実際のところ、株式投資はいくらから始められるのでしょうか。
本記事では、株式投資をいくらから始められるのかといった点をお伝えすると共に、投資初心者が投資を始めるのに必要な資金の目安についてもご紹介します。
株式投資はいくらから始められる?
そもそも株式投資はいくらから始められるのでしょうか。ここでは、株式投資を始める際に最初に必要になる資金について見ていきましょう。
通常銘柄は数万円~数十万円必要なケースが多い
株式投資では、1回の投資で100株単位で購入しなければなりません。このことを株式投資の単元株制度と呼びます。
もともとは1,000株単位など、銘柄ごとに単元が決められていましたが、2018年の法改正により100株単位に統一されました。
上記のように、株式投資するには100株単位ごとに購入しなければならないと定められていることから、投資を始めるのには数万円~数十万円は必要になるケースが多いです。
例えば、株価が1,000円の銘柄であれば、100株購入するのに10万円の資金が必要となります。
また、例えば「任天堂(7974)」の2023年12月5日の株価は6,800円程度を推移しており、1単位投資するだけでも68万円以上の資金が必要となるのです。
単元未満株であれば少額投資可能
一方、証券会社によっては単元未満で投資できる制度が用意されていることもあります。通常は100株単位でしか購入できないところ、1株などから購入できるようになっているのです。
単元未満株制度を利用して株式投資をする場合、数百円から投資を始めることも可能です。
投資初心者はいくらから投資を始めるべき?
これから投資を始めたいと考えている方や、投資初心者の方は、いくらから投資を始めるべきなのでしょうか?ここでは、投資初心者の方が最初に用意しておきたい資金について見ていきましょう。
10万円以下から始めるのがおすすめ
結論からいうと、投資初心者の方は10万円以下など少額で投資を始めることをおすすめします。投資額が大きくなると、そもそも投資するのに必要な資金を用意するのが大変です。
また、投資したものの価格が大きく下落してしまった場合、資産が大きく減ってしまう可能性があります。
もちろん、その逆に大きく上昇する可能性もありますが、実際のところ投資はそう簡単なものではありません。
まずは投資に慣れる、という観点からも最初は10万円以下など少額から投資を始めるのがおすすめなのです。
参考:株シミュレーション
少額投資で投資の仕組みを理解する
少額投資であっても、投資対象銘柄の業績や属する業界、国などの経済や他国、競合他社などの関係性などを理由に株価が変動するといった点は変わりません。まずは少額投資から始めて、どのような時に価格が上昇するのか、また、価格が下がってしまったときにはどのタイミングで売却するのがよいのかなど株式投資の仕組みを肌間で理解することが大切です。
信用取引は手を出さない
同じ10万円以下で取引するにしても、信用取引に手を出すのはおすすめできません。信用取引とは、例えば10万円の資金で30万円分の銘柄を購入するといったことが可能な取引です。
信用取引を利用すれば、少額で投資を始めることも可能でしょう。
しかし、信用取引はリスクが大きくなってしまいます。
投資後に価格が下落してしまったような場合には、大きな損失を負ってしまう可能性もあるのです。
特に投資初心者のうちは、信用取引には手を出さないことが大切です。
少額から株式投資を始めることはできる?メリット・デメリットを解説
株式投資と聞くと、数十万円数百万円の資金が必要と思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、やり方によっては数百円~数万円程度の少額から投資を始められるのです。本記事では、そうした、少額投資をするのにはどのような方法があるのかや、少額投資のメリット・デメリットなど解説します。
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投資初心者がやりがちな投資における失敗例
最後に、投資初心者がやりがちな投資における失敗例を見ていきましょう。利益が出たらすぐに利確してしまう
投資でよくある失敗の一つが、利益が出たらすぐに売却して利益を確定してしまう、というものです。もちろん、状況にもよりますが株価が上昇しているということは上昇トレンドにあり、中長期的に上昇していく可能性があります。
そうした、トレンドなど把握してあまり早いタイミングで売却してしまわないようにすることが大切です。
損失を確定できない
反対に、株式投資で損失が出てしまうと、なかなか売却できないのが人間の心理です。しかし、先程と同様に、下降トレンドに入ってしまった銘柄は一度下がるとどんどん下がってしまうことも多いもの。
せめて〇〇円まで戻したら売却する、などと考えているうちに、いつの間にか取り返しのつかない損失になってしまっていることもあるものです。
投資は、上記のようなケースで、早いタイミングで損失を確定する「損切」が重要とされます。
例えば、投資した価格より3%以上下落した場合には、絶対に損切するなど、あらかじめ自分ルールを定め、そのルールに忠実に実行するといった対策が有効です。
生活資金を投資に使ってしまった
投資は基本的に余剰資金で行うものです。余剰資金だけで収めることができず、生活資金を使って投資を始めてしまうことはおすすめできません。
余剰資金での投資であれば、万が一投資資金を失ってしまっても生活していくことはできるでしょう。
一方、生活資金を使ってしまうと、最悪の場合は生活にも影響が及んでしまう可能性があります。
そうしたリスクがあることが、投資判断に悪い影響を及ぼすことも考えられるでしょう。
投資に使うお金は、必ず余剰資金のみに留めておくことが大切です。
まとめ
株式投資はいくらから始められるのかといった点や、投資初心者の方はいくらから投資を始めるべきかといったことをお伝えしました。株式投資は通常数十万円程度の資金が必要になることが多いですが、単元未満株での投資であれば数百円から投資を始めることも可能です。
特に投資初心者の方は、最初から大きな額で投資をするのではなく、少額から少しずつ勉強していくことが大切だといえるでしょう。
株式投資に興味があるものの、リスクが怖くて始められていなかったという方は、本記事の内容を参考に、まずは少額から投資を始めてみてはいかがでしょうか。