学校の「置き勉」はダメ?子どもの負担軽減に繋がるのに広がらない理由

学校の「置き勉」はダメ?子どもの負担軽減に繋がるのに広がらない理由
2018年に文科省が正式に認めた「置き勉」は、今なお話題にのぼるテーマの1つです。その理由とともに、忘れ物が多い子どもへの対処法や、子どもに学習習慣をつけさせる方法を紹介します。

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置き勉とは? 

宿題で使用しない教科書などを、学校に置いて帰ることを「置き勉」といいます。

2018年9月に、文部科学省が教育委員会等に事務連絡を発出した通知「児童生徒の携行品に係る配慮について」によると、授業で用いる教科書やその他教材、学用品や体育用品等が過重になることで、身体の健やかな発達に影響が生じかねないことなどの懸念や保護者等からの配慮を求める声が寄せられていることから、正式に「置き勉」を認めました。

宿題で使用する教材等を明示することにより、家庭学習で使用する予定のない教材等について、児童生徒の机の中などに置いて帰ることを認めている」と別紙「児童生徒の携行品に係る工夫例」で述べられています。

ランドセルや紙の教科書の「重さ」を問題視する意見が 

2018年6月にランドセルメーカーの株式会社セイバンが行った「小学生の荷物の重さとランドセルに関する調査結果」によれば、1週間のうち、ランドセルが最も重い日の荷物の重量が、 ランドセルの重さを含め平均約6㎏となることがわかりました。また小学生の約3割が、ランドセルを背負って首などに「痛み」を感じると回答しています。

朝日新聞デジタルでは、子どものランドセルが重くなっている背景に、小中学校の授業時間数の増加に伴って教科書のページ数が増えたことがあると報じられました。教科書協会によると、小学1~6年生の教科書は合計6518ページ(2015年度)、中学1~3年生の合計は5783ページ(2016年度)で、それぞれ10年前と比べて約3割増えています。

一部の学校が置き勉を非推奨とする理由は? 

PRESIDENT Onlineが公開したスポーツジャーナリスト島沢優子さんのコラム「文科省が正式に認めたのに、多くの学校が「置き勉」を認めない残念な理由」では、一部の教師と学校側の置き勉非推奨の理由に下記の項目が紹介されました。

「忘れ物をなくす習慣をつけさせたい」

「次の日の学習を用意する習慣がつく」

「教科書とまぎれて、保護者宛ての手紙を持って帰らない懸念もある」


そのほかには、「掃除の時間に子どもが机を運んで怪我をした場合は教師の責任になるため、机が重くなるから持って帰ってほしい」といった意見もあったそうです。生活指導の一環として禁止している学校が多いようです。

忘れ物が多い子どもへの対処法として親ができること

置き勉は文科省が認めているため、学校側が厳しく禁止していない限り導入した方がいいという見方がある一方で、忘れ物をなくす習慣を身につけることも大切です。ここでは、いくつかの対処法を紹介します。

①「準備」の生活習慣を身につける 

子どもが学校から帰宅したら、ランドセルの中身を全部出し、いっしょに時間割や連絡帳を見て次の日の持ち物の準備をしましょう。このとき、鉛筆や消しゴムなどの消耗品のチェックもしておくとストック切れの防止にもなります。

準備を前日までに終わらせておくことで、朝の忙しい時間帯に慌てずに済むようになります。「何時になったら準備をする」とあらかじめ決めておくと、準備をすることが習慣化しやすくなるでしょう。

②肯定的な言葉がけで「忘れずに済む行動」を印象づける 

忘れ物が多い子どもは、どうしたら忘れ物を減らせるのかが分からずに困っていることがあります。忘れ物が多いと、授業についていけなくなったり、先生に叱られて自信をなくしてしまうこともありますので、子どもの様子や忘れ物の傾向を把握しておくことも大切です。

朝、家を出る前に持ち物を確認したり、できたことはほめるなどして、肯定的な言葉がけで手助けをすることで、どうすると忘れ物をしなくて済むのかを印象づけると良いでしょう。

③整理整頓して「モノの置き場所」を決める 

忘れ物をする要因の一つとして、子どもの部屋や勉強机が整理整頓できていないことが考えられます。

学校へ持っていく必要がある物を整理し、教科書は右の棚、プリントは左の棚、文房具は机の引き出しなど、モノの置き場所を決めておくと、どこに置いてあるのかが分からなくなることを防ぎ、探し物をする時間が短縮できるため、次の日の準備もスムーズに行うことができます。

科目ごとにチェックリストを作ることで、忘れ物の防止にもつながるでしょう。

子どもの学習を習慣づけるために親ができることは?

宿題で使用しない教科書などを学校に置いて帰ることで家庭学習がおろそかになることを懸念する声もあります。家での学習習慣は、学力の向上にも関係するといわれています。ここでは、どうしたら自宅で学習する習慣が身につくのかを紹介します。

①家で学習する「時間割」をつくる 

学校と同じように、宿題をする時間、自主学習の時間など、細かく時間を区切って設定すると習慣化しやすくなるでしょう

日経xwomanのコラム「フィンランド イスから自由になれば子どもは伸びる」に掲載された、身体活動健康研究センター「LIKES」でスポーツ科学の研究を行うヘンナ・ハーパラさんのお話によると、座ったままの姿勢で居続けることは健康リスクがあり、座学の時間を極力減らし体を動かすことで教室内での態度が良くなり、課題への集中力、参加意欲を高めるなどのメリットが認められるといいます。

ほかにも、学力テストの前に10~20分程度体を動かすことで、学習意欲の高低を問わず結果が良くなり、記憶力や実行機能などへの良い影響が出たという研究結果が紹介されています。

