この記事では、イマドキの高校生はどのくらい塾へ通っているのか、塾にいくら費用がかかるのかといった実情をご紹介しつつ、お子さんを塾へ通わせるべきか判断する際のポイントについて詳しく解説します。
塾へ通うべきかどうかは、現状の成績はもちろん、子どもの性格や意向、生活スタイルなどによって異なります。保護者と本人がしっかり話し合い、お互いが納得した形で決定することが大切です。
大学受験のために塾へ行くべき?
そもそも、大学受験のために塾へ行くべきなのでしょうか。結論から先に言うと、塾へ行くべきかどうかの答えは、子どもの性格や意向によって異なります。
子ども本人が塾へ行くことを強く望んでいるなら、成果に繋がりやすいかもしれません。子どもが勉強の進め方をすでに確立している場合には、塾より家庭学習の方が合っているということもあります。せっかく塾へ通ったとしても、塾の指導方法が合わず、成績アップにつながらないこともあります。
塾へ通うべきか考える際には、塾へ行くメリット・デメリット、我が子の性格や気持ちを考慮したうえで判断することが大切です。
塾へ行くメリットは?
塾へ行くメリットとして、以下のようなことが挙げられます。参考:予備校おすすめ
志望する大学の受験対策ができる
塾に通う最大のメリットは、志望する大学の受験対策ができる点。一口に受験対策と言っても、志望校のレベルに合わせて学力を高めていくだけではありません。
大学入試の仕組みを理解し、志望校に向けて正しい対策を行えるように指導することも塾の役割です。
受験方式や進路先の大学に合わせた学習法も知ることができるため、無駄なく自分に合った受験対策に取り組むことができるでしょう。
効率的な勉強方法を身に付けられる
塾では、効率的な勉強方法をレクチャーしてくれます。良かれと思っていた勉強方法が実は非効率的だったというケースも珍しくありません。
他にもこれまで数多くの受験生を合格に導いてきた指導実績のある塾では、1人ひとりに合った勉強法を指導してくれます。これまでどんな勉強法を試しても成果が現れなかった受験生でも、自分にピッタリの勉強法が見つかるのではないでしょうか。
受験に関する有益な情報が手に入る
大学受験は情報戦と称する人も少なくありません。それだけ、大学受験の在り方は日々刻々と変化しています。
受験の種類や形態も多様化しているため、個人で必要な情報をキャッチアップするには限界があります。
その点、塾に通えば受験に関する有益な情報が手に入ります。
最新の情報が手に入るため、古い情報を鵜呑みにしてしまう心配もありません。
またカウンセラーやアドバイザーが在籍する塾では、受験生1人ひとりに合った情報を提供してくれます。
そのため必要な情報を取り逃してしまう心配もないでしょう。
受験に対するモチベーションを維持できる
塾には同じく志望校合格を目指す仲間がいます。仲間と共に切磋琢磨できる環境は、塾ならではのメリットと言えるでしょう。
また塾では日々の小テストに加え定期的な模試も実施してくれます。自分の現在の立ち位置が明確になるため、中長期的な目標を掲げやすい利点もあります。
塾の自習室にいるだけで、勉強への意欲が湧いてきた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
このように塾は、受験に対するモチベーションを維持できる環境がある空間です。
同じ志望校を目指す仲間ができる
塾では志望校別やレベル別にクラス編成されるケースが多いため、自ずと同じ志望校を目指す仲間との交流機会も増えます。同じ目標に向けて共に切磋琢磨していくうちに、友人になるケースも少なくありません。
同じ志望校を目指す仲間は、やがて同じ大学に通う同級生になる可能性もあるでしょう。
仲間ができる利点は、独学やオンライン塾では得られないメリットとも言えそうです。
塾へ行くデメリットは?
反対に、塾へ行くデメリットとして、以下のようなことが挙げられます。かなりの費用がかかる
塾に通うとなると相応の費用がかかります。特に大学受験目的に塾に通うとなると、長期間かつ多大な時間をかける必要があります。自ずとコストも膨らんでくるでしょう。
費用面が気になるのであれば、独学で取り組める勉強と塾に委ねたい勉強を切り分けておくのも1つ。またオンライン塾などを活用し、通塾費を抑えるなどの取り組みも必要です。
参考:高校生向けオンライン塾おすすめ
時間が決まっているので部活や習い事との両立が難しい
多くの塾では、授業を実施する時間や曜日が固定されています。そのため塾の授業の時間によっては、部活や他の習い事との両立が難しいと感じることもあるでしょう。
部活や他の習い事と受験に向けた塾通いのどちらを優先してスケジュールを組み立てていくか、子どもとしっかり相談する場を設ける必要があるでしょう。
教室まで移動するのに時間がかかる
塾まで移動するのに時間がかかる点も、塾に通うデメリットとして挙げられます。塾に通う時間を通算すると、かなりの時間費やしていることも珍しくありません。
また学校帰りの子どもにとっては、塾に通う行為自体、身体的な負担に感じられてしまうこともあるでしょう。
塾を選ぶ時はなるべく自宅から近距離に位置する塾か、学校と自宅の沿線上にある塾など、通塾の負担が大きくならない場所を選ぶようにしましょう。
自習時間が減ってしまう
塾に通うと自ずと自習時間が減ってしまいます。苦手な教科や理解の乏しい分野について自習する時間がないと、分からないまま授業を受けることになってしまいます。
現に、「授業をこなす」だけの通塾になってしまい、受験から遠のいた学習になっているケースも散見されます。
塾に通う時は、自習時間も確保できるよう余裕のあるスケジュールを組むことが大切です。
イマドキの高校生のリアルな塾事情
ここでは、文部科学省の公表した最新のデータをもとに、イマドキの高校生のリアルな塾事情について見ていきましょう。
どのくらいの高校生が塾へ通っているのか、どのくらいの金額が塾代として支出されているのかが分かれば、塾へ通わせるべきかどうかを判断しやすくなります。
どのくらいの高校生が塾へ通っているの?
