この記事では、App Jamming Summitの特徴や直近の大会の様子などを詳しく紹介します。
App Jamming Summitとは?

App Jamming Summitは、香港のプログラミング教室「First Code Academy」が主催するアプリ開発コンテストです。アジアの子どもたちを対象としており、日本事務局はTech Kids Schoolが務めます。
コンテスト内では、アプリ開発ツールの「App Inventor2」を利用して開発したオリジナルのゲームやアプリで競い合います。2014年からスタートしたApp Jamming Summitは、2019年度の大会では全17カ国、200校以上の学校が集結する大規模な大会となりました。
日本代表に選ばれた参加者は、香港で開催される決勝大会に進出することが可能です。
過去の大会について
2019年に開催された大会では、世界の15カ国以上から416件にも上る応募がありました。日本からは香港決勝に3組が参戦し、小学生の部門で井上 将煌さんが第1位を受賞しました。中学生部門でも日本の参加者が第2位とMost Creative Awardを受賞するなど、映えある成績を収めました。2019年度の大会では、東京・大阪・沖縄で小学2〜6年生を対象にゲーム開発を行うワークショップも開催されました。大会への出場を検討している場合には、まずはワークショップに参加しておきたいですね。
2020年度の大会は、世界的な新型コロナウイルスの流行を鑑み、主催者の判断によって中止となりました。
App Jamming Summitの競技内容は?
コンテストには毎回テーマが設けられており、以下を用いて作品を開発する必要があります。- Scratch
- CodePen
- AppInventor2
App Jamming Summitの参加資格は?
App Jamming Summitは、8歳以上16歳未満のアジアの地域に住んでいる子どもが参加可能です。チームは最大4名までと定められており、1〜4人のチームで参加することもできます。日本予選では日本語でプレゼンテーションできますが、決勝大会では英語でプレゼンテーションする必要があります。そのため、プログラミング能力のほかにも、英語力が求められる大会だといえるでしょう。公式サイトの「参加登録ページ」から氏名やメールアドレスなどを登録する必要がありますが、すべて英語の表記となっているため注意しましょう。
直近の大会はどのような形式で行われた?
App Jamming Summit 2021のテーマは、「Apart but Together」(離れていても一緒)。コロナ禍のなかでも、テクノロジーは人をつなぐ重要性を伝えたいとの思いから、テーマが決定されました。参加登録締め切りは2021年2月6日、作品提出締め切りは2月20日まででした。日本予選となる書類審査は2月27日に行われ、決勝大会は3月29日にオンラインで開催されました。