小学生が塾に通い始めるベストな時期はいつ?学年別の目的と割合

小学生が塾に通い始めるベストな時期は、ご家庭の目的が「学習習慣の定着」か「中学受験」かによって大きく異なります。
小学生の通塾率はどれくらい?最新データ
小学生の通塾率は、学年が上がるにつれて大きく上昇する傾向にあります。文部科学省の調査による「学習塾費を支出した世帯の割合」を見ると、公立小学校の1年生では26.9%ですが、6年生になると51.4%まで増加します。
私立小学校の場合はさらに割合が高く、1年生で66.4%、5年生で81.7%に達しています。
グラフを思い浮かべていただくと、高学年に向けて右肩上がりで通塾率が伸びているイメージですね。
このように高学年ほど通塾する小学生が増えるのには、明確な理由があります。
学年が上がるにつれて学校の授業内容が複雑になり、家庭学習だけではカバーしきれなくなるためです。
また、中学受験に向けた本格的な準備が始まることも、通塾率を押し上げる大きな要因となっています。
通塾する小学生が増えている今、実際にどの塾が選ばれているのかも気になるところ。
人気の塾を比較した「小学生の学習塾人気のおすすめ6選徹底比較」もあわせてご覧ください。
低学年(1〜3年生)で塾に通う目的とメリット
低学年(1〜3年生)で塾に通う主な目的は、学習習慣の定着と基礎学力の向上です。この時期は、難しい問題を解くことよりも、毎日決まった時間に机に向かい、勉強を楽しいと感じる姿勢を育むことが重要になります。
早い段階で学習リズムを作っておくことで、その後の学校生活でも自発的に学ぶ土台ができあがるからです。
実際に低学年から入塾したご家庭の体験談では、「1年生から塾に通い始めたことで、親が言わなくても自分から宿題に取り組む姿勢が身についた」という声が多く聞かれます。
低学年のうちに読み書きや計算の基礎をしっかりと固めておけば、高学年になって学習内容が難化した際にも、つまずきを最小限に抑えられます。
低学年での通塾は、将来の学習をスムーズに進めるための大切な先行投資と言えるでしょう。
「集中力、注意力、記憶力といった非認知能力や、物事に取り組む粘り強さなど、人間の基礎力がそろばんを通じて養われます。塾の前にまずそろばんに通うことで、机に座って集中する習慣を作ることができます。」(石戸珠算学園・大野哲弥先生)
出典:受験にも成績アップにも効果あり!?人気のいしど式「石戸珠算学園 豊洲教室」を徹底レポート!
低学年の学習習慣づくりでは、公文や学研といった定番教室も有力な選択肢になります。
それぞれの違いは「【徹底比較】くもんと学研の違い!どっちがいい?うちの子に合うのは?」で詳しく解説しています。
高学年(4〜6年生)から通う場合の注意点と中学受験のタイミング
高学年(4〜6年生)になると、学校の授業の難化対策や、中学受験に向けた本格的な準備が通塾目的のメインとなります。特に中学受験を目指す場合、進学塾では「小学3年生の2月(新小学4年生)」から受験カリキュラムがスタートするのが一般的です。
これは、小学4年生から6年生までの3年間をかけて、小学校の学習範囲を超えた膨大な受験範囲を網羅し、応用力を身につける必要があるためです。
高学年から入塾したご家庭からは、「5年生から受験塾に入ったが、すでに進度が早く、周りに追いつくのに親子で苦労した」といったケースも少なくありません。
そのため、中学受験を視野に入れている場合は、小学3年生の秋頃から塾選びを始めるのが理想的です。
一方で、受験をしない場合でも、高学年は算数の図形や割合など抽象的な概念が増え、勉強に苦手意識を持ちやすい時期といえます。
学校のテストの点数が下がり始めたと感じたタイミングで、補習を目的とした塾通いを検討することが、学力低下を防ぐ有効な対策となるでしょう。
学年ごとに塾を始めるベストな時期は異なります。
受験の有無別に入塾タイミングを整理した「いつから塾に通う?受験を控えた小中高校生の入塾タイミングを解説」も参考にしてみてください。
【目的別】小学生向け学習塾の3つのタイプと特徴

小学生向けの塾は大きく「補習塾」「進学塾」「総合塾」の3タイプに分かれるため、お子さんの現状と目的に合わせて選ぶことが重要です。
塾に通う目的が「学校のテストの点数を上げたい」のか、「中学受験に挑戦したい」のかによって、最適な環境は全く異なります。
まずは以下の表で、それぞれの特徴の全体像を把握してみてください。
