ロボットは遊びじゃねえ!大人も叫ぶぜ!タミヤロボットスクールフェア

2019年3月9日・10日、GMOインターネットグループ社内(シナジーカフェ GMO Yours)にてタミヤロボットスクールフェアが開催されました。

タミヤロボットスクールのメカニックコース全国大会と合わせ、参加無料のロボットプログラミングワークショップもオープン。

特定の世代に大人気のタミヤのイベントとあり、会場は終始、大きな興奮に包まれました。

この密度!熱気が伝わってきます

タミヤロボットスクールとは?

タミヤロボットスクールとは、株式会社タミヤが企画協力、株式会社ナチュラルスタイルが運営を行うプログラミング教室・ロボット教室です。

「モノづくり」と「プログラミング」を通して「生きる力」を身につけることをねらいとしており、初めての子でも入りやすい雰囲気でありながら、本格的なロボティクスの学習ができると人気のスクールです。



会場の廊下には体験コーナーが設けられ、メカニックコースの基礎クラス教材を動かすことができた


コースは二つあり、「ロボットプログラミングコース」ではこどもパソコンIchigoJamを用いてプログラミングを行います。

今回、全国大会が行われた「メカニックコース」では、ロボットの組み立てを通して機械の仕組み・構造を理解します。競技の要素を取り入れることで、もっと工夫したい!という気持ちを高められるようになっています。

デコボコ道もなんなく踏破。タミヤならではの安定感ある走りだ


会場端には教材のサンプル展示も。子ども達がまじまじと見入っていた



「子ども」じゃない、「選手」だ

参加する子ども達が会場に集まってきました。この日のために用意したマシンを大事そうに抱え、受付でゼッケンを受け取ります。


エントリー後は「車検場」へ。ロボットの大きさは、30cm四方に収まるもの(高さは問わない、競技スタート後に変形するのはOK)という規定があります。

それぞれのロボットがレギュレーション内に収まっているか、タミヤの社員がチェックします。


「おっ、ここがいいね」と声かけをしながら車検を進めるタミヤの社員。ご自身もタミヤ製品ファンだったため入社されたとのこと


車検をクリアすると、隣の撮影ブースでロボットを撮影してもらえます。


感動したのは、子ども達のマシンをとても大事そうに扱っていらっしゃる姿。

ベストな角度を模索し、一番カッコよく撮影してくれる


会場では終始、「子ども」ではなく「選手」と呼びかけられていました。

「遊びじゃない!!」

参加者だけでなく、運営側の大人達からも熱気が放出されています。


実行委員長の安中 剛さんの挨拶のあと、水戸教室の鈴木 一護選手による選手宣誓が行われました。いよいよメカニックコースの全国大会が始まります。

実行委員長の安中さん


堂々と選手宣誓をしてくれたのは、水戸教室の鈴木一護選手


得点アイテムを投げろ!

さて、ここで試合のルールを確認しましょう。

参加者は2人1組になり、ペア(ロボット2台)で自分たちのエリアにある得点アイテム(ペットボトルキャップ)を相手のコートに入れます。

アイテムは色ごとに点数が違い、緑=5点、青=3点、白=1点。5点と3点のアイテムは自分たちの手元に置かれていますが、1点のアイテムはエリアの境界に置かれています。

ロボットがつまんでいるのは青(3点)のアイテム


1点のアイテムを手堅く取るのか、3点・5点に賭けるのか。

ロボットの形状はシャベル型が比較的多かったように思いますが、それぞれ創意工夫を凝らし、「いかにエリアを守るか」「いかに相手のエリアに打ち込むか」を考えたロボットになっていました。

シャベル型で一気に攻めろ!


最高の大会を写真でレポート

百聞は一見に如かず。大盛り上がりの大会の様子を写真でご紹介します。

大会に使うロボットは有線


大会用ではないが、自分好みにカスタムしたてんとう虫ロボ。お母さん曰く、「材料になるものがないか、いつも探し回っています」とのこと


整列する選手達


強豪ぞろいの水戸教室は、おそろいの水色Tシャツで参戦していた



ギャラリーの熱気がすごい!パパ・ママからの応援はもはや絶叫に近い


孫の勇姿を見届けにきたおじいちゃん


画用紙や割りばしなど、使うものは何でもOK


試合時間は2分間。なるべく多くの得点アイテムを投げ入れろ!


この二人はきょうだいだそう。前日の深夜まで調整を重ねたマシンで、見事3位を勝ち取った


ナイスプレイ!


水戸チームは強豪ぞろい。準決勝でも水戸 vs 水戸になったほど


この笑顔!このペアは、エキシビジョンマッチで準優勝を果たした


見事優勝したのは水戸チーム!抱き合って喜ぶ姿を激写


表彰式

大会の後には表彰式が行われました。

激戦を見事勝ち抜いた選手には、特製のメダルと副賞が贈られます。

大会特製のメダル


エキシビジョンマッチ(初心者大会)優勝者のペアは、今回が初対面だったそう。最高の出会いに両家族もニッコリ


エキシビジョンマッチ準優勝のペア。とても仲良しで、笑顔が印象に残った



実行委員長と記念撮影!次回も出場してくれることを期待


本戦の入賞者にはメダルが贈られる


副賞の中身は何かな?


