RPAコンサルタントって、どんな仕事?
職種名 | RPAコンサルタント |
平均年収 |
700万円前後 |
概要 | RPAソフトウェアの運用支援によってコストを削減し、生産性を高めるサポートを行う |
活かせる資格 |
UiPath RPA アソシエイト資格試験、RPA技術者検定 アソシエイト |
RPAコンサルタントの概要については上記の通りです。以下では、仕事内容の特徴や資格、年収などをさらに詳しく紹介しています。
RPAコンサルタントの仕事とは?
RPAコンサルタントは各企業にRPA導入を提案することによって、現場業務の効率化や稼働時間の削減を目指します。改革支援のプロジェクトにおいてさまざまな業務を行いますが、ここでは仕事の特徴について紹介します。最適なRPAの活用方法を提案
まずはクライアントとのヒアリングによって業務の現状について情報収集を行います。RPAの主な導入目的は業務時間の削減や効率化ですが「どの部門の、どの業務にRPAを適用するのか」といった課題については、初めに明確にしておく必要があります。クライアントの置かれている状況はもちろん、クライアントが達成したい目標も具体化したうえで適正な施策を提案します。何度も打ち合わせを繰り返し、プロジェクトを提案します。運用後の検証や評価
RPAシステムを導入する際にはテスト期間を設定して動向を検証し、改善点を探りながら実用化に繋げていきます。さらに運用後にも結果を評価することで、人件費や作業時間が実際に減少しているかどうかを確認することが大切です。成果が出ない場合、原因を特定して導入範囲を変更するといった改善施策も求められます。このように何度も効果測定を行いながらRPAを効果的に導入していくことが重要です。RPAシステム運用維持のサポート
RPAシステム実用化を持続させるのもRPAコンサルタントの業務の一つです。具体的にはRPAの予備知識がない社員にも伝わるように研修を行ったり誰もがシステムを操作できるようマニュアルを作成したりといった業務が挙げられます。クライアント内部の情報システム担当やエンジニアと連携し、RPAシステムの運用が滞らないよう体系化していきます。RPAコンサルタントとRPAエンジニアの違い
RPAエンジニアとはどう違う?
業務の見直しやシステム選定によってRPAの導入をサポートするRPAコンサルタントに対し、RPAエンジニアはソフトウェアの開発や設計、トラブルの解決といった技術面での業務を担います。どちらも関連する職業ですが、メインの業務が異なります。RPAコンサルタントの役割と業務フロー
RPAコンサルタントは、RPAを導入したいと考えているクライアントの業務を事業目標に沿って見直し、RPA導入のプロジェクト提案・管理を行います。具体的な業務フローとしては各部署の業務内容のヒアリングや「どの業務にソフトウェアを適用するのか」といった自動化導入範囲の判断、運用後の検証や仕組みの再構築などが挙げられます。RPAシステムの導入後、作業時間や人件費の削減、業務の効率化が実現するように成果を上げることが重要です。さらにクライアント内部でRPAの仕組みが維持できるように社員に操作方法を引き継ぐことも大切です。RPAコンサルタントはクライアントの現状に合わせたプロジェクトがきちんと遂行できているかを管理したり軌道修正したりといった業務が大切です。RPAエンジニアの役割と業務フロー
RPAエンジニアは担当する業務に合わせてRPAの専門的な知識や技術を用いてサポートを行う技術者で、クライアントがRPAの運用を継続するかどうかにも大きく関わる重要な役割を担っています。プロジェクトの過程ではシステムの開発、導入、保守といったさまざまな段階がありますが、各段階に応じた柔軟な対応力が求められます。具体的な業務としてはRPAソフトウェアの設計や構築、マニュアル作成、トラブルシューティングといった多方面からの運用サポートが挙げられます。RPAに精通していることはもちろん、クライアントのニーズに沿うための理解力や設計力、コミュニケーションスキルや各企業の経営にまつわる知識などを要します。RPAコンサルタントに必要なスキル
RPAコンサルタントは各企業からRPAの専門性を求められる職業ですが、特に必要なスキルについてご紹介します。RPAやIT全般の理解
RPAコンサルタントがプロジェクトを提案する際、RPAの仕組みや使用ツールへの深い理解が必須です。過去にRPAのシステム開発などRPA業務に携わった経験があれば、そのノウハウを活かせる貴重な人材として即戦力になって働くことができるでしょう。さらにIT分野全般の知見やシステム設計経験があることで、よりクライアントに適正な支援をすることができるようになります。プロジェクト案件の管理スキル
RPAコンサルタントが成果をあげるためには、業務プロセスの進度や施策の判断など、プロジェクトを管理するスキルが必要です。クライアントの状況把握からシステム運用が定着するまでのコンサルティングのプロセスを理解しておくことで、自分に求められている業務をスムーズに遂行することができます。ミーティングの日程や情報など、さまざまなタスクをマルチに管理できる能力も大切でしょう。コミュニケーションスキル
コンサルティングの始めに行うヒアリングの段階で必要な情報を抽出するためには、会話力が重要になります。特にRPAコンサルタントは何度も打ち合わせを重ねることでプロジェクトの検証や実行を行う仕事なので、コミュニケーションをしっかり図って置く必要があります。クライアントと信頼関係を築いてパートナーに昇進したいと考えている方も多いようですが、しっかりと意見を交わすことのできる関係性を構築するためにはコミュニケーションスキルが必要不可欠です。未経験でRPAコンサルタントになるには?
近年では、働き方改革や残業時間の削減を理由にRPAを取り入れようとする企業が急増しています。そのような時代背景からRPAコンサルタントの人材が不足していることからRPAの求人は増えており、未経験者でも転職のチャンスはあると言えるでしょう。ただし経験者と比べると、未経験者は転職活動で不利となる可能性があります。もし未経験からRPAコンサルタントを目指すのであれば、転職のプロに相談できる「転職エージェント」などを活用するのがおすすめです。転職エージェントは求職者に対し、転職活動のサポートを行うサービスです。
事前に転職エージェントで「未経験」であることを伝えておくことで、未経験でも応募可能な求人をピックアップしてくれるので、未経験でもRPAの求人が見つかりやすくなります。