オンライン講座を開講するならどこ?|ストアカ・ココナラ・Teachable・KAJABIとコエテコカレッジを⽐較してみた
現在、オンライン講師と受講⽣を繋ぎWebセミナー運営をスムーズにおこなうためのサービスはいくつかあります。その中でもストアカやココナラは利⽤者数が多く、有名なのでご存じの⽅も多いでしょう。
今回は、筆者の私がストアカやココナラ、コエテコカレッジ、Teachable、KAJABIを実際に講師登録してみて(KAJABIは登録せず公開されている情報から比較)、それぞれ登録する際に必要なことや特徴などを⽐較してみました。
コエテコカレッジは初期費用・月額利用料0円で無料講座なら完全無料
実際に登録してみてどうだったか、⼿順や感想はこちらの記事を参考にしてください。コエテコカレッジでは、講師登録をすると講座をスムーズに運営できるような機能があります。講座への申し込みから⽀払い、受講⽣へのリマインドメールなど便利な機能を利⽤でき、連続講座や動画販売も可能です。そこで今回は、筆者が実際に登録してみたので、登録の流れや注⽬したい機能について詳しくお伝えします。
2024/04/17 15:57
コエテコカレッジの機能を簡単にまとめると、以下のような特徴があります。
- 講師登録は簡単・本⼈確認もいらない
- 「スクール」を作成し、スクールプロフィールを充実させていく
- 顔出しは推奨
- 無料講座が開講できる
- 単発講座、連続講座の設定が簡単
- グループ受講が可能
- 動画講座の販売とライブ講座(ウェビナー形式)の2種類の講座が作成可能
- 早割や組み合わせ割引といった割引の設定が可能
- LINE連携するとLINEで講座のリマインドや出⽋席連絡などの通知を受けられる
- 初期費用は無料
- 月額利用料0円のプランと有料プランがある
- 利⽤料(決済⼿数料)が安い(手数料8.0%、有料のプロプランなら3.5%)
- 無料講座なら決済手数料が発生しないので完全無料で講座をおこなえる
- 集客機能はないので、⾃分で集客して受講者に講座のURLを送りそこから申し込んでもらうとサービスが利⽤できる
- 講座や講師の検索ができない
- 講座のグループ内で講師と受講生がやりとりできる
- リクエスト開催するような形式の講座は作成できない(講座は⽇時の設定が必須)
ストアカに登録してみた
ストアカとは
ストアカは、対⾯もしくはオンラインの講座に特化して、講師と⽣徒をつなぐサービスでは国内最⼤級です。利⽤者も多く、ジャンルも多様です。講師登録の前にユーザー登録が必須
講師として登録する前に、ストアカのユーザー登録をする必要があります。ユーザー登録は、- LINEで登録
- Facebookで登録
- メールアドレスで登録
メールアドレスを登録してユーザー登録したところ、確認メールから遷移し名前、性別、生まれた年、住んでいる地域(都道府県)を登録し、さらに興味があるジャンルや講座を1つ必ず登録するのが必須です。
講師登録時にプロフィールを設定
ストアカは、先⽣登録⽤のリンクから登録します。登録に必要な情報は、- 名前(本名またはビジネスネーム)
- 顔がはっきりと映った顔写真
- ご本⼈確認⽤のSNS・ホームページ情報(Facebook、Twitter、Instagram、ホームページ/ブログから1つ以上必須)
- ⾃⼰紹介(肩書き:25⽂字、プロフィール:500⽂字)
ストアカは本人確認必須
ストアカでは講師の本⼈確認が必須で、講座を3回開催するまでに本⼈確認⽤の書類を提出しなければなりません。本⼈確認はマイページ右上のアイコンにマウスを合わせると表示されるメニューの「アカウント設定」からおこないます。本⼈確認書類は、- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート(⽇本国政府発⾏のみ)など
まず提出する本⼈確認書類を選択し、撮影します。端末のカメラ設定を「許可」にすると、例えば運転免許証であればどの位置に⾒えるように撮影すれば良いのかフレームが出てくるので、そこに書類を合わせて撮影すればOKです。
