日本マルチコプター協会が運営するドローンスクールの特徴と資格について紹介!

日本マルチコプター協会が運営するドローンスクールの特徴と資格について紹介!
「これからドローンを操縦してみたい!」と考える人のなかには、ドローンスクール選びに迷う人もいるでしょう。そのような場合には、日本マルチコプター協会が運営するドローンスクールに通うことがおすすめです。

日本マルチコプター協会は、ドローンスクールだけではなくドローンレースの運営など、地域活性化を推進している運営団体です。この記事では、日本マルチコプター協会の特徴やおすすめのドローンスクール3選をわかりやすく紹介します。

日本マルチコプター協会とは?

日本マルチコプター協会は、「Sky life for everyone 〜 いつかあたりまえになること 〜」を理念に掲げ、2018年に設立しました。日本マルチコプター協会は商工会議所青年部の出身者たちで構成されており、ドローンを活用して本業の幅を広げていることが特徴です。

ドローンによる地域や市場の発展を推進させるため、ドローン講習監修や人材育成などを中心に事業を展開しています。ドローンレースでは、タイニードローンと呼ばれる40g以下の超軽量ドローンを活用して競い合う、「JMA TINY DRONE RACE 2021」を開催しています。

総合優勝者には賞金100万円が授与されることから、多くのパイロットから注目を集めたドローンレースとなりました。また、全国の小学校でプログラミング授業を行い、小学生たちにドローンを実際に操縦してもらう取り組みも行っています。

ドローンに触れてもらうことで論理的思考力を養ってもらい、「ドローンは怖くない」と肌で感じてもらうきっかけになることを目的としています。

また、2022年8月時点でJMA認定ドローンスクールである講習団体「DRONE STATION」は、全国に58ヵ所あります。即戦力となれるパイロットの育成に努めるほかに、ドローンの最新技術情報を積極的に拡散するなど、日本全国で安全にドローンが運航されることを目指し事業を推進しています。

日本マルチコプター協会が運営する資格は?

日本マルチコプター協会が運営する資格は、以下の通りです。
  • JMA無人航空機技能認定証
  • JMA無人航空機安全管理者
  • ICTドローン導入コース修了証
  • 農薬散布ドローン導入コース修了証
  • JMAインストラクター技能認定証

JMA無人航空機技能認定証とJMA無人航空機安全管理者に関しては、講習期間は2日間となり、受講料は165,000円(税込)となることが一般的です。資格を取得する特典としてJMA Club会員になることができ、ドローンにおける損害賠償責任保険が付帯されます。

また、上記のような資格のほかにも、登録講習機関JMAで無人航空機操縦士講習を受講することで、一等無人航空機操縦士などの国家資格の実地試験が免除となります。

日本マルチコプター協会の代表的な認定スクール

ここでは、日本マルチコプター協会の認定スクールから代表的な3校を紹介します。

浜松 DRONE STATION


空撮や測量などの産業分野のコースに特化しているのは、浜松 DRONE STATIONです。初心者がスムーズにドローンの知識を習得できるよう、ドローン操縦の基礎から丁寧に指導することが特徴です。実技講習では産業機を実際に使用することで、現場で活かせる操縦スキルを習得できます。

講師は現場での実務実績が豊富なプロのパイロットが務めているため、現場目線の指導をしてもらえる点がメリットだといえるでしょう。また、受講生に関しては、国土交通省の全国包括申請を代行してもらえます。

子ども向けコースの有無 なし
スクール所在地 〒435-0054 静岡県浜松市中区早出町225-7 
問い合わせ先 電話番号 053-461-5857
メール trident.tag@gmail.com

JMA認定パイロット養成コース

上空150m飛行が可能になる操縦スキルが身に付くのは、JMA認定パイロット養成コースです。少人数制のコースだから、ドローン初心者でも講師に質問しやすい点がメリットです。座学ではドローンの上級基礎知識や関連法令などを学習し、実技ではGPS環境下外の訓練や目視外操縦飛行訓練などを行います。

なお、学割の対象は12~25歳までとなっているため、学生が受講しやすいコースとして人気を得ていることが特徴です。

主な対象者 ドローン操縦の初心者〜中級者
費用(税込) 165,000円(税込)
学割:140,800円(税込)
期間 2日間
取得できる資格 JMA無人航空機技能認定
JMA無人航空機安全管理者
取得できる技術 無人航空機を安全に飛行させるための知識と操縦技能

