確かに、多くのスクールは授業内容、就職サポート、メンター制などをアピールしているので、スクール発の情報だけでは比較が困難と感じられるかもしれません。
でも、それは新しいキャリアに向けたスタートとして不幸なこと。
コエテコは、こんな時代に迷えるプログラミング志望者の強い味方であると宣言します。
たとえば、スクールの徹底比較によって、また、スクールの運営者や卒業生へのインタビューを通じて「誰のためでもなく、自分のキャリアに役立つ」スクール選びの情報を提供しつづけます。
ここでは、コエテコで卒業生インタビューをした3つのスクールの特徴とメリット、ちょっと気になるポイントまで比較検討していきます。
プログラミングスクールを選ぶ基準には何がある?
初心者がプログラミングを学びはじめる。そのハードルはけっして低くはないでしょう。ネットで検索してみても、専門用語の知識のなさや、業界動向の理解がないとわからないことがよくあります。
ここではまず、プログラミングスクールを選ぶ基準にどんなものがあるかをチェックします。
通学型かオンラインかで選ぶ
数年前までは、プログラミングを学ぶのは独学か通学かしか選択肢はありませんでした。しかし最近、ZoomなどのWeb会議アプリが普及し、さらにコロナ禍のなかで外出がためらわれるなか、オンライン完結、通学+オンラインのスクールも増えてきました。
以前は通学型のスクールだったところが、オンラインに転換している例も少なくないようです。
残念ながら、通学型よりオンライン完結のスクールが劇的に低価格とはいえないのが、英会話などとの違いかもしれません。
Web会議の経験があまりない人はオンライン学習に不安もあるかもしれませんが、多くのスクールが無料体験を行っているので試してみるといいでしょう。
学べるプログラミング言語で選ぶ
現在、プログラミングで学べる言語は数十にのぼります。また、各言語をサポートするものとしてフレームワークやライブラリの知識が要求される場合もあります。
Webサービスの構築、Webアプリケーションの開発、iOSやAndroidなどのスマホアプリの開発など、分野によって必須の言語、使えると有利な言語がきまってきます。
スクールによっては、プログラミング言語ごとのコースになっています。
また、プログラミング言語を特定せずに、個々の目標と適正に合わせてカスタマイジングしてくれるオーダーメイドカリキュラムのスクールもあるようです。
将来、就職先選びを左右するだけに、何を学べるか、どんな分野に就職できるかは入学段階で確認しておきたいところです。
キャリアサポートで選ぶ
転・就職を目的にプログラミングを学びはじめる人も多いでしょう。プログラミングスクールも転・就職を指導するキャリアサポートをセールスポイントにするところが増えているようです。
ただ、情報をよく見ると、キャリアサポートの内容にもニュアンスの違いがあるようです。
- 転・就職に関する情報のみを提供する
- スクールに寄せられた求人のなかから紹介する
- 人材紹介会社を併設し、そのネットワークを介して紹介する
- IT系企業のグループの一員で、その企業に優先的に紹介する
人材紹介会社を介する場合には、それ以外の企業に就職を決めた場合、授業料や割引額が変わってくる場合があるのでご注意ください。
料金で選ぶ
プログラミングスクール選びをするときに多くの人が驚くのが、その料金の幅の大きさです。スクールによっては100万円を超えるケースもあり、一方でまったく無料、地方出身者のために宿泊設備まで無料提供してくれるところもあります。
これらはカリキュラムやサポート内容と転・就職サポートに関する考え方によるもので、一概に「高いから内容がいい」と言えないのがむずかしいところです。
また、経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座に認定され、最大56万円のキャッシュバックを得られるスクールもあります。
特典や優遇制度も生かして、コストパフォーマンスのよい学びを実現していきたいものですね。
プログラミングスクール徹底比較
DMM WEBCAMP|生活スタイルや目標によって選べる3つの学び方

