ドローン免許学校(旧:NBドローンスクール)卒業生インタビュー|映像制作にドローンを活用。ドローンが変えるクリエイティブの未来
テクノロジーの進化により革新的な映像の撮影が可能になるなか、ドローンの法整備も進行中です。ドローンを活用した映像作成には確かな操縦技術と法規範・安全管理などの豊富な知識を持つパイロットが不可欠だといえるでしょう。
今回は、ドローン免許学校(旧:NBドローンスクール)の卒業生である、スタジオステイゴールド代表・内田亮氏にインタビュー。内田氏は映像クリエイターとして活動しつつ、自らもドローンパイロットとして映像撮影に取り組んでいます。内田氏に、スクール受講の感想や、ドローンを活用した映像制作について取材しました。

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ドローン免許学校(旧:NBドローンスクール)は、圧倒的な技術指導と手厚いアフターサポートが魅力のドローンスクール。愛知県を拠点として東京校、千葉校、静岡校、長野校、滋賀校、福岡校も展開しています。今回は同校のインストラクターにスクールの強みや指導の際に大切にしていることを伺いました。
2024/07/02 00:02
スポーツ撮影へのドローン活用を見据え、資格取得を決意
――まず、内田さんのこれまでのご経歴について教えてください。内田:
映像の世界に入ったのは28歳くらいの時で、今年44歳になるのでキャリアとしては12年ほどですね。
もとは音楽制作会社に勤めていたのですが、ストリーミングサービスが台頭してCDの売り上げが落ち込んだ時期にプロモーションビデオを内製化することになったため、独学で映像制作を始めたことがはじめの一歩でした。
その後会社を離れて趣味でミュージックビデオを作っていた時期もありましたが、徐々に企業向けの映像制作へとシフトしていきました。
途中で実家の介護関係の仕事を引き継いだ時期もありましたが、その傍ら趣味で映像制作を続けていました。
――ドローン操縦資格を取得しようと思ったきっかけを教えてください。
内田:
きっかけは、NBAの試合でドローンが飛んでいるのを見たことです。スポーツ中継をよく見るのですが、バスケットボールの試合でドローンを使用していることに驚きました。
それまでは太陽光パネルや観光地の撮影など、限られたものにしか使えないイメージを抱いていたので、スポーツでも活用できることに可能性を感じました。
ちょうどその頃プロアイスホッケーチームの広報や映像制作を担当しており、何か面白いことができないかと試行錯誤していたんです。
そこでドローンを活用して独自の視点から撮影することで、より没入感のある映像が撮れるのではないかと考えました。
――ドローンを使った映像制作の魅力について教えてください。
内田:
ドローンを使うことで、今までにない視点からの映像が撮れるのが最大の魅力です。
たとえばアイスホッケーの試合を撮影する際、コート全体を俯瞰で捉えたり、試合中の選手の動きを真上から追従したりすることができます。より没入感のある映像体験を観客に提供できるんですよ。
また建築物や自然景観の撮影では、地上からでは捉えられない角度や高さから撮影できるので、撮影対象の魅力を最大限に引き出すことができます。
とくに大規模な構造物や広大な土地の様子を効果的に伝えられるのが、ドローンならではの強みだと感じています。店舗のPVやアーティストのMVでは、曲や店舗の魅力をいかに映像だけで訴えるかが重要です。
Z世代はテロップを見ないという統計調査もあるので、ドローン独自の画角から撮影した映像を効果的に使用し、映像としての意外性やインパクトを出しています。
「体験」が学びを深めるドローン講座
――実際にドローン講座を受講してみて、どのような印象を持ちましたか?内田:
指導がとても分かりやすかったですね。先生方の教えるスキルの高さや、人当たりの良さを感じました。とくに実際に操縦する前に見本を見せてもらったことで、言葉だけでなく視覚的に理解できとても勉強になりましたね。
具体的に言うと、ドローンをゆっくり飛ばす際の「ゆっくり」の定義を実際に先生が操縦して見せてくれることで、具体的な速さのイメージがつかめました。
座学はZoomで行われましたが、航空法の知識やドローンの重量に応じた規制、飛行可能なエリアを確認するアプリの使用方法など、多くのことを学びました。
ドローンを使う上で当たり前のことかもしれませんが、私にとっては全てが新鮮で興味深い内容でした。
講義は少人数制だったためわからないことがあればすぐに質問でき、理解が途切れることなく学習を進められた点もありがたかったですね。
――とくに印象に残っている内容はありますか?