まず、高校生のうちどのくらいの割合が塾へ通っているのかを見ていきましょう。文部科学省による2021年度の調査によると、高校生の学習塾費(年間)の金額分布は以下のようになっています。
区分 | 公立高校 | 私立高校 |
---|---|---|
なし(0円) | 66.8% | 61.7% |
1万円未満 | 1.6% | 1.5% |
5万円未満 | 3.3% | 3.4% |
10万円未満 | 2.8% | 3.7% |
20万円未満 | 4.7% | 5.0% |
30万円未満 | 4.9% | 4.6% |
40万円未満 | 4.4% | 3.5% |
40万円以上 | 11.6% | 16.7% |
年間1円以上支出者のみの平均額 | 35.6万円 | 32.6万円 |
高校で学習塾へ通う家庭のうち、もっとも支出が多かった区分は、公立・私立ともに「40万円以上」となっています。また学習塾へ通っている人の支出平均額は、公立で35.6万円、私立で32.6万でした。
この表から、公立高校では7割近く、私立高校でも6割の子どもが塾へ通っていない実態が分かります。なお、この調査には通信教育費および家庭教師費は含まれていないため、「塾に通っていない子どもすべてが家庭学習のみを行っている」わけではない点に注意が必要です。
参考:塾はいつから通う?
ぶっちゃけ塾ってどのくらい費用がかかるの?
「塾はお金がかかる」とはよく聞きますが、実際のところ塾にはどのくらいの費用が必要なのかを見ていきましょう。文部科学省による同上の調査によると、高校生の学習塾費の平均(年間)は学年別で以下のようになっています。
区分 | 公立高校 | 私立高校 |
---|---|---|
1年生 | 80,674円 | 110,873円 |
2年生 | 107,774円 | 179,923円 |
3年生 | 170,790円 | 225,035円 |
平均 | 120,397円 | 171,149円 |
学年が上がるごとに金額が上がり、私立高校の方が公立高校より支出が多いことが分かります。
なお、この数字は、塾へ通っていない人も含めて算出された平均値であり、実際に塾へ通っている人だけで算出した支出平均額とは異なります。
大学受験でいつから塾へ行くべきか悩んだ時に考えるべきポイント
次に、お子さんが塾へ行くべきか悩んだ際に、保護者として考えるべきポイントについて見てみましょう。子どもに合った指導スタイルは何か
塾には大きく分けて3つの指導スタイルがあります。- 集団授業
- 個別指導
- オンライン授業
それぞれの指導スタイルにもメリット・デメリットがあり、子どもの性格や勉強の進め方によって合う・合わないがあります。我が子に合う指導スタイルがあるかどうかを確認しましょう。
集団授業
集団授業は、塾の教室へ集まり、学校のような形で集団で講師から授業を受ける形式です。多くの塾では学力によってクラスが分けられており、子どもの学力に応じた授業を受けられます。周りの仲間と競い合いながら進めることになり、緊張感を持って授業に臨めます。一方で、授業の内容やスピードが決まっているため、何かを個別に対応してもらうことは難しくなります。
- 自発的に勉強に取り組める子
- 向上心や競争心を強く持っている子
個別指導
個別指導は、1人あるいは2~3人の少人数に対して1人の講師が授業を行う形式です。子どもそれぞれの学力や理解力に合わせて、柔軟にカリキュラムを組むことができます。得意なところは早く、苦手なところはゆっくりといった具合に、自由にペース配分を決められるため、効率的に勉強を進められます。一方で、講師との相性によって成果が変わってくる点、集団授業に比べると塾費用が高くなる傾向がある点はデメリットと言えるでしょう。
- 他人と比べられるのが苦手な子
- 苦手分野を集中的に勉強する必要がある子
オンライン授業
オンライン授業は、家にあるPCやタブレット、スマートフォンを利用し、ネットワーク通信によって授業を受ける形式です。あらかじめ用意された動画を視聴する「オンデマンド形式」と、講師と対面で授業を行う「対面形式」があります。塾への移動時間がないため、部活や習い事との両立がしやすいメリットがあります。また通塾スタイルと比べると塾費用が安く済みます。一方で、自宅で授業を受けるため気が緩みやすくなり、集中力を保てるか、結果を出せるかは講師の腕や本人のやる気にかかっています。
- 塾へ行きたいが時間の確保が難しい子
- 家でもメリハリを持って勉強を進められる子
本人に塾へ行く意志とやる気があるか
どれほど保護者がお膳立てをしても、子ども本人に塾へ行く意志、勉強に対するやる気がなければあまり意味がありません。塾へ行くかどうかを考える際には、お子さんの気持ちと現状の成績、将来のことなどをよく話し合い、明確な理由や目標について確認しましょう。
塾へ通う時間を確保できるか
学校の行事や部活、習い事、課外活動に友達との約束まで、高校生の日常生活は忙しいものですよね。もし塾へ行くことになったとして、授業のための予習・復習、通塾の時間などを適切に確保できるかも、しっかり考えておく必要があります。スケジュール的に厳しいにもかかわらず頑張って塾へ通って、身体をこわしてしまっては元も子もありません。生活リズムが大きく崩れないようなスケジュールを立てられるかどうか、保護者も一緒に考えてみましょう。
塾の費用を負担し続けられるか
もしお子さんが塾へ行くことになれば、当然のことながら塾費用を負担しなければなりません。しかもすでにご紹介したとおり、塾にかかる費用は比較的高額です。そのため、現実的な話ではありますが、高額な塾費用を継続的に払い続けられるかも考慮する必要があります。
大学受験を乗り越えるためには保護者のサポートが欠かせないものなので、塾へ行く際には家計にも無理のない範囲で検討することが大切です。
高校生向けオンライン塾おすすめ【2024年最新版】大学受験対策も
多くの高校生にとって、塾選びには時間をかけていられないケースがほとんどです。 そこで、コエテコでは高校生におすすめのオンライン塾や大学受験対策ができるオンライン塾高校生向けを解説します。費用相場も紹介しておりますのでぜひご覧ください。
この記事をcoeteco.jp で読む >大学受験のための塾選びのポイント
大学受験で合格を勝ち取るには、子どもにマッチした塾選びが必要です。塾の選定において、チェックしたいポイントをご紹介します。サポートが充実しているか
「学習計画を立てられない」「勉強の仕方が分からない」などのケースでは、「教えるだけ」の塾は不向きです。学力向上に向けた、具体的なアドバイスや学習プランを提示してくれる塾を選択しましょう。サポート体制を重視するなら、集団塾よりも個別指導塾がおすすめです。授業プランは一人ひとりにカスタマイズされるため、子どものペースで学べます。