| 塾のタイプ | 主な目的 | 授業の進度 | こんな小学生におすすめ |
|---|---|---|---|
| 補習塾 | 学校の授業の定着・基礎固め | 学校の授業に合わせて進行 | 学校のテストで点数を上げたい、学習習慣をつけたい小学生 |
| 進学塾 | 中学受験の合格・応用力養成 | 学校より早いペースで進行 | 中学受験を考えている、難易度の高い問題に挑戦したい小学生 |
| 総合塾 | 基礎固めから受験対策まで幅広く対応 | コースや目標に合わせて柔軟に進行 | 目的がまだ明確でない、途中で目標が変わる可能性がある小学生 |
学校の授業を定着させる「補習塾」
補習塾は、学校の進度に合わせて基礎学力を固めるための塾です。学校の授業で習った内容を確実に理解し、テストで点数を取ることを第一の目標としています。
補習塾では、学校の教科書に沿った教材を使用し、授業の予習や復習を中心に行います。
つまずきやすいポイントを講師が丁寧に解説するため、「学校の授業が少し難しくなってきた」という悩みを解決しやすい環境が整っています。
使用される教材の難易度は標準的で、基礎問題の反復練習を通して確実な定着を図る仕組みです。
通塾スケジュールの例としては、週に1〜2回、夕方の時間帯に1時間程度の授業を受けるケースが一般的です。
部活動や他の習い事と両立しやすく、無理なく学習習慣を身につけられます。
月謝の目安は1〜2万円程度となっており、はじめて塾に通う小学生にも適しているでしょう。
基礎を疎かにしたまま応用問題には進めないため、まずは学習の土台を作ることが補習塾の最大の役割です。
実際に小学生向けの補習塾をどう選べばよいか迷ったら、「小学生向け補習塾おすすめ10選!学校の宿題を見てくれるのか解説」で具体的な塾を比較できます。
中学受験合格を目指す「進学塾」
進学塾は、中学受験合格に向けて学校より早いペースで応用問題に取り組む塾です。志望校に合格するための独自カリキュラムが組まれており、受験対策に特化した指導が行われます。
進学塾の特徴は、学校の授業内容を大きく超えた難易度の高い教材を使用する点です。
受験に必須となる特殊算(鶴亀算など、小学校の授業では習わない受験特有の計算方法)や、論理的思考力を問う長文読解などを扱うため、すでに基礎学力がしっかりと身についていることが前提となります。
授業の進度も非常に早く、一度つまずくと遅れを取り戻すのが難しいため、家庭での手厚いフォローや復習が欠かせません。
スケジュールは、中学受験のカリキュラムが始まる「小3の2月(新小4)」から本格化するのが一般的です。
新小4の段階では週2回程度の通塾ですが、高学年になるにつれて週3〜4回の授業に加え、週末の模擬テストや長時間の季節講習が組み込まれます。
月謝の目安は3〜5万円程度ですが、季節講習費や教材費、模試代などが別途かかるため、年間トータルでの費用負担を事前に把握しておく必要があります。
中学受験に向けた進学塾を具体的に探すなら、「中学受験対策ができる学習塾ランキング」から地域や条件で絞り込んで探せます。
苦手克服から先取り学習まで対応する「総合塾」
総合塾は、補習から受験対策まで幅広いニーズに対応できるコース分けがされた塾です。一つの塾の中に多様なクラスが用意されており、お子さんの学力や目的に合わせて最適な学習環境を選ぶことができます。
総合塾では、基礎を固めるコースと、受験を目指すハイレベルなコースを併設しています。
入塾時は学校の授業のフォローを目的として基礎コースに入り、成績が向上して「もっと難しい問題に挑戦したい」「中学受験に挑戦してみたい」となった際にも、スムーズに上位コースへ移行できます。
使用する教材の難易度もコースによって異なり、教科書レベルから受験用の発展問題まで幅広く揃っているのが特徴です。
通塾スケジュールは、選択するコースによって大きく変わります。
基礎コースであれば週1〜2回で無理なく通い、受験コースに変更した後は通塾日数を増やすといった柔軟な対応が可能です。
途中で学習の目的が変わっても転塾の手間や環境変化のストレスがかからない点が、総合塾を選ぶ大きなメリットといえます。
まだ明確な目標が決まっていない小学生にとって、選択肢を残しながら学習を進められる安心の環境ではないでしょうか。
特定の苦手科目を集中的に克服したい場合は、「苦手科目の克服対策ができる学習塾ランキング」から対応塾を探すのもおすすめです。
