集団指導塾とは?個別指導との決定的な違いを徹底比較

集団塾は、塾側が組んだカリキュラムに沿って、複数の生徒が一緒に授業を受けるスタイルです。
一人ひとりに合わせて進め方を変えられる個別指導塾とは、教え方も費用の相場も大きく違ってきます。
集団指導塾の基本システムと特徴
集団指導塾は、学校の授業と同じく、1人の講師がクラス全体に向けて教える形式です。1クラスの人数は10〜20人程度で編成されるのが一般的です。
講師が黒板やホワイトボードを使いながら、教室全体に向けて解説を進めていくのが基本の形になります。
この形式が持つ一番の強みは、固定されたカリキュラムが学習の道しるべになることです。
1年間の学習計画が先に決まっているため、どの単元をいつまでに仕上げればよいかが自然と見えてきます。
さらに、同じ教室で学ぶ仲間がいることで、「あの子には負けたくない」という気持ちが湧きやすいのも特徴です。
周りの生徒が努力する姿が刺激となり、やる気を保ちやすい環境が生まれます。
中学受験に対応した集団塾では、学年が上がるほど授業の日数や時間が増えていきます。
小学4・5年生のうちは基礎を積み上げ、小学6年生になると通塾回数を増やして実戦的な力を鍛える、といった編成が広く採られています。
個別指導塾との比較:指導形式とカリキュラムの違い
集団塾と個別指導塾は、教え方とカリキュラムの進め方という点で根本的に異なります。集団指導塾は、先ほど触れたように1人の講師が大人数を教える形です。
塾が用意したカリキュラムに沿って、生徒全員が同じペースで進んでいきます。
そのため、基礎学力がある程度そなわっていて、周囲と競い合いながら力を伸ばせるお子さんに合いやすいでしょう。
これに対して個別指導塾は、講師1人が1〜3人の生徒を受け持つ形式です。
生徒それぞれの理解度や目標に応じて、カリキュラムを自在に組み替えられる点が持ち味です。
苦手な科目をつぶしたい場合や、自分のペースでじっくり進めたい場合に向いています。
部活動や習い事と時間割を合わせやすいことも、個別指導ならではの利点です。
| 比較項目 | 集団指導塾 | 個別指導塾 | こんな家庭におすすめ |
|---|---|---|---|
| 指導形式 | 講師1人に対して生徒10〜20人程度 | 講師1人に対して生徒1〜3人程度 | 集団塾は競争環境を好む家庭、個別指導塾は手厚いサポートを求める家庭 |
| カリキュラム | 塾が定めた固定カリキュラム | 生徒に合わせた柔軟なカリキュラム | 集団塾は学習ペースを塾に任せたい家庭、個別指導塾は苦手克服を優先したい家庭 |
| 授業の進度 | 全員が同じペースで進む | 生徒の理解度に合わせて進む | 集団塾は学校の予習を進めたい家庭、個別指導塾は自分のペースで学びたい家庭 |
| スケジュール | 曜日や時間が固定されている | 都合に合わせて柔軟に調整可能 | 集団塾は規則正しい学習習慣をつけたい家庭、個別指導塾は部活や習い事と両立したい家庭 |
| 月謝相場(目安) | 1教科あたり月5,000〜1万円程度 | 1教科あたり月1万〜2万円程度 | 集団塾は費用を抑えて複数教科を学ばせたい家庭、個別指導塾は費用をかけても個別対応を望む家庭 |
とはいえ、実際に通わせてみないと分からない部分も多いものです。
集団と個別のどちらを選ぶか迷ったときは、「中2次男、塾通い5ヶ月でどう変わった?集団塾のメリット・デメリットを保護者が本音レビュー」で保護者のリアルな体験談も参考にしてみてください。
費用相場の違い
塾を選ぶうえで、費用の違いも見逃せない比較ポイントです。文部科学省の調査では、通塾している世帯の学習塾費は、公立中学生で年間34.9万円が支出者平均となっています。
これは私立中学生の32.8万円を上回る金額で、公立校に通う家庭のほうが塾代の負担は重くなりがちです。
目安としては、集団塾の月謝は週2回の通塾で月約2万円が相場とされています。
学年ごとに見ると、小学生は週2回で1.5万円から、中学生は週3回で2.8万円から、高校生は週1回で1.4万円からが目安です。
中学受験向けの集団塾では、小学4・5年生で月2.7万〜4万円、小学6年生で3.6万〜5.5万円と、学年が上がるほど費用も上がっていきます。