書類がボケて字が読めなかったり、光の加減で書類が光って⾒え⼀部が読み取れなかったり、指がかかって全体が映らなかったりすることのないよう注意して、撮影してください。
次いで、⾃分の顔も撮影します。これも同様にどの位置に顔が来るようにして撮影すれば良いかフレームが出てきて、撮影ボタンを押さなくても良い位置に顔が来たらOKの表示が出て簡単に撮影できました。
撮影が終わると審査がありますが、24時間以内に連絡が来ます。本⼈確認が終わると、アカウント情報に「本⼈確認済み」のチェックと記載が⼊ります。
先⽣ページ情報を登録できる
先⽣ページの作成は必須ではありませんが、プロフィールをさらに補⾜するような感じの情報を設定できます。- カバー画像(推奨サイズ 1200×630px)
- キャッチコピー:25⽂字まで
- 教えている内容:3000⽂字まで
- 紹介ムービー(YouTube URL)
- 作った作品、レッスン⾵景、⽣徒の様⼦などの写真登録可能(12枚まで)
講座の作成は簡単
「先⽣マイページ」の「講座」→「新しい講座を作る」から新規の講座を作成します。開催形式は、どこで開催するか(対⾯、オンライン、対⾯/オンラインから選ぶ)と何回のコースか(単発開催かコース開催)を選択します。その他、- 講座のタイトル(33⽂字まで)
- キャッチコピー(70⽂字まで)
- 掲載カテゴリー(メインカテゴリーは必須、サブカテゴリーは任意)
- 教える内容(3500⽂字まで)
- 税込み受講料(最低価格は1,000円より)
- 対面の場合は開催エリア
- イメージ画像(1枚以上は必須、推奨サイズ800×600px、3つまで)
- テンプレートA:⾰細⼯の講座
- テンプレートB:ヨガレッスン
さらに、
- 講座の対象者はどんな⼈か
- 参加時の留意事項
- イメージ画像(1枚は必須)
- シェア画像
- 当⽇の流れとタイムライン(テンプレートあり)
- 開催リクエストを受けるか受けないか(開催リクエストが表⽰されたときの受講者に向けたウェルカムメッセージも)
動画販売はできない
ストアカはオンラインもしくは対面の講座のみ設定可能です。単発講座、コース講座では動画販売できません。(月額サービス内でなら可能)講座は作成したら申請→承認に時間がかかる
講座を作成したら下書き保存し、「講座の公開する」ボタンを押すと申請され、承認は3営業⽇以内にメールが届きます。集客機能がある
ストアカには集客機能があり、⽣徒向けのメルマガでおすすめの講座を紹介してくれるのはありがたいなと思いました。またストアカのサイト内を検索すると「あなたにおすすめの講座」が表⽰されるので、⽣徒が講座を探す際の⼿助けになりそうです。さらに、先⽣マイページの「集客」から優先割引の設定や先⽣ページのシェア⽤URLをコピーしてシェアや登録しているSNSでのシェアが簡単にできるので、自己集客もしやすくなっています。
他にも講座メニューや依頼受付メニューからの集客や過去受講したことがある生徒へのお知らせ配信も可能です。
お知らせ配信履歴やアクセス解析もできるので、非常に便利だなと思いました。
手数料は10%〜30%で、申込経路または講師の⽉間売上で変動
ストアカでは自己集客すると利⽤料が10%になります。自己集客とは、前述の「集客」ページの、- 優待割引付きURLからの申し込み
- 講座のシェア⽤URLからの申し込み
- 先⽣ページシェア⽤URL経由の申し込み
ストアカが送客した場合は手数料が対面で20%・オンライン開催で30%です。
またボリューム割りといって⽉間売上⾦額により対⾯講座、オンライン講座それぞれの手数料の割引が設定されています。売上⾦額が⼤きくなると、3%〜10%手数料の一部がキャッシュバックされる仕組みです。最大で、⽉間売上20万円以上になると対⾯講座の⼿数料は10%、オンライン講座の⼿数料は20%になりますが、講師を始めたばかりの⼈にはハードルが⾼い印象です。集客機能が付いている分、利⽤料が⾼くなっているようです。
