「インフラエンジニアとして経験を積んできたけれど、次は大手企業へ転職できるだろうか?」
「大手に行けば年収はどれくらい上がるの?」
このように悩んでいませんか?
結論からお伝えすると、実務経験があればインフラエンジニアが大手へ転職することは十分に可能です。
ただし年収を左右するのは企業規模よりも事業の収益性で、大手に移れば必ず年収が上がるわけではありません。
本記事では、大手企業の4つの分類と年収相場、転職の難易度や求められるスキルを解説します。
あわせて、上場企業へ転職して年収が2倍以上になった現役インフラエンジニア・Fさんへの独自取材から、待遇や働き方の実情も紹介します。
Fさんは「重要なのは、その会社のビジネスがヒットしているかどうか」と語ります。
大手を目指すべきか、どの分類が自分に合うのかを見極める材料として、ぜひ参考にしてください。
インフラエンジニアの大手企業一覧と分類・年収相場

インフラエンジニアが目指せる大手企業は大きく4つのカテゴリに分けられます。
どの分類を選ぶかによって扱う環境や求められるスキルが異なるため、まずはそれぞれの特徴を把握しておきましょう。
インフラエンジニア全体の平均年収は、doda「平均年収ランキング(技術系の平均年収)」によるとサーバーエンジニアが464万円、ネットワークエンジニアが447万円です。
また、求人ボックス給料ナビではインフラエンジニア全体の平均を約497万円としています。
年収相場の詳細はITエンジニア年収相場ガイド【2026年版】職種・年齢・言語別でも解説しています。
しかし、これらはあくまで職種全体の平均にすぎません。
インフラエンジニアの年収は大手企業かどうかにかかわらず、所属する会社の収益性によって大きく変動します。
| 分類 | 企業の例 | 扱う環境・仕事の特徴 | 評価されやすい経験 |
|---|---|---|---|
| 総合SIer | 株式会社NTTデータ、SCSK株式会社 | 官公庁や金融機関などの大規模インフラ構築。堅牢で安定したシステム運用が中心。 | オンプレミス環境の設計構築、大規模プロジェクトのマネジメント経験 |
| 通信キャリア | KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社 | 自社の巨大な通信ネットワーク網の維持・管理。止まらないインフラを支える。 | 大規模ネットワークの運用経験、トラフィックの負荷分散に関する知識 |
| Web事業会社・メガベンチャー | LINEヤフー株式会社、楽天グループ株式会社 | 自社Webサービスの基盤構築。トラフィック急増に耐えるスケーラビリティが重視される。 | クラウドを活用したインフラ構築、インフラのコード化(IaC)による自動化の経験 |
| 外資系クラウドベンダー | アマゾンウェブサービスジャパン合同会社、日本マイクロソフト株式会社 | 自社クラウドサービスの導入支援やアーキテクチャ設計提案。最先端の技術を扱う。 | クラウドサービスの深い専門知識、顧客の課題解決力、ビジネスレベルの英語力 |
総合SIer・通信キャリアの大手企業と特徴
総合SIerと通信キャリアは、社会基盤に近いシステムを長期にわたって支える分類です。要件を固めたうえで大規模に構築するため、手順とドキュメントを重視する進め方が合う人に向いています。
一方で担当範囲は工程単位で区切られることが多く、上流に近づくほど技術より調整業務の比重が増します。
現在の業務が運用保守中心なら、まず設計や構築の実績を作ってから応募するほうが選考は通りやすくなります。
Web事業会社・メガベンチャーの大手企業と特徴
自社サービスの基盤を、自分たちで継続的に作り替えていくのがこの分類です。開発チームとの距離が近く、クラウドやIaC(インフラをコードで管理・自動化する技術)を活用して構成を改善し続ける動き方が中心となります。
選考では「どんな環境を、どんな理由で、どう変えたか」を具体的に語れるかが問われます。
構成を維持した実績だけでなく、改善を提案して実行した経験があると評価につながります。
事業の成長がそのまま待遇に反映されやすい反面、伸び悩めば待遇も連動する点は押さえておきましょう。
インフラの経験を土台に、Web事業会社の開発側へ移る道もあります。
ネットワーク構築から自社開発企業のバックエンドへ転じた実例は「SIerからWeb系に転職するには?違いも徹底解説【体験談あり】」をチェックしてみてください。
外資系クラウドベンダーの特徴と求められる英語力
クラウドを「使う側」ではなく「提供する側」に回るポジションです。顧客の課題を聞き取り、自社サービスでどう解決するかを設計・提案するため、技術力と提案力の両方が求められます。
注意点として、この領域では英語力が避けて通れません。
Fさんも「情報の流れがとにかく速くて、1年前、2年前の知識がすぐに役に立たなくなるケースもあります。
しかも、流れてくる情報は、日本語ではないケースがほとんどなんですね」と語っています。
クラウドを提供する側に回るキャリアは待遇が高い一方で、追いかけ続ける情報量も大きくなります。
