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会社の信用度に関わる品質管理の仕事内容は?品質保証との違いについても解説

近年ではさまざまな企業が高品質な製品を作るようになってきています。品質向上に対する経営努力は必須になっており、企画段階や製造工程、出荷後のアフターフォローなどさまざまな業務フローにおける品質管理や品質保証といった考え方が重要視されています。この記事では、経営目標の達成や企業の信頼保証を支える品質管理について、仕事の特徴や必要なスキル、年収やキャリアアップなどについて詳しくご紹介します。

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品質管理って、どんな仕事?

まずは品質管理の仕事の概要について紹介します。

職種名
品質管理(QC:Quality Control)
平均年収
300万円~700万円
概要 工程管理や製品の検査、改善施策の実施を行い、データを適正に扱って品質のクオリティを保証する
活かせる資格
品質管理検定、マネジメントシステム監査検定

品質管理の仕事とは?

品質管理は作り手の視点に立って製品の製造を管理する仕事で、主に「工程管理」「品質検証」「品質改善」の3つを管理しています。ここでは品質管理の仕事の内容や特徴について、さらに具体的にご紹介します。

工程を管理して状態を適正化する

作業書の作成や体系化によって品質を一定に保ったり、各分野の教育を行ったりすることで工程の状態を適正化します。また一般的に用いられている「QC工程表」を作成して原料の受け入れから出荷までを図示しておくことで、現場の作業が円滑に進むだけでなく、トラブルを早急に処置したり品質の確認作業を周知して不適合の発生を防いだりできます。設備能力を維持して生産性を上げることも大切です。

品質検査を行ってクオリティを保証する

品質検査を行うことで製品のクオリティを保証します。原材料の検査や「破壊検査」「非破壊検査」「抜き取り検査」といった工程内検査、完成品検査などさまざまな検査項目や頻度を設定して品質を検証します。製品のチェックはもちろん工程内容についても監査を行います。取得したデータをもとに機械や設備、作業員の教育など変動的な生産体制の管理が行き届いているかどうかを確認することが重要です。

改善施策を立てる

不適合品の再発を未然防止するため、製造の度に必要な改善施策を立てます。不適合品発生の原因追求や潜在的トラブルの見直しだけでなく、今後予想される問題の洗い出しや対策なども求められます。工程の改善を行う際には作業時の数値データや言語データを解析することが重要視されるため、データを適切に扱って分析を行うスキルや改善施策の設計を論理的に進める能力が求められるでしょう。

品質管理と品質保証の違い

品質保証とはどう違う?

品質保証(QA:Quality Assurance)は製品の性能や品質を維持できるよう保証するもので、開発から販売後までの長期的な視点で活動します。品質管理は工場内の製造過程の品質を管理するものなので、品質保証の枠組みの一つといえます。

品質管理の役割と業務フロー

品質管理は製造工程の管理や検証といった作業によって自社製品の品質を保つ役割を担っています。品質保証が顧客視点で業務を進めるのに対して、品質管理は作り手の視点に立って製造のサポートを行います。具体的な業務としては不良品の発生を未然に防ぐ検査や管理、データ分析による製品の改善、クレーム処理やトラブルの原因特定などがあります。工程を管理する際には作業の効率化を図ったり、原材料の受け入れ時点で検査を行うことも重要な業務です。また集めたデータは「QC7つ道具」といわれる図やグラフ、チェックシートを通して特性や原因について整理します。品質管理の仕事ではこの「QC7つ道具」や「新QC7つ道具」といったフレームワークを使いこなし、複雑な問題を明確にできるスキルが必要です。

品質保証の役割と業務フロー(250字程度)

品質保証は製造前の企画段階から品質基準を設け、製品を納品した後までクオリティを保証し続けるための活動を行います。具体的な業務としては原料の選定や生産はもちろん、データ管理や品質調査、販売後のアフターサービスまで多岐に渡る役割を担っています。製品にまつわる情報を各部門へフィードバックするのも品質保証における大事な役割の一つです。品質基準としては国内規格の「JIS」や国際規格の「ISO」「IEC」などが代表的なものとして挙げられますが、自社製品の品質維持に繋がる基準を選ぶ必要があります。品質管理よりも長期的なスパンで一つの製品と関わる仕事でもあり、顧客視点で製品やサービスの検査を行うことが大切です。