大手スクールの一つに数えられ、キャリアプランに合わせて選べる3つのサービスがあるのが大きな特徴です。
転職やキャリア充実につながる3つのサービス

DMM WEBCAMP COMMIT | フルタイム学習で最短のエンジニア転職実現をめざす
DMM WEBCAMP COMMITは未経験から短期間で転職を実現したい方のためのコースです。週50時間以上のフルタイム学習が求められるので、他の仕事や学業と両立は難しいかもしれません。
ただし、転職成功率98%、離職率1%*という圧倒的な実績があがっています。
*2020年12月時点。
万一転職できない場合には、受講料が全額無料になる全額返金制度*もあります。
*転職サポート適用には規定の条件を満たす必要があります。
DMM WEBCAMP PRO | 仕事や家事をしながら転職をめざす
現在別の仕事があってすぐに辞められない人や育児や介護、家事のためにフルタイム学習が困難な人のためのコースです。オンライン完結で、仕事の合間や土日の時間を有効に活用しながら学習できます。
週20時間〜という比較的余裕がある学習プランでエンジニア転職をめざせます。
DMM WEBCAMP SKILLS | 教養としてのプログラミングを学び副業・兼業に道を開く
DMM WEBCAMP SKILLSでは基礎としてのプログラミングをしっかり学ぶためのコースです。開発業務についていなくても、企業ホームページやEコマースサイトの運用を行う必要のある人。
空いている時間を生かして副業・兼業にチャレンジしたい人におすすめです。
最大56万円のキャッシュバックがあるコースも

DMM WEBCAMP COMMITには3ヶ月/4ヶ月の2コースあり、このうち専門技術コース(4ヶ月)は、経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座および厚生労働省指定の専門実践教育訓練給付金制度の対象講座に認定されています。
条件を満たせば支払った受講料の最大70%(限度額:560,000円)が教育訓練給付金として支給されます。
自分が補助金の対象になるかどうかは、ハローワークで確認できます。
目標に合った転職を徹底的に求めるキャリアサポート

一般的なスクールでは、成績の順に難関企業から当てはめていくというキャリアサポートをしがちですが、DMM WEBCAMP COMMITでは自己分析からはじまる指導を重視しています。
自分は将来どんな立場で働きたいのか、仕事に何を求めているか、どんな分野の開発業務が向いているか。
なりたい姿をイメージして、そのために必要なのは、このスキルであり、このレベルであるとさかのぼって指導します。
離職率1%と不満足に終わった転職結果がきわめて少ないのは、このような徹底的な自己分析からはじまるキャリアサポートに理由があるようです。
卒業生のコミュニティも充実

エンジニアのキャリアは、転・就職では終わりません。
むしろ、キャリアアップと新技術を追究しつづける旅の出発点だといえるでしょう。
DMM WEBCAMPでは、すべての卒業生が無期限・無償で交流できる場としてエンジニアコミュニティを開設しています。
オンライン・オフラインを通じて、情報収集や勉強会・懇親会などを行っていける場のエンジニアコミュニティを通して、たえず最先端の技術と情報をキャッチアップできるエンジニアをめざしていけます。
卒業生インタビューはこちら!
お話をうかがったのは、地方の織物会社を退職してエンジニアをめざした異色の卒業生、貝野(かいの)さん。
気合いをいれるために丸坊主にしてDMM WEBCAMP COMMITで週50時間の授業に挑み、コロナ禍の2020年に見事に転職を実現。
現在は、受託開発の会社でコーポレートサイト・ECサイトのバックエンド構築やサーバ構築に関わっているという貝野さんのライブなトークをお楽しみください。

DMM WEBCAMPをひとことで表すと?
DMM WEBCAMPを端的に表すと「料金は安くないけど、とことん面倒見のいいスクール」でしょうか?キャリアサポートやライフメンターの面談も、口当たりのいい言葉だけでなく「そんな意識じゃ目標の転職を果たせませんよ」ときびしい言葉もどんどん聞ける。
「是が非でも転職を実現したい」という強い意志の持ち主には最適なスクールと言えそうですね。
POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)|少数精鋭の授業でWeb系エンジニアをめざす

POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)はWeb系エンジニア育成という目標にしぼって集中的な学習を行っていけるスクールです。
オンライン完結型のスクールで、ニーズが高く広範な就職先が期待できるWeb系エンジニアに必要とされる技術知識を提供していきます。
少数精鋭のスクールで現在までの受講生は700人と規模は大きくありませんが、卒業生の多くが希望どおりの転職を実現しています。

Webエンジニア育成にフォーカスした2つのコース
POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)には2つのコースがあります。Webアプリケーションコース
初心者からプログラミングを使いこなせるようになるためのスタンダードコース。2ヶ月間でWebアプリケーション開発に必要な技術知識をポイントを抑えて学べます。
受講内容
- HTML/CSSの基礎〜実践&レビュー
- JavaScriptの基礎〜実践&レビュー
- Rubyの基礎〜実践&レビュー
- Ruby on Railsの基礎〜実践&レビュー
- 他 SQL/Git/コマンドライン etc
Railsキャリアコース
エンジニア転職に必要なすべてが詰まったコース。5ヶ月間の実践カリキュラムで技術知識を深めていけます。
受講内容
- HTML/CSSの基礎〜実践&レビュー
- JavaScriptの基礎〜実践&レビュー
- Rubyの基礎〜実践&レビュー
- Ruby on Railsの基礎〜実践&レビュー
- 現場形式のWebアプリ開発と現役エンジニアによる細かいレビュー
- 専任のキャリアカウンセラーによる転職サポート
- 他 RSpec/Docker/CircleCI/SQL/Git/コマンドライン etc
卒業生はすでにWeb系エンジニアとして活躍中
運営会社の株式会社ポテパンには、Web系エンジニア転職に強みを発揮する人材紹介部門もあり、卒業生の転職をサポートします。すでに多くの卒業生が、第一線で活躍しています。

講師は現役エンジニア
POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)では50人以上の現役エンジニアが講師として指導に当たります。最新のWebサービス開発の現場で最新のニーズにふれている講師陣から、いままさに必要とされる知識を吸収していける理想的な環境があります。

卒業生インタビューはこちら
登場するのは、POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)を卒業後、大手電機メーカー、自社開発企業と職場を変え、現在はフリーランスとして活躍しているりょうまさん。
スクール選びのポイントとなったのは、カリキュラムのレベルが高いことと、紹介先が優良企業に限られているという点にひかれてとのこと。
「すでにあるプログラムを読んで改修していく」POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)独自のカリキュラムは大変にレベルが高く苦労もしました。
その甲斐があって、フリーランスとして独立するにあたっても自力で開発を進める対応力がついたという人です。
POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)で役に立ったのは現役エンジニアの方からのコード・レビュー。
これがなかなかきびしくて「この概念の理解が不自由ですね」といった指摘ばかりでなく「インデントがズレていますよ」という細かなスタイルのチェックまでいただけました。

POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)をひとことで表すと?
プログラミングスクールにも百貨店型(フルラインであらゆる技術知識を提供する)と専門店型(いくつかの分野に関して徹底的な強みを持つ)にわけられるかもしれません。POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)は、専門店型スクールの代表格と言えそうです。
Web系エンジニアという目標に必要な知識だけを徹底的に追究していく。
この分野に目標が定まっている人には、有力な選択肢の一つとなるはずです。
RUNTEQ(ランテック)|Ruby on Railsを徹底的に学ぶなら

RUNTEQ(ランテック)は、Ruby on Railsに特化したWebサービス開発経験豊富な企業が戦略的に開設したスクールです。
SNSをはじめ決済機能を備えたショッピングサイトなどで活用されるRuby on Railsに誰よりも精通したエンジニアの知恵に学び、最新の現場で求められる技術知識を網羅することをめざしていきます。
会社に依存しないスキルを得て自由を手にいれるというコンセプトが好評で最近人気が高まっています。
一つのゴールに向かって学べるスタートの異なる3コース(現在はWebマスターコースのみ開講)