これを1教科あたりに直すと、集団塾はおよそ5,000円〜1万円です。
一方の個別指導塾は1万〜2万円ほどで、個別指導は集団指導のおよそ2倍の費用がかかる計算になります。
ただしこれは集団塾が週2〜3回、個別指導が週1回という前提での試算なので、実際の受講回数によって総額は上下する点に留意してください。
1年間の総額で見ると、集団塾は20万〜40万円、個別指導塾が30万〜50万円が目安といわれます。
集団塾では毎月の月謝のほかに、入会金が1〜2万円程度、テスト前の補講に1.5万円程度が加わります。
夏期講習などの季節講習費は各2万円程度が目安ですが、学年が上がるにつれて負担は大きくなります。
夏期講習でいえば、小学生や中学1・2年生では通常月謝のおよそ2倍、中学3年生になると3〜5倍まで膨らむことも珍しくありません。
それでも集団塾は毎月の月謝を抑えやすいため、複数の科目をまとめて受講しやすいという費用面の利点があります。
同じ集団塾でも授業料には幅があり、なかには驚くほど安い塾もあります。
その仕組みが気になる方は「授業料が安い塾があるのはなぜ?おすすめの塾を紹介!」もあわせてチェックしてみてください。
集団塾に通う3つのメリットと注意すべきデメリット

集団塾に通う最大の魅力は、仲間と切磋琢磨しながら質の高い授業をリーズナブルに受けられる点です。
一方で、授業のペースについていけなくなるリスクにはあらかじめ備えておく必要があります。
ここでは、集団塾ならではの強みと、入塾前に知っておくべき懸念点を詳しく解説していきましょう。
メリット
- ライバルと切磋琢磨できる競争環境
- 体系的なカリキュラムとプロ講師の質の高い授業
- 費用対効果の高さと豊富な受験情報
デメリット
- 授業のペースについていけなくなるリスクがある
- 自分から質問するのが苦手な子は疑問をそのまま放置しがち
メリット1:ライバルと切磋琢磨できる競争環境
集団塾では、講師1人に対して10人から20人程度の生徒が同じ教室で学びます。この環境がもたらす最大の利点は、集団心理によるモチベーションの向上です。
周囲の生徒が真剣にノートを取ったり、積極的に発言したりする姿を目の当たりにすることで、自然と「自分も頑張らなければ」という意識が芽生えます。
同じ目標に向かって努力する仲間の存在は、一人では挫折しやすい日々の学習を支える大きな力となります。
実際に集団塾に通って成績が伸びた生徒の体験談でも、「小テストの点数で友人に負けたくないという思いから、自習室に通う習慣が身についた」という声が多く聞かれます。
適度な競争環境は、学習意欲を引き出す重要なスパイスとして機能するのですね。
メリット2:体系的なカリキュラムとプロ講師の質の高い授業
集団塾の授業は、学校の定期テストや受験日から逆算された固定カリキュラムに沿って進められます。この体系化されたカリキュラムが学習のペースメーカーとなるため、生徒は「いつまでに何を終わらせるべきか」を迷うことなく学習に集中できるでしょう。
また、多くの生徒を一度に惹きつける指導スキルを持ったプロ講師が授業を担当することが多く、要点を押さえたわかりやすい解説を受けられます。
近年では、ICT(情報通信技術)を活用したフォロー体制も充実してきました。
最新の集団塾が導入している学習管理アプリの事例では、授業外での学習時間やテストの点数をスマートフォンで記録・可視化できるようになっています。
これにより、講師が生徒一人ひとりの理解度を正確に把握し、集団指導でありながらきめ細やかなアドバイスを提供することが可能になっています。
メリット3:費用対効果の高さと豊富な受験情報
集団塾は、個別指導塾と比較して費用を抑えやすいという経済的なメリットがあります。先ほどお伝えしたように、集団授業の月謝は週2回で月約2万円が目安とされています。
1教科あたりの月謝は5,000円から1万円程度となり、個別指導塾の約半分に抑えることが可能です。
年間の総額目安で見ても、集団塾は20万円から40万円程度に収まることが多くなっています。
学年別の目安としても、小学生が週2回で月1.5万円から、中学生が週3回で月2.8万円から、高校生が週1回で月1.4万円からとなっており、家計への負担を軽減できます。
