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プログラミング教育市場の未来予測 ~プログラミング教育を何のために始めるのか?『ユーザーの感覚の変化』~

プログラミング教室に通学を始める動機・目的について


今回は消費者目線に立って、そもそも「なぜプログラミング教室に我が子を通わせるのか?」という習い事の動機・目的について書きたいと思います。

コエテコ内の「コエテコママランチ会」のコラムにも、リアルな消費者目線の会話が掲載されていますが、本コラムでは、消費者のニーズ別に解説していきたいと思います。

実はこの「プログラミング教室通学の動機・目的」は、地域によって大きく差が生まれており、また保護者の環境によっても大きな違いが生まれています。さらに言えば、ここ数年で急速に変化していくことも予想されます。

それでは以下より、プログラミング教室通学の動機・目的をひとつずつ解説していきます。

➀プログラミング教育が必修化されたから


しばしば教室の広告などで取り上げられる「プログラミング教育の必修化」ですが、実態としてはこの必修化が理由で通学を始める保護者はほとんど存在しません

なぜなら必修化自体は、あくまで授業に組み込まれるだけであり、特に成績に影響があるわけでもないからです。これはダンス教室の時も同様でしたが、あくまで「必修化」というのは、市場や業者が騒ぐだけであり、保護者はそれだけでは反応しません。(一部、必修化によって授業で体験し、それでこどもが興味を持って…というケースも存在するかもしれませんが、あくまで限定的でしょう)

そのためこの層は現実にはほとんど存在しない層となります。

②話題になっているためなんとなく興味をもったから(教育効果もありそう)

現在のプログラミング教室への通学者の一定のシェアがあるのは、この動機・目的の層です。

街中で見かける、育児雑誌で見かける、友達との会話で聞いたなどがきっかけになり、その際に「論理的思考力」や「プログラミング思考」「21世紀に必要なスキル」などの教育効果を見て、興味を持ち、体験・入学させる保護者層です。

現在のプログラミング教室業界はこの「なんとなく将来必要になりそう」「なんとなくいろいろな能力が身に付きそう」という、漠然とした期待感を持った層に支えられているといっても過言ではありません。

保護者自身がプログラミング教室への通学経験がないため、どうしても「曖昧な」感覚になってしまうわけです。

この層は「教材費の高さ」「月謝の高さ」「時間の問題」がハードルになり、通学を断念するケースも多く、動機・目的そのものが強くないのも事実です。

③子どもが興味を持っていたから。子どもが習いたいと言ったから

保護者よりも、子どもが興味を持った、子どもが好きな分野だから通わせたいと思ったという、子どもの気持ちがメインとなって通わせ始めるのがこの層です。

レゴブロックで遊ぶことが好き、ゲームが好き、ボットが好き、何かのおもちゃやイベントで興味を持った、マインクラフトが好きなど、子どもの「好き」や「興味」のきっかけは多種多様ですが、ロボット・プログラミング教室がその受け皿となっているケースになります。

現在のロボット・プログラミングに男児が多いのはこうした背景事情があります。

前述した②とこの③が組み合わさった層が、現在の全国のプログラミング教室においてはメインとなっているといえます。

ただ、この「こどもの興味や好き」をメインとした層は、カリキュラムが単調だったりして、こどもが興味を持てなくなるとすぐに退会してしまうケースも少なくありません。

④将来に役立つスキルとして重要度が高いから



明確にプログラミング教育自体が、将来の「進学」「就職」に役立つ可能性が高い社会的成功の確率を上げるためにプログラミングスキルが重要であると考えて通わせる層が一定数存在します。

このような「プログラミング教育」についての価値を明確に認識し、通学させている層は、保護者がIT業界の関係者に多くなります

自分自身のプログラミング領域の知識や経験に基づいて、今後の世の中の変化を見極めて、「何が最も必要なスキルなのか」を考えた結果、我が子にプログラミングを学ばせているのです。

この層は、単なるお遊びレベルのロボット・プログラミング教室では「物足りない」と考えており、より高いレベル、希望すれば実践的なスキルが学べる教室を希望する傾向があります。

市場全体を見渡してみると、この層は圧倒的に首都圏に偏って存在しています。IT系企業や外資系企業が首都圏・大都市圏に集中しているため、こうした傾向になります。

いわゆる「業界の関係者だけにはわかる必須スキル」という感覚ともいえるでしょう。

実際にこの④の発想の正しさを裏付ける現象として、既に近年「新卒のエンジニア」に対して高い給与・好待遇を提示する企業が増えてきています。

従来の「学歴」「英会話」だけではなく、「プログラミングスキル」自体が、高収入獲得の条件のひとつとなっているわけです。

この層にとっては、プログラミングは「受験」や「英会話」と並んで重要度の高い教育になっており、市場においては非常に意志が強い層と言えます。

プログラミング教育への動機や目的は徐々に変化していく


現在、日本全国を見渡してみますと、消費者の動機・目的は②や③が主流となります。

しかし、これからニュースや大学の入試情報、新卒の就職情報などで「新卒エンジニア」「プログラミングスキル」の必要性が一般家庭や日本全国に広がっていく中で、「プログラミング教育」への動機や目的は大きく変化していくでしょう。

具体的には上記の④の目的の層が急速に増加していくと思われます。

その結果、現在の「英会話」の市場規模に準ずるレベルにまで、消費者のニーズが高まっていき市場が拡大する可能性もあります。

プログラミング教育の有用性や実益性は、一部の先進国においては常識となっていますが、日本においてはまだまだ一般家庭に浸透しているとはいえません。

現在の日本はプログラミング教育過渡期です。今後のプログラミング教育についての価値観の変化が楽しみな時期だともいえます。

公開日:2019.04.26

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