集団指導と個別指導どちらが良い?子供の性格に合わせた選び方

小学生の塾選びでは、子供の性格や学習スタイルに合わせて指導形式を選ぶことが学習効果を高める最大のカギとなります。
指導形式によって授業の進め方や講師との関わり方が大きく異なるため、まずはそれぞれの特徴を把握して比較することが大切です。
| 指導形式 | 特徴・強み | 費用相場(月額) | 向いている子供の性格 |
|---|---|---|---|
| 集団指導 | 決められたカリキュラムに沿って複数人で授業を受けるため、競争環境で学習できる。 | 月1〜5万円程度 | 競争心があり、周りから刺激を受けやすい。 |
| 個別指導 | 講師1人につき生徒1〜3人で指導を受け、個々の理解度に合わせて学習を進められる。 | 月2〜6万円程度 | マイペースで質問が苦手、特定の科目を集中的に学びたい。 |
| 自立学習型 | 生徒自身が教材を進め、わからない部分を講師に質問する形式で自学自習の力が身につく。 | 月1〜3万円程度 | 自己管理能力を育てたい、自分のペースで学習したい。 |
| オンライン塾 | 自宅からパソコンやタブレットで授業を受けるため、送迎の負担がなく時間を有効活用できる。 | 月5千円〜3万円程度 | 共働き家庭で送迎が難しい、スキマ時間を活用したい。 |
集団指導塾のメリット・デメリットと向いている子
集団指導塾は、学校の授業と同じように1人の講師が複数の生徒に対して授業を行う形式です。最大のメリットは、周りの生徒と切磋琢磨しながら学習できる環境が整っていることです。
テストの点数や成績順のクラス分けがあるため、他の生徒の頑張りを目の当たりにすることで、「自分も負けたくない」という学習意欲が自然と引き出されます。
一方でデメリットは、授業が決められたペースでどんどん進んでしまう点です。
わからないことがあっても授業中に質問しづらく、一度つまずくとそのまま取り残されてしまうリスクがあります。
費用面では、一般的な補習塾で月1〜2万円、進学塾で月3〜5万円が目安となっており、1人あたりの単価が抑えられるため費用対効果は高いと言えるでしょう。
集団指導塾に向いている小学生には、いくつかの共通する特徴があります。
たとえば、負けず嫌いで競争心がある子や、友達と一緒に楽しく通いたい子、学校の授業に問題なくついていけている子などは、集団指導で伸びる可能性が高いです。
お子さまに集団指導が合いそうなら、「集団指導の学習塾ランキング」から通える教室を探してみましょう。
個別指導塾のメリット・デメリットと向いている子
個別指導塾は、講師1人に対して生徒が1〜3人程度の少人数で授業を受ける形式です。この形式のメリットは、子供の理解度や学習ペースに合わせてカリキュラムを柔軟に調整できることです。
講師との距離が近いため、わからないところをその場で何度でも質問でき、苦手な単元を根本から解決する仕組みが整っています。
デメリットとしては、集団指導に比べて月額費用が高くなりやすいことが挙げられます。
また、常に隣に講師がいる環境に安心しきってしまい、自分で考えて問題を解く力が育ちにくいケースも考えられます。
しかし、特定の科目を集中的に特訓したい場合や、前の学年の内容にさかのぼって復習したい場合には、非常に高い費用対効果を発揮します。
個別指導塾を選ぶべき小学生の特徴は、集団指導とは対照的です。
マイペースに学びたい子や、引っ込み思案で自分から質問するのが苦手な子、習い事やスポーツと塾を両立させたい子には、手厚いサポートが受けられる個別指導が適しています。
「毎回の授業前に『学校の授業はどこまで進んでいるか』『小テストは近いか』『その内容を理解できているか』などを必ず確認します。その日常のやり取りで生徒の状況を細かく把握し、一人ひとりに合った学習計画を立て、勉強の進め方まで具体的にサポートする。」(次世代型個別学習塾ネクストワン代表・伊波卓海さん)
出典:『次世代型個別学習塾ネクストワン』代表インタビュー|成績向上だけじゃない。これからを生き抜く「自分で考え、行動できる力」の育て方
マイペースに学べる個別指導塾を探すなら、「個別指導の学習塾ランキング」で条件に合う教室を比較できます。
最近増えている「自立学習型」や「オンライン塾」の選択肢