体を動かし、遊ぶ時間をきちんと確保し、同じ体勢で居続けないよう配慮するなど、メリハリをつけることが大切かもしれません。

②勉強をゲームにする 

行動分析学者の奥田健次さんの著書「世界に1つだけの子育ての教科書」(ダイヤモンド社) は、「宿題を始める」ことそのものをゲーム化することを提案しています。

具体的には、ゲームのように「お母さんがいまから2階に行って帰ってくるまでに宿題を始められるかな。3分ですぐに帰ってくるからね。あ、まだやったらダメよ。お母さんがこの部屋を出てからスタートね!」と伝えることが効果的といわれています。

その際も、「明日までに」といった時間間隔は子どもにとって長すぎるため、数分、数十秒の短い間隔で行うことも大切だとか。

戻ってきた親が、宿題を始めたことを思いきりほめると、子どもは大きな達成感を感じることができるそうです。

③親子でいっしょに勉強する 

東大に子どもを合格させた母学アカデミー代表の河村京子さんによる書籍「東大・京大に合格する子は毎朝5時半に起きる」(実務教育出版)では、宿題をやる気にさせる方法として、「今日の宿題はなぁ~に? お母さん、楽しみだなぁ」と聞いてあげることが良いと紹介しています。

さらに、「見せて見せて~。お母さんも一緒にやっていい?」と言ってあげると、子どもは「​宿題はお母さんと一緒にする楽しいこと​」というイメージができあがるのだそうです。

実際に隣に座って見てあげたり、親子で競争するのも良いといわれています。また親が楽しそうに本や新聞などを読む姿を見せることも、子どもの勉強意欲を高めることにつながるでしょう。

子どもの学習意欲を高めるおすすめの習い事は? 

学習習慣を身につけるために習い事をさせるのも1つの方法です。ここでは、子どもの学習意欲を高めたいときにおすすめの習い事教室を3つ紹介します。

①SAPIXの教材を使用|ピグマキッズセレクト ウィズダムアカデミー 

「ピグマキッズセレクト ウィズダムアカデミー」は、習い事つきの民間学童として注目されるウィズダムアカデミーが運営する、国語と算数の教室です。

ピグマキッズでは、大手学習塾「サピックス(SAPIX)」が開発した小学1年~4年生向けの教材を使用し、専門の教育を受けた指導員が子どもに寄り添いながら、学習サポートや自学自習の習慣づけを行います。

たくさんの図形やパズルのような問題に触れ、ゲーム感覚で認識力や立体思考力を養ったり、慣用句やことわざなどの学習、クロスワードパズルやなぞなぞなどの言葉遊びを通して、豊かな表現力も身につけていきます。

低学年からさまざまな文章に慣れ、読解力を身につけられるのも魅力。自分の頭で考え発見する喜びを感じながら継続学習することで、思考力、記述力が向上します。

教室名の「ピグマ」は、教育心理学用語の「ピグマリオン効果」(指導者が生徒に期待し自信を持たせると、学習成果を発揮する効果があるという学説)が由来だそう。学校とは異なる学習環境で、子どもたちの学習意欲も高まりそうです。


②知育教室で学習習慣を身につける|チャイルド・アイズ

「チャイルド・アイズ」 は、「やる気スイッチグループ」が2001年に開校した、知能育成(知育)と受験対策を専門とする幼児教室です。チャイルド・アイズは、関東地方を中心に全国で135教室を展開し、幼児教育のプロとして、子どもが楽しみながら思考力を育むレッスンを提供しています。

使用する教材は、知能研究所との共同開発で約100種類。「どうして?」「もっと知りたい!」という興味の芽を育てる仕掛けがたくさんつまっています。子どもの年齢や成長に合わせてセレクトし、図形・記号・概念に分かれる知能領域と、記憶や思考に分かれる知能活動のそれぞれの領域をバランスよく刺激し、脳の器を広げていきます。

チャイルド・アイズは「ほめて伸ばす」ことを大切にしており、保護者の間でも「一人ひとりの興味や関心に基づいた声かけをしてくれる」と好評だとか。対象は、1歳半から小学校6年生までで授業形態はグループレッスンと個別レッスンのほか、オンライン対応もあります。子どもの脳の土台を作りあげることで、学校で習得すべき知識を吸収でき、意欲を持って学習できるようになるでしょう。


③アプリでそろばん式暗算を楽しむ|そろたっち


「そろタッチ ウィズダムアカデミー」は、習いごと・送迎付き添いサービス付きの民間学童ウィズダムアカデミーが運営する「そろばん式暗算」が身につく教室です。

「そろタッチ」は、iPadのアプリを使ってそろばん式暗算を習得する最新の学習法。アプリには、歌やゲーム、ランキングなど子どもを夢中にする要素がいっぱいです。子どもたちは、自分のペースで効率的にハイレベルな暗算力を身につけることができます。

5~8歳の適齢期の子どもが「そろタッチ」で約2年間、毎日学習を続けていくと、例えば「45+97-16+50+38+24+82+72」といった長い計算式を10秒以内で解けるようになるそう。教室ではゲームなどのほか、アプリの学習歴から自動的に作成されたペーパーテストも実施しています。

iPadを使って自宅で1人でできる1日20分前後の学習をしたり、週1回教室で友だちとゲームをして競い合ってモチベーションを高めたりすることもできます。小さい頃に「数字に対する自信」を身につけることで、様々な分野での学びの土台が育まれます。


まとめ

置き勉が広がらない背景には、担任の先生の方針だけでなく地域や学校によって生徒指導の捉え方の違いがあります。子どもに学習習慣を身につけてほしいときは、学習系の習い事教室に通うことも検討してみましょう。

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