ピタゴラ装置「室内で何時間でも遊べる」人気知育玩具

ピタゴラスイッチを食い入るように見るお子さんって多いんですよね。見始めると大人もついつい見入ってしまいます。いわゆるビー玉転がしですが単純なようで奥が深いのが魅力です。

cuboro（キュボロ）｜藤井聡太棋聖も遊んだ！

あの藤井棋聖が子どもの頃遊んだエピソードで有名なのがcuboro（キュボロ）です。ブナ材を使ったキューブ型のブロックピースを組み合わせてビー玉転がし装置が作れます。ブロックの見えない部分にもトンネルのようなビー玉の通り道があり、コースを作り上げるには頭のなかでピースをつなぎ合わせたらどうなるかを想像する力が必要です。

単純なようでいて、実はかなり子どもの考える力を刺激する知育オモチャです。

ボーネルンド｜4歳から遊べるビー玉コースター

BORNELUND（ボーネルンド）は海外の良質な玩具を販売している会社です。カーブレールとブロックをつなげてビー玉コースターを作るクアドリラは人気商品のひとつです。あたたかみのある木材と鮮やかな色合い、さらにクルクルまわるスパイラルレールもあり、作って楽しい、ビー玉を転がすのはもっと楽しいオモチャですね。

GraviTRAX｜中学生や大人も！本格ピタゴラ装置

小学校高学年や中学生、いえ、大人も完全にハマってしまう進化型ピタゴラ装置「GraviTRAX」も紹介します。もはや大人向けといってもいいピタゴラ装置キットです。GraviTraxはアプリもあります。アプリ上で設計図を作成し、GraviTraxを実際に組み立てることも可能です。

ここまでいくと「オモチャ」なのか？　という疑問さえ生まれますが小学校高学年のお子さんや早くからプログラミングなどに興味を持っているようなタイプのお子さんは特に喜ぶのではないでしょうか。

不動の人気オモチャといえば「ブロック」

家での遊びといえば男女問わず人気なのがブロックです。代表格はLEGO（レゴ）ですが、今回はちょっと変わったブロックを紹介しましょう。

KAPLAカプラ｜フランスのおしゃれなブロック！

KAPLA（カプラ）ブロックはフランス生まれの木製ブロックです。ワンサイズの板を積み重ねることで、実にさまざまなものが作れます。

ワンサイズの木の板だからこそ、作れるものは無限大に広がります。積み立てていくと、こんな大きなものだって作れます。

シンプルなブロックは子どもの想像力を刺激するんですね。親子で一緒に大作にチャレンジしてもいいかも！　小さいお子さんならママやパパが積み上げて、子どもが「えいっ！」と崩して遊ぶのも楽しそう。子どもって「がらがらガッシャン」が大好きでしょう？

KAPLA（カプラ）はペタゴシックトイ（教育教材）としてフランスの文科省にも認められたものです。フランス生まれらしい、おしゃれな雰囲気はプレゼントにもうってつけです。

KAPLA（カプラ）はリビングにそのまま置いておいても素敵です。出しっ放しOKの親にはありがたいオモチャです！

LaQ｜はめこむ楽しさ！パズルブロック

LaQは色とりどりの小さなパーツをぱっちん、ぱっちんと組み立てて平面から球体まで作れるパズルブロックです。

わが家ではレゴの次にハマったのがLaQですね。ホイールやシャフトなどもあり、動くオモチャも作れます。とにかく、パチッとはめる感覚が気持ちいいんですよ。

LaQは日本製で公式はもちろん、さまざまなガイドブックも発売されています。立派なセットもありますが1,000円以内で購入できる小さなセットもたくさんあるので、ちょっとしたお土産に、子どもへのご褒美にもピッタリです。大きな本屋さんでも取り扱っていることが多いです。

頭の体操「パズル」は大人にも人気の遊び

パズルは子どもだけでなく「脳トレ」などと呼ばれ大人や高齢者向けにもいろいろなものが発売されています。室内遊びにはうってつけで、親子で知恵比べは楽しいですね。比較的、お値段も手頃で持ち運びがラクなものも多いので、ひとつあるとお出かけ時の暇つぶしや交通機関で子どもと静かに遊ぶのにも便利ですよ。