RUNTEQ(ランテック)にはWebエンジニアになるための3つのコースが用意されています。
- Webマスターコース
- Railsマスターコース
- Railsエンジニアコース
まったくの初心者でHTML・CSSから学びたい→Webマスターコース
HTML・CSSの基礎的知識のある人→Railsマスターコース
すでにRuby on Railsの基礎を網羅的に理解している人→Railsエンジニアコース
----と、考えたらわかりやすいですね。
いずれも授業は完全オンライン、あえてレッスン数は決めずにマスターできるまで教える姿勢も好評です。
課題解決型のカリキュラム

現場で生きる技術知識を求めるRUNTEQ(ランテック)では業務さながらのカリキュラムを実施して、開発現場で必要なスキルの徹底就職をめざしていきます。
現役エンジニアが初歩的な疑問からカリキュラム外の質問もサポート

RUNTEQ(ランテック)が強力にアピールするのは経験豊富な講師陣です。
運営会社スタートアップテクノロジーの代表取締役兼エンジニアの菊本久寿(きくもと・ひさとし)氏をはじめ、現在進行形でWeb開発にも当たっている現役エンジニアたちが、初歩的な質問からカリキュラム外の質問まで幅広く答えて「穴のない開発力」ある強力なエンジニアを育成していきます。
就職活動に向けてアピール力あるポートフォリオづくりを徹底支援

スキルがエンジニアの生命。そして、何よりも雄弁にスキルを語るのがポートフォリオです。
RUNTEQ(ランテック)では、就職活動を有利に進めるためにポートフォリオ制作には大きな力を注いでいきます。
企画・アイデアから、アーキテクチャー設計、データベース設計までつくり方のコツから、ブラッシュアップの方法まで目の行き届いたポートフォリオが強力な武器となります。
卒業生インタビューはこちら
もともとは岡山で小学校の先生をしていた遠藤さんは、周囲のような情熱を持って働けない自分の姿に疑問をもって、一種の現実逃避としてRUNTEQ(ランテック)に入学します。
求人数の多い東京で、コミュニティのある場所で、スキルを相対化したいという希望から独学ではなくスクールでの学習を選択。
比較的短い期間で、コスト的にも割安感がありしっかりと結果が出せそうな基準で決めたのがRUNTEQ(ランテック)。
リーガルテック系企業(データベースによる知財管理)への転職を見事に成功させたドラマチックなストーリーをごらんください。
「自分の希望やマインドは絶対に曲げないぞ!」と意思を固め、そこからは比較的、自信を持って転職活動に臨むことができました。
そうしているうちに、今の会社(リーガルテック系企業)とご縁を持てたという感じです。
RUNTEQ(ランテック)をひとことで表すと?
実践的なRuby on Railsを学ぶならRUNTEQ(ランテック)という定評のあるスクールです。目標がきちんと見えている人には最適な選択となるかもしれません。
一方で漠然とエンジニアリング転・就職を考えている人にはスタート地点で苦労することもあるかもしれません。
また、卒業生が強調するのはSlackを使用した講師・生徒参加のコミュニティが、モチベーションを高めてくれること。
あえて悪く言えば身内感の強いワイワイ系の雰囲気なので、合わない人もいるかもしれませんね。
まとめ|プログラミングスクールは違いを見つけて自分に合った場所を選ぼう
大人がプログラミングスクールに通うのは、ときとして人生を賭けた勇気ある選択になります。費用もけっして安くなく、転職のためには数ヶ月間全力で取り組まなくては結果が出ないきびしさもあります。
そんな選択を前にして、基本として知っておきたいのは「プログラミングスクールはどこも同じではない」ということ。
調べれば調べるほどに違いが明確になってくるのは、ここで紹介した3つのスクールでも明らかでしょう。
たとえば無料体験の場で「他校と違うポイントはどこにありますか?」と質問してはいかがでしょう。
その回答によって、自分のキャラクターや目標に合ったスクールかどうか判断できる場合もあるでしょう。
もちろんコエテコでも、どんどん賢い選択の材料となる情報を提供していきますので、ご期待くださいね。
できる奴と競い合いやる気を高めたかったので、対面授業スタイルで通えるところを希望しました。
DMM WEBCAMP新宿校はメチャクチャきれいなんですよ(笑)