フリーランスWebデザイナーは厳しい?気になる月収・年収も解説

フリーランスWebデザイナーは厳しい?気になる月収・年収も解説
クリエイティブ職の中でもひと際人気の高い「Webデザイナー」。独立を志す人も多い一方で「フリーランスは厳しい」という声も少なからず耳にすることから、行動に移すのを躊躇してしまうケースも少なくないかと思います。

この記事では、なぜ「フリーランスWebデザイナーは厳しい」と言われているのか、その具体的な理由を解説していきます。年収・月収相場や仕事の取り方についてもまとめているので、Webデザイナーとして独立を考えている方はぜひご一読ください。

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「フリーランスWebデザイナーは厳しい」と言われる理由

フリーランスWebデザイナーに対して「厳しい」「やめとけ」といった意見が多い背景には、以下のような理由があると考えられます。

  • 単価が安く稼ぎづらい傾向にあるから
  • 新規参入者が増えていて競争率が高いから
  • 誰でも使えるようなデザインツールが普及してきているから

「何となく不安」という状態を脱するためにも、ネガティブな声が散見される原因を理解しておきましょう。

単価が安く稼ぎづらい傾向にあるから

フリーランスのWebデザイナーは、単価の安さでしばしば困難に直面します。初めのうちは入門的な立ち位置にある「バナー作成」から挑戦していくケースがほとんどですが、時給換算にして1,000円に満たないことも少なくないからです。

実際、国内最大級のクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」が公表している発注金額の相場一覧を見ると、Webデザイナーのバナー作成業務は1件当たり5,000円〜となっています。

引用:クラウドワークス|クラウドワークスの相場一覧表



初心者だと一つバナーを作るのに5時間以上かかってしまうケースもままあることを考えると、いかに駆け出しフリーランスが稼ぎづらいかがお分かりいただけるのではないでしょうか。

もちろん、Webデザイナーにはほかにも「ホームページ制作」「プロダクトデザイン」といったより高単価な案件もあります。しかしそれらは往々にして要求レベルが高いため、フリーランスなり立てのうちから大きく稼ぐのは中々厳しいということを理解しておくべきでしょう。

新規参入者が増えていて競争率が高いから

インターネットが急速に普及し、誰でもWebデザインについて学びやすくなった現代では、フリーランスとして新規参入するデザイナーが続々と増えています2010年の国勢調査においてデザイナー数は約18万人だったのに対し、令和2年度(2020年)国勢調査では約20万人に。堅実な増加傾向にあることは確かです。

年度 デザイナー数
2000年 161,393人
2005年 164,741人
2010年 179,570人
2020年 201,100人
参照①:経済産業省|デザイン関係統計資料
参照②:厚生労働省|jobtag|Webデザイナー

在宅ワークの認知が高まったり、多様な働き方が推進されてきたりしていることも大きな理由と考えられるでしょう。市場の競争が一層激しくなっている今、安定して案件を獲得していくのはそう簡単ではないのが実情。この競争率の高さは「フリーランスWebデザイナーは厳しい」と言われる所以の一つと言って差し支えないはず。

誰でも使えるようなデザインツールが普及してきているから

IT技術の発達やAIの普及等に伴い、現代では誰でも簡単に使えるようなデザインツールが多数市場に出回っています。著名なものを挙げると「Canva」や「Uizard」など。これにより専門的な技術を持たない人でも基本的なWebデザインが可能となったことで、専門のWebデザイナーの立場が脅かされているのです。

このようなツールが普及することで、初歩的なスキルしか持たないWebデザイナーはじきに淘汰されてしまうことが考えられるでしょう。生き残るためには自分ならではの付加価値を付けることが重要になるため、フリーランスのWebデザイナーを目指している人たちにとって現代は向かい風の状況にあります。

フリーランスWebデザイナーとして活躍するのが厳しい人の特徴

以下の特徴に当てはまる方は、売り―ランスWebデザイナーとして活躍するのは厳しいでしょう。
  • コミュニケーションが苦手な人
  • 自己管理能力が乏しい人 
  • 細部にまでこだわれない人

コミュニケーションが苦手な人

フリーランスWebデザイナーとして成功するためには、クライアントとの円滑なコミュニケーションが必要不可欠です。コミュニケーションが苦手だと、クライアントの意図を誤解したり、フィードバックを適切に受け取れなかったりすることが多く、結果としてプロジェクトの進行に支障をきたすことがあります。

