たくさんあって何がなにやら分からない……という方のために、年代別のおすすめ教材をご紹介していきます!
小学校低学年からのロボット・プログラミング教材
小学生になると、テレビやゲームなどを通しておぼろげな「ロボット像」がイメージできるようになってきます。もし、お子さんに「こんなことがやりたい!」という憧れがあったら、ぜひ、それに触れられるような教材を選んであげてください。
LEGO®︎WeDo 2.0

「レゴブロック」でお馴染みのレゴ®社が作成しているロボットプログラミング教材の入門編。
専用アプリに従ってロボットを組み立て、同じアプリ内でブロックを組み合わせるようにプログラミングします。
数種類のモータやセンサを組み合わせて命令を考えれば、複雑な制御も可能に。「部品の組み立てからロボットを完成させる」という達成感を得られるでしょう。
Minecraft
ワールド内で素材を集めて、思い通りの世界をつくるゲームです。
いままでの街づくりゲームと違うのが「レッドストーン回路」とよばれる、「仕組み」をつくる機能。
素材どうしをゲーム内のアイテム「レッドストーン」でつなぎ、「自動ドア」や「ガチャガチャマシン」、「敵が来たら自動的に矢を射って倒す罠」など、多種多様な構造物をつくることができます。
世界中で人気があり、Minecraftで素晴らしい世界を作り上げる「プロクラフター」という職業が存在するほど。
Music Blocks
Music Blocksは、元MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボ所長のワルター・ベンダー氏が開発した、無料で使える作曲プログラミングソフトです。楽器や音程、リズムの命令ブロックを組み合わせてゼロから音楽が作れます。音楽と算数とプログラミングをつなぐがテーマ。音楽は理論で作られているので、算数やプログラミングと相性がいいのです。
学研プラスでは、Music Blocksを通して数学と音楽を学ぶ小学生カリキュラムを作成中とのこと。音楽の授業でMusic Blocksを使う日が来るかもしれません。
→Music Blocks公式サイト
Scratch
Music Blocksと同様、MITメディアラボが開発したビジュアル・プログラミング言語です。画面内のブロックを組み合わせて命令をつくる無料ソフトで、初めてプログラミングを学ぶときに触るのは、だいたいこれ!というほど広く知られています。
しかし、とっつきやすさと裏腹に非常に奥は深く、マイコンボード「Raspberry Pi」などと組み合わせると、大人顔負けの電子工作ができるようになります。
→Scratch公式サイト
Edison(エジソン) プログラミングロボ
センサやモータがコンパクトにまとまったロボットカーです。バーコードの読み取りや自宅のリモコンをコントローラにしてロボットを動かせます。
それだけでも十分遊べるのですが、専用アプリでプログラミングすると、「ループ」や「条件分岐」などのさらに複雑な制御も可能に。
また、レゴ社のブロックと互換性があり、レゴブロックを使った改造やデコレーションができます。健気に動く様子に、愛着の湧くロボットです。
COZMO (コズモ)
AI(人工知能)が搭載された小型のロボットです。
顔認証機能があり、「あなた」を認識して挨拶をしたり、一緒にゲームをしよう!と誘ってきたりします。
動きや表情の変化などで、1000種類以上の喜怒哀楽を表現をするカワイイ相棒。人とロボットが共に生きる未来を先取りするような、洗練されたインタラクションデザインを自宅で体験できます。
まとめ
小学生になると、「マウスで画面内のブロックを動かす」や「キーボードで数字を入力する」などの動作ができるようになってきます。ロボットの現物を動かしたいか、画面内でゲームなどを作りたいか、UXデザインを考えたいか……など、お子さんの興味や適正が細かく別れてくるのもこの頃。一緒に楽しんでいければベストですね。