資格なしで介護職になれる?仕事内容も解説

資格なしで介護職になれる?仕事内容も解説

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少子高齢化が進み、手助けを必要とする高齢者が増えている今「介護職」の需要はどんどん高まっています。しかし気になるのは資格の必要性。「資格がないから介護職に就くのは厳しいかも…」と諦めてしまう人も少なからずいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では「資格なしで介護職に就けるの?」というそもそもの疑問を解消したうえで、資格なしの介護職ができる仕事内容についてまで徹底解説していきます。無資格から介護職としてのキャリアを始めたいと考えている人は必見です。

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そもそも資格なしで介護職に就くことは可能?

結論として、介護職は資格なしでも問題なく就くことができます。税理士や弁護士といった士業とは違い、介護職には独占業務のようなものは特段存在しないからです。

参考までに、カカクコムが運営する求人検索エンジン「求人ボックス」を見てみたところ、資格なしとほぼ同義と言える「未経験OK」の求人は、110万件以上も掲載されていました。これは介護職の全求人の半数以上に該当します。


求人数
検索条件:介護職 2,178,719件
検索条件:介護職×未経験OK 1,124,717件
参照:求人ボックス|介護職の仕事・求人情報※2024年8月現在

介護職の需要が高まっていることも相まって、昨今は入社後の資格取得支援を提供してくれる会社も少なくありません。資格があればより選択肢が広がることは間違いないですが、無資格だからと言って臆することなく、未経験可の求人へ積極的に応募してみて全く問題はないでしょう。
参考:おすすめの介護士転職エージェント
参考:おすすめの介護士転職サイト

資格なしでも介護職の正社員として働ける理由

ここでは、資格なしでも介護職の正社員として働ける理由を解説します。

労働力不足で需要が高まっているため

日本では急速な高齢化が進行しており、介護職の需要が急増しています。厚生労働省のデータによれば、2025年度には介護人材の需要が約253万人に達する一方で、供給は約215.2万人と見込まれており、約40万人の人材不足が予測されているようです。需給ギャップを踏まえ、国と地域は今後二人三脚で介護人材確保に向けた取り組みを推進することとされています。

参照:厚生労働省「2025年に向けた介護人材にかかる需給推計(推定値)について

教育体制が整っている企業が多いため

社内研修や外部研修を活用し、無資格者でも必要な知識やスキルを習得できるよう支援している企業が多く存在します。また、資格取得奨励制度を設けている企業であれば、無資格者が働きながら資格取得を目指すことも可能です。

教育体制が充実している企業が多いということは、スキルアップでき、将来性をも高められるチャンスが多いということ。資格なしの状態からスキルを身につけられれば、キャリアの選択肢を広げることができます。

無資格でできる仕事が豊富にあるため

介護業界では、無資格者でも従事できる仕事が豊富です。具体的には、生活援助や送迎業務、事務作業などが挙げられます。また、有資格者の指導の下であれば、一部の身体介護業務にも携わることも可能です。無資格でもさまざまな仕事に携われるため、需要は高いと考えられます。
参考:未経験に強い転職エージェント

無資格だと介護職で働けなくなるって本当?研修の義務化とは

ここ数年で「無資格だと介護職で働けなくなる」という声を多数目にするようになりましたが、これには厚生労働省の介護報酬改定が関係しています。というのも、2021年に同改定で義務化が決まった「認知症介護基礎研修」が、2024年から正式に適用。これにより、医療・福祉系の資格を持たない介護職員は、基礎研修を受講しなければ業務にあたることが出来なくなったのです。

無資格者への認知症介護基礎研修受講義務づけ

介護に関わる全ての者の認知症対応力を向上させていくため、介護に直接携わる職員が認知症介護基礎研修を受講するための措置を義務づける。【省令改正】
(※3年の経過措置期間を設ける)

引用:厚生労働省|令和3年度介護報酬改定の主な事項

全5章の動画講義からなるeラーニング研修となっており、1章ごとに用意されている確認テストを突破しながら進めていくという流れ。個々人の理解度等にも左右されますが、大体150分程度で修了することができます。なお、受講対象が「介護に直接携わる無資格の職員」であるため、介護に従事していない就職前に取得しておく必要はありません。

