中でもアメリカ発祥の『Teachable』は海外の利用者数も多く、日本でもユーザー数を増やしているプラットフォームです。Teachableはオンライン講座販売に必要な機能が多数揃っているため、自分のオンライン講座を販売したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
しかしTeachableは日本語対応していないので、なかなか利用に踏み切れない人も多いかと思います。
そこで今回は、Teachableを使って日本語でオンライン講座を作成する方法をお伝えすると共に、国内サービスで講座販売に特化したプラットフォーム『コエテコカレッジ』も併せて紹介します!
Teachableとは?
画像引用:TeachableTeachableは、独自のオンライン講座を開設できる会員制のLMS(Learning Management System:学習管理システム)プラットフォーム。オンライン講座販売に必要な機能が揃っており、世界のどこからでもオンライン講座を販売できます。
世界中に提供されている老舗プラットフォームだけあり、受講生登録数1000万人以上を誇ります。また登録講師数は、1万人以上にも上ると言われています。日本のオンラインビジネス市場の規模拡大に伴い、日本人の利用者も年々増加しています。
そんなTeachableの主な特徴は、
- オンライン講座の作成には、動画だけでなく画像やオーディオデータ、PDF、テキストデータなど多くの教材コンテンツを利用した講座を簡単に構築できる
- コース作成にAIを使ったアシスト機能がある
- リアルタイムのコーチング(オンライン講座)を開催できる
- 動画やPDFなどのコンテンツの販売も可能
- PayPal、Stripeと連携して決済が可能
- 単発講座、サブスクリプション形式の講座の販売も可能
- テンプレートを使って簡単にWebページを作成できる
- 複数のマーケティングツール(MailChimpやConvertKitといったメルマガ配信サービスやGoogle Analytics等)と連携可能
- キャンペーン機能、修了証発行機能がある
- 独自ドメインを取得できる
- 月額費用無料の『Freeプラン』がある
また月額費用無料のFreeプランが用意されているため、初めてオンライン講座販売に取り組む人も気軽に参入できる点が魅力です。
ただし、2023年6月からFreeプランのスクールの学生数(受講生)が10人になりました。受講生を増やしたい、すでに10人以上受講生のいる講師は、有料プランにアップグレードする必要があります。
また、Teachableには集客機能がないので、講師は自力で集客し講座を販売する必要があります。他にも、日本語対応していないためサポートが全て英語であることもデメリットの1つです。
Teachableでアカウント作成する前にやるべきこと
冒頭で述べた通り、現在Teachableは日本語対応していません。そこで、英語のサイトからアカウント作成やプラン・料金の確認をしなくてはなりません。ある程度英語力のある方なら、英語のサイトからアカウント作成等の作業も抵抗なくできると思いますが、英語力に自信のない方はGoogle Chromeの拡張機能を使って自動翻訳で日本語表示する方法をお薦めします。
操作方法は、
- Google Chromeの拡張機能「Google翻訳」を以下のサイトからダウンロードしてChromeの機能に追加する
- ブラウザ右上の拡張機能のボタンをクリックするとGoogle翻訳が入っているので、ピンのマークをクリックしてピンで固定する
- 固定すると、拡張機能ボタンの左隣にGoogle翻訳のアイコンが表示される
- Google翻訳のアイコンを左クリックすると以下のような入力用のエリアが表示される
- 「このページを翻訳」をクリックすると、表示されているページ全体が日本語に翻訳される
こんな感じで翻訳されました。引用:Teachable
画面の上部に、「日本語に翻訳されました」という表示と「原文を表示」のボタンがあるので、「原文を表示」をクリックすると英語と日本語の切り替えができます。うまく切り替わらない場合は画面をリロード(再読み込み)すると切り替わります。