⼀度講座を受講したことがある⽣徒が同じ先⽣の講座を受講する(違う講座でもOK)際は、手数料が10%になります。
講師にバッジによるランク付けがある
⽣徒から⾼い評価を受けると、バッジを獲得してそれを「信⽤の証」にできます。バッジの種類は、
- バッジ(3回以上開催)
- シルバーバッジ(教えた⽣徒50⼈以上、もしくは10回以上開催)
- ゴールドバッジ(教えた⽣徒100⼈以上、かつ20回以上開催)
- プラチナバッジ(教えた⽣徒200⼈以上、かつ20回以上開催)
⽉額サービスの販売が可能
シルバーバッジ以上になると、⽉額サービスの販売が可能になります。⽉額課⾦制で、⽣徒が申し込むと毎⽉⾃動でクレジットカード決済される仕組みになっています。- オンラインサロンのようなコミュニティ
- ⽉謝制レッスン
- 継続的な個⼈向けコンサルティング
- 講座後のアフターフォロー
ただし、⽉額サービスの運営⾃体をストアカがサポートする訳ではないので、例えばSlackやFacebookグループを使ってオンラインサロンを運営するなど、⽉額サービスの運営⾃体は講師が全ておこないます。
ココナラに登録してみた
ココナラとは
ココナラは、仕事の依頼や講座の受講、プライベートで利⽤したいスキルなどを売り買いするサービスです。オンラインで完結するサービスが基本なので、対⾯での講座は開講できません。登録は簡単・本⼈確認は不要
会員登録は、- Googleで登録する
- Yahoo! JAPAN IDで登録する
- Facebookで登録する
- Appleで登録する
- メールアドレスで登録する
- メールアドレス
- ユーザー名
- ⽣年⽉⽇
- 性別
- 都道府県
- 登録⽬的
- 利⽤シーン
ユーザー名は、メールアドレスからの登録ボタンを押したらメールアドレスの@より前の部分がデフォルトで入力された状態(記号を除く)になって表示され、任意の名前に変更できます。登録後に変更も可能です。
ここまでの入力で仮登録をおこない、登録メールアドレス宛に本登録のURLが送られてくるので、クリックして本登録完了です。
顔出し、プロフィールは必須ではない
登録すると、プロフィールを⼊⼒しなくても出品が可能になります。プロフィールの設定や顔出し(プロフィール写真の設定)が必須ではないので、ビジネスネームの講師や顔出ししない講師もよく⾒かけます。基本情報では職業(20⽂字以内)と職業領域のみ必須です。
他に任意で、
- カバー画像
- キャッチフレーズ(50文字まで)
- ⾃⼰紹介⽂(1,000⽂字まで)
- 対応可能なスケジュール
本人確認は必須ではありませんが、おこなったほうが信頼度は高くなります。
動画販売、講座形式のどちらも可能
出品するボタンを押すと、サービスを出品できます。動画販売の場合は「通常サービス」、オンライン講座の場合は「ビデオチャットサービス」を選びます。通常サービスはメールで完結するサービス、ビデオチャットサービスはココナラのビデオチャットを使ったサービスのことです。(他に電話相談サービスもありますが、オンライン講師の方は使用することがあまりないように思います。)
動画販売するには
動画を販売する場合は、通常サービスを選びます。通常サービスで添付できる動画リンクはYouTubeのみです。まずカテゴリを選択し、サービスタイトルを⼊⼒します。
カテゴリごとに最低価格が決められており、選択するカテゴリによっては売れ筋の価格帯が表⽰される場合もあります。
このサービスタイトルは、⽂末が「〜ます」で終わるのが必須なので、25⽂字以内ですが末尾の「ます」は削除できないので⼊⼒できるのは23⽂字です。他に、
- タイトル補⾜説明(キャッチコピー、15〜30⽂字まで)
- サービス内容(1,000⽂字まで)
- 価格
- 予想お届け⽇数
- 購⼊にあたってのお願い
- ⼀度に受注可能な件数