塾によっては、志望校選びから寄り添ってくれるところも少なくありません。志望校選びに迷っている・受けられる大学が見つからないなどのケースでも、親身に相談に乗ってもらえます。
体験授業を受けられるか
口コミや評判がよくても、子どもと合わない塾はおすすめできません。入塾の契約を結ぶ前に、体験授業を受けられるのが理想です。体験授業では、以下のポイントをチェックしましょう。
- 講師の説明が分かりやすいか
- 設備の数・状態
- 通塾中の生徒の様子
- 塾全体の雰囲気
たった1度足を運んだだけで違和感を覚える塾は、子どもとは合わない可能性大です。評判がよい場合でもいったん保留し、別の塾も見学してみることをおすすめします。
また子どもが嫌がる場合も、無理に通わせるのは控えましょう。やる気のないまま通わせても、成果は期待できません。
なお塾は、受験が終わるまで継続的に通うことが必要です。体験に行った際は、「通いやすい立地か」「家計の負担になりにくい料金か」なども確認しておきましょう。
その他(失敗した生徒の声)
塾選びの失敗談としてよく挙げられるのが「友達に誘われて入塾したが自分に合っていなかった」「疑問点があるときに質問できない」「自習室で勉強するつもりが満席で使えない」などです。塾を選ぶ際は、カリキュラムの内容やレベルだけでなく、勉強する環境や質問対応、講師の質もしっかり確認することが大切です。
友達が通っているから、評判が良いからなどと安易な理由で塾を選んで、失敗してしまうことがないよう、子どもに合う塾を慎重に検討しましょう。
目的を達成できる塾か
受験勉強で子どもが抱える課題は、一人ひとり異なります。塾を選択するときは、課題解決につながるかどうかをよく考えてください。例えば「難関大学に合格する学力を付けたい」というのであれば、大学受験専門塾や難関大学合格実績豊富な学習塾がおすすめです。
一方「高校1年の基礎からやり直したい」「学習の習慣を付けたい」などのケースでは、個別に学習プランを作成してくれる個別指導塾の方が効果を期待できます。
大学受験で塾に行くべきか迷っている人向け塾おすすめ5選
「通える範囲によい塾がない」「通塾の時間が取れない」などのケースでおすすめなのが、オンライン塾や家庭教師です。インターネット環境とデジタルデバイスさえあれば、家庭でも対面式と遜色のない質の高い授業を受けられます。大学受験で塾に行くべきか迷っている人に、おすすめの高校生向けオンライン塾・高校生向けオンライン家庭教師をご紹介します。
参考:大学受験塾おすすめ
参考:予備校おすすめ
そら塾オンライン個別指導塾
おすすめオンライン塾名 | そら塾オンライン個別指導塾 |
料金 | 月額授業料5,400円(税込)~ |
対象学年 | 全学年 |
目的 | 学力向上から受験対策まで |
学校準拠かどうか | 準拠可能 |
受験対策のレベル | 「推薦入試」「一般入試」両方に対応したコースあり |
授業スタイル | 1対2のオンライン個別指導 |
授業方式 | オンライン |
無料体験 | あり |
公式HP | そら塾オンライン個別指導塾 |
一人ひとりに合わせたきめ細かい受験指導
「森塾」「湘南ゼミナール」などを運営する「株式会社スプリックス」のオンライン個別指導塾です。全国に500校舎以上の学習塾を展開する企業だからこその豊富な指導ノウハウ・教育情報により、インタラクティブで質の高い授業が提供されます。授業はリアルタイムで実施され、スマホでの受講も可能です。分からないことは授業中にきちんと解決できるため、授業外での自己学習もスムーズに進みます。講師は首都圏有名大学在籍(卒業)が多く、受験ノウハウや学習の進め方についても質問しやすいのが魅力です。
・対話型のオンライン授業
・先生1人に生徒2人までの個別指導
そら塾オンライン個別指導塾はこんな方におすすめ
受験方法にマッチした指導を受けたい方そら塾では、「推薦入試」「一般入試」に対応したコースが用意されています。受験方法に合わせたムダのない学習が行えるのは、大きな魅力です。
推薦入試コースでは、学校の評点を上げることを目標に学習を進めます。定期(期末・中間)テストに向けた対策が行われ、教科全体の底上げを目指すことが可能です。
一般入試コースでは、志望大学の傾向に合わせた学習を行います。受講者一人ひとりに最適な学習プランが設計され、確実な合格に向け徹底的なサポートを受けられる仕組みです。
自宅学習も充実させたい方
そら塾に入会すると、解説映像が見放題となります。映像授業では定期テストに出題されやすい問題や間違えやすい問題・重要ポイントなどが分かりやすくまとめられており、自己学習に利用できます。
また学習のモチベーションが落ちてきたときは、「オンライン自習室」の利用も可能です。
オンライン自習室とは、受講時間以外に利用できるオンラインクラスのこと。全国各地の受講生が自由に利用でき、それぞれが黙々と学習を進めます。友だちと一緒に勉強しているような感覚で学べるため、学習のモチベーションが落ちません。
このほかオンライン自習室は、自習室担当の講師が在籍しているのも大きな魅力です。分からないことはその場で講師に質問できるため、独学よりも学習がスムーズに進みます。
そら塾オンライン個別指導塾のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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そら塾オンライン個別指導塾の口コミ
以前は家から遠い塾へ通っていましたが、そら塾にしてから通塾時間を有効に使えるようになりました。なかなか成績が伸びず悩んでいましたが、高校で初めて90点以上取れました!授業では予習をどんどん進め、定期テスト間近になると分からない学校ワークの解説に時間をいっぱい費やしてくれるので、それが今回のテストの結果に結びついたのだと思います。
引用元:オンライン学習塾のそら塾公式HP
中学校3年生の秋からそら塾を始めました。塾のスタートとしては遅すぎると思いましたが、そら塾で自分の苦手な部分をしっかりと対策することができ、志望校に合格することが出来ました!高校生になっても続けていますが、定期テストも良い結果を出せています。
引用元:オンライン学習塾のそら塾公式HP
そら塾を始めてから、塾に通う時間もなくなり時間を有効活用できるようになりました。学校の授業に準拠した指導により、成績が上がったという声が多く聞かれました。高校受験についてのサポートも丁寧に行われており、苦手教科を克服できた人もいるようです。
そら塾の授業ではわかりやすく「予習」をしていただけるため、学校の授業での理解も深まり、苦手教科だった数学も苦手意識はなくなり、成績もアップ!成績別の1番上のクラスにも入ることができました!
