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(取材)TOYOTA×42 Tokyo|自動運転ミニカーバトル開催。学生が設計・製作した自動運転ミニカーで対決!

TOYOTA×42 Tokyo|自動運転ミニカーバトル開催。学生が設計・製作した自動運転ミニカーで対決!
フランス発のエンジニア養成機関「42 Tokyo」(東京都港区)。世界で活躍するエンジニアを目指してプログラミング学習に励んでいる同校の学生たちが、ラジコンを改造した電子制御のミニカーの速さを競う「自動運転ミニカーバトル」に挑みました。

大会は一般社団法人42 Tokyoトヨタ自動車株式会社(愛知県豊田市)の主催で、2024年1月26日に東京都で開催。優勝チームはトヨタ自動車本社の見学という特典付きです。学生56人が15チームに分かれて参加し、ハードウェアの調達からソフトウェアの実装まで自分たちで実施。磨いたスキルとチームワークを活かして白熱したレースを繰り広げました。

本記事では「自動運転ミニカーバトル」の目的や結果、学生たちの奮闘の様子などをお伝えします。

学生のキャリアの選択肢を広げる

自動車業界といえばハードウェアの印象がありますが、近年は電子化にともなってソフトウェアエンジニアが求められるようになっているそう。一方で、そのような人材のニーズがあること自体があまり知られていないのが現状です。

そこで、大会を通して学生たちに自動車業界でソフトウェアが担う役割を体験してもらい、キャリアの選択肢を広げてもらおうと開催されたのが「自動運転ミニカーバトル」でした。

今回の大会で課されたルールは以下の3つ。
予算5万円以内で最速のマシンとプログラミングを制作
・走行プログラムやソフトは各自で作成
・指定されたコースを周回して最速タイムを競う


求められているのは、特定の場所においてシステムが全ての操作を担う自動運転レベル4」の水準です。指定されたコースには分岐や抜け道などが設けられており、超音波センサーとカメラを用いて自律走行で完走する必要があります。各チームには6分間の持ち時間が与えられ、連続で3周した合計タイムの速さを競いました。

工夫と努力がにじむレース本番

大会当日に向けて、学生たちは2か月間かけてラジコンの改造を実施。慣れないハードウェア開発や機材の調達に苦戦しながらも、コースの壁や障害物を検知し、車体を制御して回避する走行プログラムを完成させて本番に臨みました。

開会式では、トヨタ自動車株式会社 パワートレーン統括部 管理室 笹山義之室長が「『やっぱり物作りって面白い』、『自分で書いたプログラムで物が動く走るエアモビリティって面白い』、そんな気持ちであふれるようなイベントになってほしいと願っています」とあいさつを述べました。その後にルール説明が行われ、さっそくレース開始です。

トップバッターを務めたのは、チーム「レベル6」。前日まで車両が動かず徹夜でレースを迎えたといいます。レース中に調整を重ねながら無事に完走し、「みんなで試行錯誤を繰り返しました。走り切れてよかったです」と安堵の笑顔を見せてくれました。


全15チームが出走し、完走を喜んだチームもあれば、残念ながらタイムアップとなってしまったチームも。しかし、どれも学生たちが積み重ねた努力や工夫が伝わってくるようなレースでした

華麗なバック走行を披露して会場を盛り上げたチーム「タンクタンク」のメンバーは、「ソフトウェアと比べてやりたいことを実現するまでの道のりが長く、ハードならではの難しさを感じましたね。カメラの線が抜けていることに気付くのに1週間もかかりました(笑)」とハードウェア工作の難しさを実感。

「ソフトウェアだけでは物は動かせなくて、ものづくりはやっぱりおもしろいです。将来はものづくり関係の道に進みたいと思っています」と改めて将来の目標を掲げました。

チーム「反コウ期のネコバス」が優勝

見事優勝したのは、3周最速約22秒の好タイムを記録したチーム「反コウ期のネコバス」。優勝チームへの特典として、トヨタ自動車本社への見学に招待されました。

表彰式後のインタビューでは、「深夜にできたと思ったら朝になってまた動かなくなったり、さらにその原因も分からなかったりと、ハードウェアの難しさを知りました」と苦労を語りました。一方で、「ソフトウェアで取り組んできたデバッグのプロセスなど、少しはハードウェアにも通じるところがあったように思います。みんなでアイディアを出し合って完成させることができました」と達成感をにじませました。

また、「ミニカーを手動でも操縦してみたのですが、最終的に自動運転の方が断然速くて安全で、自動運転の可能性を体感して感動しました」と振り返りました。自動運転を支えるソフトウェアとハードウェアの高い技術力を実感したようです。

「ソフト×ハードの可能性は無限大」

大会を終えて、関係者の方々にお話を聞きました。

一般社団法人42 Tokyo 副理事長 兼 事務局長 佐藤大吾さん

「学生たちがハードウェアに慣れていないなかでうまく完成させていて、可能性を感じました。徹夜して取り組むほど夢中になっていて、まさに楽しさが学びの原動力になっていたと思います。もの作りの世界にも自分たちの活躍のフィールドがあることを知り、学生たちが想像する活躍の場や就職の幅が広がったのではないでしょうか」

一般社団法人42 Tokyo 42推進室 矢追 良太さん

「42 Tokyoの教育では、学生の主体性を重要視しています。今回も自主的に試行錯誤した結果でしか得られないような体験ができたのではないでしょうか。今後も失敗を重ねながら学び続けてほしいですね」

トヨタ自動車株式会社 人材開発部 組織開発・育成室グループ長 大沢ゆき恵さん

ソフトとハードが掛け合わせると無限の可能性があることが伝わっていたらうれしいですね。ものづくりに必要なものは学歴や偏差値ではなく、情熱やチームワークだと思います。今日のレースでも、チームで協力し合う様子が見られてよかったです」

トヨタ自動車株式会社 パワートレーン統括部 管理室室長 笹山義之さん

「普段はハードウェアに触れない方が自動車業界という選択肢を知るきっかけとして楽しんでもらえたらうれしいです。ソフトウェアとハードウェア、環境の全てがそろって完成するという点は、実際の自動運転でも同じですから、人と車、社会全体の関りについて少しでも感じてもらえればと思います」


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