費用を抑えながらも、長年の指導実績に基づく豊富な受験データや進路指導を受けられる点は、集団塾の非常に優れた費用対効果だといえます。
デメリット:授業のペースについていけないリスクと対策
集団塾を検討する際、最も注意すべきなのは、授業のペースについていけなくなるリスクです。集団指導はあらかじめ決められたスケジュールで進むため、一度つまずいてしまうと、わからないまま次の単元に進んでしまう恐れがあります。
特に、自分から質問するのが苦手な子は疑問をそのまま放置しがちであり、結果として成績が伸び悩む原因になりかねません。
この問題を解決するためには、入塾前に塾のフォロー体制を確認しておくことが不可欠です。
授業前後に質問しやすい時間が設けられているか、補習制度が整っているかをチェックしてみてください。
また、先述した学習管理アプリのチャット機能を使って、対面ではなくメッセージで気軽に質問できる仕組みを導入している集団塾も増えています。
自分に合った質問方法が用意されている環境を選ぶことで、このデメリットは十分に克服できるはずです。
それでも集団のペースがどうしても合わないお子さんもいます。
その見極め方と代わりの選択肢については「「集団塾に向かない子」はどんな子?特徴と検討したい教育サービス」で詳しく解説しています。
うちの子はどっち?集団塾に向いている子・個別指導に向いている子の特徴

集団塾と個別指導のどちらが合うかは、子どもの性格や基礎学力、日々の学習習慣によって決まります。
ここでは、意外と知られていない適性の見極め方をご紹介します。
「人見知り=個別」ではない?意外な適性の見極め方
塾選びの際、人見知りだから個別指導が良いと考えがちですが、実はそうとは限りません。個別指導は講師との距離が非常に近いため、初対面の大人と話すのが苦手な子は、逆に強いストレスを感じることがあります。
一方で、集団塾は講師が授業全体を牽引するスタイルです。
自分から積極的に発言しなくても、講師のペースに乗ることで自然と授業に集中できる仕組みが整っています。
受け身になりがちな子であっても、集団の中で話を聞くことに慣れていれば、集団塾の方が適しているケースは少なくありません。
子どもの適性を見極めるには、単なる性格だけでなく、どのような環境で学習意欲が高まるかを観察する必要があります。
周囲に人がいると安心するのか、それとも一対一の方が質問しやすいのか、実際の体験授業を通じて本人の反応を確かめてみましょう。
集団塾に向いている子の性格と学習習慣
集団塾は、負けず嫌いで周囲の影響を受けやすい子にとって、最大の伸びしろを引き出せる環境です。講師1人が10〜20人の生徒を教えるため、テストの点数や成績順位を通じて、周りのライバルと切磋琢磨することができます。
競争環境に身を置くことでモチベーションが上がるタイプは、集団塾で大きく成績を伸ばす可能性が高いです。
また、ある程度の基礎学力が定着しており、学校の授業に遅れずついていける子にも適しています。
集団塾は固定されたカリキュラムに沿って進むため、一定の学習ペースを保つ必要があります。
決まった曜日や時間に授業があることは、強制的に学習習慣を定着させるペースメーカーとしても機能するでしょう。
さらに、周りの生徒が真剣に勉強している姿を見ることで、自然と学習に向かう姿勢が身につきます。
家ではなかなか机に向かえない子でも、塾という空間に入ることでスイッチが切り替わる効果が期待できますよ。
集団指導塾に向いているのは、学校の授業にしっかりついていけており、さらに高いレベルを目指したい生徒です。決まった時間内に講師の解説を理解し、メモを取るといった「受動から能動への切り替え」が得意なタイプと言えます。
出典:【第3回】中高一貫校で"塾に通わない選択"はアリ?後悔しない塾・家庭教師の選び方を解説
個別指導が適している子の特徴
個別指導は、自分のペースでじっくりと学習を進めたい子に適しています。講師1人に対して生徒1〜3人で指導を行うため、わからない部分をその場で質問しやすいのが大きな特徴です。
基礎学力に不安がある場合や、特定の苦手科目をさかのぼって克服したい場合に、状況に合わせてカリキュラムを柔軟に調整できます。
また、部活動や習い事で忙しく、決まった時間に通塾するのが難しい子にも個別指導が向いています。
