中2次男、塾通い5ヶ月でどう変わった?集団塾のメリット・デメリットを保護者が本音レビュー
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この記事では、この5ヶ月間を保護者の視点で振り返りながら、「実際に塾に通わせてみてどうだった?」を率直にレビューします。
「うちの子に塾は必要?」「集団塾でやっていけるかな?」と迷っている保護者の方に、少しでも参考になる情報をお届けできれば嬉しいです。
塾通いから5ヶ月、ようやくペースが掴めてきた中2の秋

慣れない環境の緊張感もあったのか、夜遅くまで宿題に取り組む姿が続き、「ついに受験生のスイッチ入った?」と私も期待が膨らみました。しかし――秋になった今、そのストイックさはどこへやら。良くも悪くも“ふつうの中2男子”に戻りつつあります。
勉強していると思って部屋をのぞくと、スマホを片手に寝転んでいる姿を何度見たことか。提出予定のプリントを「どこにもない!」と家じゅうで探し回り、結局見つからないまま出かけていった日もありました。あの時の「いや、何故なくす!?」という心の声は、“保護者あるある”ではないでしょうか。
ある土曜日は、本人が「今日は塾休みたい」と言うので体調不良かと心配して理由を聞いてみると、まさかの「……なんとなく?」。ふふ、お母さんアナタの塾のために土日もガツガツ働いてますよと思いつつ、「元気なら行きなさい」と送り出しました。間違いない、緩んでいる。
とはいえ、良いこともありました。塾で仲のいい友だちができたようなのです。日々のストレスの大半は人間関係だと思うので、「友だちと自習してくる」と楽しそうに話す姿を見ると少しほっとします。ただその一方で、「通い始めのあの緊張感、どこへ?」と思わずにはいられないのが本音です。
我が家の次男が塾に通い始めた理由や経緯については、こちらで詳しくご紹介しています。
高校受験を控える子どもを持つ保護者にとって、「塾に通うべきかどうか」は大きな分岐点です。そこで今回は、我が家の次男が「塾に通う」、長男が「通わない」を選んだ背景を具体的に振り返り、自己管理力や得意・不得意、家庭のサポート体制、性格の違いといった観点から「子どもに合った学習環境」について深掘りします。
2025/10/01
実際に通わせてわかった!集団塾のメリット・良かったこと

①強制力は偉大?家での「学習習慣」が(しぶしぶ)身についた
塾に通う前の次男は、家ではまったく勉強しないタイプでした。「今日は何もしない日なの?」と聞きたくなるほど机に向かわず、保護者としての声かけも空回りしがち。良くないと思いつつ、「長男はこんなこと無かったのに…」と兄弟間で比較してしまう瞬間もありました。ところが今は、塾の宿題がしっかり出るおかげで、“しぶしぶ”ながら机に向かう時間が確実に増加しています。これは次男にとって、本当に大きな変化です。こちらの声かけも「勉強しなさい」から「宿題終わった?」へと変えられ、私のストレスはかなり軽減されました。
ただし副作用もあります。参考書やプリントが一気に増えたことで、部屋の散らかりっぷりが尋常じゃないことになっています。問題集やプリント、学校の教科書・ノート、挙句の果てには制服までが散らばり、まさに床が見えない状態です。部屋を片付けると災いが起こる呪いにでもかかっているんですかね…。
②テスト・内申対策も万全!効率的な勉強の進め方を学べた
「塾に行って良かったことは?」と次男に聞いてみると、「学校よりも要点をしっかり教えてくれるから、勉強のやり方とかノートの取り方が分かった」と返ってきました。思い返せば次男、塾に通う前に「ノートってどうまとめればいいの…?」と悩んでいたんですよね。集団塾ではテスト対策や単元ごとの要点整理をテンポよく進めてくれるため、「どこを重点的に覚えるべきか」「何から手をつければいいか」が以前より明確になったのだと思います。
ポイントのまとめ方を教えてもらったことで、ノートの読みやすさもぐっと向上し、本人も「これならテスト前に見返しやすい」と手応えをつかんだ様子でした。
勉強の際も、「何となく机に向かう」から「目的を意識して取り組む」へとシフト。こうした“勉強の進め方そのもの”が身についたのは、塾ならではの大きなメリットだと感じています。
③保護者の負担激減!「教材選び」と「スケジュール管理」からの解放
現在高校生の長男は、塾に通わずに高校受験へ挑み、無事に志望校へ合格しました。塾代がかからない分、金銭的な負担は少なく済みましたが、その裏で教材選びやスケジュール管理はすべて私の役目。精神的な負荷は想像以上に大きかったのをよく覚えています。本屋で参考書を探し回り、どの単元をどの順番で進めるかカリキュラムまで考える日々。模試の申し込みも私が段取りを組む必要があり、考えることの多さに何度も頭を抱えました。
その点、次男は集団塾に通っている分、教材も学習計画もすべて塾側が整えてくれます。良質なテキストが配られ、テスト対策や予習のペースメーカーも塾が担ってくれるため、保護者の出番はほぼゼロ。「あ、私が何か準備しなくていいんだ…!」と気づいた瞬間の解放感は、本当に大きいものでした。
我が家の長男の高校受験の実体験については、こちらの記事で紹介しています。
高校受験を控える保護者にとって、「塾に通わせるべきか?」は大きな悩みのタネですよね。今回は、我が家の体験を通して、「塾なし」の受験って実際どうだった?保護者は何を準備し、子どもはどんな勉強を進めた?といったリアルな様子をお届けします。これから受験勉強や塾選びを始めるという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2025/11/17
④「自信」がついた!学校の成績と自己肯定感の変化
次男を見ていて感じる一番大きな変化は、「自分もやればできるんだ」という自信が芽生えたことです。勉強に前向きになれるかどうかは成績アップにも直結する大事な要素なので、本人が少しずつ手ごたえを掴んでいる姿は、私としても嬉しく感じています。特に顕著なのが英語です。以前は発音練習を家でやりたがらず、音読の宿題も何となくごまかし気味でしたが、最近は部屋から大きな声で練習する声が聞こえてくるようになりました。本人なりに「できるようになりたい」という気持ちが強くなっているのでしょう。
さらに、高校受験を経験した長男と勉強の話をするのが楽しい様子。お兄ちゃんっ子の次男にとって、同じ話題で盛り上がれるのは嬉しいらしく、その様子がまた良い刺激になっているようです。
集団塾ならではの競争効果もプラスに働いています。塾内テストの順位や成績が可視化されることで、「意外と自分はやれるのかも…」という自己評価がじわじわと上昇。目に見える成果が、次男の自己肯定感につながっているのを実感しています。
良いことばかりじゃない!気になるデメリット・悪かったこと