引用元:オンライン学習塾のそら塾公式HP
一方でマイナスな意見が聞かれたのは、講師の質について。合わない講師・やる気のない講師に当たってしまい、モチベーションが下がったという声がありました。
そら塾オンライン個別指導塾の受講で結果を出すには、講師の質や子どもとの相性を見極めることが重要です。
キミノスクール
おすすめオンライン塾名 | キミノスクール |
料金 | 高校生は無料カウンセリング後に紹介 |
対象学年 | 全学年 |
目的 | 学力向上から受験対策まで |
学校準拠かどうか | 準拠可能 |
受験対策のレベル | 全受験方式・難関大レベルまで対応 |
授業スタイル | 個別指導 |
授業方式 | オンライン |
無料体験 | あり |
公式HP | キミノスクール |
授業は定額・受け放題
「株式会社クルイト」が運営する、完全個別指導型のオンライン塾です。他の個別指導塾と異なるのは、定額料金を支払えば、1カ月に何度でも受講できること。受講科目数による料金の追加もなく、たくさんの科目を学びたい受験生も安心です。学習意欲が高い子どもにとってはメリットが大きいといえます。
またキミノスクールは、一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜の全ての受験形式に対応可能です。総合選抜型は志望理由の作成からサポートを受けられるため、書き方が分からない子どもも心配はいりません。一般選抜・学校推薦型選抜もそれぞれの課題や目標に合わせたカリキュラムが組まれ、効率的に受験勉強を進められます。
参考:総合型選抜入試に対応している塾
キミノスクールはこんな方におすすめ
難関大学に合格したい人キミノスクールでは、合格ノウハウを備えた難関大学講師が完全個別指導を行います。生徒の学習プランを決定する際は、生徒の学力と志望大学のレベルを適切に分析。子ども一人ひとりについて、「合格するために何をすべきか」を明確化します。
難関大学を目指す生徒への指導内容には、以下のものが含まれます。
- 志望校までの1日単位の勉強スケジュール
- 短期間で成績が上がる正しい勉強法
- 学力分析に基づいた具体的なアドバイス
現状では合格レベルに達していない生徒でも、講師の指導・アドバイスに従って学習すればOK。偏差値が20以上上がるなど、大幅なレベルアップをした生徒も少なくありません。キミノスクールでは、「偏差値40台・E判定から難関大合格が可能」と謳っています。
受講料を安く抑えたいご家庭
個別指導塾はコマ数が増えると月額料金が高くなるのが一般的。しかしキミノスクールなら、定額料金で個別指導を受け放題です。ご家庭は「子どもに勉強させたいけれど、受講料がかさむのは困る……」というジレンマに陥ることがありません。
またキミノスクールは、集団塾のように季節講習による追加料金が不要です。「夏期講習・冬期講習で10万円プラス」などということがなく、時期・季節による変動がないのもうれしいポイントといえます。
「個別指導であること」を踏まえた上で年間トータルの受講料を見ると、集団塾よりは割安と感じるご家庭が多いようです。
・全受験方式に対応
・偏差値40台・E判定から難関大合格が可能
キミノスクールのメリットデメリット
メリット | デメリット |
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無料カウンセリングを受けるまで料金が分からない |
キミノスクールの口コミ
高2冬で入会したときの偏差値は40。そこから偏差値60までUPして、総合型選抜入試で東京理科大学経営学部に合格しました。
引用元:キミノスクール公式HP
高3夏の偏差値45から、半年で偏差値70までUPして、明治大学情報コミュニケーション学部に合格しました。キミノスクールの口コミは、「偏差値が大幅にアップした」というものが多数。志望校に合格できた生徒も多かったようです。
引用元:キミノスクール公式HP
高校3年の夏から学習を始めたという生徒もおり、短期集中で学力を上げたい人も学習効果が期待できます。
東進ハイスクール・東進衛星予備校
おすすめ塾名 | 東進ハイスクール |
料金 | 入学金:33,000円(税込)、 担任指導費:受験生:77,000円(税込)、高2生以下:44,000円(税込)、 模試費:受験生29,700円(税込)、高2生:14,850円(税込)、高1生・高0生:12,650円、通信講座受講料:77,000円(税込)~ |
対象学年 | 高校0年生~高校3年生 |
目的 | 第一志望校合格 |
学校準拠かどうか | 大学受験のための先取り学習 |
受験対策のレベル | 国立難関大まで対応(日本一の現役合格実績※2023年JDnet調べ) |
授業スタイル | 個別学習 |
授業方式 | 映像授業 |
無料体験 | あり |
公式HP | 東進ハイスクール |
生徒1人ひとりに最適な学びを提供
東大現役合格者最多を誇る、高校受験特化型の学習塾です。生徒たちは個別に作成された学習プランに基づいて、第一志望校合格に必要な学力を身に付けていきます。東進ハイスクールの特徴は、AIが生徒1人ひとりに必要な志望校対策を提案してくれる点です。東進ハイスクールが持つ膨大な過去データをベースにした分析は、精度が高いことで知られています。「今何を学習するべきか」の提案を受けることは、受験に向けた学習効率の向上に有益です。
また東進ハイスクールの学習レベルは12段階に分けられており、学習のミスマッチが起こらないのも大きなメリット。第一志望校に合格するためには、着実にステップアップしていくしかありません。学習レベルを「教科書レベルの問題」「定石問題」「難関大学の入試問題」と少しずつ上げていくことで、生徒は志望校合格に必要な学力を確実に身に付けられる仕組みです。
東進ハイスクールはこんな人におすすめ