資格試験ではないので点数によって落ちたりすることがないのは安心ポイント。とはいえ、今後介護職として働きたい場合には当該研修の受講は必須となるということを、頭に入れておいた方がいいでしょう。
参考:介護事務資格の通信講座

介護職で資格なしでもできる主な仕事内容

ここからは、先述した基礎研修以外に特別な資格を持っていない介護職員でもできる、主な仕事内容をまとめました。未経験・無資格からの挑戦の場合は、まずはこれらの仕事から経験を積んでいきましょう。
参考:介護士の資格の取り方

生活援助業務

生活援助業務とは、主に家事を行うことが困難な人の日常生活を支援する業務です。掃除・洗濯、調理などの家事、ベッドメイクや衣類の整理など…利用者の身体に直接触れないで行うサポートが中心であるため、資格がなくても問題なく従事することができます。

具体的な業務内容の例は以下の通り。

  • 掃除:ゴミ出し、居室やトイレの掃除、後片付けなど
  • 洗濯:洗濯、洗濯物の取り入れや収納など
  • ベッドメイク:シーツ、布団カバーなどの交換
  • 衣類の整理・被服の補修:夏物、冬物の入れ替え、ボタンなどの取り付け
  • 食事:調理、配膳、後片付け
  • 買い物(生活に必要な食料・日用品・白物家電・薬など)
  • 通院や買い物の同行 etc…

利用者を間接的にケアする役割であることから、数ある介護職の中でも特に未経験者に向いている仕事と言えるでしょう。
参考:介護の仕事に向いている人

身体介護業務

身体介護業務とは、介護が必要な利用者の日常生活を支援するために、身体に直接触れながら行う業務です。以下に記載するような、利用者の基本的な生活にかかわるさまざまなサービスを提供します。

  • 食事の摂食介助、食後の口腔ケア
  • 入浴が出来ない利用者への清拭介助
  • 一人での脱ぎ着が難しい利用者への更衣介助
  • 車椅子を使用しての移動介助 etc…

身体介護は一般的に「介護福祉士」のような資格保持者しか対応してはいけませんが、介護施設内で有資格者からの指導を受けながらであれば、無資格者も業務にあたることができます

送迎業務

送迎業務は、通所介護施設(デイサービス)や介護サービス事業所まで、利用者を車で送り届ける業務です。自動車免許さえあれば業務にあたることができるため、専門資格なしから介護職に就きたい人に向いている役割と言えます。

送迎業務の詳細は以下の通り。

  • 利用者の自宅の玄関まで送り届ける
  • 利用者の乗り降りや屋外歩行の介助
  • 利用者の忘れ物や家族との連絡事項の確認
  • 送迎記録や運航表の作成
  • 不測の事態への対応(緊急時の連絡)
  • 利用者の家族と体調や様子についてやり取りを交わす
  • 車内の様子に気を配る etc...

なお、利用者の身体機能によっては、玄関から居室に移動する際の支援が必要になることも珍しくありません。送迎以外の直接的な介助に当たる場合は「身体介護業務」となり、資格が必要になってしまうケースもあるため、その点は注意が必要です。

事務業務

事務業務(介護事務)は、介護施設や訪問介護事業所などで働く事務職のことを指し、介護保険や介護に関する諸々の事務作業を担います。ほかの介護職員がスムーズに仕事できるよう、書類作成や窓口対応、介護報酬の請求など…以下に示すような幅広い対応が求められる役割です。

  • 電話応対や来客応対
  • 勤怠の管理やシフト管理、給与計算、福利厚生管理
  • レセプト(介護給付費明細書)の作成
  • 介護報酬の請求
  • 施設の備品購入や発注
  • 連携機関への連絡
  • 提出書類の作成 etc...

介護事務に該当する資格は多数あるものの、大半が民間資格であり、取得は必須ではありません。
参考:介護事務は未経験でも働ける?

