データ分析ツールサービスの比較3選。特徴や料金は?|コエテコドローンナビ

データ分析ツールサービスの比較3選。特徴や料金は?|コエテコドローンナビ
ドローンのデータ分析ツールサービスとは、ドローンで取得した画像や各種データの分析に必要な、ツールを提供するサービスです。サービスの利用により、ドローンのデータセットを最大限に有効活用できます。

本記事では、データ分析ツールサービスの概要や利用方法・選び方を詳しくまとめました。おすすめのデータ分析ツールサービスもご紹介しているので、併せて確認してください。

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データ分析ツールサービスとは?

ドローンのデータ分析ツールサービスとは、ドローンで取得したデータの分析に必要なツールを提供するサービスです。

ドローン技術の飛躍的な進歩により、収集できるデータの種類・量は各段に増えています。2022年12月からはレベル4の目視外飛行も可能となり、人力や有人飛行機では対応しにくい場所でのデータ収集も可能となりました。ドローンで得たデータを適切に事業に活用することで、企業は業務の高精度化・効率化を実現できます。

とはいえどれほどデータの質と量をそろえても、「ただ収集するだけ」では意味がありません。ドローンによって収集したデータを適切に分析し必要なかたちに加工するためには、高精度なデータ分析ツールが必須です。

ドローンを現場業務に投入しようと考えている企業は、データ分析ツールサービスの導入についても併せて検討することをおすすめします。

データ分析ツールサービスでできること

ドローンのデータ分析ツールサービスでは、主に以下の2つの機能を利用可能です。

  • データの可視化
  • データの分析

データの可視化とは、ドローンで取得したデータを分かりやすいかたちに加工する機能です。

例えばツールを利用することで、「ドローンで撮影した画像や動画から点群を生成する」「画像から3Dマップや3Dモデルを作成する」「オルソ画像を生成する」などが可能となります。

一方データの分析とは、ドローンで取得したデータからさまざまな数値・特徴を抽出することです。具体的には、「点群データから対象物の大きさや形状を測定する」「画像データから対象物の特徴や大きさを測定する」などが挙げられます。

データ分析ツールサービスの利用方法

ドローンデータ分析ツールサービスは、主に以下の分野で活用されています。

  • 農業
  • 測量
  • 点検
  • 災害調査

農業では、ドローンの使用によって農地面積の計測農作物の育成状況の把握が可能です。また農薬散布や肥料散布を実行した際は、継続的なデータの収集により効果の分析や検証も容易となります。

測量では、ドローンによって地形や建物の形状を計測することが可能です。有人航空機よりも対象物に接近しやすい分、ドローンの画像データは解像度が高いというメリットもあります。

道路や橋梁、建物の点検は、ドローンの機動性が特に有効な分野です。危険度の高い場所・足場を組む必要がある場所なども、ドローンなら機体を飛ばすだけで必要なデータを収集できます。

災害調査に関しても同様で、崩落の危険がある場所・被害の大きい場所でも、人が危険を冒すことなく詳細な情報を収集することが可能です。

各業務で収集されたデータを適切な分析ツールによって可視化・数値化することで、さまざまな業務に活用できます。

データ分析ツールサービスの選び方

ドローンのデータ分析ツールサービスでチェックしたいのは、以下の3つのポイントです。

  • 処理できるデータの種類・量
  • データの用途
  • 費用

分析ツールは、画像データ特化型・点群データ特化型から全ての機能を搭載した全搭載型までとさまざまです。処理できるデータ量も異なるため、自社に必要なデータ処理機能と処理量を備えたツールを選びましょう。

またツールによっては、「農業用」「測量用」「点検用」など、それぞれに必要な機能がパッケージ化されています。特定業務においてドローンの活用を想定している場合は、業務特化型のツールを選択すると不足を感じにくいはずです。

なお費用については、ツールの利用形態によって異なります。データ分析ツールは、オープンソースの無料タイプからサブスクリプション型・買い切り型までとさまざまです。

具体的な金額を述べるのは困難ですが、買い切り型は数万から数十万円から、サブスクリプション型は月額数千円から数十万円が目安となるでしょう。

なおサブスクリプション型は、オプションを追加するごとに高額になるのが一般的です。なるべく費用を抑えたい場合は、必要な機能が標準搭載されているツールを探してみてください。

おすすめのデータ分析ツールサービス

ドローンで取得した各種データを有効活用するには、ニーズにマッチしたデータ分析ツールサービスを利用することが必要です。

ここからは、マップ作成や3Dモデルの構築に最適な、データ分析ツールサービスを3つご紹介します。

DJI TERRA(DJI)


出典:DJI
民生用ドローンの世界最大手「DJI」が提供する、3Dモデル再構築ソフトウェアです。

ドローンで取得した各種データを利用することにより、2D・3Dマップやモデルを作成できます。点群データの高精度処理にも対応しており、点群と可視光データの正確な融合・点群精度の最適化・現地調査レポートの出力などが可能です。

ライセンスは「農業」「電力会社関連」などに特化されており、想定される業務に合わせて選択できます。

公式サイトで詳細をチェック

Pix4Dsurvey・Pix4Dmatic(Pix4D)


出典:Pix4D(matic)
「Pix4D」は、高精度な写真測量とマッピングを可能とするソフトウェアです。

survey・maticの違いは、surveyが測量業務に特化しているのに対し、maticはより広範囲な業務に使用できる点です。

例えばmaticではオルソモザイクの生成や3Dモデルの構築が可能ですが、地形解析や構造解析といった測量に必要な機能は搭載されていません。測量用のデータ分析ツールを探している企業はsurvey、より幅広いシーンで活用したい企業はmaticがおすすめです。

なおどちらのツールも、月ごとに一定料金を支払うサブスクリプション型となっています。
公式サイトで詳細をチェック(matic)

公式サイトで詳細をチェック(survey)

エアロボクラウド(エアロセンス)


出典:エアロセンス株式会社
ドローンを活用した産業ソリューションを提供する、エアロセンス株式会社のデータ分析ツールサービスです。

シンプルなUIの搭載により、GNSSログや空撮画像を読み込ませるだけで簡単にデータ処理・解析を実行できます。ドローン測量サービスではオルソ画像や3Dモデルの作成、基準点測量サービスでは建設・土木工事に必要なデータの出力が可能です。

サービスはクラウド型で提供されるため、インストールの必要はありません。パソコンの性能に影響を受ける不安がなく、どのデバイスでも高精度の分析・解析処理をおこなえます。

料金は月額制で、3カ月ごとの支払いが必要です。

公式サイトで詳細をチェック

まとめ

ドローンのデータ分析ツールサービスは、ドローンで取得した各種データを業務に必要なかたちで処理・分析できるサービスです。サービスを利用することで、各種データ解析・画像処理などを一元的に処理できます。

機動性の高いドローンは、業務に必要な各種データの取得が容易です。特に測量や点検等には大きな威力を発揮しますが、取得したデータを業務に活用するには適切なツールが必要となります。

自社の業務・現場ニーズを見極めたうえで、最適なデータ分析ツールサービスを導入しましょう。

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