これで、大体の英語の意味が理解できるようになりますが、翻訳がうまくいかずに日本語の表示がよくわからない場合は、原文に切り替えて別の翻訳ツールにコピペして調べるか英語の辞書サイトで調べると意味が理解できるでしょう。
「原文を表示」ボタンが消えてしまっても、Google翻訳のアイコンをクリックしてページ全体を再度翻訳すれば出てきます。
英語のサイトのままアカウント作成をするより、日本語表示してからアカウント作成した方がストレスなく作業できるので、最初にぜひやってみてください。
Teachableのプランと料金・アカウント作成方法
本項目では、Teachableのプランと料金、アカウント作成方法についてお伝えします。まずは、自分に合ったプランを確認してからアカウントを作成しましょう。Teachableのプラン&料金
Teachableの料金プランは、下記表の通りです。表に記載の月額費用や取引手数料とは別に、国際カード手数料(アメリカ以外の国で支払いを行った場合のクレジットカード手数料)3.9%+30¢が一律上乗せされます。(PayPalを利用する場合は決済手数料4.99% + 49¢)(※2023年12月現在)なお、年払いを選択した場合、ひと月あたりの使用料が割安です。為替レートの変動によって日本円に換算した利用料が変わるため、長く使うことが想定される場合は、申し込むタイミングが円高なら年払いの検討をしてみると良いでしょう。
プラン名 |
フリー |
ベーシック |
プロ |
プロ+ |
ビジネス |
月額 |
$0 |
$39 |
$119 |
$199 |
$499 |
手数料 |
1$+10% |
5% |
0% |
0% |
0% |
使える機能はプランによって異なるため、目的や講座内容、受講生をどのくらい増やしたいかに応じてTeachableの価格設定のページから自分に合ったプランを確認して選択してください。最初はフリーのプランでアカウント作成し、後からアップグレードすることも可能です。
Teachableアカウント作成方法
Teachableのアカウントを作成するには、下記の手順を踏みます。Google翻訳を動かしながら行えば、難しい作業ではありません。- フルネーム・メールアドレス・パスワードの入力
- 規約とプライバシーポリシーの同意
- 自分のビジネス等に関する質問に回答
- メールアドレスの認証
サービスの作成
Teachableで作成できるサービスは、- オンラインコース(動画や音声データ、PDF資料などのコンテンツを入れ込んで作成した会員制のオンラインスクール)
- コーチング(1対1または少数グループでセッションを予約してビデオ通話を行う)
- デジタルダウンロード(動画やPDFをダウンロードして学ぶ)
はじめに「スクール」というものを作成し、その中にオンラインコースやコーチング、デジタルダウンロードのサービスを分けて構築するような仕組みになっています。
それぞれのサービスの構築・編集画面では、翻訳機能で日本語表示にすれば直感的な作業で構築できるようになっています。
サービスを作成したら、講師のプロフィールや価格設定、キャンペーンや修了証の設定、スクールのデザインを整える、ドメインを設定するなどの作業をしたら、公開します。
日本語対応のTeachableサイトの作り方と注意点
Teachableは、オンライン講座を開設・運営するにあたり、多機能で非常に魅力的なプラットフォームである一方、日本語対応していないところがデメリットです。そのため、英語が苦手な人はGoogle翻訳等の翻訳機能で日本語表示させる必要がありますが、意味はある程度通じるものの翻訳は完璧ではないので、ところどころ日本語の意味がわからずストレスに感じることがあるかもしれません。
また、受講者にも英語で表示されるため、受講者側でもGoogle翻訳で日本語表示させる方法を教えてあげる必要があります。受講者側にとっても、Google翻訳で英語のサイトのまま学習するのは使いづらさを感じるポイントだと思われます。