近年、小学生向けの塾として「自立学習型」や「オンライン塾」という新しい選択肢が注目を集めています。自立学習型は、生徒が専用のプリントやタブレット教材を使って自分で学習を進め、わからない部分だけを講師に質問するスタイルです。
自分で計画を立てて学習を進めるため、中学生以降も役立つ自己管理能力が育つという大きな強みがあります。
オンライン塾は、自宅のパソコンやタブレットを通じて、リアルタイムの双方向授業や録画された映像授業を受ける形式です。
最大の利点は、場所や時間にとらわれずに質の高い指導を受けられることです。
共働き家庭にとっては、夜遅い時間の送迎負担を完全にゼロにできるため、保護者のサポート負担を大幅に軽減する仕組みとして機能します。
これらの新しい指導形式は、文部科学省の調査でも示されている年間約11.2万円(公立小)という補助学習費の枠内で、効率よく学習環境を整えたい家庭に選ばれています。
特に、自宅での学習習慣を定着させたい家庭や、近所に希望する条件の塾がない地域にお住まいの方にとって、非常に実用的な選択肢となるでしょう。
送迎の負担なく質の高い指導を受けたいご家庭は、「小学生におすすめオンライン塾14選を徹底比較」で人気サービスをチェックしてみてください。
失敗しない!小学生向け学習塾の正しい選び方5つのポイント

小学生の塾選びを成功させるには、目的の明確化から体験授業の受講まで、5つのステップを順番に踏むことが重要です。
小学生の時期は学習習慣の土台を作る重要な期間であり、子供に合わない環境を選んでしまうと、勉強そのものに苦手意識を持ってしまうリスクがあるからです。
ここでは、実際に塾を比較検討する際に保護者がチェックすべきポイントを詳しく解説します。
子供の現状の学力と通塾の目的を明確にする
塾選びの第一歩は、なぜ塾に通うのかという目的と、子供の現在の学力を正確に把握することです。目的がブレてしまうと、ミスマッチが起きて塾選びに失敗する可能性が高まるからです。
たとえば、学校の授業についていくことが目的の子供にハイレベルな進学塾を選んでしまうと、授業内容が理解できずに自信を失ってしまいます。
逆に、中学受験を目指す子供が補習中心の塾に通っても、志望校合格に必要な応用力は身につきません。
通塾の目的は、大きく分けて「学校の授業の補習」「学習習慣の定着」「中学受験対策」の3つに分類されます。
学習習慣の定着を目的とする場合は、高学年になって学習内容が難しくなる前に、毎日一定時間机に向かうリズムを作ることが狙いです。
中学受験を視野に入れる場合は、小4から小6の3年間で受験範囲を網羅するカリキュラムが組まれていることが多いため、小3の2月(新小4)から進学塾での対策をスタートするのが一般的です。
まずはご家庭で話し合い、何を目標にして塾に通うのかを明確に設定してみてください。
「塾選びで大切なのは、成績はもちろんですが、それ以上にお子様自身が前向きに学べる環境かどうかを見極めてあげることだと思います。焦るお気持ちも分かりますが、勉強のやり方が分かり、自信を持てるようになれば、結果は後から自然とついてきます。」(次世代型個別学習塾ネクストワン代表・伊波卓海さん)
出典:『次世代型個別学習塾ネクストワン』代表インタビュー|成績向上だけじゃない。これからを生き抜く「自分で考え、行動できる力」の育て方
予算内で無理なく続けられる費用かチェックする
塾にかかる費用は、毎月の授業料だけでなく、年間を通したトータルコストで把握することが不可欠です。入塾後になって想定外の出費に慌てないためには、初期費用や追加費用を含めた全体の予算を事前にシミュレーションしておく必要があるからです。
文部科学省の調査によると、学習塾費には入会金や授業料のほか、講習会費、教材費、模試代、交通費などが含まれます。
月謝の一般的な目安として、補習塾は月に1〜2万円、進学塾は月に3〜5万円とされていますが、夏期講習や冬期講習などの季節講習費が加わると、年間の負担額は大きく跳ね上がります。
また、同調査によれば、公立小学校に通う児童の補助学習費(塾や家庭教師などの合計)は年間約11.2万円、私立小学校では年間約36.6万円となっています。
公立小学校の場合、小1で約8.1万円だった補助学習費が、小6になると約18.7万円に増加します。
高学年になるほど通塾率が上がり、学習にかかる費用も増える傾向があるため、パンフレットに記載されている月謝だけでなく、将来的な費用の増加も見越した資金計画を立てることが大切です。