集団塾のように固定のスケジュールに縛られず、進度や日程を柔軟に調整できるためです。
多忙な生活を送りながらも、学習時間を確保して両立させたい場合には、個別指導の柔軟性が大きな助けとなります。
さらに、自分から質問するのが得意で、ピンポイントで解説してほしい箇所が明確な子にとっても効率的な学習が可能です。
学習習慣がまだ身についておらず、講師に細かく学習計画を管理してほしい場合にも、個別指導の手厚いサポートが有効に働くでしょう。
| 子どものタイプ・特徴 | 集団塾の適性 | 個別指導の適性 | 指導形式が合う理由 |
|---|---|---|---|
| 負けず嫌いで競争心がある | 適している | やや不向き | ライバルと競い合うことで学習へのモチベーションが高まるため |
| 基礎学力に不安がある | やや不向き | 適している | 個人の理解度に合わせてカリキュラムを柔軟に調整できるため |
| 部活や習い事で多忙 | やや不向き | 適している | 進度や日程を個人のスケジュールに合わせて柔軟に組めるため |
| 人見知りで会話が苦手 | 適している | 講師との相性次第 | 講師が場を牽引するため、受け身でも授業に集中しやすいため |
| 周囲に影響されやすい | 適している | やや不向き | 周りの真剣な学習態度に感化され、自然と集中力が増すため |
| 自分のペースで学びたい | やや不向き | 適している | わからない部分に時間をかけ、納得いくまで質問できるため |
お子さんに個別指導が合いそうだと感じたら、「個別指導の学習塾ランキング」から、お住まいの地域で通える塾を探してみるとよいでしょう。
後悔しない!集団塾の選び方5つのチェックポイント

集団塾選びで後悔しないためには、授業の質だけでなく、サポート体制や通いやすさなどを総合的に比較することが重要です。
集団塾は固定のカリキュラムで進むため、子どもが授業についていけなくなった際のフォローが欠かせません。
ここでは、入塾前に必ず確認しておきたい5つのポイントを詳しく解説します。
クラス編成の基準とレベル変更の柔軟性
集団塾では、学力別のクラス編成が一般的です。定期的なテストでクラスが変動するため、競争心が刺激されてモチベーションアップにつながります。
しかし、クラス落ちのプレッシャーが子どもの負担になるケースも少なくありません。
優良な集団塾では、クラスが下がった生徒に対して個別面談を行ったり、苦手科目の補習プリントを配布したりと、精神面と学習面の両方で手厚いケアを実施しています。
入塾前に、クラス分けの頻度や基準とともに、成績が下がった際のサポート体制を必ず確認しておきましょう。
欠席時のフォロー体制と質問のしやすさ
集団塾は決まった日時に授業が行われるため、部活や体調不良で欠席した際のフォロー体制が重要です。授業に遅れをとると、その後の内容が理解できず、学習意欲の低下を招く恐れがあります。
最近では、欠席者向けに映像授業での補講を用意している集団塾が増えています。
また、自宅からでもわからない箇所を聞けるオンライン質問対応や、授業前後の質問タイムが制度化されているかもチェックポイントです。
わからないことをそのままにしない仕組みがある塾を選ぶことで、学習のつまずきを防ぐことができますよ。
通いやすさと安全対策(送迎バス・入退室管理)
塾通いが長期化するにつれて、通塾のしやすさは家庭の負担に直結します。保護者の失敗談として「少し遠い有名塾を選んだら、毎回の車での送迎が想像以上に負担だった」という声は非常に多く聞かれます。
自宅から自転車や徒歩で無理なく通える距離か、または送迎バスが運行されているかを確認してみてください。
さらに、子どもの入退室時刻を保護者のスマートフォンに通知するシステムや、防犯カメラの設置など、安全対策が徹底されているかも重要な判断材料となります。
保護者との連携頻度と面談の充実度
集団塾では、家庭との連携が子どもの学習効果を大きく左右します。塾での様子や成績の推移を保護者が正確に把握することで、家庭での適切な声かけや学習環境の整備が可能になるからです。
定期的な保護者面談が年に何回実施されるか、また電話やアプリを使った日常的なコミュニケーションが取りやすいかを確認してください。
