そこで、この記事では新卒から旅行業界に携わり、自分の好きなWebデザインの知識を身につけるべくデジタルハリウッド STUDIO by LIG「Webデザイナー専攻」を受講された上原さんにインタビュー!
Webクリエイタースクールで、未経験からWebクリエイターになれるのか!?転職サポートは手厚いの?など詳しくお伺いします!
記事のダイジェスト/デジタルハリウッドSTUDIO by LIGの評判とクチコミまとめ
・LIVE授業でWebデザインのトレンドなど実践的な内容を学べる
・行動こそが成功のカギ!
デジタルハリウッドSTUDIO by LIGは、カリスマWeb制作会社「LIG(リグ)」が運営するクリエイタースクールです。受講料は495,000円(税込・一括払い・Webデザイナー専攻の場合)で、映像教材を活用したオンライン授業と個別指導を併用した学習スタイルが特徴のスクールです。
デジタルハリウッドSTUDIO by LIGについて、この記事でインタビューした上原さんの意見をもとにまとめてみました。
デジタルハリウッドSTUDIO by LIGの良いクチコミ
インタビュー内容と、コエテコ上にあるクチコミから抜粋すると、デジタルハリウッドSTUDIO by LIGの良いクチコミは以下のようにまとめられます。Webデザイナー専攻に関しては、Photoshop、IllustratorからHTML、CSSまでを動画教材、各セクションごとの課題があり、初心者にもやさしい内容となっているためAdobe製品の使用方法に初めて触れる人でも慣れることができる内容になっています(男性/20代)
デジタルハリウッドSTUDIO by LIGの悪いクチコミ
同じく、デジタルハリウッドSTUDIO by LIGの悪いクチコミは以下のようにまとめられます。LIVE授業で1つ残念だったのは、録画のように見返すことができなかったことです。自分でメモっていないと忘れちゃうので、アーカイブをとってもらえたらよりよかったなと思います(上原さん)
それではいよいよ、実際に通われていた上原さんにお話を伺ってみましょう!
自分の好きを最大限に活かせるWebデザインの道へ
ー本日はお忙しいところありがとうございます。まずは、上原さんのこれまでのキャリアについて教えてください。専門学校でホテル・観光業について学んだあと、大手旅行会社に就職して、旅行コンシェルジュの業務をしていました。
2年後に宿泊アプリを運営しているベンチャーに転職し、当初は前職とほぼ同じ旅行コンシェルジュとして働き、半年後に人事部に配属され、採用活動や研修企画を担当しています。
ー1回目の転職のきっかけは何だったんですか?
漠然と「できることを増やしたい、もっと成長したい」という意欲があって。ベンチャーで働いている友人の話を聞き、そういう環境に飛び込むのも1つの手だな思いました。
新卒時はこれといって生き方のテーマや「やりたいこと」がなかったので、いざ「やりたいこと」が見つかった時にそれができるよう、20代ではできることを増やし自分の選択肢を広げることを目標にしていました。
大手旅行会社でもたくさんの学びはありましたが、年功序列の文化で挑戦の場が少なかったり、新しい職種にチャレンジする機会も少なく、このままズルズル同じことを繰り返す20代を過ごしていいのかという焦りがありました。異動願いも叶いづらい環境だったため、会社に期待するのではなく、自分で別の選択肢を選ぶのも手だと思い、転職という手段を視野に入れました。
最終的に前職に入社した決め手は、自分が使って「いいな」と思ったアプリを運営している会社だったことと、手を挙げれば打席に立てる成長環境があったからです。
ー旅行業界でお勤めだった上原さんが、なぜWebデザイナーのスクールに通おうと思い立ったんですか?