- 有料オプション(30分延⻑設定など)
- よくある質問
- 画像・動画
- ⾒積り・カスタマイズの受付
- 物品配送の受付
- 評価の表⽰
- ビデオチャットでの打ち合わせ対応
単発講座・連続講座の設定が可能
ココナラのビデオチャットを利⽤した講座の販売も可能で、「ビデオチャットサービス」から設定します。設定内容は前述の「動画販売するには」の項と⼊⼒内容はほぼ同じです。講座時間の設定があったり、カテゴリによってはどのようなツールを使うかなどの選択ボタンが出てくることもあります。
講座を検索すると全10回などのコース講座を販売している講師の⽅もいらっしゃるので、連続講座の設定は可能だと思いますが、初めて利⽤する⼈にとってはその設定をどのようにやるのかがわかりづらいと感じました。
サービス提供時間の枠外にある?マークにカーソルを持っていくと「1回あたりのビデオチャットの⽬安時間を選択してください。」と出てくるので、連続講座にも対応しています。設定の仕⽅は、おそらく価格を全回数分の価格にし、タイトルもしくはタイトル補⾜説明に全何回なのか記載するような形式と思われます。
サービスタイトルの右脇にはヒントが、⼊⼒するボックスの中には例⽂などが記載されているので、⼊⼒⾃体は難しくありません。講座の⽇程はトークルームで受講⽣と相談して決めるか、カレンダーを公開して予約販売します。
ストアカのような集客機能はない
ココナラはサイト上でおすすめのサービスを表⽰してくれますが、ストアカのようにメルマガでおすすめ講座を配信してくれるような機能はありません。講座や講師の検索は可能です。基本的には利⽤者が検索して申し込むか、講師⾃⾝の集客も必要です。ココナラの動画通話機能を利⽤するので1対1の講座しかできない
ココナラが他のサービスと違う点は、zoomなどのツールを使わずココナラの動画通話機能を利⽤するので、1対1の講座しかできません。ビデオチャットは講師側からのみ開始できます。講座時間の制限がある
講座時間は、30分、60分、90分からしか選べません。1回のビデオチャットの上限時間が90分です。(トークルームがクローズする前なら再接続可能)販売時の⼿数料は販売側と購⼊側の双⽅が⽀払う
講師(販売側)は⼿数料として販売価格から22%差し引かれた分が振り込まれます。受講者(購⼊側)も受講料とは別に5.5%の⼿数料を⽀払う仕組みになっています。ストアカ同様講師にバッジによるランク付けがある
ココナラも出品者のランク付けがあります。ランクと定義は以下のとおりです。- レギュラー:有料サービスの販売が1件以上
- ブロンズ:有料サービスの販売が10件以上、最終ログイン3ヶ月以内
- シルバー:直近3ヶ⽉の有料サービスの販売が10件以上、直近3ヶ⽉の納品完了率が80%、最終ログイン1ヶ月以内
- ゴールド:直近3ヶ⽉の売上が5万円以上、直近3ヶ⽉の納品完了率が90%、評価が4.8以上、本人確認済み、最終ログイン1ヶ月以内
- プラチナ:直近3ヶ⽉の売上が10万円以上、直近3ヶ⽉の納品完了率が90%、評価が4.8以上、本⼈確認済み、最終ログイン1ヶ月以内
Teachableに登録してみた
Teachableとは
Teachable(ティーチャブル)とは、オンラインスクールを作成し、販売するための学習管理システム(Learning Management System:LMS)プラットフォームです。ランディングページの作成やConvertKit(コンバートキット:WordPressと連携できるメルマガツール)を利用したメールマーケティング機能などもあり、ストアカやココナラにはない機能もあります。Teachableはアメリカで生まれ世界中で活用されており、現在では利用者数が1000万人以上とも言われています。
登録時の注意
Teachableはサイトが英語なので日本のサービスに比べると登録や運営のハードルが高いように思います。ただ、Google Chromeで開いて自動翻訳をオンにしておけば、そんなに困ることはありません。(サービスの制作は日本語でおこなうことが可能です。)英語が苦手な方は、自動翻訳で日本語表示させた状態で登録することをおすすめします。