シャベル型で手堅く点数を稼ぐ小林選手(左)、アイテムを飛ばすトリッキーなロボットで戦った鈴木選手(右)。バランスの良いペアが優勝を手にした



謎の「ロボット魔王」出現

さて、無事に表彰式も終え「おたのしみ抽選会」を行おうとしていたところ……突如、謎の男性が登場!


「ロボット魔王」と名乗るこの方、優勝した選手達と戦うためにやってきたそうです。

この登場、運営側にも知らされていない本当のサプライズだったらしく、大人も騒然。

「ロボットは……かっこよくないといけないよな!!

「ロボットは……格納されてなきゃいけないよな!!

そう宣言した魔王が取り出したのは、何やら真っ黒な箱。


そこから滑りだしてきたのは……

司会者からも「全然タミヤ臭がしないんですけど」と言われる悪のマシン


なんとも大人気ない、邪悪なマシン!

一応「車検は通っている」そうですが、子ども達から「レギュレーション!レギュレーション!」のブーイングが起こります。

かくして、優勝選手と魔王陣営によるファイナルバトルが幕を開けました。

ちなみに魔王、子どもにロボットを触られると「ダメだよ!!」とマジギレ。接待などしない!ガチバトルが始まった


手加減ナシのファイナルバトル

この魔王、子ども相手でも手加減は一切無し。謎のギミックで得点アイテムを次々吸い込みます。相手の得点を徹底的にブロックする作戦です。

よく見ると、エリアの境界になっている木の枠にガッチリと爪が食い込んでいる。ロボットが倒されないようホールドした上で、徹底的にブロックしているのだ


選手も負けじと、隙間からアイテムを放り込みますが……一戦目は魔王の勝利

「アンコール!アンコール!」の声を受け、第二戦。

この頃になると、取材している後ろから本気になった大人の怒号が聞こえてきます。


ウィングを目一杯広げ、自コートを守る悪のロボット。「試合開始後の変形は可」という規定をきっちり活かしてきます。

しかし、選手達の操縦技術も負けてはいませんでした!

第二戦は選手達の勝ち

悪のロボットに無事勝利した優勝選手たち。驚きの展開だった


見事、悪に打ち勝った選手達にはタミヤ製品が贈られ、大会終了となりました。

おたのしみ抽選会

大会後の「おたのしみ抽選会」では、全国の教室から先生方がお土産を持参。くじを引き、ゼッケンの番号で抽選を行います。


中でも盛り上がったのは、タミヤのミニ四駆

言葉はいらない、この表情をご覧ください


残念ながら当たらなかった子にもお菓子が配られ、全員がおみやげを持って帰ることができました。

カムロボ制御ワークショップ

大会の隣の部屋では、タミヤのカムプログラムロボット(カムロボ)制御体験ワークショップが行われました。


カムロボはその名の通り、「カム」と呼ばれる部品を配置することで動きをコントロールできるロボットです。ころんとした形が可愛く、ロボットやプログラミングが初めての子でも抵抗なく楽しむことができます。


しかもこのカムロボ、ロボット教材にしては驚きの低価格。参考価格は3,456円とかなり手軽な値段です。実際にコエテコの読者インタビューでも「クリスマスプレゼントにカムロボを買った」というママさんがいらっしゃいました。

ワークショップでは、カムロボにこどもパソコンのIchigoJam(イチゴジャム)を合体したタミヤロボットスクールのオリジナル教材を使った体験授業を行いました。


中には、おうちからメジャーを持参して挑む子も!


時間に余裕のある限り、目一杯ロボットを動かして学んでくれました。


大人こそ欲しい?各種タミヤグッズ

会場の廊下には物販エリアが設けられました。



タミヤのTシャツやステッカー、文房具類、かわいいTシャツ型クッキーなど、タミヤファン垂涎のグッズがずらり。

お小遣いで消しゴムを買って帰る子、取材の休憩時間にこっそり購入するメディア関係者など、強い人気を感じさせました。

編集部に人気のTシャツクッキー。私も買いました



さいごに

2日間にわたって行われたタミヤロボットスクールフェア。何よりも印象的だったのは、選手の表情でした。

作ったロボットがうまく動き、ニヤリとほくそ笑む選手。

得点が決まり、ガッツポーズをする選手。


ときには敗れ、そっと廊下で涙をぬぐう選手もいました。気持ちを切り替え、笑顔で会場へ戻る背中には何だかジーンと来るものがありました。

子どもにこの表情をさせられる、それがクオリティの証拠だと思います


泣いたり笑ったりしながら技術は磨かれていきます。選手達のこれからに期待です!



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