①部活との両立は意外とハード!睡眠時間と自由時間の減少
次男は卓球部に所属しており、週に3~4日は部活動があります。卓球は比較的動きが軽いとはいえ、塾との両立はやはり想像以上にハード。学校から帰るとそのまま塾へ向かい、帰宅後はご飯とお風呂を済ませて就寝……という、かなり慌ただしいルーティンが続いています。ゲームやダラダラする時間が減ったのは保護者としては悪くないのですが、次男の様子を見ていると「今日はさすがに疲れているな」と感じる日があるのも事実です。自由時間の減少や睡眠時間の確保は、塾通いに伴う大きな課題だということを実感しています。
②やっぱり無視できない「費用」のリアル
塾に通わせてみて痛感するのが、思った以上にじわじわ効いてくる「費用」の存在です。毎月の授業料に加えて、季節講習、テキスト代、模試代……と、まるでボディブローのように静かに家計へダメージが蓄積していきます。「これは未来への投資なんだ」と頭では分かっていても、勉強していると思って部屋をのぞいたらスマホを見てダラダラしている──そんな姿を見てしまうと、思わずガックリ。「せっかく課金したんだから、元は取ってよ…!」とつい言いたくなるのが正直なところです。これ、全国の塾通い家庭が共通で抱く“親心”ってやつですよね…!
塾通いで実際にかかる費用について知りたい方は、こちらもチェックしてください。
中学2年の次男が、10月から塾に通い始めました。この記事では、私が実際に体験した入塾までの流れと手続きのステップ、そしてかかった費用の内訳をリアルにお伝えします!
2025/10/31
③集団授業ならではの壁…「授業スピード」と「積み残し」
次男いわく、「集団授業では分からない単元があってもクラス全体のペースで進んでいくため、置いていかれそうになる瞬間がある」とのこと。ここは、どうしても個別指導との違いが出る部分だと感じました。難易度の高い問題に直面した際、理解が追いつかず“消化不良”を起こしてしまう可能性があるのは、やや心配なところです。学習の積み残しが後々の苦手意識につながらないか、保護者としても気になる部分ではあります。
とはいえ、授業後に先生へ質問に行ったり、分からない部分を早めに潰したりすることで、カバーは可能なのかなとも感じます。自分で動いて解決しようとする姿勢を身につける意味では、ある種プラスに働く面もあるのかもしれません。
集団塾と個別塾、結局どっちがいい?大切なのは「子どもの性格」との相性

一方で、すべての子に同じ環境が合うわけではありません。長男はそもそも塾に通う必要性をあまり感じず、自分のペースで進めるタイプ。兄弟でもこれだけ違うのだから、「子どもによって本当にいろいろだな」と実感します。
だからこそ大切なのは、塾を選ぶ前に子どもの性格を丁寧に見極めることです。周りと競うのが好きな子は集団塾、じっくりマイペースに取り組みたい子は個別指導のほうが向いています。塾の特色と子どもの特性がきちんとマッチしているかをしっかりと見極めることが、後悔しない塾選びにつながるでしょう。
集団指導・個別指導それぞれのおすすめ塾を知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
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まとめ|塾は魔法の杖ではないけれど、環境を変える大きな一歩

私と同じように「塾に通わせるべきかどうか」で迷っている保護者の方は、まず体験授業に参加してみるのもおすすめです。子どもの性格と塾の雰囲気が合うかどうかは、実際に触れてみると意外と分かるもの。家庭にとってベストな選択ができるよう、ぜひ一度確かめてみてはいかがでしょうか。
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WRITERこの記事を書いた人
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