被災地の空撮サービスの比較4選。特徴や料金は?|コエテコドローンナビ

被災地の空撮サービスの比較4選。特徴や料金は?|コエテコドローンナビ
近年、被災地での支援活動に、ドローンを導入する自治体が増えています。ドローンは、立ち入りが難しい被災箇所にも入れるため、多くの人から注目を集めているのです。 ドローンによる被災地の空撮で、迅速な被害状況の把握、復旧作業の効率向上などが期待できます。とはいえ、ドローンを用いた効果的な撮影手法は、まだまだ発展途中です。

そこで今回は、最新の被災地空撮サービスの特徴や選び方を解説します。被災地空撮サービスに興味がある方や導入を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

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被災地の空撮サービスとは? 

ドローン被災地空撮サービスとは、災害後の地域を迅速かつ詳細に空撮するためのサービスのことです。風水害や地震などの自然災害が起きた際、被害の拡大を防止するために、早急に被災地の状況を把握する必要があります。しかし、自然災害が起きた場合は人が立ち入れない箇所が多く、「早急に」というのは難しいのが現状です。

また被災地では「緊急用務空域」(航空法施行規則第236条の12第1項第4号)が発令される可能性も高いため、知らずに飛行させてしまうと航空法違反となる可能性もあり、十分に情報収集をおこなう必要があります。

しかし空を飛べるドローンを活用すれば、「素早く」被災地の状況を撮影できます。しかもドローンによる撮影は、安全かつ正確です。従来の人手による被災地の状況確認に比べ、格段に効率的な方法と言えるでしょう。

実際に被災地でも空撮サービスが活用されており、2023年6月30日からの大雨で発生した大分県の地すべりでは見事に活躍しました。雨で防災ヘリが出動できない中、ドローンによる被災状況次調査の映像は大変効果的で、被害の規模を共有したり、早期避難を呼びかけるのに役立ったそうです。ドローンの上空からの調査により、目視では確認できない裏側の地すべりも発見されました。

また、2024年1月1日に起きた能登半島震災でも多くのドローンが活用されました。捜索だけでなく、ガソリンや灯油といった危険物を運搬する飛行などもドローンでおこなわれました。1次捜索の段階でドローンを有効的に飛行させることができればより人の役にたつ機会が増えるかと思われます。 

被災地の空撮サービスでできること

ドローンの被災地空撮サービスを利用することで、「素早く」「正確に」「安全に」被災地の状況を確認できます。サービスにより、ドローンだけをレンタルできるタイプや、ドローンも操縦士も派遣してもらえるタイプなど、さまざまです。ドローンや搭載しているカメラの性能にもよっても、できることが異なります。

被害状況を確認・撮影するだけでなく、要救助者の捜索や物資の輸送なども可能です。従来の人手による方法では困難だったり無理な状況でも、ドローンなら容易に行えることが多いでしょう。

被災地の空撮サービスの選び方

被災地の空撮サービスを選ぶ際の重要なポイントは、「対応エリア」と「目的に合っているか」「安全な運用ができるかどうか」です。対応エリア外だと利用できない可能性があるため、必ず確認しましょう。

被災地空撮サービスといっても、サービスごとに得意とするものや扱うドローンが異なります。目的を果すためには、ドローンの性能にこだわってサービスを選ぶことが大切です。例えば、遠くの写真も詳しく鮮明に撮影したい場合、望遠カメラを搭載したドローンを選ぶ必要があります。

可能ならば、サービスの実績もチェックしておくといいでしょう。同じドローンを使ったとしても、経験があるかないかで、作業の進め方や進めるスピードが変わってくる場合があります。

被災地の空撮サービスのメリット

ドローンの被災地空撮サービスの最大のメリットは、被災地の正確な情報を素早く取得できることでしょう。ドローンから得た情報は、被害の拡大防止や早期避難の呼びかけに活用されます。目視では気付きにくい場所でも、空からなら気付くことが可能です。

多くの命を危険から未然に守るだけでなく、救えるのもメリットの1つ。ドローンでの空撮は、要救助者の早期発見に効果的です。要救助者の生存率は、時間が経つごとに減っていき、72時間(3日間)がデッドラインと言われています。早く助けるほど救える確率が高いため、人命救助にも大いに役立てると言えるでしょう。

主な被災地の空撮サービス

ここでは、主な被災地の空撮サービスを3つご紹介します。どの空撮サービスも高い精度で被災地を空撮できますが、それぞれサービス内容や特徴が異なります。気になる被災地の空撮サービスがあれば、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

(株式会社Le Ciel DRONE)

出典:株式会社Le Ciel DRONE

株式会社Le Ciel DRONEには、一定水準を満たしたパイロットしかいないため、姿勢維持モードが効かない状態でもドローンのコントロールが可能です。国内トップクラスの操縦技術を持つメンバーも多数在籍しており、トラブルが多い被災地でも高いスキルで対応できます。

測量・点検・調査業務も行っているため、空撮だけでなく、地形データの取得や解析なども依頼できるでしょう。
株式会社Le Ciel DRONEはこちら

【サービス終了】散水ドローン(菱田技研工業株式会社、日本ニューマチック工業株式会社)

出典:菱田技研工業株式会社、日本ニューマチック工業株式会社

ニーズに応じた既製品のドローンがない場合、機体の設計・制御系の構築を行い、最適なシステムを実現しているサービスです。カスタマイズ次第で、高所撮影や高所各種測定を行っています。今までに、橋梁点検や散水、壁面吸着などの特殊ドローンを開発・制作してきた実績があります。目的に合ったドローンを探している方におすすめです。
公式サイトで詳細をチェック

Optimal Second Sight(オプティム)

出典:オプティム

オプティムは、ドローンによる遠隔作業を支援するサービスです。スマートグラス・スマートフォン・タブレットのカメラを使い、ドローンの映像を共有できます。専門的知識を持った指示者が現場にいない場合でも、その場にいるかのように情報を共有し、サポートすることが可能です。マルチデバイス対応なので、シーンを選ばず利用できます。
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高精度GNSS配信サービス(株式会社ジェノバ)

出典:株式会社ジェノバ

空撮はもちろん、高精度な測量を行えるサービスです。GPSも含めた複数衛生郡による衛星測位システム(GNSS)により、高精度な位置情報を活用した調査を行っています。GNSS搭載のUAV(ドローン)を使用し、3次元測量が可能です。精度の高さにこだわりたい方におすすめします。
公式サイトで詳細をチェック

まとめ

ドローンによる被災地の空撮サービスは、被害状況の把握や要救助者の早期発見などを効率的に行えるため、今後の普及が期待されるサービスです。被災地の空撮サービスを利用すれば、絶望的な被災状況でも、被害をできる限り減らすことができます。災害対策を考えている自治体や企業の方は、ぜひ被災地の空撮サービスをチェックしてみてくださいね。

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