本記事では、英語で日常会話ができるレベルや、話せるようになるポイントを解説します。あわせて使えるフレーズも紹介しますので、参考にしてください。
日常英会話に必要な語彙力は中学英語レベル
英語で日常会話が話せるレベルについて、英検とTOEICでは、それぞれ以下のようになっています。英検 |
準2級~ 「日常生活に必要な英語を理解し、また使用することができる」 |
TOEIC |
470点~ 「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」 |
参考:TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表|TOEIC
英検準2級は、高校中級レベルといわれています。またTOEICでは、470点あればビジネスにおける日常的な業務のコミュニケーションができる、としています。
これらの目安を踏まえると、「中学校で習う文法」+「中学・高校で習う英単語」を習得し、使いこなせられると日常英会話ができるといえるでしょう。
参考:英語を話せるようになりたい
英語で日常会話ができるようになるためのポイント
英語を話せるようになるためには、単語・文法の習得が欠かせません。ほかのポイントとあわせて紹介します。- 中学英語で習う単語・文法を身につける
- 日常生活でよく使う表現を覚える
- 短期的な結果は求めない
- アウトプットをする
中学英語で習う単語・文法を身につける
中学校で習う英単語と文法を身につけ、基礎をしっかり固めましょう。日常英会話にしても、ビジネス英語にしても、英語を話せるようになるためには「基礎力」が必須です。基礎となる土台がなければ、聞き取ることも、書くこともできません。書けない・聞き取れない状態では、話すことも難しいでしょう。
中学校で習う文法を覚えると、自己紹介をはじめ、買いものや旅行・趣味の話など、ある程度の日常英会話ができるようになり、相手の言葉を理解したり、自分の伝えたいことを表現したりできるようになります。
日常生活でよく使う表現を覚える
日常生活でよく使う表現を覚えていきましょう。日常英会話で必要な単語数は、約3,000語~4,000語といわれています。しかし、約3,000もの単語を一気に覚えるのは困難です。多くの単語を覚えるに越したことはありませんが、一度に覚えようとするのではなく、まずは日常英会話のシーンに必要な単語から覚えるとよいかもしれません。
たとえば、「What do you do?(仕事は何をされていますか?)」というフレーズを覚えると、単語と文法を同時に覚えられます。覚えると、相手から質問されたときに聞き取れるようになるため、返事ができます。
挨拶など、日常生活でよく使う表現は、ひとまとまりで覚えましょう。
短期的な結果は求めない
「3か月で話せるようになる!」と、すぐに結果を求めないようにしましょう。英語学習は、時間がかかるものです。なぜなら、文章のつくりが日本語とまったく異なるからです。英語は、「配置のことば」と呼ばれており、配置を変えると意味が変わってしまう特徴があります。
【例:have の場合】
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英語の文章に慣れるまでにも時間はかかりがちなため、習得するまでに数年はかかるものだと捉えましょう。
アウトプットをする
英語を身につけるには、アウトプットが欠かせません。声に出したり、日記に書いたりしましょう。せっかく単語やフレーズを覚えても、使わなければ忘れてしまいます。書いたり声に出したりすることで、記憶として定着していきます。実際に声に出してみると、「思ったとおりに発音できない…」と、もどかしく感じることもあるかもしれませんが、継続が大切です。参考書などでのインプットだけでなく、学んだことをアウトプットしていきましょう。
日常生活で使える英語フレーズ集
ここからは、日常生活で使えるフレーズ集を紹介します。挨拶するとき
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相手に尋ねる・お願いするとき
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「Would you~?」や「Could you~?」は、ていねいな表現のため、ビジネスの場などでよく使われます。
相手の英語がわからなかったとき
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「Sorry?」 と疑問形で聞くと、「もう一度言ってもらえますか?」という意味も含まれます。
相づちを打つとき
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相づちも、あるかないかで相手の話しやすさが変わってきます。覚えておくといいかもしれません。
英語日常会話フレーズまとめ
英語で日常会話ができるようになるためには、中学英語の文法と、高校中級レベルの語彙力が必要です。単語・文法を身につけて、声に出して発音しましょう。日常生活でよく使うフレーズは、そのまま覚えるとスムーズに活用できるのでおすすめです。また、実践する際はオンライン英会話を利用するのも有効です。好きな時間を選んでレッスンを受けられるオンライン英会話もあるため、検討してみてはいかがでしょうか。