ドローンによる赤外線調査サービスの需要は高まっていますが、「どのサービスが自社に適しているのか?」「どの点を比較すればよいのか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、最新の赤外線調査サービスの特徴や選び方について詳しく解説します。ドローンを活用した建物の調査・診断を行いたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
・Production /有名アーティストのドローン撮影やLive/CM/映画等 空撮を担当
・Education /1000人を超える受講実績STEAMドローン企画/運営
・Consulting /200社を超えるドローン事業コンサルティング実績
赤外線調査サービスとは?
赤外線調査サービスとは、ドローンを使って熱の分布などを調査するサービスのことです。ドローンによる赤外線調査サービスは、建物の断熱性や機器の異常検知などを把握する目的で利用されています。最新の赤外線カメラを活用することで、効率的な調査を行うことが可能です。通常の建物の点検作業は、足場を組んだり、ゴンドラを使用したりなど、手間と時間が掛かります。ドローンを用いた点検作業を行うことで、効率的な調査が可能になり、大幅なコストを実現できるでしょう。
近年の建設業界は、アナログからデジタルへと推移している最中であり、DX化が急速に進んでいるのが現状です。DX化やデジタルツールの利活用が求められている中で「ドローン」は特に注目されており、たとえば高所や危険エリアでの作業を減らしたり、より効率的な作業を実施したりするといったことが期待できます。
赤外線調査サービスでできること
ドローンの赤外線調査を活用すれば、建物を効率的かつ安全に管理することが可能です。たとえば、撮影した画像や報告書をもとに建物の修繕や太陽光パネルの交換等を立案することができます。また、建物の劣化具合を把握したり、不具合が出る可能性がある箇所を事前に確認したりすることも可能です。さらに、ドローンを活用すれば、撮影画像からタイル浮きの兆候なども分析できます。大規模修繕工事の前段階でこのような調査を行っておけば、より正確な数値や高い精度での診断書をもとに適正な見積りを出すことが可能です。その結果、よりスムーズに工事を進められるでしょう。
赤外線調査サービスの選び方
ドローンを活用した赤外線調査サービスを選ぶ際には、サービス内容・料金と報告書の内容・精度の2つを確認するのがポイントです。まずは、提供しているサービスの内容がどこまでの範囲を事業者が対応してくれるのかを確認し、どれくらいのサービス料金が掛かるのかを確認しましょう。また、これまでにドローンを導入したことがない企業の場合、報告書のサンプルを事前に確認するのがおすすめです。点検対象物の撮影方法や報告書のイメージが点検業者の要件を満たしているものか確認し、事業者を選択する検討材料にしましょう。
赤外線調査サービスの利用場面
前述したとおり、赤外線調査サービスは建物の点検作業や調査などで利用できます。危険な建物の点検作業や調査を安全に実施でき、人の手とドローンを上手く活用しながら効率的な運用を実現できます。建設業界では、業務効率や安全性などが長年の課題となっていますが、ドローンを有効に活用することで、これらの建設業界の課題解決も期待できるでしょう。
主な赤外線調査サービス
ここでは、主な赤外線調査サービスを4つご紹介します。それぞれサービス内容や特徴が異なるため、気になる赤外線調査サービスがあれば、ぜひ公式HPをチェックしてみてください。人材育成&コンサルティング(fly株式会社)
出典:fly株式会社fly株式会社は、クリエイティブ、ドローンパイロット育成、ドローンスクールの運営、コンサルティング等を幅広く手掛けており、赤外線調査サービスも提供しております。
ドローンのプロフェッショナルとして、サービス設計から運用までトータルでサポート可能です。
「赤外線調査サービスに依頼したいけど将来的には自社で行いたい」と考えている法人の方におすすめです。コンサルティング業務では、機材の設定や販売、PR映像制作など、さまざまなニーズに応えています。
スクールにはドローンの国家資格を取得でできる企業向けパッケージが用意されており、短期間で集中してライセンスを取得することが可能です。
TRASCOPE(丸紅ネットワークソリューションズ株式会社)
出典:丸紅ネットワークソリューションズ株式会社丸紅ネットワークソリューションズ株式会社では、無線とクラウドを活用した「TRASCOPE」という次世代型映像監視サービスを提供しています。3G/LTEを内蔵しているため、複雑な配線工事は不要で利用することが可能です。
TRASCOPEは、TRASCOPE(一般カメラ)とTRASCOPE-AI(AIカメラ)の2種類があり、建設現場や店舗、公共施設など、様々な場所で利用できます。
サーモグラフィ空撮サービス(九電ドローンサービス)
出典:九電ドローンサービス九電ドローンサービスでは、サーマルカメラを搭載したドローンを提供しています。設備の温度異常や屋根の遮熱塗装効果などを上空から確認することが可能です。
九電ドローンサービスは、ドローンによる動画・静止画空撮サービスや、12K画像空撮サービス、映像編集サービスなど幅広いサービスを提供しています。
ドローン赤外線点検(Zero)
出典:株式会社Zero株式会社Zeroでは、赤外線カメラを使用したドローン外壁調査のサービスを実施しています。足場を組んだり、ゴンドラを使用したりすることなくドローン一台で調査を完了することが可能です。また、ドローンで建物全体を撮影する中でサーモグラフィ撮影も同時に行い、欠損部分を可視化することもできます。
まとめ
ドローンの赤外線調査サービスは、建物の断熱性や機器の異常検知などを把握する目的で利用されています。最新の赤外線カメラを活用することで、建物を効率的かつ安全に管理することができ、撮影した画像や報告書をもとに工事の改善案を立案することも可能です。ドローンを活用し、建物の調査・診断を行いたいと考えている方は、今回ご紹介した赤外線調査サービスをチェックしてみてくださいね。