会社に対しての不満はありませんでした。この会社でなければ得られないスピード感や意思決定、たくさんの経験をさせてもらいました。
ですが、昔から、30歳までには自分の将来に対して道筋を立てたい!と考えていたんです。やりたいことが明確じゃなかった20代がそろそろ終わりを迎える年齢になったので、改めて自分は今後どんな仕事をして、どんな生き方をしていきたいのか考えるようになりました。
そんな中、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でテレワークに。前職は旅行系アプリを運営する会社でしたが、私の勤めていた会社は「おこもりステイ」や「GoToトラベル」の効果で業績も良かったです。
ー外出自粛になって、1人でいろいろ考える時間ができたんですね。
生き方、働き方に関する本、時には診断系などあらゆる物を活用して、自分が大切にしたい価値観について考えました。その結果、「好きなことを仕事にして楽しい時間を増やしながら、社会のつながりを増やす」そんな働き方がしたいと思い、そして、プライベート軸と仕事軸で、楽しい・好きと思えるものを突き詰めていったら、Webデザイナーの道を目指そう!と結論が出たんです。
実は学生の頃に楽器を習っていたのですが、音楽学校への受験に失敗した経験がありました。そこから無意識に「好きなこと、楽しいことを仕事にする」ことを諦めていたんだと思います。
けどせっかく考え抜いて出した「好きなことを仕事にして楽しい時間を増やす」働き方を、今度は諦めたくないと思いました。原点に戻った感じですね。
独学に限界を感じ、体系的に効率よく学べるスクールを選択
ーこれまで、Webデザインに触れる機会はありましたか?前職の人事部では、企業ブログを書いたり、IllustratorやPhotoshopを使って採用活動の画像や資料を作ることがありました。何か抽象的な依頼がきて、自分で考えて伝えることが楽しいんだなと、そこで気付いたんです。
そこで、Webデザインのスキルを身につけようと、まずは書籍を読んだり、Progateをやってみたり、自ら課題設定して制作したりと独学で進めていました。
(体験記事)ProgateでHTML&CSS初級編マスター!率直な感想は?アプリ版、Web版の違いも
「テレワーク」の筆頭といえばIT業界。 「プログラミングさえできれば」と考える方も多いのではないでしょうか? この記事では、プログラミング学習アプリ・Progate(プロゲート)をライターが実際に体験! 率直な感想を交え、メリット・デメリットなどをわかりやすくお伝えします。
この記事をcoeteco.jp で読む >ー独学からスクール入会までにどのような心境の変化があったんですか?
できる人は独学でもスキルを身につけられると思うんですが、私は自分でやっていても「もっと効率よくできる方法があったかもしれない」「変な癖がついちゃっているかも」という不安がありました。
本業をやりながらの勉強だったこともあり、2ヶ月くらい経ったころに「自分で正解を探す時間がもったいない」「体系化して学べば抜け漏れなくスキルが身に着けられるはず」と思い、スクールに入会しました。
卒業生の評判を聞き、カウンセリングを受けて即決
ー入会するにあたり、どうやって情報収集をしましたか?これに関しては、私の話はあまり参考にならないかも……。というのも、デザイナーの知人たちに良いスクールはないかと聞いて回ったら、たまたま全員がLIGさんの卒業生だったんです。評判がよかったので、カウンセリングを受けて他社さんと比較せず決めました。
ーカウンセリングにも満足されたんですね。
そうですね。何かを作ることが好きとは言ったものの、その時点では自分自身でも「Webデザインじゃなきゃいけないのか、他の道もあるのでは?」と悩んでいたんです。
カウンセリングでは、なぜWebデザインなのかを突き詰めてもらって、「こういうスキルを身につけたいなら、こういう学習が必要ですよ」と丁寧に説明してもらいました。
ー卒業後のビジョンも含めて、どんなことを学びたいか相談に乗ってくれるんですね。
はい。押し売りというかそういうのは全然ありませんでした。迷っている人はカウンセリングで気軽に相談してみるのもいいと思います。
カリキュラムを早めに終えて、卒業制作に専念
ーデジタルハリウッドSTUDIO by LIGは、映像教材を使用したオンライン授業と個別指導を併用した学習スタイルが特徴です。上原さんはどのように学習を進めたんでしょうか?
私が入会した時期はちょっと特殊で、2020年5月のちょうど国の緊急事態宣言が解除された後だったんです。それで、感染予防のためにもLIG上野校に登校することなく、オンラインで進めました。
仕事がリモートワークになっていたので、基本的には自宅で仕事を終えてから、夜や土日に学習しました。
5月に入会し、8月には全ての授業をオンラインで終えて、残りの期間は卒業制作に取り組み10月には完成、そこから転職活動という流れです。
卒業制作は自分でテーマを決められるので、私の場合は友人から依頼を受けて、企業のコーポレイトサイトを作りました。卒業制作がWebデザイナーとして初仕事でもあったので、クオリティを高めるためにも余裕を持って作業できるよう、オンラインで基礎学習を計画的に進めていましたよ。
ーオンラインでの授業スタイルは、録画された映像教材とLIVE授業のどちらを利用されていましたか?
どちらも、用途に合わせて使い分けていました。PhotoshopやIllustratorなどの基本的なスキルは自分のスケジュールや理解度に合わせて録画で、倍速の設定があったので私は倍速で見ていました。
LIVE授業では、フリーランスとして活躍されているトレーナーさんや、LIGの方から今後に役立つWebデザインのトレンドなど実践的な内容を学ぶことができました。
LIVE授業で1つ残念だったのは、録画のように見返すことができなかったことです。自分でメモっていないと忘れちゃうので、アーカイブをとってもらえたらよりよかったなと思います。
ー課題を進める上でのやりとりは、どのようにされたのでしょうか?