受験に勝ち抜く学力を身に付けたい人東進の映像授業を担当するのは、全国トップクラスの精鋭講師陣です。分かりやすさと楽しさを兼ね備えた授業は、生徒を飽きさせません。生徒自身が学習に前向きになることで、難関大学レベルの難しい学習内容もすんなりと頭に入ってきます。
また授業は個々のニーズに合わせてカスタマイズできるため、先取りも振り返りも自由自在です。早く受験体制に入りたい人は早々に高校の学習を終わらせる・初期段階でつまずいてしまった人は前の学年をさかのぼって学習するなど、生徒の学習レベルにマッチした個別指導を受けられます。
自分のペースで学習をしたい人
東進の授業は、教室で生徒1人ひとりがデバイスに向かって学習するスタイルです。学習内容は完全に個別化されており、自分のペースを守りながら学習を進められます。
東進に通う生徒の学習管理を行うのは「東進学力POS」というシステムです。東進学力POSでは確認テストや講座修了判定テストを受験できるほか、模試の結果を確認することもできます。生徒は自分の学習進捗が一目で分かり、受験に向けた学習管理が容易です。
また教室に行けない日は、東進学力POSを使って自宅学習できます。システムは保護者とも共有できるので、子どもの学習進捗が気になる保護者も安心です。
・グループミーティングで受講生の進捗を確認
・志望校に合格するための「合格設計図」に基づく指導
東進ハイスクールのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
担任による合格指導面談 難関大学の合格ノウハウがある 質の高い講師陣 |
料金が高額になりがち やる気のない子どもには苦しいかも |
東進ハイスクールの口コミ
東進に入学して感じた最大の魅力は、やはり映像による授業が充実しているという点です。自分で受講のペースを決められることや自宅でも全く同じ授業を受けられることが本当に良かったです。つい甘い受講計画を立ててしまうこともありましたが、担任助手の方々に毎週のチームミーティングで修正していただくなど、高校生の心理を良く理解された指導が充実していたおかげで最後まで走り抜けることができました。
引用:公式HP
東進の先生や担任助手の方には相談に乗って頂いて心強かったです!私は学校の授業や講習をメインに勉強をしていましたが、東進の過去問10年分の添削をして貰える講座はとても良く、学校の復習と並行して利用していました。特に英語の宮崎尊先生が興味深い話をしてくれるしわかりやすいので大好きで、解説授業を見る為に過去問を解いていたと言っても過言ではありません。とにかく、緩急をつけて、楽しみながら勉強出来た気がします。東進ハイスクールは、映像授業を見ながら自分で学習を進めていく個別塾です。授業は難関国立大学まで対応でき、あらゆる受験生の第一志望校合格をサポートします。「絶対に第一志望に合格したい」という強い気持ちを持つ生徒にとっては、非常に頼りになる塾です。
引用:公式HP
トライのオンライン個別指導塾
おすすめオンライン塾名 | トライのオンライン個別指導塾 |
料金 | 月々10,000円台~ |
対象学年 | 全学年 |
目的 | 学力アップ・偏差値アップ・受験対策など |
学校準拠かどうか | 準拠可能 |
受験対策のレベル | ニーズに合わせて対応 |
授業スタイル | マンツーマン |
授業方式 | 双方向型オンライン授業、集団ライブ授業 |
無料体験 | あり |
公式HP | トライのオンライン個別指導塾 |
個々に最適化された質の高い個別授業
全国に学習塾を展開する、トライグループのオンライン学習塾です。トライ独自のダイアログ学習法の採用により、オンラインでも対面式と変わらない質の高い授業が提供されます。授業は双方向型のマンツーマン式のため、理解できないこと・もっと説明がほしいこともすぐにカバーされる仕組みです。カリキュラムは子どもの学習レベル・目的・課題に沿って設定され、集団塾のような学習レベルのミスマッチが起こりません。子ども一人ひとりに目が届く丁寧な授業により、子どもの「分かったつもり」を防ぎます。
また受講を決めると、一人ひとりに教育プランナーが付くのもうれしいポイント。
教育プランナーは、子ども学習や受験・試験対策のプロです。子どもの悩みや疑問・不安は定期的な学習面談でヒアリングされ、丁寧なフォローを受けられます。例えば「講師との相性が悪い」などの言いにくいことも、教育プランナーに相談可能です。
・全国33万人の登録教師から講師を厳選
・教育プランナーが受験勉強を伴走
トライのオンライン個別指導塾はこんな方におすすめ
幅広い教育サポートを受けたい人トライのオンライン個別指導塾では、「トライ式AI学習診断」や5教科対策といった授業外サポートも提供されます。「授業を受けたら終わり」ではなく、授業時間以外にも継続的な学習が可能です。
「トライ式AI学習診断」は、最先端のAI技術を活用した学習サポートツール。各単元の問題を解くと、AIが10分で学習の理解度を診断してくれます。理解している・していないが数値で明確化されるため、勉強の指針として有効活用可能です。
最新の受験情報にキャッチアップしたい人
最新の教育情報や学校情報を提供してもらえるのも、保護者にとってうれしいポイントの一つです。
トライでは全国の教育最新情報を収集・分析して、家庭に配信するサービスを実施しています。情報は47都道府県全てに及ぶため、県外の大学受験を検討しているご家庭も安心です。
このほか月4回の無料オンラインセミナーやメルマガによる情報配信など、学習・受験に必要な情報が適宜提供される仕組み。積極的に情報を活用することで、受講者は進路の選択や学習方法のヒントを得られます。
トライのオンライン個別指導塾のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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トライのオンライン個別指導塾の口コミ
苦手科目に前向きに取り組むようになりました!
