だけにしないといけません。
あれもこれも、と全部いっぺんに言うと、ざわざわ騒いでしまってまとまらないんです。
プログラミング教育においても、「(教材のロボットに)触りたいのはわかるんだけど、まずはきちんと話を聞きなさい」というところから始めます。

最初は受動的な子どもたちも、ペアの生徒とコミュニケーションを図り、自分たちでどんどん動かしていくようになります。
そして自分たちで作ったプログラミングを動かしてみると、「お~!ちゃんと動いたっ!」と嬉しくなる。
ただ、そんなに簡単には、自分たちの思いどおりに動かない。
どもたちはそこから「あ~、機械にも調整が必要だ」ということを学んでいくんです。



保護者も子どもの様子に興味津々!

実際のプログラミング体験会には大学生のサポーターがいて、そのサポーターが子どもたちを手伝っています。
保護者の方も「うちの子は大丈夫かな?」と、ご自分の子どもの様子を一生懸命見ていますね。
体験会終了後は、「よくがんばったね」と子どもに話しかけている光景を見かけます。

私はこれまで30数年を塾業界で過ごし、その間、講師の研修にも多く携わってまいりました。
生徒に「教える」ことに関しては、塾での学習もプログラミング教育も変わらないな、と思っています。
実は、実際に講師にきちんとした研修を行っている塾ってなかなかないんです。
私が研修を行うとき、講師の方に最初にお話しするのは「ちゃんと生徒の方を向きなさい。
授業は答え合わせじゃない」という内容ですね。
授業は子どもに説明する場だと思っている方が多いですが、そうではありません。
子どもにどうやって考えさせるのか。自分で考えさせることが、子どもを動かすということなんです。

天才は10年かかって育つ!

子どもの頃から、ある程度いろいろなものに関心を持っておくのは大切ですね。
(プロ棋士の)藤井聡太さんは5歳から将棋を始め、14歳でプロ入りしました。

10年かかって天才と呼ばれる存在になったわけです。
興味を持つのが早ければ早いほどものになる。将棋だけにとどまりません。
音楽でもスポーツでも、ある程度、若いうちからいろんな刺激を受けてやっていくことが大切、ということがわかりますよね。

小学校6年ぐらいまでの子どもは、「家族が喜ぶのが嬉しい」とか「親が気に入っているものをやろう」とする傾向があります。
水泳やバレエ、ピアノなどいろいろな習い事をやっている子がいますが、ほとんどは最初は親が連れていったものですよね。

習い事は、子どもが興味をもって続けられるものが一番です。
本人がやりたいもの、適しているものなら子どもたちもどんどん自分から熱心に通うようになるので、そういう習い事を選ぶのがいいのではないでしょうか。



子どもが関心を持つのであればプログラミングはやったほうがいい

プログラミング教育についても、子ども自身が興味を持てればやったほうがいいと考えています。
「理科離れをなくす会」でも、体験会に来たお子さんの2、3割以上が、もっとやりたいと、また来るんです。
今の世の中はあらゆるものがプログラミングで動いてますし、論理的に考えるということはそのままプログラミングにつながりますからね。
最近、都立中学に入学するための適性検査でも、その手の問題が増えてきたなという感じがします。

プログラミング教育への関心を掘り起こすためにさざなみを

塾の経営者と話をしていても「結局プログラミングって何するの?」と聞かれたりすることもあります。
今は「プログラミング教育」の知名度って低いんですね。
本当はプログラミング教育を知らない方のニーズもおおいに掘り起こしたいのですが、まだまだ、大海に小石を投じているような気もします。

2020年の必修化に向けて、今後はどんどん話題になると思うので、今のうちからメディアの方々にも、たくさんのさざなみを立ててもらいたいですね。


編集部コメント

塾業界に長年携わった後、「業界への恩返し」という思いでロボスクを立ち上げた益田さん。
子どもたちへの「教え方」は塾もプログラミング教育も変わらないと何度も仰っていた姿が印象的でした。
また、子どもが小さいうちから色々と体験しておくのも大事という一方で、親の意向を汲んでしまう子どもの心理も教えてくださいました。

子どもたちが本当は何に関心を持っているのかは、大人がしっかりと見極めていきたいですね。

世間におけるプログラミング教育の認知度はまだまだ低いようですが、『コエテコ』でもまずはさざなみを起こし、やがてビッグウェーブにつなげていければ、と思っています。


株式会社ロボスク

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この記事を書いた人


コエテコ編集部

2020年から始まる小学校での「プログラミング教育の必修化」に向けて、小学生を対象としたプログラミング教室、ロボットプログラミング教室の市場はどんどん拡大しています。社会・教育・産業構造が大きく変革していく中で、未来の日本を担う子どもたちはグローバル化・情報化社会を生き抜く力を身につけなければなりません。 コエテコ編集部では、習い事やプログラミング教育に関わるテーマをわかりやすく、面白く伝える記事を作成し、皆さんにお届けしていきます。

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