そこで、自力で英語を日本語に変換し、日本語対応のサイトにする方法があります。
日本語対応のTeachableサイトの作り方
日本語対応のTeachableサイトを作成するには、Siteメニューの【Custom Text】からサイトを日本語化していきます。日本語化の手順は、次の通りです。
- Siteメニューの中の【Custom Text】を押下
- CURRENTの各セクションに日本語に翻訳した文言を入力
- セクションごとに【Save】ボタンを押下
さらにGoogle翻訳やDeepl翻訳で日本語変換した文章に文法や表現の誤りがある場合は、適切な表現に修正する必要もあります。
「Login」「Sign Up」「More」など意味がわかる英単語は、必ずしも全て日本語に置き換えなくても良いかもしれません。受講者向けの項目の中でわからない部分のみ置き換えるだけでも、使いやすくなるでしょう。
また、当然ですが受講者向けの規約・プライバシーポリシーも全て英語なので、受講生が読みやすいよう日本語に変更する必要があります。規約もプライバシーポリシーも作業は同じです。
やり方は、
- Siteメニューの中の【Pages】を押下
- Privacy Policy(プライバシーポリシー)またはTerms of Use(利用規約)のEdit(編集ボタン)を押下
- Google翻訳でプレビュー部分を範囲指定して日本語表示もしくはプレビュー画面に切り替えて日本語表示にし、日本語を全文コピー
- 編集画面の左側にあるテキストボックスに日本語を貼り付け、日本語表現がおかしい部分を修正
- 保存する
テキストボックスに書かれた文章が右のプレビュー部分に表示されますが、ページ全体を翻訳機能で日本語表示にしてしまうと、テキストボックス内の文章もプレビュー部分も日本語になってしまいます。
テキストボックス内が日本語に置き換わっているからプレビュー部分が日本語なのか、翻訳機能で日本語表示になっているからプレビューも日本語になるのか区別がつきません。
そこで、ページ全体を日本語翻訳せずに原文表示のまま→プレビュー部分のみを範囲選択して日本語表示→テキストボックスの英語を削除してコピーした日本語に置き換えるのをおすすめします。
Teachableのサイトを日本語化する時の注意点
Teachableは、アップグレードと共に新しいセクションが増えます。そのため『新しいセクションは英語のまま』といった事態にならないよう注意してください。新しいセクションが追加される度に、必要に応じて上記作業を繰り返して日本語へ変換しましょう。Teachableは日本でも多くのユーザーに利用されているプラットフォームですが、「日本語に変換するための手間や時間が非常にかかる」という声も散見されます。
最近ではTeachableの普及に伴い、有料で日本語変換を代行してくれるサービスも見かけるようになりました。申し込むとその日のうちに日本語化してくれるサービスや、各項目の日本語化の他にメールテンプレートの日本語化を行ってくれるサービスもあるので、どのようなサービスがあるか調べてみましょう。
日本語変換代行サービスを利用するには、無料プランでは管理者が追加できないため有料プランにするか、メールアドレスとパスワードを共有して代行サービスを利用することになります。
日本語変換代行サービスは、面倒な作業を一括で行ってもらえるため非常に便利ですが、
- 管理者を追加するための有料プランへのアップグレードは、代行サービスの料金に含まれないため別途支払う必要がある
- セキュリティ面の問題から、メールアドレスとパスワードを共有する場合は、他のサイトやサービスで使用しているパスワードの使い回しはしない
- 代行サービス利用後はパスワードを変更するのがおすすめ
初めてオンライン講座を開設する講師の方は、初期費用を極力抑えたいと考える人も多いでしょう。
英語表記に抵抗を感じる人や初めてオンライン講座販売に取り組む人、自分の力でTeachableの日本語変換が難しい人は、日本語に対応したプラットフォームの利用をおすすめします。
コエテコカレッジはTeachableと同等機能を搭載!さらに日本語完全対応!
