「英会話教育」業界と「プログラミング教育」業界の比較

「英会話教育」業界と「プログラミング教育」業界の比較

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「英会話」関連キーワードとの比較

前回までのコラムにおいて「プログラミング教育」関連のGoogleのキーワード検索数が急増していることをお伝えしました。
 
前回は「プログラミング教育」のキーワード単体での推移についてのデータでしたので、今回、教育業界において市場規模が大きい「英会話教育」関連のキーワードと「プログラミング教育」関連キーワードとを比較してみました。
 
対象となるキーワードは、
「英会話教室」
「英会話スクール」
「プログラミング教室」
「プログラミングスクール」
の4つを比較しています。
つまり「ジャンル名」+「教室」OR「スクール」です。
 
「教室」と「スクール」が教育業界における民間系教育へのニーズを意味する2大キーワードになります。

基本的に、この2つのキーワードで「学びたい」層の増減を把握することが可能です。

(英会話とプログラミングのどちらにも共通することですが、「社会人向け」の市場と、「子ども向け」の市場を区別することができませんので、「教室・スクール」2つのワードのどちらの動向も調べています。)
 
2021年6月現在の検索キーワード数の比較を「3ヶ月間」の平均値で調べてみると、以下のような結果でした。(最高値を100として数値化)

英会話教室:35
英会話スクール:14
プログラミング教室:18
プログラミングスクール:27
 
各ジャンル合計:
英会話:49 プログラミング:45
 
この数値を見て驚かれる方も多いかと思います。

Googleトレンドの検索キーワードにおいては、2021年現在、英会話とプログラミングの両分野はほぼ横並びになっているのです。

これは近年、急速に「プログラミング」への興味が高まっているのに加え、社会人向けのプログラミングスクールが大々的に広告を打ち出していることなども大きな要因かと思います。
 
なお、約5年前の2016年時点での結果は、
 
英会話教室:43
英会話スクール:18
プログラミング教室:5
プログラミングスクール:2
 
各ジャンル合計:
英会話:61  プログラミング:7
 
となっており、プログラミング関連キーワードは、英会話関連キーワードと比較して、10分の1程度の検索ボリュームでした。
 
わずか5年でプログラミング関連キーワードが急成長し、英会話関連キーワードに並んでいることから、この分野の成長率の凄さがわかります。
 
余談ですが、スクール業界においてさらに市場規模が大きい「スイミングスクール」と比較すると、2021年時点で

スイミングスクール:42
英会話(教室+スクール):22
プログラミング(教室+スクール):20


となっていますので、まだまだ習い事業界のガリバーであるスイミング業界には及ばないのが実情です。
 
もちろん、Googleにおけるキーワードの検索数がそのまま市場に直結するわけではありません。

しかし、「英会話業界とプログラミング業界の教育関連キーワードの検索数が、ほぼ同等に並んでいる」という事実は、業界にとって大きなニュースと言えるかもしれません。
 

「英会話」業界と「プログラミング」業界の類似点

今回はキーワード検索数の視点から、「英会話教育」と「プログラミング教育」を比較しました。

実はプログラミング教育業界と英会話教育業界は類似点が非常に多く、プログラミング教育市場の動向を予測する上で、「英会話教育」業界は先行している業界として重要な存在だといえます。
 
<英会話教育業界とプログラミング教育業界の類似点>

①未来志向で教育市場が成長している
 (英会話はグローバル社会、プログラミングはIT・デジタル化社会)
 
②「社会人向け」と「子ども向け」のそれぞれの教育市場が存在

 (社会人向けの方が資格やスキルに直結し、市場規模は大きい)
 
③「教室」「教材」「周辺の関連ビジネス(人材紹介・代行など)」のそれぞれの市場が存在
 (習いたいという市場が存在するだけでなく、自学自習も可能)
 
④一部「受験」に組み込まれている
 (英会話は4技能評価で本格的に受験導入。プログラミングも「情報」として受験導入)
 
⑤専門的に学ぶ「大学・専門学校」が存在
(プログラミングを専門にする大学はまだ少ないが、既に専門学校や一部の大学が存在)
 
⑥技術を活かした「専門職」が存在しており、就職にも直結するケースがある
 (社会人向けの教育市場が成長しやすい)
 
このように両業界には多くの類似点が存在するため、英会話教育業界において過去起きた変化に近しいことが、今後はプログラミング教育業界においても起こる可能性が高いのです。
 
もちろん類似点が多い一方で、大きく異なる点も多々存在します。
 
・(時代背景として)オンライン、リモート、デジタル教材など環境が大きく変化
・プログラミングの方が影響を及ぼす範囲が大きい
・英会話教育業界は「外国人講師」という存在が必須であり、人件費が問題になりやすかった
・プログラミング・情報は目に見えるサービス&商品などが存在
・プログラミング領域は高収入につながる道が見えやすい

 
これらの「類似点」「相違点」を加味しながら、プログラミング教育市場の変化を予測していくことが重要です。 皆さまの今後のビジネスチャンスにつながる変化を見つけることも可能かもしれません。
 
次回以降の本コラムにおいても、「英会話教育市場」を先行例としながら、「プログラミング教育市場」の具体的な未来予測をしていきたいと思います。
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