自動翻訳で日本語表示させれば登録は問題ない
自動翻訳で日本語表示させれば登録はスムーズにおこなうことができました。メールアドレスを入れて登録のボタンを押したら、フルネームとメールアドレス、パスワードを入力し規約とプライバシーポリシーに同意し、アカウントを作成します。続いて、自分のことについて質問されるので、当てはまるものを選択します。
- 現在オンラインビジネスをしているか
- すでにオンラインでコンテンツを教えたり提供したりしているか
- 現在の視聴者数(メーリングリストの数、SNSのフォロワー数、購読者など)
- ビジネスのジャンル
- おおよその年収(答えたくなければ答えない選択肢を選ぶことも可能)
これらの質問に対して当てはまる回答を選んで進みます。(回答せず次へボタンを押しても進むようです。)これで登録完了となるようです。
作成できるサービス
作成できるサービスは- コース(はじめにコンテンツを作成し、購入した受講生が個別に学ぶ)
- コーチング(スケジュールされたセッションでサービス提供する)
- デジタルダウンロード(電子書籍やプレゼンテーションなどのファイルを受講生がダウンロードして学ぶ)
コース作成時にAIの力を利用できる
登録が完了したら、提供したいサービスを作成します。私はコースの作成をおこなってみました。まずはコースの名前を決めますが、この時にコース概要の作成を手伝ってもらうようなチェックボックスがあるので、そこにチェックを入れるとAIがコースの説明に基づいたアウトラインを作成してくれるようです。私はチェックを入れて、コースの説明を書いて生成ボタンを押したら、説明に沿ったコース概要が表示されました。
これから講座の内容を作り込んでいきたい方はこの機能を使うとどのように講座を進めていけば良いかの役に立つと思います。
この時に私が作業した時間帯が悪かったのか、何度もエラーになってしまってうまく進みませんでした。そこで「ブラウザを更新してください」とメッセージ表示されて更新するとまたタイトルの入力画面に戻ってしまうので、作成されていないと思っていたらホーム画面に戻って「コース」をクリックするとちゃんと作成されていました。
海外のサイトだからなのか、動作が不安定なことがあるようです。
コース作成の流れ
コースのタイトルと概要を入力したら、コースのイメージ画像やコースのサブタイトル、カテゴリーを入力し、情報を追加します。次に、入力したコース概要に従って、カリキュラムを追加しコンテンツの中身を入れていきます。資料や動画のアップロード、バナー画像やPDFなどをアップできます。
クイズを作成して参加者を飽きさせないようにしたり、紹介ブロックを使用して口コミで広がるよう設定も可能です。(クイズは作成できるけど採点して記録するには有料プランにアップグレードが必要)
そして価格の設定へと進みます。価格タイプは無料、一回限りの購入、支払い計画の設定、サブスクリプションの4種類あり、それぞれ設定したい価格タイプを選んで名前をつけて設定します。製品アクセスの期間制限も設定できます。有料プランでは割引のクーポンも作成できるようです。
ここまで終わったら、コースを公開して作成終了です。
1つの講座内に動画やクイズ、資料、マーケティングツールなど複数のコンテンツを詰め込んで講座を作り込むことができるのは魅力だなと感じました。
有料プランの種類と価格
Teachableの有料プランは3つあり、- Basic:月額59ドル(年払いでは1ヶ月あたり39ドル)
- Professional:月額159ドル(年払いでは1ヶ月あたり119ドル)
- Business:月額665ドル(年払いでは1ヶ月あたり375ドル)
取引手数料は、無料プランで$1+価格の10%、Basicプランで5%、Professional以上のプランでは0%です。