この領域に踏み込む前に適性を確かめたい方は、「クラウドエンジニアやめとけは本当?転職やキャリアアップを成功させよう!」でキャリアパスと必要スキルを整理しています。
【Fさん取材】1社目は年収300万円未満。上場企業への転職で年収が4桁になった
同じインフラエンジニアでも、転職によって年収が大きく変わるケースは珍しくありません。都内の上場企業で働くFさんは、1社目のゲーム制作・広告企画の会社では年収300万円に届かない程度でした。
2社目のインターネット関連の事業会社でインフラエンジニアにキャリアチェンジして月5万円アップ。
さらに3社目の急成長している上場企業へ転職したことで、年収が2倍以上3倍未満に跳ね上がり、4桁(1,000万円以上)に到達しました。
Fさんは「民間企業には、ぼくの1社目のように年収300万円以下というところもざらですし、反対に、同じ業務内容で1,000万円のところもあります」と語り、「重要なのは、その会社のビジネスがヒットしているかどうか。
そこで年収が決まります」と指摘しています。
Fさんのもとには、転職エージェントから年収2,000万円までの提示を含むスカウトメールが届くこともあるそうです。
事業の収益性が年収に直結する点は、転職先を選ぶ際の判断材料になります。
インフラエンジニアの大手転職難易度と求められるスキル

大手への転職難易度は高い?
実務経験者であれば、大手への転職難易度は決して高くありません。IT業界全体で人材不足が続いており、インフラを支える技術者の需要が高まっているためです。
経済産業省の試算では、2030年に最大約79万人のIT人材が不足すると推計されています。
さらに独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「DX動向2024」によると、従業員101人以上の企業では、DXを推進する人材の量が「大幅に不足している」と答えた割合が6割を超えています。
こうした背景から、即戦力となるインフラエンジニアを求める大手企業は多く、経験者にとって有利な売り手市場が続いています。
個人的な考えにはなりますが、いろいろと調べていく中で、「30代で業界に飛び込むとなると、フロントエンドは難しいのではないか」と感じたためです。業界に詳しい方にも意見を聞き、「インフラなら、30代でも見込みはある」と言っていただけたので、インフラエンジニアを目指すことに決めました。
出典:UZUZ COLLEGE卒業生にインタビュー|30代・職歴なし未経験からCCNAを取得!インフラエンジニアに就職成功した研修型就業サポートとは
一方で、実務経験がまだない状態から大手を目指す場合は、踏むべきステップが変わってきます。
未経験スタートの現実的な進め方は「未経験でインフラエンジニアになれる?きついのか解説」にまとめています。
【Fさん取材】新人からインフラエンジニアになる人は稀。別職種からのキャリアチェンジが主流
インフラエンジニアは絶対数が少なく、他のエンジニア職からステップアップして就くケースが一般的です。Fさんによると、現場のエンジニア30人のうちインフラエンジニアは1〜2人程度という体感だそうです。
この希少性が、転職市場での需要の高さにつながっています。
またFさんは、新人からインフラエンジニアになる人は稀で、別のエンジニア職を経験してワンステップ踏んでからキャリアチェンジする人が多いと語ります。
Fさん自身もプログラマーとして経験を積んだ後にインフラエンジニアへ転向しました。
未経験から大手を目指すなら、まず別職種で開発の基礎を身につけるのも有効な手段です。
必須となる技術スキル(クラウド、IaC、セキュリティ等)
クラウド活用の広がりは、企業側の利用状況にも表れています。
総務省の調査によると、全社または一部の事業所・部門でクラウドサービスを利用する企業は8割を超えており、利用は年々拡大しています(下図)。

出典:総務省『令和7年版 情報通信白書』(図表Ⅰ-1-1-12 クラウドサービスの利用状況の推移)
大手企業への転職を成功させるには、従来のオンプレミス環境(自社運用型のシステム)だけでなく、モダンな技術スキルが欠かせません。
企業のDX推進に伴い、柔軟で迅速なインフラ構築が求められているからです。
具体的には、次の3つのスキルが強く求められます。
- AWSやAzureといったクラウド環境の構築経験
- 手作業による設定ミスを防ぎ、構築を自動化するIaC(Infrastructure as Code)のスキル
- サイバー攻撃の高度化に対応するため、設計段階から堅牢なシステムを構築するセキュリティの知見
Fさんが「使用するプログラミング言語も限定されておらず、多岐にわたります。
担当する案件によって、必要な道具を使い分ける必要があるんです」と指摘するように、特定の技術に固執せず、目的に応じて最適な技術を選択できる柔軟性が高く評価されます。
とくに記憶に残っているのはCloudFormation(サーバーの構築を自動化するサービス)ですね。私がこれまで行ってきた手法(オンプレ)では、ハードウェア機器を購入して、実際にがちゃがちゃ構築して……という作業だったのが、クラウドならコードを書くだけで、それも一瞬で構築できる!