わからないところをすぐに聞けたので理解が深まりました。使っている教材などもオンラインで簡単に共有することができたのでオンライン指導で良かったです。トライで指導してもらい、苦手な科目にも前向きに取り組むようになりました。
引用元:トライのオンライン個別指導塾公式HP
約一ヵ月間で志望校に逆転合格!
志望校を決めるのが遅く、限られた時間でしか対策ができませんでしたが、自分のペースに合わせて授業をしてくださいました。オンラインだったため、自宅で時間を無駄にせずに取り組むことができ志望校に合格することができました。
個別指導なので、効率よく復習が進められます!
引用元:トライのオンライン個別指導塾公式HP
オンラインでも充実したコミュニケーションが取れる!全体として、「双方向式で授業の質が高い」と感じている子ども・ご家庭が多い印象です。分からないことをその場で解決できること・講師に何度も説明してもらえることが、受験を控えた子どもにとっては非常に有益なサポートとなります。
苦手科目だった数学ですが、「友人に教えるレベルまで理解できている。」と話しています。親目線では、オンラインとは思えないほどコミュニケーションが充実しており、高校受験で高いお金を払って通わせていた塾を後悔するほどです。
引用元:トライのオンライン個別指導塾公式HP
一方で、ネックとなっていたのは価格です。個別指導・双方向式により、オンラインでも「高い」と感じるご家庭が少なくありませんでした。
ただし価格については「結果が伴うので納得できる」という意見も多く、必ずしもマイナスというわけではないようです。
「確実に成果を出したい」「受験が差し迫っているので、丁寧なフォローが欲しい」などのケースでは、頼りになる学習サービスといえます。
『家庭教師トライ』では、対面指導だけではなくオンライン指導も展開されていますが、「対面と同じ質が担保されているのか」「料金システムやサポートはどうなのか」と不安に思われている人もいるのではないでしょうか。 この記事ではトライオンライン個別指導塾についてのリアルな口コミや評判から、メリットとデメリットを検証・解説していきます。
この記事をcoeteco.jp で読む >atama+
おすすめオンライン塾名 | atama+ |
料金 | 中学生:月額22,000円(税込)~ 高校生:月額24,200円(税込)~ ※入塾金22,000円(2024年5月20日〜) |
対象学年 | 中学生〜高校生 |
目的 | 学力アップ・偏差値アップ・受験対策など |
学校準拠かどうか | 準拠可能 |
受験対策のレベル | 志望校別に対応可能 ※2024年度の難関大学合格率は80% |
授業スタイル | AI教材を使用したオンライン学習+トレーナーによる学習サポート |
授業方式 | オンライン |
無料体験 | あり |
公式HP | atama+ |
マンツーマンAIによって一人ひとりの学習を最適化
atama+は、AI教材「atama+」を利用して一人ひとりの学力やニーズに合った学習環境と教材を提供しているオンライン塾です。AI教材「atama+」は、マンツーマンAIが生徒一人ひとりの学習状況を分析し、弱点の根本原因を探し出したうえで、より効果的な問題・解説を厳選して提案してくれます。いま必要なことをピンポイントで学べるため、効率的に学習を進められるでしょう。はじめに担任となるスタディトレーナーと学習計画を立てたうえで、自宅でパソコンやタブレット・スマートフォンを利用して学習を進めます。学習は問題演習が中心となっており、理解度を分析し、4分程度の講義動画を見ながら進めるというもの。分からないことがあれば、24時間365日対応の問題解説サポートもあり、音声やチャットでリアル指導を受けられます。
スマートフォンを利用することで通学電車や学校の休み時間などを有効活用できるので、授業や課外活動で忙しい中高生に最適です。また学習状況はLINEを通じて保護者に共有され、子どもの伸びや課題、今後の方針を検討しやすくなります。
atama+はこんな人におすすめ
自分に合った学習方法がよく分からないという人AI教材「atama+」は、マンツーマンAIが生徒一人ひとりの学力を分析してくれます。弱点の根本原因がどこにあるのかを発見し、より効果が出やすい学習方法や問題・解説を厳選して提案してくれるので、弱点に対して回り道をする必要がありません。
学習が苦手な子が言いがちな「何が分からないかが分からない」という悩みをAIが解決してくれるため、必要なことだけを効率的に学習できるのが魅力。集中しやすい短時間の動画講義によって、苦手な科目をピンポイントで強化できます。
また一般的に動画講義を見るだけでは「分かった気」「できた気」になって終わりですが、atama+はアウトプット重視型のカリキュラムを採用。演習問題の学習を元に「実際に解けたか」まで詳細にデータ分析を行うことで、「自分で解く力」を無理なく身に付けられます。
通学などのスキマ時間を有効活用したい人
特別な教材ではなく自分の持っているスマートフォンやタブレットを利用するため、スキマ時間を有効活用して学習を進められます。学校までの移動時間で暗記学習をしたい人、休み時間も学習したい人など、短時間で効率的に学びたい人に最適です。
英単語帳や理科・社会などのコンテンツも充実しており、短い時間を利用した暗記学習も可能。単元が細かく分割されたミニ単元制を導入しているため、集中してサクサク進められます。
・スキマ時間を活用しやすいミニ単元制を採用
・スタディトレーナーが学習計画をサポート
atama+のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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atama+の口コミ