農薬散布ドローン導入コース

農薬散布に関するドローンの知識と操縦スキルを習得できるのは、農薬散布ドローン導入コースです。受講できるのは、パイロット養成コースを受講した方のみとなっているため注意したいですね。なお、費用や受講期間に関しては公式サイトに掲載されていないため、問い合わせをする必要があります。

主な対象者 パイロット養成コースを受講した方のみ
費用(税込) 調査中
期間 調査中
取得できる資格 調査中
取得できる技術 調査中

ふじのくに DRONE STATION


ビジネスシーンに対応できるドローンのスキルが習得できるのは、ふじのくに DRONE STATIONです。受講者の初年度包括申請代行費用は、受講費に含まれていることが特徴です。全国包括申請は1年ごとに更新が必要となりますが、2年度以降も更新手続きや更新認定証発行、追加機体登録などの手続きを代行してもらえることがメリットだといえるでしょう。

子ども向けコースの有無 なし
スクール所在地 〒411-0907 静岡県駿東郡清水町伏見622-1
問い合わせ先 電話番号 055-971-2538
メール 調査中

JMA認定パイロット養成コース

ドローンの基礎的な操縦方法や航空力学などを学習できるのは、JMA認定パイロット養成コースです。受講料には、包括申請や飛行実施報告、機体の初期設定などの料金も含まれています。受講生の予定に合わせて日程の調整は可能となっており、出張することもできます。

主な対象者 ドローン操縦の初心者〜中級者
費用(税込) 165,000円(税込)
学割:140,800円(税込)
期間 2日間
取得できる資格 調査中
取得できる技術 無人航空機を安全に飛行させるための知識と操縦技能

一気に3日間講習コース

パイロット養成コースとICTドローン導入コースを受講できるのは、一気に3日間講習コースです。3日間でビジネスシーンに必要な操縦スキルを習得できるため、短期間でドローンの操縦スキルを身に付けたい方におすすめです。カリキュラムでは、ドローンで撮影した画像を3次元データに変換したうえで、写真測量や現場調査などに活用するためのノウハウを学習します。

主な対象者
調査中
費用(税込)
220,000円(税込)
期間
3日間
取得できる資格
調査中
取得できる技術
ドローンで写真測量や現場調査などを行うためのスキル

SABAE DRONE STATION


国土交通省の操縦士養成マニュアルに則った安全マニュアルを採用しているのは、SABAE DRONE STATIONです。SABAE DRONE STATIONは、ドローンレーサーを育成するカリキュラムを用意している点も魅力の1つ。マイクロドローンでの映像撮影から産業機の活用方法まで、幅広く指導することが特徴です。

子ども向けコースの有無 なし
スクール所在地 〒916-0057 福井県鯖江市有定町3-4-7
問い合わせ先 電話番号 050-6878-1123
メール drone@LP-MDS.com

JMA認定パイロット養成コース

パイロット養成に包括申請や機体初期設定などが含まれているのは、JMA認定パイロット養成コースです。座学ではドローンの安全運航管理やDJIGOアプリの操作設定の方法などを学び、実技訓練では、ドローンの基本操縦方法やフェイルセーフ実地訓練などを行います。

主な対象者 ドローン操縦の初心者〜中級者
費用(税込) 165,000円(税込)
期間 2日間
取得できる資格 JMA無人航空機技能認定
取得できる技術 無人航空機を安全に飛行させるための知識と操縦技能

建設ICT導入コース

国が掲げるi-Construction推進に沿ったカリキュラムとなっているのは、建設ICT導入コースです。カリキュラムでは、ドローンを利用した写真測量や調査、ドローン見積などについて学習します。

主な対象者 JMA無人航空機技能認定取得者
費用(税込) 55,000円(税込)
期間 半日
取得できる資格 ICTドローン導入コース修了証
取得できる技術 ドローンを利用したICTの活用方法

まとめ

日本マルチコプター協会は、ドローンレースの開催や小学生へのプログラミング教育など、幅広い事業を手掛けていることが特徴です。さまざまな事業から獲得したノウハウを指導してもらえるのが、日本マルチコプター協会が運営するドローンスクールを利用するメリットだといえます。

産業分野に特化したコースが豊富に用意されているため、空撮や測量などにドローンを導入するか検討している場合は、説明会や体験会に積極的に参加したいですね。ドローンスクールに入会する際には、講師の質やアクセスの良さなどもチェックしておきましょう。
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