中小企業診断士はやめとけ?理由と資格取得のメリットを解説
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中小企業診断士は国から認められた経営コンサルタントとして、経営に関する幅広い知識を活かして中小企業のアドバイザーとなり経営課題の解決をサポートする役割を担います。
しかし、せっかく勉強して取得した資格にも関わらず、ネット上などでは「やめとけ」「意味ない」などネガティブな意見や口コミを目にすることがあります。なぜそのように言われるのでしょうか。
今回は、中小企業診断士が「やめとけ」と言われる理由と、資格を無駄にしないための活用法について詳しく解説します。
中小企業診断士とはどんな役割を担う仕事?
中小企業診断士とは、経営に関する専門知識を持つスペシャリストとして国で認められた唯一の国家資格です。その名前の通り、中小企業のパートナーとして、企業の経営状況の診断や課題解決に向けての助言や提案を行う経営コンサルタントという立ち位置であり、日本版MBAとも言われています。
具体的な仕事内容は、経営に悩む中小企業の課題を洗い出し、生産性向上やコスト削減に向けた改善策を提案し課題を解決に導くことです。
さらに必要な申請書類の作成や経営セミナー講師など、幅広い知識を活かすことで様々な業務に携わることができます。
行政書士や宅建士などの他の士業に比べて独立開業をする人が少なく、企業内で活躍する人が多いのも小企業診断士の特徴です。
中小企業診断士が「やめとけ」と言われる理由とは?
仕事内容を見る限り、社会的信用度が高く優良な資格のように思いますが、なぜ「やめとけ」と言われるのでしょうか。その理由について見ていきましょう。
資格取得が収入アップにつながりにくい
中小企業診断士の資格を取得しただけで仕事ができるわけではありません。実際に経営コンサルタントとして中小企業の経営者を満足させられる経験が必要となります。
資格があるからといって誰もが素晴らしい経営コンサルタントになれるわけではなく、自分の強みを持ちながら経験を重ねることで名実ともに一流の中小企業診断士となっていくのです。
資格を取得すれば収入が上がると期待していると、出鼻をくじかれることもあるかもしれません。
資格取得の難易度が高い
中小企業診断士は国家資格の中でも、取得の難易度が高い資格として知られています。1次試験と2次試験があり、2次試験まで一発合格する確率はわずか3~8%だそう。
また、1次試験は7科目と科目数も多いため、試験を受けるまでに必要な勉強時間は約1,000時間とも言われています。
毎日2時間勉強したとしても1年の歳月を必要とします。
多くの時間と労力を費やしたとしても確実に合格できる資格でないことが「やめとけ」と言われる理由の1つになっているのでしょう。
資格取得後も更新の際は条件を満たす必要がある
相当な努力の末に中小企業診断士の資格を取得できたとしても、その資格はたった5年間しか保持できません。更新登録をするためには、研修や研修講師を務める専門知識補充要件と診断助言業務などの実務要件を満たす必要があり、これまたハードルが高いと言えます。資格取得後も、その資格保持に対して常にモチベーションを高く維持しておかなければなりません。
ただし、この高いハードルを越えれば中小診断士として確実にレベルアップでき、活躍の幅もさらに広がるでしょう。
中小企業診断士の資格を取得するメリット
中小企業診断士は、資格の取得の際にも資格取得してからも、相当高いハードルがあることが分かりました。そこまでして資格を取るメリットはあるのでしょうか?
ここからは、中小企業診断士の資格を取得するメリットをご紹介します。
資格勉強を通じて経営に関わる幅広い知識を得られる
中小企業診断士の1次試験は7科目ととても幅広い知識が問われます。そのため、資格取得のための勉強の中には経済学・財務・運営管理・中小企業政策など様々なものが含まれます。
資格勉強を通じて幅広く多角的な経営に関する知識を得られるため、どんな業界でも通用する経営知識が身に付くでしょう。
万が一資格取得ができなくても今後のキャリアの中で必ず活きる一生モノの知識を得られる点も、中小企業診断士の資格を取得するメリットと言えるでしょう。
将来の選択肢が広がる
中小企業診断士が行う業務は、中小企業の診断以外にも公的機関から委託されて行う業務や企業での研修講師など様々です。そのため、自分で独立開業するほか、資格を活かして企業に就職・転職したり、今の会社で資格を活かして活躍したりと、様々なキャリアの選択肢が考えられます。
また、中小企業診断士以外にファイナンシャルプランナーや社労士などの国家資格を取得しダブルライセンスになれば、自分だけの大きな強みを持つことができ、他の診断士との差別化を図れるでしょう。
中小企業診断士としてのネットワークを通じて人脈を形成できる
中小企業診断士の世界には、診断士同士の交流会や研究会などさまざまな集まりがあり、人脈を広げることができます。コンサルティング業務には複数の中小企業診断士が関わったり、他の診断士に専門分野についての協力を仰ぐこともあるため、そんな時にも診断士同士の人脈を活かせるでしょう。
また、仕事上でも業務の中で様々な業界・職種の人と協力していく必要があります。
多種多様な人と関わりを持つことができるため、その後の仕事にも活かせる人脈を形成できるでしょう。
中小企業診断士を目指す方におすすめの通信講座
ここでは、中小企業診断士を目指す方におすすめの通信講座を紹介します。スタディング

スタディングは『中小企業診断士講座』を提供する、スキマ時間を活用した学びを実現する通信講座です。
令和5年度の中小企業診断士1次試験合格者は510名にも上り、合格者を続々輩出している注目度の高いサービスでもあります。
中小企業診断士講座には、フォローの手厚さに応じて次の3つのコースが用意されています。
- ミニマムコース:53,900円/一括
- スタンダードコース:59,400円/一括
- コンプリートコース:79,200円/一括
スタンダードコース・コンプリートコースには、講師に質問できるQ&Aチケットが付いています。そのため学習上の不安を早々に解決しながら効率的に資格勉強を進めていくことができるでしょう。
中小企業診断士が「やめとけ」と言われる理由と資格取得のメリット まとめ
中小企業診断士は大変難易度が高く、資格を取るには相当な覚悟を持って取り組む必要があります。また資格を取っただけでは収入アップにつながりにくく、維持するも大変な資格です。
そのような点からマイナス面ばかりが目に付いてしまうかもしれませんが、中小企業診断士は決して「やめとけ」と言われるような資格ではありません。
メリットを見ていくと、経営に関する専門的かつ多角的な知識が身に付くことはもちろん、専門性を活かして独立するなど自由な働き方ができる、人脈が広がるなどの魅力もあります。また1,000時間という膨大な勉強時間が必要と言われますが、その知識の活かし方次第で、苦労して取得するだけの価値があるコスパの良い資格と言えるのではないでしょうか。
経営に携わる資格の取得・知識習得を考えている人は、ぜひ本記事を参考に中小企業診断士の資格取得を検討してみてください。
WRITERこの記事を書いた人
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