とはいえ、コミュニケーションが苦手でも努力次第で改善が可能です。積極的に挨拶したり相手の話に相槌をうったり、日頃から相手とコミュニケーションを取れるように気をつけましょう。

自己管理能力が乏しい人 

フリーランスWebデザイナーには、自分自身でスケジュールを管理し、納期を守ることが求められます。しかし、自己管理能力が乏しい人だと、時間を上手く使えず、締め切りに間に合わないことが多い傾向です。納期を守れないと、クライアントからの信頼を失い、リピート案件や新規案件の獲得が難しくなります

自己管理能力が乏しいと感じている人は、Todoリストを作成してやることを明確にしたり、納期までの予定を細かく立てたりする方法を試してみるといいでしょう。やることや納期までの道のりをはっきりさせることで、実現しやすくなります。

細部にまでこだわれない人

クライアントの要望に応じて細かなデザイン調整やコーディングを行うのが、フリーランスWebデザイナーの仕事です。細部にまでこだわれない人は、デザインの完成度が低く、クライアントの期待に応えられない可能性が高いでしょう。また、Webデザインはユーザーエクスペリエンス(UX)を重視するため、フォントの選定や色の使い方、レイアウトのバランスなど細かな部分の調整が必要です。細部にこだわれないと、こうした重要な要素を見落としてしまうでしょう。

Webデザイナーはフリーランスと会社員どちらがいい?

Webデザイナーはフリーランスと会社員どちらがいいかは、向き不向きによります。それぞれにメリット・デメリットがあり、自分がどちらのメリットにより惹かれるかが大切です。

Webデザイナーがフリーランスとして働くメリット・デメリット

メリット デメリット
  • 好きな時間・場所で働ける
  • 働いた分だけ収入を得られる
  • 自分で案件を選べる
  • 人間関係のトラブルが少ない
  • 収入が不安定
  • 常に学び続ける必要がある
  • すべて自分が責任を負う

フリーランスのWebデザイナーとして働く最大のメリットは、自由度の高さです。働く場所・時間を自由に選ぶことができ、働いた分だけ収入を増やせます。人間関係に悩まされるリスクが少ない点も、現在人間関係で悩まされている人にとっては大きな魅力と言えるでしょう。

とはいえ、会社員のように収入は安定せず、同じ額を毎月稼ぎ続けられるとは限りません。常に学び続けて最新のスキルを身につけておかないと、クライアントの求めるものを提供できず契約を切られてしまう場合もあります。

Webデザイナーが会社員として働くメリット・デメリット

メリット デメリット
  • デザインに専念できる
  • 収入が安定している
  • 福利厚生を利用できる
  • 退職金がある
  • 収入が一定
  • 人間関係のトラブルがある
  • 会社の決定に従わなければならない

「安定」を求める人には、フリーランスではなく会社員のWebデザイナーとして働くのがおすすめです。会社員なので収入が安定しており、福利厚生も利用できます。フリーランスだと支払われない退職金も期待でき、安定性が高いといえるでしょう。フリーランスのように営業や雑務を行う必要がなく、デザインに専念できるのもメリットです。

デメリットは、収入が一定なこと。どんなに頑張っても、評価や役職が上がらない限り、給料を上げることは難しいでしょう。会社に属していれば、人間関係のトラブルに巻き込まれるリスクは高くなります。働いている時間や場所は選べないことが多く、急な人事異動があれば従わなくてはなりません。

実務経験なしの未経験からフリーランスWebデザイナーになれる?

やや逆境にあるWebデザイナーですが、多くの現場で必要とされている需要の高いスキルであることは間違いありません。そのため、未経験からでもフリーランスWebデザイナーを目指すのは決して不可能ではないでしょう。

ただし、未経験から参画できるフリーランス案件が豊富にあるかと言われればそんなことはなく、基本的には実績や実務経験が重要になります。まずは以下のような方法でスキルを蓄えることから始めるといいでしょう。

  • 書籍を購入し副業に取り組む
  • 会社員デザイナーとして知見を積む
  • Webデザイナー向けスクールを活用する

独学で学ぶのももちろんありですが、より効率的かつ確実にキャリア実現を目指すなら、会社員を経験したりスクールを活用したりするのがおすすめです。

関連記事:おすすめのWebデザインスクール

フリーランスWebデザイナーの年収・月収相場

ここでは「フリーランスWebデザイナーは実際どれくらい稼げるの?」といった疑問を解消していきましょう。60万近いフリーランス向け案件を保有する「フリーランススタート」によれば、Webデザイナーの平均月額単価は51.9万円(2024年4月現在)。年収にして約630万円です。