はい。課題添削はトレーナーさんに依頼をして、まずはSlackでテキストのフィードバックがあり、補足があればGoogleMeetでお話してもらいました。
最寄りの校舎に赴いてトレーナーさんに直接聞く人が多いと思いますが、私の場合はコロナの影響もあり、全てオンラインでのやりとりです。
スクールのメリットとデメリット
ー実際に体験してみて、どんなところに魅力を感じましたか?良かったポイントは、LIGのデザイナーさんたちと知り合えることですね。
社内制作課題コンペといって、LIGのデザイナーさんが実際におこなっている仕事に挑戦して、添削してもらえる企画もありました。
私のときはバナーを製作するコンペに参加して、自分が作ったものに1つずつフィードバックが得られるのは本当に良かったです。
ライブ授業や企画にはLIGのデザイナーさんも来ていましたし、運営側が開催している相談会では、他の人がどういうふうに学習しているのか話せたのもよかったです。
ーぶっちゃけて聞きますが、「学費のもとは取れた」と感じますか?
デジハリのカリキュラムでは、過不足なくしっかり学べたと思います。
ただ、これは完全に私のミスなんですが、LIGの上野校から少し離れた場所に住んでいるので、コロナがなければ通うのが大変だったろうなと。
やっぱり、トレーナーさんと直接会って話して学べることや雑談から生まれる交流もあるじゃないですか。今は教室が増えてきているので、できたら家から近い場所を選ぶのをおすすめします。
未経験からの転職活動で心が折れそうになることも
ー転職活動についてお伺いしたいと思います。どんな転職サポートがありましたか?運営側から求人が送られてきたり、転職相談会の配信授業を受けたりしました。
Webデザイナーには、どういう業界があるのかという基礎から、そもそも転職先は受託なのか事業会社なのか、制作会社ならこういう良い面や大変なことがあるなど、通過率や相性の良い求人媒体、面接のことを教えていただきました。
ー転職活動で落ち込むことはありましたか?
転職経験はありますが、未経験での転職が初めてだったので、通過率がどうしても悪かったんです。選考に落ちてしまうのが単純に辛かったですね。とはいえ、落ち込んだときは自分が採用担当だった時を思い出して、単純に縁がなかったと思うように切り替えました。
ーちなみに、合計何社くらい受けられましたか?
20社くらい受けて、内定は2社いただきました。
内定をいただいた1社、はデジハリが運営しているクリエーターズオーディションの動画を見てスカウトしてくれた企業です。クリエーターズオーディションは全員が参加できるわけではなく、卒業制作を見ていただいた担当のトレーナーさんから推薦していただき、「自分はこんな作品を作りました。こんなことができます」と動画を作成し、それを見た企業からのコンタクトを受けて面接に進んでいきました。
ー現在の仕事内容について教えてください。
制作会社のWebディレクターという肩書きで働いています。
デザイナーとして転職活動をしていたのですが、「未経験でのデザイナーは採用できないから、ディレクションからのスタートでやってみない?」と言われて入社しました。
とはいえ、実務的にはディレクションとデザイナー半々でやっているので、いずれは100%デザイナーにしたいですね。
ー「未経験者が事業会社に転職するのは厳しい」と言われていますが、このスクールから事業会社を目指せる可能性をどう感じますか?
そもそも事業会社はデザイナーの人数が少ないものです。
そこに本当の未経験から採用されるのは難しいと思いますが、例えば企業側の採用要件が「育成する前提」であったり、第二新卒で年齢的ポテンシャルがあったりと、需要と供給があっていれば可能性はあると思います。
この辺りは企業が出している最新の応募要件を確認するといいと思います。
ーずばり、転職して良かったですか?
はい、心から良かったと思います。
もちろん、大変ではあるんですが、好きなこと楽しいことを仕事にしているので、どんなにつらいことも乗り越えられますよ。単純に忙しくて大変な時期もありますが、やりたいことを尊重して本当に良かったと思います。
行動こそが成功のカギ
ー最後に、未経験からWebデザイナーを目指す人にアドバイスをお願いします。行動こそが成功のカギだと思うので、まずはやりたいことをやってみるのがいいと思います。
私は前職で人事部にいたとき、「この人、もうちょっとあとだったら採用できたのに!」という採用側のタイミングがあることを知っていました。採用は縁でしかないので、落ちても切り替えて頑張ってください。
とはいえ、通過率が悪いとどうしても落ち込んでしまうものですよね。
私の場合は、落ちた理由を考えてポートフォリオを大幅にブラッシュアップして、知人のデザイナーにフィードバックをもらっていました。スクールさんによっては転職サポートでいろいろ相談できると思うので、最大限に活用してみてください。
ーありがとうございました!