練習場・飛行場サービスの比較3選。特徴や料金は?|コエテコドローンナビ

練習場・飛行場サービスの比較3選。特徴や料金は?|コエテコドローンナビ
ドローンの練習場・飛行場サービスとは、ドローンの飛行に最適な場所を提供するサービスです。

「無人航空機」に該当するドローンには航空法小型無人機飛行禁止法の規制が適用され、「いつ・どこででも飛行させてよい」というわけではありません。訓練等でドローンを飛行させる際は、環境の整った練習場・飛行場を利用した方が安心です。

本記事では、法人向けドローンの練習場・飛行場サービスの概要や費用、選び方を詳しくまとめました。おすすめの練習場・飛行場サービスもご紹介しているので、併せて確認してください。

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練習場・飛行場サービスとは?

ドローンの練習場・飛行場サービスとは、ドローンの飛行に最適な場所を提供するサービスです。郊外の広い土地を利用した屋外タイプと、フットサルやハンドボール等の設備を練習場に充てた屋内タイプがあります。

練習場・飛行場サービスが必要な理由は、ドローンが航空法・小型無人機飛行禁止法などにより飛行制限を受けており、飛行場所の確保が難しいためです。

「無人航空機」に該当する100g以上のドローンは、以下の空域では飛行できません。

  • 上空150m未満の空域
  • 空港・空港周辺の上空
  • 人口集中地区(DID地区)の上空
  • 国の重要施設とその周囲約300m
  • 国の重要文化財周辺
  • 自治体によって管理される公園
  • 私有地

特に都心部では、法律に抵触しないドローンの飛行場所を確保するのは、極めて難しいのが現状です。練習場・飛行場サービスを利用した方が、効率的かつ安心な飛行が可能となります。

参考:航空安全:無人航空機の飛行禁止空域と飛行の方法 - 国土交通省

練習場・飛行場サービスでできること

ドローンの練習場・飛行場では、ドローン操縦の基礎訓練・実地訓練に対応しています。環境の整った場所なら、以下の訓練もスムーズです。

  • 始動
  • 上昇
  • 下降
  • 着陸
  • 左右回転
  • 前後左右移動
  • ホバリング

スティック操作を誤ると急下降・急上昇・急移動を引き起こします。広い空間で実際にドローンを操縦してみることが、飛行のカンを養うことにつながるでしょう。

また法人用ドローン練習場・飛行場の中には、販促試運転場として活用できるところもあります。場所によっては、「ドローン教室の開催」「ドローンレースの実施」などにも対応可能です。

適切な練習場・飛行場サービスを見つけることは、ドローンビジネスを展開する企業にとっても、非常に有益といえます。

練習場・飛行場サービスの費用

ドローンの練習場・飛行場サービスの費用は、運営団体や立地・設備の充実度によって異なります。一概にはいえませんが、自治体運営の練習場は無料~企業運営の練習場は1時間5,000~3万円程度が目安です。

屋外練習場の場合、空き地のような練習場・飛行場なら安価に利用できるケースがあります。一方で都心部にある屋内練習場は、場所代や設備の維持費が高額になる傾向です。さほど広くない場所でも、屋外練習場よりも使用料は高くなります。

練習場・飛行場サービスの選び方

ドローンの練習場・飛行場は、屋内か・屋外かで利用のメリットが異なります。訓練者のレベルやドローンを使用する業務内容を勘案し、訓練に適した場所を選びましょう。

屋外は気象条件の影響を受ける上、操作ミスによる事故・機体の損傷リスクが大きくなります。ドローン初心者の訓練には、難易度が高いかもしれません。

屋内練習場は気象条件の影響を受けにくい上、壁や天井に衝突対策が施されているところがほとんどです。ドローン初心者でも、操作ミスによる機体損傷のリスクを抑えられます。

一方実践的な技術を身につけるのが目的の訓練には、屋外練習場をおすすめします。屋外なら規制ギリギリの150mまでドローンの高度を上げやすい上、風や気温・湿度の影響を受けながらの訓練が可能です。

測量や農薬散布では、目視ギリギリの遠くまでドローンを飛ばすことがあるかもしれません。「ドローンを遠くに飛ばす不安」「緊張感」を実際に味わうことは、非常に有益です。

おすすめの練習場・飛行場サービス

業務で使用する産業用のドローンは、飛行環境が整えられた練習場・飛行場を利用した方が安心です。

ここからは、ドローンの訓練飛行に最適なおすすめの練習場・飛行場サービスを3つご紹介します。

ドローン福岡


出典:ドローン福岡
九州最大級のフットサル施設「スプラージ金隈」内にある、ドローン用の練習場です。屋根付きの屋内型で天候を気にする必要がなく、GPSも完備されています。コートサイドにはネットも張り巡らしてあり、初心者でも不安のないドローン訓練が可能です。

施設には100台の駐車場があるほか、待合室やロッカーも利用できます。法人利用の貸切にも対応しており、実務訓練から商談まで幅広い用途で使えるのが魅力です。

コートの広さは全面が26×46m・半面が23×26mあり、時間単位で貸切できます。
公式サイトで詳細をチェック

Sportivo戸田ドローンフィールド


出典:Sportivo戸田ドローンフィールド
埼玉県戸田市にある、ドローン用の練習場です。屋根付きの屋内コートが2つ人工芝の屋外コートが1つあり、道路を挟んだ向かい側には40台分の駐車スペースも完備されています。

練習場の広さは、屋内人工芝コート・フロアコートが縦34m × 横18m × 高さ5m、屋外人工芝コートが縦34.5m × 横16m × 高さ5mとなっています。全て法人利用に対応しており、複数のコートをまたいだイベント・講習会の実施も可能です。

利用を希望する場合は、空き状況を確認して予約を入れましょう。
公式サイトで詳細をチェック

法人向けのドローンの飛行場所「ドローンフィールド」(千葉市)


出典:ドローンフィールド|千葉市
千葉市が運営する、法人用の屋外型ドローン飛行場です。千葉市内に事業所を持つ法人または千葉市内への企業立地を検討する法人なら、無料で利用できます。

ただし用途は、「技術開発のための実証実験」「ドローンを活用した事業をおこなうため」に限定されています。操縦者の操縦訓練や講習等を目的とした利用は、認められていません。

4つある飛行場の広さや特性は以下のとおりです。

  • 大和田調整池の一部:約16,200㎡。目的不問で利用可能
  • 大高調整池の一部:約8,500㎡。目的不問で利用可能
  • 農政センターのグラウンド:約6,050㎡。農業用ドローンの検証が可能
  • 農政センターの圃場:約2,500㎡。農業用ドローンの検証が可能

利用時間は平日の午前9時から午後5時までで、土日祝日・年末年始は利用できません。

公式サイトで詳細をチェック

まとめ

ドローンの練習場・飛行場サービスは、ドローンの飛行に適した場所を提供するサービスです。

100g以上のドローンは「無人航空機」に該当するため、航空法等の制限を受けます。都心部では練習場・飛行場探しが難しい傾向ですが、練習場・飛行場のサービスによりスムーズに飛行場所を確保することが可能です。

特に販促目的・商談のためのドローン飛行は、飛行環境の選定が成否を左右することがあります。立地やアクセスのよさ・設備の充実度などを精査して、企業ニーズにマッチした練習場・飛行場を選択しましょう。

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