自分のペースで進められて、よく分からないのに次に進むというのがなくなった。AIが分からないところを中心に自分に合った問題を出してくれるので、いろいろな問題ができるようになった。
引用元:atama+公式HP
ダラダラするよりも集中してこれをする方が良いと思う。楽しくできたし、自分の気づいていないつまずきのポイントを教えてくれてとても使いやすかった。
引用元:atama+公式HP
センター模試で3~4割程度しか得点できなかったところが、8割近くまで取ることができるようになりました。マンツーマンAIを活用した学習分析によって、苦手分野を効率的に克服できた、自分では気づかない部分をカバーできたという意見が多く見られました。「単元ごとの理解度」「特に強化の必要な単元」「受験範囲の習得に必要な学習時間」など、自分では気づきにくいポイントまでAIが細かく分析してくれるため、より効果の高い学習ができるのは大きなポイントと言えるでしょう。
引用元:atama+公式HP
一方で、AI教材がどれほど優秀であっても、教材を活用して適切に学習を進められているかをしっかりと管理することも重要です。atama+では、スタディトレーナーが生徒一人ひとりに合った学習計画を立案し、それぞれに合ったサポートをしてくれるので、学校の授業やテスト対策はもちろん、受験対策としても役立ちます。
大学受験対策で塾に行く場合いつから行けばいい?
結論としては、塾に通いだすタイミングは早いに越したことはありません。その理由として、次の4点が挙げられます。
- 高校1年生からの成績が調査書に反映されるようになったから
- 早い段階で基礎をしっかり固めておけるため、高校3年時にはスムーズに受験勉強に取り組めるようになるから
- 早い時期から塾に通い始めることで、自分に合った塾を早くから見つけられるから
- 勉強の習慣が身に付くから
とは言え、ある程度の目安がほしいという人は、下記のポイントを参考にしてください。
志望校や受験方式・目的に合わせて選ぶ
塾に通うタイミングは、志望校のレベルや受験方式・塾に通う目的によって、自分に適したものを見極めると良いでしょう。ここからは、ケース別にそれぞれの入塾に適しているタイミングを解説します。
どのケースでも並行して、大学受験向け通信教育を利用することもおすすめです。
中堅私立大学の場合
志望校が中堅私立大学の場合は、高校3年生から塾に通いだしても比較的間に合いやすいと言えます。なぜならば中堅私立大学は、国公立大学に比べて受験科目が少ない傾向があり、2〜3教科に絞って集中的に学習できるためです。
ただし科目数が少ない分、問題自体の難易度が高くなるため、入塾時にある程度基礎が身についた状態でなければ難しいでしょう。自分の現状と志望校の難易度を把握し、見極めてくださいね。
国公立や難関大学の場合
志望大学が国公立や難関大学の場合、できるだけ早い時期から塾に通いだすことをおすすめします。たとえば国公立大学では、大学入試共通テストに加えて、各大学が用意した二次試験の対策もしなくてはなりません。試験回数だけでなく受験科目数も多いため、早い時期から塾に通わなければ、十分な受験対策が間に合わないケースもあります。
難関大学の場合も、難易度の高い問題が出題され応用力が求められるため、早めの対策が必要です。
高校1年生の早い時期から塾に通いだして基礎を固めておけば、余裕を持って実践問題に取り掛かれるでしょう。
推薦入試の場合
推薦入試を目指す場合は、高校1年生から通いだすことをおすすめします。なぜならば、推薦入試では調査書が選考に大きく影響するためです。
調査書は高校3年間の成績が反映されるため、高校1年生の時の成績が悪いと後から勉強に力を入れても平均値を上げるのが難しくなってしまいます。
なるべく早い時期から塾に通い、高校の定期テストで継続的に高得点を取れるように勉強することが重要です。
定期試験対策の場合
高校の定期試験対策や苦手科目の克服などが目的の場合は、定期試験に合わせた時期から通いだすのがおすすめです。基礎的な部分に課題があると、勉強がスムーズに進まなくなってしまうため、受験対策を始めてから苦労することになります。
高校によっては定期テストで赤点が多いと留年の可能性もあるため、大学進学を志望していない人でも、授業の補講として入塾を検討してみても良いでしょう。
高校生が塾に通いはじめた時期や目的の実際のアンケート
実際のところいつから塾に通いはじめる人が多いのかや、目的は何なのかを見ていきましょう。スタディプラス株式会社による2022年7月7日〜8日におこなわれた調査によると、塾や予備校に通いはじめた目的は以下の通りです。
受験対策がしたかったから | 学校の成績を上げたかったから | 友人やクラスメートが通っていたから | |
---|---|---|---|
高校生全体 | 76.4% | 47.0% | 11.5% |
高校1年生 | 61.9% | 62.6% | 10.2% |
高校2年生 | 69.1% | 57.4% | 10.8% |
高校3年生 | 82.6% | 39.5% | 12.1% |
「あなたが塾・予備校に通いはじめた目的は何でしたか」(複数回答)という質問では、「受験対策がしたかったから」(76.4%)がもっとも多く、受験対策を目的に塾に通いはじめる高校生が多いという結果になりました。
学年別に見ると、学年が上がるごとに受験対策を意識している人が増えるということも分かります。
さらに、同調査の「塾に通いはじめたタイミングについてどう思うか」という質問への回答は以下の通りです。