通いやすさ(立地・送迎の負担)と安全対策を確認する
小学生の通塾においては、自宅からの通いやすさと塾の安全管理体制が非常に重要なポイントになります。子供が一人で通う場合、夜遅い時間の帰宅や交通量の多い道を通ることは、事故やトラブルのリスクを高めるからです。
また、保護者が送迎する場合も、車を駐車するスペースがあるか、雨の日や冬の暗い時間帯でも無理なく送迎できるかを考慮しなければなりません。
特に小学生の場合は、入退室管理システムが導入されているかどうかの確認が必須です。
子供が塾に到着したときや帰宅するときに保護者のスマートフォンへ写真付きで通知が届くシステムがあれば、共働き家庭でも安心して通わせることができます。
教室周辺の治安や街灯の明るさ、交差点の安全性なども、実際に足を運んで確認しておくことを強く推奨します。
講師の質と教室の雰囲気を比較する
学習効果を高めるためには、子供と講師の相性や、教室全体の雰囲気が合っているかを見極める必要があります。小学生のうちは、講師の教え方や接し方が子供の学習に対するモチベーションに直結するからです。
どんなに優れたカリキュラムが用意されている塾でも、講師とのコミュニケーションがうまくとれなければ、質問ができずにわからないまま放置してしまうことになります。
講師の質は、単に学歴や指導歴だけでなく、子供の些細なつまずきに気づいて丁寧にサポートしてくれるかが重要です。
前述の通り、集団指導は同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨しながら学習を進めるため、周囲から刺激を受けて競争心が芽生えやすい特徴があります。
一方の個別指導は、生徒一人ひとりの学力や理解度に合わせてカリキュラムを調整するため、自分のペースで学習を進めやすく、質問もしやすい環境です。
子供の性格に合った指導スタイルや環境を選ぶことが、無理なく長く通い続けるための秘訣といえるでしょう。
より密度の高いマンツーマン指導で相性を重視したいなら、家庭教師という選択肢もあります。
おすすめは「小学生向け家庭教師おすすめランキング9選を徹底比較」にまとめています。
必ず複数の塾で「無料体験授業」を受講する
最終的な入塾の決断を下す前には、必ず2〜3ヶ所の塾で無料体験授業を受講し、比較検討を行ってください。インターネット上の口コミやパンフレットの情報だけでは、実際の授業の進め方や子供の反応までは正確に把握できないからです。
複数の塾を体験することで、それぞれの強みや特徴が明確になり、より納得のいく選択ができます。
無料体験授業に参加する際は、以下の項目をチェックリストとして活用してみてください。
- 子供が授業を楽しんで受けられていたか
- 講師の説明は子供にとってわかりやすかったか
- 教室内の整理整頓や清潔感が保たれているか
- ほかの生徒たちの学習態度は落ち着いているか
体験授業の後は、親の意見を押し付けるのではなく、実際に授業を受けた子供自身の感想をしっかりと聞き取ることが大切です。
子供が「ここなら頑張れそう」と思える塾を選ぶことが、長期的な成績アップへの一番の近道となります。
塾選びでよくある失敗例と入塾前に確認すべき注意点

小学生の塾選びを成功させるには、よくある失敗パターンを知り、事前の無料カウンセリングでミスマッチを防ぐことが最も重要です。
塾は一度入ると簡単に辞めにくいからこそ、事前の慎重な確認が欠かせません。
友達が通っているからという理由だけで決めてしまう
子供の「友達と一緒が良い」という希望だけで塾を選ぶのは、学習効果が下がるリスクがあります。仲の良い友達が同じ空間にいると、どうしても遊び感覚になってしまい、授業への集中力が削がれるためです。
実際に「友達と楽しく通っているが、塾での様子を聞くとおしゃべりばかりで成績が全く上がらなかった」と後悔する保護者の声は少なくありません。
小学生のうちは、塾は勉強に集中する場所であるという意識づけが重要です。
もし友達と同じ塾を選ぶ場合でも、クラスや座席を離してもらうなどの配慮が可能かどうかを事前に確認しておく必要があります。
親の期待が高すぎて子供のレベルに合っていない塾を選ぶ
親の希望を優先して難しすぎる塾に入れてしまうことも、代表的な失敗例の一つです。授業の内容が理解できない状態が続くと、子供は自信を失い、最悪の場合は勉強そのものが嫌いになってしまうからです。