このほか、どのプランでも販売時の決済方法によって
アメリカ以外でクレジットカードとデビットカード決済をおこなうと国際カード手数料がかかり、一律で3.9%+30¢
アメリカ以外のPayPalアカウントを使用して決済をおこなう国際PayPal販売の手数料が一律で4.99% + 49¢
(参考:Teachable料金比較→プランの詳細を確認すると表示)
Teachableでできること
無料プランでは、公開できるコースが1コースのみ(作成は無制限に可能)ですが、Basicプランでは5コースまで、Professional以上のプランで無制限となります。また、
- 管理者として登録できる人数が増える
- 独自ドメイン設定《Basicプラン以上》
- 割引クーポンの作成《Basicプラン以上》
- 登録者への一斉メール送信《Basicプラン以上》
- Facebook、Googleアナリティクス、Mailchimp(メール配信ツール)、Convertkitなどの直接連携《Basicプラン以上》
- ドリップ機能(特定の日付または登録後何日後かに設定し時間差で動画をリリースできる機能)《Basicプラン以上》
- コース修了証の発行《Professionalプラン以上》
- アフィリエイトプログラムの活用《Professionalプラン以上》
- 採点式クイズ《Professionalプラン以上》
- アップセルの提案《Professionalプラン以上》
ランディングページの作成は、無料プランでは作成ページが開かなかったので、有料プランへのアップグレードが必要なようです。公式サイトの比較表では、「Unbranded website」がProfessionalプラン以上でチェックがついていました。
作業は直感的にできるが動作にやや難あり
日本語でページを表示させていれば直感的に作業を進められるので、コースの作成で困ることはなさそうです。ただ、動作が安定せずエラーが何度も起こってしまいなかなか進まないことがあったので、その点はコエテコカレッジやストアカ、ココナラと違って若干ストレスを感じました。KAJABIについて調べてみた
KAJABIとは
KAJABIは、オンラインコース・コーチングプログラム・サブスクリプション・ポッドキャストなどの作成が簡単にできる会員サイトの作成、メンバーシップの管理、メールマーケティングなどオンラインビジネスに必要なものが集約されたプラットフォームです。Webサイトやランディングページのテンプレートも豊富に用意されていて、デザイン性にも優れていると評判です。サービス開始から10年以上経ち、世界中の多くの起業家やコーチ、講師たちから利用されているツールです。
月額基本料を支払う有料のサービスですが、14日間の無料トライアルがついています。
KAJABIもアメリカ発なのでサイトが英語ですが、Teachableと同じようにGoogleChromeで自動翻訳させながら表示すればそんなに困ることはなさそうです。講座の制作も日本語でおこなうことが可能です。
KAJABIの料金形態
KAJABIは、どの有料プランでも取引手数料が0%です。これは大きな特徴ですが、その代わり月額利用料がかかります。料金プランは3つあり、
- Basic:月額149ドル(年払いでは1ヶ月あたり119ドル)
- Growth:月額199ドル(年払いでは1ヶ月あたり159ドル)
- Pro:月額399ドル(年払いでは1ヶ月あたり319ドル)
上位プランにいくに従い、作成できるサービスの数がBasicプランでは3個、Growthプランで15個、Proプランで100個と増えていき、登録できる連絡先の数、管理者ユーザーの数、サポートの手厚さ、アフィリエイトプログラムの有無などが違います。
ランディングページやメールの配信はどのプランも無制限で、Basicプランでも使える機能はある程度揃っています。
KAJABIでできること
KAJABIにはさまざまな機能があり、- 音声やテキスト、画像、動画、PDFファイル、Excelなど多くのコンテンツを使った講座の作成