出典:RaiseTech(レイズテック)卒業生インタビュー|オンプレからクラウドへスキルをアップデート!
クラウドやIaCの経験が手薄で、独学では体系的に学びにくいと感じる場合は、スクールで補う選択肢もあります。
AWSやCCNAを学べる講座は「インフラエンジニアスクールのおすすめ10選」で比較しているので、あわせて参考にしてください。
技術以外の評価ポイント(マネジメント経験・折衝力)
大手企業のインフラエンジニアには、技術力だけでなくプロジェクトリーダー経験や顧客折衝力といったビジネススキルも強く求められます。大規模なプロジェクトでは、社内外の多様な関係者と連携し、チームを牽引する役割を担うためです。
大手企業では要件定義などの上流工程を担当する機会が多く、関係者の要望を引き出してシステム要件に落とし込むコミュニケーション能力が選考でもチェックされます。
障害が起きたときに誰へ何をどの順で伝えるかという判断も、組織が大きいほど重要度を増します。
Fさんも「チームで動く以上、結局、コミュニケーション能力は必要になると気付きました」と振り返っています。
「白黒はっきりしていて楽だな」という理由でコンピュータの世界に入った本人がそう語るほど、対人の調整はこの職種から切り離せない要素です。
エンジニアの採用は難しく、「高学歴=優秀」と判断できるわけでもなければ、「スクールで真面目に学んだ=優秀」なわけでもない。そうなると、もっとも重要になるのが人柄の部分なんです。人柄というのは、たとえば社会人としてのマナーが身についているか、とか、お客様が言葉にしていない部分のご要望も適切に汲み取れるか、といったこと。
出典:プログラミングスクール卒業生×転職先企業CTOに聞く|キャリアチェンジに必要な準備と採用時のポイントは?
要件定義などの上流工程をどこまで任されるかで、評価のされ方も変わってきます。
上流と下流の役割の違いは「エンジニアの上流工程とは?初心者は下流工程からキャリアアップを目指そう」で解説しているので、キャリアの方向性を考える材料にしてみてください。
経験者が語る!インフラエンジニアが大手企業へ転職するメリット・デメリット

インフラエンジニアが大手企業へ転職すると、待遇の劇的な向上や大規模システムに携わる魅力がある一方で、業務の細分化や昼夜を問わない対応といった厳しい側面も存在します。
それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 項目 | 大手企業の特徴 | 中小・ベンチャー企業の特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 担当業務の範囲 | 分業制が進んでおり、特定の領域を深く掘り下げる | 企画から運用まで幅広い業務を一人または少人数で担当する | 大手は専門性を高めたい人、中小は幅広いスキルを身につけたい人 |
| 扱うシステム規模 | 数千万ユーザーを抱える大規模トラフィックのインフラ | 自社サービスや特定顧客向けの比較的小〜中規模のインフラ | 大手は社会的影響力の大きさを求める人、中小は手触り感を重視する人 |
| 働き方の柔軟性 | フルリモートやフルフレックスなど制度が整っていることが多い | 企業によってばらつきがあり、出社を基本とするケースもある | 大手は場所や時間にとらわれず働きたい人、中小は対面での連携を好む人 |
| 意思決定のスピード | 関係部署が多く、社内調整やドキュメント作成に時間がかかる | 経営陣との距離が近く、アイデアが即座に採用されやすい | 大手は確実なプロセスを重んじる人、中小はスピード感を楽しめる人 |
| 待遇・福利厚生 | 収益基盤が安定しており、手当や有給取得率が高い傾向にある | 業績連動の要素が強く、ストックオプションなどの還元がある | 大手は安定した環境を求める人、中小は会社の成長と共にリターンを狙う人 |
待遇面・福利厚生・ワークライフバランスの圧倒的な違い
年収アップや福利厚生の充実は、インフラエンジニアが大手企業へ転職する大きな魅力です。大手企業は収益基盤が安定しているため、リモートワークの環境整備や有給取得の推進に手をかける余裕があります。