品質管理に必要なスキル

品質管理は業界によって業務内容も変動しますが、必要なスキルは基本的には同じといえます。ここでは品質管理の仕事に必要なスキルについて紹介します。

リスクマネジメントスキル

リスクマネジメントは多くの企業が経営に取り入れている手法で、品質管理においてもデータ分析を徹底したり最新情報を取り入れたりすることで今後起こり得るリスクを回避・低減するスキルが必要です。自社製品について深く理解することもリスクマネジメントに繋がります。常に品質を高めていくための向上心を持ち、日頃から勉強できるような人も品質管理の仕事に向いているでしょう。

鋭い観察力・考察力

不適合品の発生を特定するため、多角的な視点を持って細部までチェックできる観察力が必要です。たとえば出荷前の製品の異変に気づくことで不適合品の発生を防ぐことができるでしょう。また製品の品質に対する視点だけでなく、作業員の動きや工程の変化に気づくことで生産性にも影響します。現場の状況を把握して適正な観察や考察を行うことが品質のクオリティを保証することに繋がるでしょう。

物事を論理的に考える能力

さまざまな数値データや言語データを扱う品質管理の仕事では、憶測と事実をわけて論理的に物事を捉えるロジカルシンキングのスキルが必要です。現場や作業員の雰囲気に流されてしまうことなく、事実をもとに筋道を立てることで着実に課題解決へ進めることができます。改善施策を立てたり他の作業員に説明をしたりする際にもこの考え方が効果的になるでしょう。

品質管理の仕事に向いている人とは?

品質管理は、不良品が発生する原因を特定するスキルが求められるため、細かいことに気づくことができる「観察力」が求められます。逆に、細かいことに気づけないとミスやトラブルの元を見逃す恐れがあるため、品質管理の仕事には不向きです。また、品質管理の仕事は、ミスが発覚した時に間違いをきちんと指摘する必要があるため、「間違いは、間違い」とはっきり人に伝えられる人が向いています。

さらに不良品を発生させないためには、不良品が発生する原因を予測し、リスクマネジメントを行う能力ことも大切なため、リスクマネジメント能力も求められます。

品質管理におすすめの資格

品質管理の仕事を行うためにはさまざまなスキルや実践力が問われますが、まずは知識として品質管理を深く理解しておくことが大切です。ここでは品質管理の仕事を目指している方や品質管理の仕事に転職したいと考えている方におすすめの資格「品質管理検定」と「マネジメントシステム監査検定」についてご紹介します。

品質管理検定

品質管理検定は品質管理にまつわる知識を評価する民間資格です。具体的な内容としては改善活動の理解やデータ分析の手法などさまざまな知識について出題されます。難易度ごとに1級~4級まで用意されているので、初心者から指導者まで幅広い方が受験できます。段階的に知識を獲得したいという方にもおすすめです。

マネジメントシステム監査検定

マネジメントシステム監査検定は、品質や環境、情報、食品、自動車産業という5つの規格について、監査員のスキルアップを目的として設けられた検定制度です。経営目標達成のための仕組みに関する基礎知識を評価することができるので、組織の経営力アップに繋げることができます。

品質管理の年収

品質管理の仕事の平均年収は約300~700万円程です。20代であれば年収300万円前後、30代移行であれば年収500万円前後がおよその平均年収です。若手のうちや初心者の方はあまり高収入は期待できませんが、昇進することによって全国的な平均年収よりも少し高い金額になる場合もあります。年収を上げたいという方は、未経験から始めた場合でも常にスキルアップを図って努力する姿勢を評価してもらったり、実際に経営面に利益をもたらすような実績を積み重ねることが大切です。一方、アルバイトやパートの平均時給は1,000円~程といわれています。あまり高い水準ではありませんが、スキルや経験によっては1,500円程の高時給で採用している企業もあるようです。品質管理といってもさまざまな業界で必要とされている仕事のため、ジャンルや地域によっても年収や時給に差があるでしょう。

品質管理のキャリアパス

品質管理の仕事は一般の作業員から各分野のリーダー、トラブル発生時に対応する責任者・マネージャーなど段階的に昇進していくことでキャリアアップを図ることができます。自社製品への理解や基礎知識は必須ですが、さらに責任者としての段階が上がるにつれて工程管理の知識や実践力、コミュニケーション能力や現場を統括するスキルなどが必要になります。また、キャリアアップのためには不適合品の発生率減少などといった実績も重要視されるでしょう。品質管理を行っている人が別の業務に就きたい場合は、他メーカーの品質管理への転職や品質保証などの他ポジションへの移行といった選択肢が挙げられます。さらにリスクマネジメントのスキルや現場作業員の視点が活きるリスクマネジメントコンサルタントもいいでしょう。特にコンサルタントは、実際に働いていた経験を活かして作業員ファーストで現場の声に寄り添った助言をすることができます。

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