引用:フリーランススタート|Webデザイナーのフリーランス求人・案件一覧


厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」における会社員デザイナーの月収が25.4万円、年収が約480万円であることを考えると、フリーランスになればより大きく稼げるようになる可能性があると言えるでしょう。

ただし、最低単価20万円・最高単価119万円というデータからもわかる通り、フリーランスの収入には大きな波が生じやすい傾向にあります。会社員と比べると収入の安定面では劣ってしまいがちなため、その点は十分留意してください。

フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方

フリーランスWebデザイナーとして仕事を獲得していく方法には、人脈を頼ったり自ら営業したりする他に、以下のような手段もあります。

  • クラウドソーシングを利用する
  • フリーランスエージェントを利用する etc…

実績を獲得していきたい初期段階では、案件獲得のハードルが低い「クラウドソーシング」がおすすめ。初心者デザイナー向けの案件も豊富に掲載されているため、熱意次第では十分仕事を取っていくことが可能です。

ある程度経験を積んでポートフォリオも整ってきた暁には「フリーランスエージェント」を活用するのもいいでしょう。あなたのスキルを鑑みて担当者が自動で営業を行なってくれる優れたサービスで、自ら案件探しに奔走するよりも安定的に稼ぎやすくなるはずです。

関連記事:フリーランスエージェントおすすめ一覧

稼げるフリーランスWebデザイナーに求められるスキル

稼げるフリーランスWebデザイナーになるためには、以下3つのスキルを身につけておく必要があります。
  • マーケティングスキル
  • コーディングスキル
  • 継続学習能力

マーケティングスキル

フリーランスWebデザイナーとして成功するためには、デザインスキルだけでなくマーケティングスキルも欠かせません。クライアントが求めるのは、単に美しいデザインだけでなく、ビジネスの成果に直結するデザイン。クライアントのWebサイトの集客力を高めたいのであれば、SEOやコンテンツマーケティング、SNSマーケティングなどを駆使する必要があります。

マーケティングスキルがあれば、自分の魅力をより効果的にクライアントにアピールしたり、SNSやYouTubeを活用して営業活動を行ったりすることも可能です。マーケティングスクールでの学習もおすすめです。

Webマーケティングスクールおすすめ講座18選【2024年最新版比較】

この記事では、おすすめのWebマーケティングスクールの講座内容・料金を分かりやすく一覧で比較しています。未経験からの挑戦、在宅勤務(リモートワーク)、フリーランス独立など、自由な働き方を実現。教育訓練給付金や関連する資格など、Webマーケティングスクールに関する知識をまとめました。

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コーディングスキル

フリーランスWebデザイナーにとって、コーディングスキルは非常に重要。デザインを実際のWebページに反映させるためには、HTML、CSS、JavaScriptなどの基本的なコーディングスキルが必要となります。エンジニアと共同で案件に取り組む場合は、相手が良い安いようにコードを書く技術も求められるでしょう。

コーディングスキルがあれば、デザイナーとしての業務範囲を広げ、あらゆる業務に対応できるようになります。クライアントのWebサイトの集客力を高めることにも、貢献することが可能です。
参考:コーディング勉強

継続学習能力

Webデザインの世界は日々進化しており、新しい技術やトレンドが次々と登場しています。クライアントに求められる技術を提供するためには、継続して学習する能力が必要です。新しいデザインツールやプログラミング言語、マーケティング手法などを常に学び、スキルをアップデートすれば、競争力を維持することもできます。

継続学習の方法としては、オンラインコースやセミナー、業界の最新情報を提供するブログやニュースサイトが効果的です。また、実際のプロジェクトを通じて新しい技術を試すことも重要でしょう。

フリーランスWebデザイナーとしてスキルを身につけて高年収を目指そう

当記事では「なぜフリーランスWebデザイナーは厳しいと言われているのか」「未経験からでも目指すことは可能なのか」といった内容をはじめ、これからWebデザイナーでフリーランスになろうと考えている人に役立つ情報を多数紹介してきました。

インターネット全盛の現代において、Webデザイナーの需要は衰えることを知りません。ホームページ制作やWeb広告用バナーの作成等、多くの場面で必要とされている職業であるため、しっかりとスキルを身につければフリーランスとして独立しても全く問題はないでしょう。

ただし比較的参入ハードルが低い都合上、初心者層は仕事を獲得しづらい激戦区となっている点には注意が必要。会社員として実務経験を積んだり、スクールで実績を構築するなどして、ライバルとの差別化を図っていくようにしたいところですね。

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