深夜のアラート対応に手当や振替休日、当番制といった仕組みが用意されているのも、しっかりとした体制を組める規模の企業ならではでしょう。
事業がヒットしている企業であれば、職種全体の年収相場を大きく上回る待遇を用意しているケースも珍しくありません。
エンジニアとしては、資格取得や学習への支援が充実しており、自身のキャリアアップに繋げられるところが大きな魅力です。クラウドを扱っていることもあって、AWSやGoogle Cloudといったクラウド関連の資格取得など手厚い支援を受けられます。教材手当も出ますし、学びやすい環境が整っていると思いますよ。
出典:(取材)RaiseTech生×転職先企業「アイレット」|未経験・スクール卒業生採用の理由とは?キャリアチェンジ成功後の「いま」を深堀り
リモート前提の働き方が整っていれば、住む場所を変えて生活コストを抑える選択もしやすくなります。
地方で働くエンジニアの求人事情は「エンジニアって地方には仕事がある?都心部と地方の求人を徹底比較!」でチェックしてみてください。
大規模トラフィック・最新技術に触れられるやりがい
数千万ユーザーを抱えるような大規模インフラを支える経験は、大手企業ならではのやりがいです。膨大なアクセスを滞りなく処理するためには、高度な設計と最新技術の導入が不可欠になります。
社会インフラとして機能するサービスを裏から支え、「いないと仕事自体が始められない」という黒子としての誇りを持てる環境は、技術者にとって大きなモチベーションにつながるはずです。
インフラエンジニアって、どちらかというと裏方としてみんなが最大限力を出せるようにサポートする仕事ですよね。
出典:GEEK JOB(ギークジョブ)在校生インタビュー|文系の未経験からインフラエンジニアの内定をゲット! 早期就業を目指せるスピード転職コースのカリキュラムとは
業務の細分化や調整業務の多さなど注意すべき点
一方で、大手企業特有のデメリットとして、業務の細分化や社内調整の多さが挙げられます。大規模な組織では分業制が進んでいるため、ネットワークやサーバー、データベースなど、担当する業務範囲が狭くなりがちです。
さらに、システムに変更を加える際は他部署への影響が大きいため、緻密なドキュメント作成や関係各所との調整業務に多くの時間を割く必要があります。
そのため、純粋に技術にだけ触れていたい方には、少し窮屈に感じる場面があるかもしれません。
こうした進め方が「思っていた仕事と違う」と感じる原因になることもあります。
インフラエンジニアという職種そのものの向き不向きは「インフラエンジニアはやめとけ?楽すぎなのか仕事内容も解説」で詳しく解説しています。
【Fさん取材】フルリモート・フルフレックスの一方、深夜のアラート対応もある
実際に上場企業で働くFさんの場合、コロナ以降はずっとフルリモートワークとなり、沖縄や北海道へ移住した同僚もいるそうです。フルフレックス制のため始業は10〜11時と遅めですが、システム監視のアラートが鳴れば深夜でも起きて対応しなければなりません。
Fさんはスマホのアラームをわざと耳ざわりな音に設定しているといいます。
深夜対応には手当や振替休日が出て、当番制を採用する企業も多いですが、Fさんは「この業界は、好きじゃないと厳しいと思います」と指摘します。
転職によって年収が4桁に達しても生活の質は大きく変わらず、「技術書を躊躇なく買えるようになった程度」と語るように、高い待遇の裏には強い責任感と技術への探求心が求められます。
インフラエンジニアが大手への転職を成功させるための具体的なステップ

ここからは、実際に大手企業への転職を成功させるための具体的な行動について解説します。
これまでの経験を客観的に棚卸しし、的確にアピールすることが重要です。
オンプレ/クラウド・設計構築/運用保守で自分の経験を棚卸しする
転職活動の第一歩は、ご自身の経験を細分化し、大手のどのポジションに当てはまるかを見極めることです。大手企業は業務範囲が明確に分かれていることが多く、自社の求める要件に合致する人材をピンポイントで探している傾向があります。
具体的には、次の軸で経験を整理してみてください。
| 環境の軸 | オンプレミス環境か、クラウド環境か |