LONPSU（ロンポス）｜小学校高学年もハマるパズルゲーム

ロンポスで有名なのがピラミッドシリーズです。幼稚園くらいのお子さんでも遊べますがパーツは小さいので注意が必要です。LONPSU（ロンポス）はカラフルな球体のピースを使います。平面パズルとしても、立体的パズルとしても利用可能。ピタッとはめながらピラミッド型に組み立てることで空間認識能力を育てられるそうですよ！

他のブロックやパズルとの一番の違いはセットの大きさです。ちょうどDSくらいで持ち運びに便利なので、子どものリュックやバッグにも入れておけます。新幹線などで静かに遊びたいときにも助かりますね。

問題集がついているので、ひとりでもゲーム感覚で遊べるのも魅力です。ちなみに親子対決すると頭の柔らかい子どものほうがパッパとクリアしていくので、いつの間にか親のほうが真剣になってます。

「さぁもう1回！」
「あー、まだやるの……」

と子どもに言われた経験あります……。

賢人パズル｜7ピースのパズルで無限大の遊び

たった7つしかないピースを組み合わせて遊ぶパズルです。わかりやすいイラストの問題集がついています。幼稚園くらいのお子さんでも親が「このとおりにできるかな」と声がけすれば、一生懸命ピースをはめこんでいきます。ロンポスよりもパーツが大きく、ごく小さなお子さんから大人まで遊べる点が人気の秘訣かも！

認知症対策にも利用されているパズルですが、大人でもぴたりとはまるとなんとも言えない爽快感があります。カラフルですがシンプルな作りでそのままリビングに飾っておいても違和感ないところもいいですね。

家で遊ぼう！家族で騒ごう！

かつて東北の大震災があったとき、関東圏に住むわたしたち一家も幼稚園児だった次男とともに不安な思いで自宅にいました。幼稚園はずっと休園、家を出ることもままならず、子どもも次第に口数が少なくなりました。

そんなときに親子ふたりでハマったのがブロックでの「街づくり」でした。大量にあったレゴをひろげ、最初にふたりでガソリンスタンドを作りました。子どもが宝物にしていたトミカを並べて、隣には消防署を建てました。

わたしも夢中になりました。大人ですからついつい見た目にこだわりたくなり「ここカフェ作る！　カウンターのところは真っ白にするから、白いタイルはママが使うからね！」おとなげなく宣言する始末。その横で「ママはうまいなぁ」とのんびりつぶやき、次男は次男で公衆トイレ作ってました。

その頃のわたしは仕事に追われていたし、トランプやろうと言われても「夕飯のあとでね」夕飯にビールでも飲んでしまえば「ごめん、明日ね」……できない約束を気軽に口にしていたけど、子どもはどれほど楽しみにしたいのかと今は思います。ねだられ、仕方なく「30分だけよ」と言いながら遊びにつきあうことも多かった。

子どもが一番うれしいのは親も一緒になって夢中で遊んでいるときなのに、少しは遊んでやらないとな、相手をしてあげないとな、と親目線で「おつきあい」では子どもの楽しさも半減だったに違いありません。

親子でぴったり額を寄せ合い、どうしようか、こっちは何にしようかと大騒ぎしながら巨大な街を作ったことは、今になってはわたしにとってもかけがえのない思い出です。

今のわたしたちは身動きが取りづらい生活を強いられてもいるけれど、少しの工夫で親子が互いに本気で楽しいひとときを過ごせたらそれはずっとあたたかい思い出として残ります。あたたかい思い出は子どもの心を支えます。わたしたち親が子どもの反抗期に気持ちが折れそうになったとき、幼かったわが子の写真や思い出に癒やされるように。子どもも胸の奥にしまった親の笑顔や思い出に支えられて、やがてひとりだちしていくのですから。

こんな時だからこそ、家族で賑やかに、大騒ぎして、なかば本気で言い合いになりながらも、みっちり親子の時間を過ごしてみませんか。

＊紹介した玩具の値段は参考価格です。実際の販売価格とは異なる場合があります。