この記事では、転職に有利になる資格7選をわかりやすく紹介します。業種別や女性から人気の資格などに分けて解説するので、参考にして資格を取得してみましょう。
IT市場で求められる資格
ここでは、IT市場で求められる資格2選を紹介します。現場で即戦力となるためにも、スキルの証明となるような資格を身に付けておきたいですね。ITパスポート
ITパスポートとは、ITに関する基礎的な知識を有していることを証明できる国家資格を指します。大手企業でも、ITパスポートの取得を奨励しているところは多くあります。受験料は5,700円(税込)で、合格ラインは各分野で60%以上の正解率となっています。ITパスポートの試験では、以下のような内容が問われます。
- マネジメント系(IT管理):20問前後
- ストラテジ系(経営全般):35問前後
- テクノロジ系(IT技術):45問前後
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)とは、マイクロソフト社製のWordやExcelなどのオフィスソフトのスキルの証明となる国際資格です。受験方法には、「全国一斉試験」と「随時試験」の2種類があります。試験には、一般レベルの「スペシャリスト」と上級レベルの「エキスパート」で難易度が分かれていることが特徴です。試験では、以下のようなソフトウェアに関する知識が問われます。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Access
- Outlook
土木・設備系の現場で求められる資格
土木・設備系の現場への転職を検討しているなら、必要となる資格を抑えておきたいですね。ここでは、土木・設備系の現場で求められる資格を紹介します。建設施行管理技士
建設施行管理技士は、建設現場で現場監督を担うことが可能になる国家資格です。試験には1級と2級があり、1級の場合は工事の規模に上限が設けられていないことが特徴です。2級では、中小規模の建設工事を管理することが可能になります。受験費用は10,800円で、受験する際には大学卒業証明書が必要になります。さらに、1級を受験する場合は、3年の実務経験を積んでいることが条件となります。
資格試験は、以下のような種別に分けられています。
- 建築
- 躯体
- 仕上げ
電気工事士
電気工事士とは、電気設備の工事や取り扱いをするために必要となる国家資格を指します。電気工事士は、建設電気工事と鉄道電気工事が業務内容となります。資格には、第一種と第二種の2種類があり、業務で担える範囲が異なるため注意したいですね。インターネットでの申し込みの場合は受験料が9,300円になり、郵便申し込みは9,600円です。電気工事士の試験では、以下のような内容を問われます。
- 電気に関する基礎理論
- 電気工事の施工方法
- 配線図
- 一般用電気工作物の検査方法
- 配線理論及び配線設計
金融業界で求められる資格
金融業界は、年収アップを目指す人が転職する傾向があります。転職を成功させるためにも、金融業界で求められる資格を理解しておきたいですね。ここでは、金融業界で求められる2つの資格を紹介します。ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナーは、金融や保険、年金制度などお金に関する幅広い知識を有していることを証明する資格です。相談者が目標達成できるよう現状を分析し、アドバイスや資産設計を行うことが業務内容となります。相談者だけではなく、税理士や社会保険労務士などと連携をとるケースもあるため、高いコミュニケーションスキルが求められます。
試験で問われるのは、以下のような内容です。
- ライフプランニングと資金計画
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- リスク管理
- 不動産
- 相続・事業継承
税理士
税理士には、「税務代行」「税務書類の作成」「税務相談」などが独占業務として定められています。クライアントは中小企業や個人事業主が多く、受験資格には細かい規定が設けられています。税理士の平均年収は900万円前後と言われており、高年収を目指す転職者から人気を得ている業種です。試験の合格率は12~14%と言われており、難易度の高い国家試験としても知られています。なお、税理士になるためには、試験に合格したうえで実務経験を2年積む必要があります。
転職する女性に有利になる資格
ここでは、転職する女性に有利になる資格について紹介します。ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定は、Webサイト制作時に必要となるウェブデザインやシステム構築に関する知識が問われる試験です。試験は1~3級に分けられており、3級は初心者向けの試験となっています。受験費用は3級の場合は学科が5,000円、実技は35歳未満が3,000円、35歳以上が5,000円となっています。学科試験だけではなく実技試験も行われるため、初心者は試験勉強のためにスクールを利用しても良いでしょう。スクールによっては、ウェブデザイン技能検定のカリキュラムを組んでもらうことも可能です。