内田:
座学においては、先生方から現場でのトラブル事例を共有していただいたことが印象的でした。とくにバッテリー管理の重要性や、バッテリーが切れそうになった際の対処法など、先生自身の経験則を通じて実践的な学びを得られたことが印象深いです。
当事者の語る経験談はやはりリアルなので、自分の身にも起こりうるという意識づけができましたね。
実地訓練は名古屋で受けたのですが、ドローンをどこまで高く上げられるかを体験できたことが強く印象に残っています。航空法に抵触しない範囲で高く上げていくと、想像以上に美しい映像が撮れたんです。
プロの先生ほど上手く操縦はできませんが、シンプルな動きでも撮影場所や環境次第で素晴らしい映像が撮れることに感動しました。
――資格取得後、どのようにドローンを活用されていますか?
内田:
現在、太陽光パネルの設置現場や風力発電所での撮影依頼を受けています。元々やっていた仕事の繋がりで仕事をいただいたのですが、まだ操縦経験が浅いので安価で引き受けています。そうした仕事も含め、これから徐々に業務の幅も広げていくところですね。
スクールで1から教えてもらえたからこそ、仕事の一歩目をスムーズに進められた部分もあります。たとえば仕事を受ける際に「国土交通省の認可を取る資料をこちらで提出しますね」といった、手続きについての配慮をこちらから言うことでクライアントは安心感を持ってもらえますよね。そういった意味でも、丁寧に教えていただいて非常に助かりました。
また、ドローンは地上からの撮影とは全く異なる視点で映像を構成する必要があります。ドローンの特性を活かした撮影方法は、実践を通じて徐々に感覚をつかんでいった部分ですね。
――ドローン免許学校のサポート体制について、印象に残っていることはありますか?
内田:
とくに印象的だったのは、LINEを使ったサポート体制です。電話やメールだと気兼ねしてしまいますが、LINEなら気軽に質問できます。
さらに必要に応じてZoomでの相談も可能で、オンラインを活用したサポートが充実していました。実際に仕事を始めてからも、国土交通省への申請手続きなど、わからないことがあればLINEで質問できました。
このようなアフターサポートの充実は、初心者にとって非常に心強いですね。
ドローンは未来を切り開くツール。失敗を恐れずチャレンジしてほしい
――今後の展望についてお聞かせください。内田:
今後はアイスホッケーの広報活動でドローンを活用し、チームの映像をどんどんドローンで撮影していきたいと考えています。
また、建築やインフラ関係の仕事も増えそうです。建物の点検や新築物件の屋根の撮影、さらには室内用の小型ドローンを使った撮影など、さまざまな分野でチャレンジしていきたいと思っています。
大きなドローンから小さなドローンまで、さまざまな機材を使いこなせるようになりたいですね。
――今後、ドローン業界はどのように発展していくと思いますか?
内田:
ドローンの活用範囲は今後さらに広がっていくと考えています。インフラ点検や災害時の調査など人が立ち入りにくい場所での活用はもちろん、農業分野でも広大な農地の管理や作物の生育状況の確認などに使われるようになると思います。
映像制作の分野でも、VRやAR技術との組み合わせにより、より臨場感のある映像体験が可能になりそうです。小型化が進めば、室内での撮影にも活用の幅が広がります。
その一方で、技術の発展に伴い法規制や安全管理の重要性も増していくと思います。これからのドローンパイロットには、常に最新の知識と高い倫理観が求められるでしょう。
――最後に、これからドローンを始める人へのアドバイスをお願いします。
内田:
まずは正しい知識と技術を身につけることが大切です。独学で始めるのは危険が伴うので、信頼できる学校で学ぶことをお勧めします。法律や安全管理の知識は、ビジネスを展開する上でも非常に重要です。
次に、自分の専門分野や興味のある分野で「どのようにドローンを活用できるか」を常に考えることが大切です。私の場合は、映像制作とスポーツという既存の経験を活かしてドローンを導入しました。
皆さんも、自分のバックグラウンドとドローン技術をどう組み合わせるか、創造力を働かせてみてください。
そして、失敗を恐れずにチャレンジすることです。新しい技術だからこそ、まだ誰も気づいていないニーズや活用方法があるかもしれません。
失敗しても、それは次につながる貴重な経験になります。ドローンは単なる道具ではなく新しい可能性を切り開くツールなので、皆さんもドローンを通じて、新たな視点や価値を生み出していってください。
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