| 工程の軸 | 設計構築か、運用保守か |
| 技術スタック | 扱ってきたミドルウェアや監視基盤の種類 |
これらを詳細に洗い出しておくことで、自身の強みと企業側のニーズを正確にすり合わせられます。
スキルシートにサーバー台数・扱った技術・障害対応の実績を数値で書く
職務経歴書などのスキルシートには、担当工程やチーム規模とともに、実績を具体的な数値で記載しましょう。数値を用いることで、採用担当者が応募者のスキルレベルや対応できるシステム規模を客観的にイメージしやすくなります。
たとえば、次のように記載します。
- サーバー100台規模の運用
- インフラ構成の見直しによるコスト20%削減
- 障害対応の一次切り分けを月50件実施
インフラエンジニアの転職難易度はポジションによって異なりますが、こうした具体的な実績の提示が選考通過の鍵となります。
書類が通れば、次は面接で同じ実績を自分の言葉で説明することになります。
採用面接官が語る質問の実例は「エンジニア転職の質問例!事業会社の採用面接官が徹底解説」が参考になります。
大手求人の探し方(非公開求人に強いエージェントの活用)
インフラエンジニアが大手企業の求人を探す際は、IT・インフラ領域に精通した転職エージェントの活用が有効です。大手の好条件な求人や新規事業に関わるポジションは、競合他社に動向を知られないよう非公開求人として扱われることが多いためです。
代表的なエージェントの特徴を以下の表にまとめました。
| エージェント名 | 特徴 |
|---|---|
| Geekly(ギークリー) | IT・Web業界への専門性が高く、最新の技術スタックを重視する求人が豊富に揃っている。 |
| マイナビ転職 IT AGENT | 求人企業について、社風や労働環境などの詳細な情報提供を受けられる特徴がある。 |
各エージェントの詳細な比較については、インフラエンジニアに強い転職エージェント11選をご覧ください。
ご自身の希望に合ったパートナーを見つけて、効率的に転職活動を進めてみてください。
インフラエンジニアの大手転職に関するよくある質問

Q. インフラエンジニアの大手企業はどこですか?
インフラエンジニアが転職で目指せる大手企業は、大きく4つに分類できます。総合SIer、通信キャリア、Web事業会社・メガベンチャー、外資系クラウドベンダーです。
それぞれ扱う技術や働き方が異なるため、単なる知名度で選ぶのではなく「自分がどの領域の経験を積みたいか」で選ぶのが現実的です。
Q. インフラエンジニアは転職しやすいですか?
2026年現在もクラウド移行やセキュリティ強化の需要が高く、実務経験のあるインフラエンジニアは転職しやすい傾向にあります。特にAWSやAzureなどのクラウド環境の構築経験や、インフラ自動化(IaC)のスキルがあると、大手企業への転職難易度は下がり、採用される可能性が高まるでしょう。
Q. 大手企業に転職すればインフラエンジニアは「勝ち組」になれますか?
待遇が向上し、大規模案件に携われる点から「勝ち組」と言われることもあります。ただし、業務が細分化されていたり社内調整が多かったりする側面もあります。
取材したFさんも企業規模より事業の収益性が年収を左右すると語っており、企業規模だけでなく事業の収益性やご自身の志向に合うかが重要といえます。
Q. 運用監視の経験しかありませんが、大手企業へ転職できますか?
運用監視のみの経験から、いきなり大手企業の設計・構築ポジションへ転職するのは難易度が高いのが実情です。まずは現職で構築業務に携わる機会を作ったり、個人でクラウド環境を構築してポートフォリオを作成したりしてみてはいかがでしょうか。
その後、中堅企業で設計や構築の実務経験をしっかりと積んでから大手を狙うステップアップが現実的です。
Q. 大手企業へ転職する場合、AWSなどのクラウド資格は必須ですか?
AWSなどのクラウド資格は必須ではありませんが、実務経験を裏付ける客観的な証明として非常に有効です。特にAWS認定ソリューションアーキテクトなどの上位資格を取得していると、書類選考の通過率を高める要因になります。
ただし、資格だけで評価されるわけではないため、設計・構築の実務経験とセットでアピールすることが大切です。