なりたいエンジニアの種類を明確にすることで、身に付けるべきスキルや方向性も変わってきます。この記事では、フロントエンジニアの業務内容や必要なスキルについて、わかりやすく解説します。ユーザー目線に立つことが重要となるフロントエンジニアについて、理解しましょう!
フロントエンジニアとは?
フロントエンドエンジニアとは、名前の通りユーザーが触れるWebアプリやWebサービス(フロントエンド)を開発するエンジニアを指します。WebアプリやWebサービスの設計から構築、カスタマイズまでを担い、「ユーザーの使いやすさ」を常に探求します。フロントエンジニアの平均年収は500万円といわれており、企業によっては年収が1,000万円を超える場合も。また、フロントエンジニアがWebサイトのデザインを制作したり、マーケティングの業務を担ったりするケースもあります。フロントエンジニアのキャリアアップする道には、WebデザイナーやUI・UXエンジニアなどがあります。
フロントエンジニアの業務内容
フロントエンドエンジニアは、主にHTMLやCSS、PHPなどを用いたコーディングを行います。リピーターを獲得するために、スマートフォンやタブレットからも閲覧しやすいモバイル対応のWebサイトを制作することも重要です。デザインしたものが正しくWeb上に表示されているかを確認し、トライ&エラーを繰り返すことも業務内容の1つ。ユーザーの反応を得やすい業務であるため、大きな達成感を得られる仕事でもあるでしょう。
フロントエンジニアに関する資格とは?
フロントエンジニアに関する資格には、以下の2つの資格があります。HTML5プロフェッショナル認定資格
HTML5プロフェッショナル認定資格には、Level.1・Level.2の2種類の試験が設けられています。受験料はどちらの試験も、16,500円(税込)で、試験時間は90分です。全国各地の試験センターか自宅や職場でのオンライン受験を選ぶこともでき、全国どこからでも受験できることが魅力です。HTML5プロフェッショナル認定とは引用:EDUCO
特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が、HTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を、公平かつ厳正に、中立的な立場で認定する認定制度です。
マルチデバイスに対応したWebコンテンツ制作の基礎の実力を測るLevel.1と、システム間連携や最新のマルチメディア技術に対応したWebアプリケーションや動的Webコンテンツの開発・設計の能力を認定するLevel.2で構成されています。
Webクリエイター能力認定試験
累計16万人以上の受験者数を誇るのは、Webクリエイター能力認定試験です。試験のなかではHTML・CSSに関する基礎知識やWebページ作成能力、フォーム・オブジェクトの配置などの応用力も含まれています。Webクリエイター能力認定試験とは引用:Webクリエイター能力認定試験
WWWで利用される技術の世界的な標準化を図るW3Cに完全準拠した、セマンテックなマークアップスキルを測定する認定試験です。
受験料金は、エキスパートが7,500円(税込)、スタンダードが5,900円(税込)です。学歴や年齢に制限は設けられていないため、学生も受験しやすい資格だといえるでしょう。
フロントエンジニアに必要なスキル
フロントエンジニアには、基礎的な業務となるコーディングスキルのほか、ユーザー視点になってサービスを開発できるUI・UXの知識も必要不可欠です。業務を効率的に進められるよう、BulmaやBootstrapなどのフレームワークも触れておきたいですね。Webデザインをフロントエンジニアが担当する企業の場合は、IllustratorやPhotoshopなどの画像編集ソフトのスキルが求められるケースもあります。デザインに興味があるなら、プログラミングと画像編集ソフトのスキルを磨いて就職時に備えておきましょう。
さらに、Webサイトを構築するうえでは、SEOに関する知識も重要です。多くのユーザーを獲得するためには「ユーザーにとって居心地が良いWebサイト」を構築する必要があります。そのためにも、Google Analyticsを利用したアクセス解析は欠かせません。
やりがいのあるフロントエンジニアを目指してみよう!
ユーザーと近い距離でWebサイト・Webアプリ制作が行えるフロントエンジニアは、やりがいを感じやすい業種です。フロントエンジニアとして学習を継続していくことで、多様なプログラミング言語に強いエンジニアとして企業で重宝されるでしょう。独学が不安な場合は、プログラミングスクールへの入会を検討してみても良いですね。フロントエンジニアになるために必要な学習を、手厚くサポートしてもらえることがメリットです。