『コエテコカレッジ』は、オンライン講座販売に取り組みたい講師やクリエイター向けに作られた日本語完全対応のプラットフォームです。Teachableと比較しても遜色のない機能やサービスが搭載されているだけではありません。国内向けのサービスのため、英語を日本語に変換する必要もありません。直感的な操作で簡単に講座の作成が可能です。
さらに講座形式も、
- 有料/無料
- 単発/連続/サブスクリプション(2024年1月よりサービス開始予定)
- オープン/限定
- AI販売アシスト機能(AIがどんな講座が作れるか分析し、販売までのスケジュールを立てる機能)
- AIによる動画自動文字起こしや動画内容の要約機能(プランによって回数の制限あり)
他にも、
- 簡単決済管理
- 割引制度・クーポン機能
- アンケート機能
- 受講者への個別メッセージ
- 受講者への自動連絡メールの設定
- LINE連携(LINEから通知を送る機能)
- 受講の進捗が確認・管理できる受講者管理
- 対象講座受講者全員へ連絡できるグループ機能
- レビュー機能
- 講座パック機能(作成済みの講座をパックにして販売:プロプラン以上)
自分に合った講座形式を選択し、機能を上手に活用することで、大きな収益につなげることもできるでしょう。
初心者でも安心!コエテコカレッジのユーザーサポートは日本完全語対応
コエテコカレッジの魅力は、機能性や柔軟性の高さだけではありません。手厚いユーザーサポートも魅力の1つです。Teachableの場合、困った時の相談や質問はメールでしか受け付けていません。しかも対応言語は英語のみ。英語が得意でない人の場合、問い合わせだけに何時間も費やしてしまうかもしれません。また時差もあるため、すぐに返信が返ってこないこともあるでしょう。
その点、コエテコカレッジは、インターネットメディアやデジタルコンテンツなどの事業を提供する『GMOメディア』が運営するプラットフォームです。
ユーザーからの問い合わせ・質問は、全て日本語で対応してくれます。さらにガイドやQ&Aも日本語で表記されているため、分からないことや疑問があってもすぐに解決できるでしょう。
Teachableとコエテコカレッジを比較したい人は、ぜひ下記記事をご覧ください。
関連記事:オンライン講座を開講するなら国内サービスor海外サービス?|Teachable とコエテコカレッジの料金・機能を比較してみた
コエテコカレッジのプラン・料金
コエテコカレッジの特徴として、リーズナブルな価格もあります。販売手数料が他の国内プラットフォームに比べリーズナブルな設定で、無料プランもあるので低コストからはじめたい方にはピッタリです。
無料講座のみを配信したい場合は、月額利用料0円、手数料0円の完全無料ではじめられます。
登録費用 |
なし |
手数料 |
※無料講座の場合は手数料無料 |
月額利用料 |
|
Teachableで日本語オンライン講座を作成する方法 まとめ
本記事では、Teachableで日本語オンライン講座を作成する方法と日本語に完全対応しているおすすめのプラットフォームとしてコエテコカレッジを紹介しました。Teachableは、オンライン講座を販売するための機能が充実している反面、日本語には対応していないことが大きなデメリットです。英語を日本語に変換することも可能ですが、日本語のオンライン講座を作成するには、多くの時間と労力がかかってしまいます。
また問い合わせも英語でしか受け付けていないため、英語が苦手な人はスムーズにオンライン講座の販売ができず挫折に至ってしまうことも。そして受講する側にとっても、日本語化されていないプラットフォームで学ぶのは多少ストレスになる方もいるでしょう。
そこで、多機能なプラットフォームを使いたいのに英語がネックになっている人は、日本語完全対応のコエテコカレッジがおすすめです。
コエテコカレッジであれば、ユーザーサポート・Q&Aなど全て日本語で対応しています。さらにオンライン講座販売に必要な機能も充実しています。初心者から既にオンライン講座販売に取り組んでいる人まで、どんな人にもマッチするプラットフォームと言えるでしょう。
スムーズにオンライン講座の開設・運用を始めるには、自分に合ったプラットフォームの選択が不可欠です。英語が苦手な人は日本語完全対応のコエテコカレッジでオンライン講座の販売にチャレンジしてみてください!
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