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「聞いたことはあるんだけど…」意外と知らないICT教育用語パート2

家では家電製品がしゃべり、街ではロボットに話しかけられることも……。今の子どもたちを取り巻く環境は、私たちの子ども時代とは大きく様変わりしています。

社会の変化は、教育現場にも大きな影響を与えています。あわただしい時代の流れに乗り遅れないよう、前回に引き続き「これだけは知っておきたいICT教育用語」をご紹介します。

アクティブラーニング

アクティブ(active)とは「活動的」「積極的」ということです。アクティブラーニングは、日本語では「主体的な学び」、「積極的な学び」と言われたりします。

皆さんもご経験があるでしょうが、興味のあることだったら深く知りたくなりますよね。たとえ学校で習わないようなことであっても、図書館に行って自分で調べたり、家で実際に試してみたり、詳しい専門家に尋ねたりなど、自ら進んですることでしょう。これこそが「アクティブラーニング」です。

学校の授業などでは、「アクティブラーニング」を実践できるような教え方の工夫がされています。たとえば、ひとつのテーマについて肯定派と否定派に分かれて議論をする「ディベート」なども、アクティブラーニングを取り入れた教授法のひとつです。生徒は肯定、否定の立場に立って調べたり、考えたりすることで、そのテーマについて主体的に深く学ぶことができます。

「テストがあるから…」と、ため息交じりに覚えた歴史の年代や数学の方程式はすぐに忘れてしまっても、興味のおもむくままに自分から動いて身につけた知識は、いつになっても不思議と忘れないものです。

昨今、ICTが進んだことで、子どもたちは自分の興味のあることをインターネットで調べたり、直接専門家に質問したりするなどして、「積極的な」学習がしやすい環境になっています。この度改訂された学習指導要領では、このような主体的で対話的な「深い学び」によって、知識の理解の質を高め、新たな時代を生き抜く力を育むことを目的としています。

アダプティブラーニング

アダプティブ(adaptive)とは「適した」という意味です。アダプティブラーニングとは、「ひとりひとりに合わせた教育」ということです。

従来の学校授業では、それぞれの生徒の理解度に関係なく、決められた単元を次々こなしていくのが当たり前でした。しかしこの方法では、ちゃんと理解できていない生徒がいたとしても、次の授業では次の単元に進んでしまいます。その反対に、理解が早い生徒は進度の遅い授業に物足りなさを感じて、学習への意欲をそがれることもあるでしょう。

アダプティブラーニングは、ひとりひとりに合わせたオーダーメードの学習方法です。現在のところ取り入れている学校はごく少数ですが、ICTを効果的に利用することで、個々の生徒の学習進度や理解度に合わせた教育を行うことができると期待されており、今後注目の学習方法です。

CBT(シー・ビー・ティー)

CBTはComputer Based Training (またはTesting)の略。「コンピューターを使った学習」を意味します。

CBTは聞いたことがないという方でも、「e-ラーニング」という言葉はご存知かもしれません。e-ラーニングとはコンピューターやインターネットなど、電子機器や通信技術を使った学習のことです。CBTはe-ラーニングの基本形ともいえるでしょう。

CBTでは学習ソフトに従って、動画を見たり、出された問題に答えたりしながら学習を進めます。コンピューターソフトを使うと、自分の好きな時間に、自分のペースで勉強をすることができます。一度で理解できなければ、同じところを何度も繰り返すことができるのもCBTの利点です。

ゲーミフィケーション

「ゲーム」と聞くと、「遊び」や「娯楽」に結びつけて「そんな役に立たないことを……」なんて思っていませんか? でもゲームは、高度な知能を持つ人類だからこそできる、究極の人間活動でもあるのです。

そんなゲームの要素を取り入れて、仕事や学習を効率化しようとするのが「ゲーミフィケーション」です。わかりやすい例として「百人一首」を挙げましょう。皆さんも中高生時代に、年明けのカルタ大会でスターになるべく、1つでも多くの歌を覚えようと、がんばった記憶はありませんか? ゲームで好成績を得ることが、むずかしい古文に積極的に取り組むモチベーションになっているのです。

特定のサービスの利用を促したりするため、すでにマーケティングなどの分野に取り入れられている「ゲーミフィケーション」ですが、最近では、ゲームに付随する「競争」や「報酬」、「楽しさ」や「達成感」をうまく利用することで、効果的な学習につながることが期待されています。

STEM教育

STEM(ステム)とは「Science(科学), Technology(技術), Engineering(工学) and Mathematics(数学)」の頭文字をつなげたもので、これらの教育分野を総称する言葉です。もう一つ「Art(芸術)」も加えて「STEAM(スティーム)」とされることもあります。

科学技術やITのいちじるしい進歩にともなって、これらの分野の人材不足は世界的にも問題になっています。STEM教育は、科学分野の教育を通して、将来的にこれらの分野で活躍する人材を育成しようというものです。

STEM教育の目的は、単に数学や理科のテストで良い点をとる子どもを増やすことではありません。これからの時代に求められるのは、よりよい社会をつくるために、自ら課題を見つけ出し、問題点を的確に解析し、最適な解決策を生み出す力です。これこそがSTEM教育の目指すところです。

そのためには数学力はもちろんのこと、プログラミングやモノづくりの力も必要でしょう。デザインセンスだって大切です。STEM、そしてSTEAM教育はこれからの時代を作り出す根幹(stem)となる教育なのです。

まとめ

次々と現れる教育用語ですが、どれも共通しているのは、これからの時代を生き抜く人材の育成を意識しているという点です。次回はICT教育を知るために欠かせないコンピュータ用語をご紹介します。

公開日:2019.01.10

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