もっと早く始めておけばよかった | ちょうどよかった | もっと後からでもよかった | |
---|---|---|---|
高校1年生 | 19.1% | 75.5% | 5.4% |
高校2年生 | 26.0% | 65.2% | 8.8% |
高校3年生 | 43.1% | 48.8% | 8.1% |
「もっと早く始めておけばよかった」と回答した割合が、学年が上がるごとに増加していることからも、できる限り早めに塾に通いだした方が後悔しないということがわかります。
費用面なども加味しながら、高校3年時には受験の体制を取れるよう入塾期を調整していきましょう。
大学受験のために塾へ行った方がよい高校生の特徴
「学習の孤独が負担になる」「計画的な学習が難しい」「質問できる相手がいない」などがあるご家庭は、子どもを塾に入れた方が、学習効率が向上します。
受験勉強において、通塾のメリットが大きい高校生の特徴を見ていきましょう。
参考:高校生おすすめのオンライン塾!大学受験対策も
塾に行く目的が決まっている生徒
- 志望校が決まっている
- 定期テスト対策がしたい
- 不登校の遅れを取り戻したい
など、上記のような塾に行く目的が明確な子どもは、通塾することをおすすめします。
目的が明確であれば、自分に合う塾を見極めて選択することが可能です。さらに塾で効率的に学ぶことによって、目的達成への大きな近道となるでしょう。
たとえば第一志望が決まっていれば、志望校の入試傾向に沿ったカリキュラムを受けられるため、独学よりも合格率が高まります。
環境によってモチベーションを高められる人
負けず嫌いだったり、他人を見て奮起しやすかったりする子どもは、塾の環境がよい刺激になります。学習のモチベーションが高まり、受験勉強に集中しやすくなる傾向です。クラス分けのある塾なら、同じ学習レベルの子どもが同じ教室で学びます。「勉強している子」「していない子」が明確化しやすく、自分の立ち位置が気になる子どもも少なくありません。「上位に入りたい」という気持ちが湧いてくれば、学びを続ける原動力となります。
また自分の立ち位置が分かるということは、自分の学習時間の少なさ・学習レベルの低さに気付かされるということです。「自分は人より遅れている」という焦りが、学習意欲につながることもあります。
計画的に受験勉強を進める自信がない人
「勉強のペースを決められない」「どこから手を付けたらよいか分からない」という子どもも、通塾がおすすめです。塾に通えば、受験に必要なポイントを網羅的に学べます。与えられた課題やテストをこなすだけでも、独学よりは遙かに効率的な学習が可能です。
また個別指導塾なら、子ども一人ひとりにマッチした学習プランを提案してくれます。克服すべき課題・伸ばしていくべき長所まで丁寧なアドバイスを受けられるため、子どもが学習の進め方に迷う心配はありません。
学習に行き詰まったときも適宜相談できるため、受験勉強の進捗もスムーズです。
分からないことをずっと考え込んでしまう人
「分からない」で止まってしまう子どもは、学習が先に進まない上モチベーションも下がりがち。分からないことに出会ったとき、すぐに解決できる環境が必要です。そもそも「分からない」と学習が止まってしまう子どもは、学習の進め方や理解度に問題があるのかもしれません。基礎が分かっていない・考え方が間違っているなどのケースでは、正しく教えてくれる人が必要です。
受験勉強の範囲は広く、「分からない」で止まっている時間はありません。学習を効率的に進めるなら、客観的なアドバイスを受けられる塾に通うのがおすすめです。
大学受験のために塾へ行かなくてもよい高校生の特徴
- 自宅学習を計画的に進められる
- 学習意欲が高い
- 志望大学の合格圏上位に位置している
上記全てを満たしている高校生は、自宅学習でも成績の心配はありません。自分のすべきことをきちんと理解できている上、十分な学力も備わっています。受験当日までコツコツと勉強を続けていくことで、合格を勝ち取ることが可能です。また、塾ではなくても高校生向けタブレット学習や高校生向け通信教育は検討してもいいでしょう。
上記のうちのいずれかが掛けている高校生は、通塾を検討する価値があります。「計画的に学習できない」「学習意欲がない」子どもは、徐々に順位が下がる可能性があるためです。
また学習意欲や計画性があったとしても、合格圏上位に入っていない状態では受験に不安が残ります。塾で適切な学習フォローを受けた方が、合格の確実性がアップするはずです。
大学受験の塾に関するよくある質問
ここでは、大学受験の塾に関するよくある質問を紹介します。大学受験に塾は必要ですか?
大学受験に向けて必ずしも塾に通う必要はありません。実際に独学で志望校に合格している受験生もいます。しかし受験大学のレベルが高まるに比例して塾通いの割合が増えているというデータも。
また大学受験の形態は多様化しており、自分に必要な情報を取捨選択するにも非常に労力がかかります。
その点塾では、志望校に関する情報や個人に必要な受験情報を提供してくれるでしょう。
少しでも合格への角度を高めておきたいのであれば、大学受験に向けて塾に通うことをおすすめします。
大学受験対策で塾に行くべきか・いつからがいいのかまとめ
お子さんが塾へ行くべきかどうかは、それぞれの家庭の判断に委ねられています。本人の性格や意向を尊重したうえで、親子でしっかり話し合い、お互いが納得できるよう検討を進めていくことが大切です。いつから塾へ行くべきかについても、志望する大学や受験方式、塾に通う目的によってお子さんに最も適したタイミングを見極められると良いでしょう。
大学受験に向けたそれぞれの状況を鑑み、塾の指導スタイルや時間の確保、費用負担なども考慮して、総合的に判断できるといいですね。