進路相談だけでなく、家庭学習の進め方についても具体的なアドバイスをくれる塾は、信頼できるパートナーとなるでしょう。
「勉強しなさい」という直接命令を「環境の提案」に置き換えることが最も重要です。例えば「いつ宿題やるの?」と問う代わりに、「リビングと自習室、どっちが集中できそう?」と尋ねる。このように「どうすればやりやすいか」という環境選びにお子さまを参加させることが、自律への第一歩になります。
出典:【第2回】「勉強しなさい」は逆効果!家庭教師の銀河が語る中高一貫生のやる気を引き出す声かけ術
志望校への合格実績と進路指導のノウハウ
合格実績は塾の指導力を測る重要な指標ですが、見方には注意が必要です。単なる合格者数だけでなく、在籍生徒数に対する合格者の割合や、過去数年間の推移を確認することが大切になります。
一部の優秀な生徒が複数の難関校に合格して数を稼いでいるケースもあるため、中堅校への合格実績も合わせてチェックしましょう。
また、地域の学校情報に精通し、最新の入試傾向を踏まえた進路指導のノウハウを持っている集団塾を選ぶことで、より戦略的な受験対策が可能になります。
| チェックポイント | 確認すべき具体的内容 | 保護者の負担度 | 学習効果への影響 |
|---|---|---|---|
| クラス編成と柔軟性 | クラス分けの頻度、成績降下時のメンタルケアや補習の有無 | 塾に任せられるため比較的低い | モチベーション維持や適切な難易度での学習に直結 |
| 欠席フォローと質問 | 映像授業による補講、オンライン質問対応の有無 | 家庭で教える手間が省け負担軽減 | つまずきを早期に解消し、授業の遅れを防ぐ |
| 通いやすさと安全 | 自宅からの距離、送迎バスの有無、入退室管理システム | 送迎が不要な場合は大幅に軽減される | 通塾の疲労を減らし、学習に集中できる環境を作る |
| 保護者との連携 | 定期面談の回数、アプリ等での日常的な連絡体制 | 頻繁なやり取りはやや手間だが安心感がある | 家庭学習の質が向上し、学習習慣の定着につながる |
| 合格実績と進路指導 | 合格者の割合や推移、地域に密着した受験情報の提供 | 志望校選びのサポートにより情報収集の負担が減る | 戦略的な対策が可能になり、合格率の向上に寄与する |
集団塾選びに迷ったら?体験授業や学習相談で見極めよう

集団塾選びで後悔しないためには、実際に教室へ足を運び、体験授業や学習相談を活用して自分の目で確かめることが大切です。
Webサイトやパンフレットの情報だけでは、実際の教室の空気感や講師との相性を測ることはできませんよね。
一般的な入塾までの流れは、資料請求から始まり、学習相談・体験授業、入塾テストを経て、最終的な手続きへと進みます。
気になった集団塾があれば、資料を取り寄せたり、実際の授業を体験したりして確かめるとよいでしょう。
体験授業で必ずチェックすべき3つのポイント
体験授業は、お子さんと集団塾の相性を見極める絶好の機会です。授業に参加する際は、以下の3つをしっかりと確認してください。
- 教室の雰囲気
- 講師の熱量
- 既存の生徒の受講態度
集団塾の最大のメリットは、周囲の生徒と切磋琢磨しながら学べる環境にあります。
そのため、講師が一方的に解説するだけでなく、生徒の反応を引き出しながら活気ある授業を行っているかが重要です。
また、周りの生徒が集中して取り組んでいる空間であれば、お子さんも自然と学習意欲が高まるはずです。
入塾テストの目的と対策方法
入塾テストは、単に合否を決めるためのものではなく、現在の学力を正確に把握し、最適なクラスに配置するための重要な指標です。集団塾では、同じ学力レベルの生徒が一緒に学ぶことで、授業のペースや難易度を適切に保つ仕組みになっています。
もし無理にレベルの高いクラスに入ってしまうと、授業についていけず、かえって学習意欲が低下してしまう恐れがあります。
そのため、入塾テストに向けて特別な詰め込み学習をする必要はありません。
学校の授業で習った基礎範囲を復習しておく程度にとどめ、ありのままの実力を発揮することが大切です。
正確な学力判定を受けることで、入塾後に学力がもっとも伸びる適切な環境を用意してもらえます。
複数塾の比較検討で納得のいく決断を