例えば、基礎固めが必要な段階であるにもかかわらず、ハイレベルな進学塾に入塾させてしまうケースがあります。
結果として「授業についていけず、通塾を嫌がるようになった」という失敗は後を絶ちません。
現在の学力と子供の性格を冷静に見極め、本人が「わかる」「楽しい」と感じられるレベルの塾を選ぶことが大切です。
入塾後のミスマッチを防ぐための無料カウンセリング活用法
こうした失敗を避けるためには、入塾前に無料カウンセリングや面談を最大限に活用することが不可欠です。ホームページやパンフレットだけでは見えない、教室の実際の雰囲気や指導者の熱意を直接確認できる貴重な機会だからです。
面談では、塾長や教室長の教育方針を必ず確認してください。
責任者の考え方は教室全体の雰囲気に直結するため、子供の性格に合った指導をしてくれるかどうかの重要な判断材料になります。
また、入塾後のトラブルを防ぐために、具体的な質問を用意しておくことをおすすめします。
たとえば、宿題の量や難易度はどのくらいか、授業についていけない場合のフォロー体制はあるか、季節講習や教材費を含めた年間の学習塾費の総額はいくらか、といったポイントを塾側に確認してみてください。
特に費用に関しては、月謝以外の費用がかかることが多いため、年間トータルでの金額を把握しておくことが大切です。
事前の丁寧な確認が、子供にとって最適な学習環境を見つける第一歩となります。
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お子さまに合う塾を、まずはお住まいの地域から探してみてください。
よくある質問

小学生の塾代(月謝)の平均的な相場はいくらくらいですか?
一般的な目安として、公立小学校に通う場合の補習塾は月額1万〜2万円程度です。中学受験向けの進学塾となれば、月額3万〜5万円程度が相場となります。
文部科学省の調査によると、公立小学生の補助学習費は年間約11.2万円です。
塾代は月謝だけでなく、夏期講習などの特別講習費や教材費、模試代などが別途かかります。
そのため、入塾前に年間トータルでの費用を確認することが重要です。
中学受験を考えている場合、小学何年生から進学塾に通うのが一般的ですか?
中学受験を目指す小学生の場合、小学3年生の2月(新小学4年生)から進学塾に通い始めるのが一般的です。多くの進学塾では、この時期から3年間のカリキュラムがスタートします。
3年間かけて受験に必要な全範囲を網羅するため、新小4のタイミングで入塾するとスムーズに学習を進められます。
高学年になるにつれて学習内容も難しくなるため、早めに塾のペースに慣れておくのがおすすめです。
習い事(スポーツやピアノなど)と学習塾の両立は小学生でも可能ですか?
はい、小学生でも習い事と塾の両立は十分に可能です。とくに低学年から中学年のうちは、スポーツやピアノなどと無理なく両立している子供が多くいます。
両立を目指す場合は、曜日や時間の融通が利きやすい「個別指導塾」を選ぶのがおすすめです。
また、移動時間がかからず自宅で学習できる「オンライン塾」を活用するのもよいでしょう。
子供の体力や学習へのモチベーションを観察しながら、無理のないスケジュールに調整してあげてください。
塾の宿題が多すぎて子供がこなせない場合、親はどうサポートすればよいですか?
まずは子供がどこでつまずいているかを確認し、優先順位をつけて取り組めるようにサポートしましょう。小学生のうちは、親のスケジュール管理が学習の大きな助けになります。
それでも宿題が終わらない場合は、無理にやらせて勉強嫌いになるのを防ぐことが大切です。
塾の担当講師に相談し、宿題の量を調整してもらいましょう。
どうしてもペースが合わない場合は、子供の性格や理解度に合った塾への転塾を検討するのも一つの方法です。
個別指導塾から集団指導塾へ、途中で転塾することは可能ですか?
はい、小学生の途中で転塾することは可能です。最初は個別指導塾で学習の基礎を固め、勉強の習慣が身についた高学年のタイミングで、競争環境のある集団指導塾へ移るケースはよく見られます。
ただし、集団指導塾は独自のカリキュラムで授業が進んでいることがほとんどです。
そのため、学期の変わり目や長期休み前など、カリキュラムの区切りとなるタイミングでの転塾をおすすめします。
入塾前に、未習範囲のフォロー体制が整っているかを必ず確認しておくことが大切です。