- ポッドキャスト
- コミュニティ・オンラインサロンの構築
- ランディングページやサイトの制作、豊富なテンプレート
- SEO対策
- 簡単なクイズ機能(採点式にして合格しないと次に進めないようにすることも可能)
- ドリップ機能(特定の日付または登録後何日後かに設定し時間差で動画をリリースできる機能)
- 修了証の発行
- 顧客管理や売上管理(決済機能)
- アップセルやダウンセルの設定
- メルマガ機能
- アナリティクス(情報収集・分析機能)
- アフィリエイト機能
これだけの機能があれば、オンラインビジネスに必要なツールがほぼ揃っていると言って良いでしょう。
また、KABJABIは専用アプリがあるので、スマートフォンにアプリをダウンロードすれば受講生は動画講座をスマホで受講できます。
複数のサービスに登録するのもアリ
コエテコカレッジ、ストアカ、ココナラ、Teachable、KAJABIはそれぞれ特徴があり、できることとできないことが違います。無料講座が開講できる国内プラットフォームはコエテコカレッジのみですし、⼿数料が安いのはありがたいです。ただしリクエスト開催できないこと、講座や講師の検索機能が付いていないこと、集客機能が付いていないのはデメリットです。
Teachableでも無料講座の作成は可能ですが、サイトが英語なので登録や運用のハードルが高く、有料プランにならないと使えない機能が多い印象です。
同じくKAJABIもサイトが英語ですので戸惑う方もいらっしゃると思いますが、機能は揃っているのでパソコンに詳しく使いこなせる方にはおすすめです。ただTeachableもKAJABIも月額利用料が高いのが難点です。
一方で動画販売しやすいのはコエテコカレッジとココナラですし、ストアカの集客機能は魅⼒的です。
ココナラはプロフィールの設定が必須ではないので、講師も⽣徒もどのような⼈なのかわからず申し込みに不安を感じることもありそうです。その点ストアカは顔出し必須で本⼈確認済みなので、安⼼して申し込みできそうだなと思います。
TeachableとKAJABIは本人確認はありませんが、両方とも世界中で多くの人々に使われている実績があるプラットフォームですので安心感はあります。
このようにそれぞれメリット・デメリットがあるのでそれぞれ複数のサービスで講座を開講し、
- ⾃⼒集客できた時は⼿数料の安いサービスへ誘導
- ココナラは⼿数料が講師側と受講⽣側の両⽅が⽀払うので集客時に注意(受講⽣に⼿数料を説明する必要がある)
- バッジが欲しい場合はバッジでの評価があるサイトへ
- ストアカに登録しておくとストアカからの送客があるかも
- リクエスト開催したいならストアカかココナラ
- グループ受講の形式を取りたいならコエテコカレッジかストアカ
- 複数のコンテンツを使って講座を作り込みたい、月額利用料を払っても多機能なプラットフォームで一括管理したい方はTeachableかKAJABI
まとめ
講師と⽣徒をつなぐサービスはいろいろありますが、実際に登録してみると登録のしやすさ、講座の作りやすさが違います。ストアカは本⼈確認の作業とプロフィールが必須なので登録時の作業量は多いですが、講座の作成はしやすいと感じました。ココナラは登録は簡単ですが、オンライン講座に特化したサービスではないので講座の作成でわかりづらいと感じたところがありました。
TeachableやKAJABIのような海外のサイトは、ブラウザの自動翻訳を動かしながら感覚的に作業できても、日本のサイトと違ってわかりにくい部分もあり、慣れるまでは作業にストレスを感じてしまうこともあるように思います。
コエテコカレッジは登録が簡単で、講座も簡単に作れますが検索機能がないのがデメリットです。それぞれの特徴を理解して、効率よく講座運営をおこないましょう。
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