介護職で資格なしだとできない主な仕事内容

ここでは、介護職で資格なしだとできない主な仕事内容について解説します。

訪問看護事業所のホームヘルパー

訪問看護事業所のホームヘルパーは、利用者の自宅を訪問し、日常生活のサポートを行う役割を担っています。ホームヘルパーになるためには、「介護職員初任者研修」以上の資格が必要です。

資格保有者に限定されているのは、ホームヘルパーは、基本的に1人だけで利用者さんの自宅を訪問し、サービスを提供しなければならないから。他の誰かに頼らなくても適切かつ安全にサービスを提供できるだけのスキル・経験がないと、業務を遂行できません。

痰の吸引・経管栄養などの医療行為

痰の吸引や経管栄養といった医療行為は、本来医師や看護師が行うものですが、一定の条件下で介護士も実施することが認められています。医療行為を行うためには、特定の研修を修了し、「認定特定行為業務従事者認定証」を取得しなければなりません

デイサービスやグループホームなど、比較的利用者が元気な施設では必要ないかもしれませんが、特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設などで働く場合には医療行為を求められる可能性が高いでしょう。

資格なしから介護職に就職・転職する際のコツ

ここでは、資格なしから介護職に就職・転職する際のコツを解説します。

 介護に関する知識を身につける

介護職に就くためには、まず介護に関する基本的な知識を身につけることが重要です。知識を身につけておけば、介護職に就く際のアピール材料になります。介護の知識は、利用者に対して適切なサービスを提供するための基盤となるため、現場でも役立てられるでしょう。

また、介護の現場での常識や対応方法は、日々変化しています。適切に業務を遂行するためには、日々学び続けて変化に対応できるようにしておくことが大切です。介護事務を目指している方は介護事務通信講座もおすすめです。

 介護職に特化した就職・転職エージェントを利用する

介護職への就職・転職を考える際には、介護職に特化した就職・転職エージェントを利用する方法が非常に有効です。

介護職向けエージェントは、業界特有の知識と経験を持つアドバイザーが在籍しており、求職者の希望条件に合った求人情報を提供してくれます。その他にも、履歴書の添削や面接への同行、給与交渉など、さまざまなサポートを受けることが可能です。エージェントによっては転職先の詳しい情報を得ることもでき、入社後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐこともできます

「転職活動って何をしたらいいのかわからない」「効率良く転職活動を行いたい」「転職活動を成功させたい」と考えているのであれば、介護職に特化した転職エージェントの活用がおすすめです。

参考:介護士転職エージェントおすすめ
参考:介護士転職サイトおすすめ

資格なしでも適切な知識を身につけて介護職を目指そう

当記事では、未経験・資格なしから介護職に挑戦したいと考えている人に向けて「そもそも資格なしで介護職に就けるの?」「どんな仕事内容がある?」といった気になる疑問を詳細に解説してきました。

介護職を行うにあたって必須となる資格はないため、現状資格なしの人だとしても、やる気や熱意次第で介護職に就くことは十分可能です。ただし2024年以降、無資格の介護職員は厚生労働省認定の「認知症介護基礎研修」を修了しなければいけなくなっているため、その点は注意が必要。質の高い介護支援を提供するためにも、ぜひ前向きな気持ちで受講しておきましょう。

資格のない介護職員でも担当できる業務は、想像している以上にたくさんあります。資格取得支援等を活用すれば働きながらスキルアップしていくこともできるので、まずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。資格取得を考えている方は介護士の資格の取り方の記事をチェックしてみてください!

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よくある質問

  • Q 介護士転職サイトを選ぶ際のポイントは?
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  • Q 介護士転職で必要な書類は何がありますか?
    A 介護士転職で必要な書類には、履歴書、職務経歴書、資格証明書(介護福祉士、初任者研修修了証など)が含まれます。さらに、施設によっては健康診断書や勤務証明書が必要になることもあります。これらの書類は事前に準備し、転職活動をスムーズに進めるために、正確かつ詳細に記載することが重要です。特に職務経歴書では、これまでの業務内容や成果を具体的に記載しましょう。
  • Q 介護士転職活動のよくある失敗例を教えてください。
    A 介護士の転職活動でよくある失敗例として、給与や勤務条件だけを重視して職場を選ぶことが挙げられます。実際に働く現場の雰囲気や人間関係を確認せずに転職すると、ミスマッチが生じることがあります。また、キャリアの方向性が定まらないまま転職を急ぐと、後で後悔する可能性があるため、しっかりとリサーチを行い、計画的に進めることが大切です。