最終的な入塾を決める前には、2〜3校の集団塾で体験授業を受け、比較検討することが望ましいでしょう。1つの塾を見ただけでは、その指導方針や雰囲気がお子さんにとって本当に最適なのか、客観的な判断が難しいためです。
複数の集団塾を比べることで、それぞれの強みやサポート体制の違いが明確になります。
また、体験授業と併せて行われるカウンセリングや学習相談の場も活用するとよいでしょう。
入塾後のミスマッチを防ぐため、カウンセリングでは以下の点を確認しておくと安心です。
- 授業を欠席した場合の補習や動画配信などのフォロー体制
- 定期テスト前の特別対策やスケジュールの有無
- 自習室の利用可能時間と質問対応のルール
保護者と本人が納得できる環境を見つけることが、成績アップへの近道です。
複数の集団塾を比較し、体験授業や学習相談を通じてお子さんに合う環境を見極めていきましょう。 コエテコ塾さがしでは、都道府県・駅・路線から集団指導の塾を検索できます。
お子さまに合う集団塾を、まずはお住まいの地域から探してみてください。
塾選びで大切なのは、成績はもちろんですが、それ以上にお子様自身が前向きに学べる環境かどうかを見極めてあげることだと思います。
出典:『次世代型個別学習塾ネクストワン』代表インタビュー|成績向上だけじゃない。これからを生き抜く「自分で考え、行動できる力」の育て方
比較を進めるなかで「そもそも塾は必要なのか」と立ち止まったときは、「塾に行かない方がいい理由は?無駄?塾が必要ない子の特徴も解説」に判断のヒントをまとめています。
よくある質問

Q. 集団塾の授業についていけなくなった場合、どのようなフォローがありますか?
多くの集団塾では、授業前後の質問対応や補講をしっかりと用意しています。欠席した際や理解が不足している場合には、専用の映像授業やプリント学習でカバーできることが多いです。
最近では、学習管理アプリを通じて講師に直接質問できるシステムを導入する集団塾も増えています。
ただし、サポートの手厚さは塾によって異なるため、入塾前にフォロー体制の具体的内容をしっかり確認しておくことが重要です。
Q. 集団塾の入塾テストは難しいですか?落ちることはありますか?
入塾テストの難易度は、集団塾の指導目的によって大きく異なります。難関校受験に特化した塾の場合、一定の学力基準を満たさないと入塾できないケースもあります。
一方で、中堅校対策や基礎学力向上を目的とした集団塾では、現在の学力を正確に把握するためのテストであることが多いです。
生徒を適切なクラスに配置することが目的なので、落ちる心配はあまりありません。
過度に心配せず、まずは受験してみることをおすすめします。
Q. 内向的で質問するのが苦手な子でも集団塾でやっていけますか?
一見すると個別指導が向いていると思われがちですが、集団塾でも十分にやっていけるケースは多いです。優秀な講師は、生徒の表情や小テストの結果から理解度を察知し、適切な声かけを行ってくれます。
また、他の生徒が質問している内容を聞くことで、自らの疑問が自然と解決することも集団塾ならではのメリットです。
どうしても心配な場合は、1クラス10〜15名程度の少人数制を採用している集団塾を選ぶのも一つの解決策となるでしょう。
Q. 集団塾と個別指導塾を併用することは効果的ですか?
目的が明確であれば、併用は非常に効果的です。例えば、メインの受験対策や得意科目の先取り学習を集団塾で行い、苦手科目の克服や集団塾のフォローアップを個別指導で補うといった使い方が考えられます。
ただし、併用すると費用面や子どもの時間的・体力的な負担が大きくなります。
個別指導は集団塾の約2倍の費用がかかる目安となるため注意が必要です。
まずは、通っている集団塾のフォロー体制を最大限に活用することを検討してみましょう。
Q. 集団塾のクラス替えはどのくらいの頻度で行われますか?
一般的には、数ヶ月に1回(学期ごとなど)の頻度でクラス替えが行われます。定期テストや塾内模試の結果に基づいて、生徒の現在の学力に合ったクラスに再編成される仕組みです。
頻繁なクラス替えは競争心を煽り、モチベーションの向上に繋がるメリットがあります。
しかし、その競争をプレッシャーに感じてしまうお子さんもいるかもしれません。
お子さんの性格に合わせて、入塾前に集団塾のクラス替えの頻度や基準を確認しておくと安心ですね。