そんな考えから、子どもをいろいろな習い事に通わせたいと考えている方も多いですよね。
しかし、習い事と切っても切り離せないのがママ友トラブル。一体どのような事例があるのでしょうか?そして、どう対策をすればいいのでしょうか。くわしくまとめてみました。
習い事につきもののママ友トラブル
子どもの習い事に起こりがちなのがママ友とのトラブル。「子ども同士のトラブルになるかも」と考えるとほうっておくわけにも行かないですし、わずらわしいものですよね。今回は、ママ友トラブルが起こる原因や巻き込まれてしまった時の対応をまとめてみました。
ママ友トラブル、実際にこんな事例も!
そもそも、ママ友トラブルには具体的にどんな事例があるのでしょうか?「先にレギュラーになるなんて!」実力差に嫉妬!
ママ友トラブルが起こる要因の1つに「嫉妬」があります。実際にあった事例をご紹介します。あるお子さんは小学生のころから野球のクラブチームに所属していたのですが、親の仕事の関係で引っ越す事になりました。
引っ越し先でも当然、野球を続けたいと考え、転校先の小学校の生徒が多く所属している野球チームへ参加する事にしたのですが……
そのチームは比較的レベルが低かった事もあり、お子さんが早い内からレギュラーになる事が出来ました。試合にも出場でき、両親も喜んだそうです。
しかしそうなると、おもしろくないのが元々チームにいたお子さん。それまで試合に出ていた子どもの親からママが嫌がらせを受けるようになったそうです。
元々いたお子さんの親からすると、「転校生にレギュラーを取られた!」感覚だったのかもしれません。
「あのママには逆らえなくて……」仲間外れにされる
こちらの問題は、よく学校でいじめが起こる原因と同じかもしれません。自分が先にいじめないといじめられる。いじめられたくないから先にいじめる。
もしくは、ボスママ(発言力のある、リーダー格のママ)が嫌っているから従う。
こんな理由からママが仲間外れにされることもあるようです。
とくに、野球やサッカーのような大勢の参加者が必要なスポーツなどでは、子どもの数だけ親も集まります。困った方と出会う確率もそれだけ高くなってしまうのです。
ママ友トラブル、子どもにはこんな影響が!
なかなか避けづらいママ友トラブル、子どもにはどんな影響を及ぼすのでしょうか?子どもはママの話を聞いている!
親と親が揉めている時、案外子どもは敏感に察知している事に注意する必要があります。大抵の場合、AママとBママの仲が悪い場合、AママはCママに悪口を言います。直接話す場合もありますが、電話などで話す事も多いですよね。
こう言った際、何気なく話している内容を子どもが聞いてしまっているパターンが多々あります。
聞いてしまうと言いふらすのが子ども。「A君のママって嫌われてるらしいよ」と言ってしまい、子どもが傷つくだけでなくいじめに発展するパターンもあります。
「親同士の問題だからいいや」と軽視するわけにはいかないのです。
ママ友トラブル対策、みんなどうしてる?
自分がつらいだけでなく、子どもにも悪影響を与えるママ友トラブル。どう対策するのが賢いのでしょうか?できる限り、積極的に動く!
1つめの予防策は「できる限り積極的に動く」です。ママ友の輪から外れてしまうと、どうしても攻撃対象になりやすいのが現実です。
子どもの習い事で何か行事などがある場合は、できる限り積極的に行動する事をおすすめします。積極的に参加する事で、参加している親と親は仲良くなり、悪口を言われなくなったり、誤解されても他の親が訂正してくれる可能性も高くなります。
仕事や家庭の都合で難しい場合は仕方ないですが、予定を空けられるのであれば可能な限り参加してみましょう。
自慢せず、謙虚にふるまう
2つ目は「謙虚にふるまう」です。ママ友に限らず、人間関係全般のコツと言えるかもしれません。自慢の子ども、自慢の家族であっても、それを口に出してしまうとトラブルになる可能性があります。
なるべく謙虚にふるまうことを心がけましょう。
ママ友トラブルの具体的な対処法
こういった対策をしていても、どうしてもママ友トラブルに巻き込まれてしまう事はあります。そんなときはどうすればいいでしょうか?思い切って無視する
1つめは「思い切って無視する」です。ママ友のトラブルと子供が学校で起こすトラブルとの大きな違いは、間に入ってくれる先生がいない事です。
子どもより価値観が固定化している親は、基本的に話合いなどでいじめが解決する事はありません。軽いものであっても、嫌がらせに過剰反応してしまっては、かえって相手を刺激してしまいます。
嫌がらせをされている?と思っても基本的には無視するのがいいでしょう。(ただし、あまりにも悪質なもので犯罪になると思われる場合は、しかるべき場所を頼りましょう。)
習い事自体を変えてしまう
無視しても嫌がらせが終わらず、親自身の負担になってきたら、いっそ習い事自体を変えてしまいましょう。子どもが楽しく通っていると、「親の都合で子どもの習い事を変えさせるなんて……」と罪悪感を覚えるかもしれません。
でも、子どもは思っている以上に空気を感じ取ります。「なんだか、変な雰囲気だな」と思いながら習い事に通っているかもしれないのです。
相手の親が子どもに何かしないとも限りません。
大人になってしまった人の行動を変えるのは難しいので、思い切って環境から離れる勇気を持ちましょう。
深刻に考えすぎない方が良い
そもそも「ママ友」とは、子供が同じ学校や習い事に通っているというだけの存在です。当然、世代が全く違うママもいるでしょうし、育ってきた地理的・文化的背景も全く異なります。そんな人たち全員と仲良くするというのは、そもそも無理な話なのです。自分は子供もいる大人だから、ちゃんと社会生活の中で関係を構築しないと……と思ってしまうかもしれません。しかし、やはり人間なので相性の合う・合わないはあります。一定の確率で合わない人と出会ってしまうので、それは事故のようなものだと考えましょう。
合わない人がいるから、その人となるべく付き合わないようにするのは自然なことです。ママ友と良い関係性を築けない自分を深刻に捉えたり責めたりせず、気の合うママ友たちと良い関係性を構築できるようにしましょう。
まとめ:ママ友トラブル対策で習い事をもっと楽しもう!
ママトラブルに巻き込まれないようにどれだけ自衛していても、困った親に出会ってしまうのは避けがたいのが現実です。トラブルに巻き込まれてしまった場合は、無視をし続けるか、そもそも参加しないようにしましょう。子どもに習い事をさせてあげたいというプラスの気持ち。ママ友トラブルで失ってしまうのは残念ですよね。ママもお子さんも気持ちよく参加できる習い事を、気長に探していきましょう。