営業代行フリーランスってどんな働き方？必要スキルや案件獲得方法を解説！

営業代行の仕事内容

『営業代行』とは、その名の通り企業や個人からの依頼を受けて営業活動を代行する仕事です。
依頼をする企業にとっては、自社の営業部隊を採用・教育などゼロから作るより、経験も人脈も豊富な営業代行に依頼したほうが合理的であるという考えから需要が急速に増えているサービスです。

営業代行の仕事内容は、新規開拓・テレアポ代行・ルートセールス代行から営業部隊の教育など幅広く、多様性に富んでいます。場合によっては新しい営業手法やマーケティングのノウハウまで提供することも。
営業スキルだけでなくコンサルティングや育成などのプラスアルファの知見や経験を持つほど、強みの幅が広がり収入UPにもつながるでしょう。

営業代行フリーランスに必要なスキル

営業代行でフリーランスになりたい場合、身に付けておくべきスキルは次のようなものがあります。

営業戦略スキル

営業代行の仕事は、ただ闇雲に営業活動に取り組むものではありません。業界市場から傾向や需要を読み取り、中長期的な営業戦略を立てる必要があります。

また、クライアント企業に対し営業戦略についてプレゼンをしたり、営業部隊へのレクチャーをしたりする機会もあるでしょう。
そのため、マーケティングなどを含めた営業戦略スキルは必須と言えるでしょう。

傾聴力

営業に欠かせない能力としてあげられることの多い『傾聴力』。
相手が話しやすい雰囲気を創り、相手の話の中から真意まで正しくくみ取れる力が傾聴力です。

顧客理解をどこまで深められるかが、その後の商談を左右すると言っても過言ではありません。
傾聴力は、テレアポ・新規開拓・ルート営業・顧客先教育など、すべてに役に立つ重要なスキルです。一朝一夕で身に付くスキルではないため、普段から意識しておく必要があるでしょう。

プレゼンテーションスキル

魅力的なプレゼンテーションは、商品やサービスを売る上での大きな強みになります。
そもそもフリーランスの場合、営業代行の依頼を受けるために自分を売り込むことも必要です。そのためプレゼンテーションスキルは欠かせないものと言えるでしょう。

人脈

フリーランスは自分1人ですべてを行う必要があるため、困ったときに助け合える人脈が必要です。
フリーランス仲間であれば市場状況やさまざまな情報交換はもちろん、悩んでいる時の相談相手としても心強い味方になってくれるでしょう。

また、体調不良などで案件遂行が難しくなった時のピンチヒッターなど、お互いに助け合える仲間の存在があればフリーランスという働き方でも安定した働き方ができるようになります。

営業代行フリーランスの月収相場

営業代行フリーランスの月収相場は、30万円～70万円と言われています。
営業する商品やサービスの種類・営業方法によって報酬は大きく変わってくるでしょう。

また成績に関わらず毎月同額の報酬が支払われる固定報酬型と、成果・成績に応じて報酬が決まる成功報酬型があります。
固定報酬型は収入の安定が見込める一方で、成果が芳しくない場合、契約を打ち切られる可能性があります。成果報酬型は固定報酬型と比較して収入が不安定になりがちですが、大きな成果を創出できれば利益も比例して大きくなるでしょう。

営業代行をフリーランスで行う場合は、契約内容の項目1つで収入が大きく変わることも。自分の得意を収入に転換できる働き方を見つけることが高収入への近道です。

営業代行の成果報酬の割合（一例）

成果報酬とは、アポイントの獲得件数やサービス商品の売買・契約件数に応じて報酬が支払われる形態です。

売上の30%前後の金額が報酬として支払われることが多いようです。そのため、販売する商品・サービスの単価が高いほど、1契約あたりの報酬も高くなります。
しかし商品・サービスの単価が高いほど、契約の難易度も高まります。そのため自身の営業力や得意ジャンルを鑑みて、営業する商品・サービスを選ぶことが大切です。

また下記は、営業代行の仕事の種類と報酬相場をまとめたものです。

フリーランスとして営業に取り組むメリット

営業業務と言えば、企業で雇用される働き方がまだまだ一般的です。
しかし企業に雇用される働き方から離れ、フリーランスとして営業代行に取り組む場合、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

収入UPを目指せる

フリーランスで営業代行を行う場合、高単価の案件を獲得することで会社員務めの時よりも高収入を目指せます。
また、実績を上げることで料金を高く設定したり、報酬の交渉もできるようになるでしょう。

会社員ではどれだけ頑張っても収入に限界があります。更なる収入UPを目指す人にとってフリーランスは、やりがいのある働き方になるでしょう。

自由な働き方ができる

働く時間や仕事の受注件数、扱う商材まで自由に選べる働き方がフリーランスです。
自身の得意な商材や得意な売り方・スタイルで仕事できるため、モチベーション高く仕事に取り組めるのではないでしょうか。

ビジネス力を高められる

営業以外の雑務なども求められる会社員と違い営業業務に特化している営業代行は、業務に取り込むうちに自然と商材に対する知識・プレゼン力・戦略企画力・人脈など、様々なビジネススキルが身に付くはずです。

特にフリーランスは、これらの能力を自分で磨き高めていかなければなりません。
ビジネス力が高まるに伴い、リピーターの依頼や新規顧客からの引き合いが増えるなど、フリーランスとしての実績も積み重なっていくことでしょう。

フリーランスとして営業に取り組むデメリット

続いて、フリーランスとして営業に取り組むデメリットを紹介します。

報酬が全て自分の働き次第で決定する

フリーランスは、会社員とは異なり、自分の働き方次第で報酬が変動します。
利益率の低い働き方をすれば、稼働日数が多くてもなかなか理想の収入に近づくことはできないでしょう。反対に稼働日数が少なくても、働き方を工夫し生産性の高い働き方を実現できれば、高収入を実現できます。

良くも悪くも自分の働き方次第で報酬が決まるため、会社員時代よりも実力が試される働き方であるとも言えるでしょう。

代行する案件がないと仕事がない

営業代行は、当然のことながら代行する案件がなければ、仕事の依頼も発生しません。

これまで定期的に依頼を受けていたクライアントから、「自社の人材でまかなうことになった」「新商品の営業は不要になった」と言われ、業務委託契約を打ち切られることも十分に考えられます。

1つの企業から依頼を打ち切られたとしても、最低限の生活を担保できる道筋を考えておくことも大切です。
複数のクライアントと契約しておく、営業代行以外の仕事も獲得しておく、など契約が途絶えた時の対策を取っておくと安心です。

 営業代行フリーランスが仕事を獲得する方法

それでは、実際にフリーランスとして営業代行を始める場合、どのようにして仕事を獲得すれば良いのでしょうか。
主な方法をご紹介します。

クラウドソーシングを使う

クラウドソーシングは、仕事を依頼したい人と仕事を獲得したい個人とをマッチングするサービスです。

様々なジャンルの案件が登録されているため営業代行の仕事は多くはないですが、比較的未経験からでも受注しやすい点がポイントです。
報酬も低めではありますが、フリーランス初心者には取り組みやすいのではないでしょうか。

 友人・知人紹介してもらう

フリーランスで営業代行を始める時は、周囲の友人知人にも知らせて何かあればぜひ紹介をと頼んでおきましょう。
思わぬところから声がかかることもあるかもしれません。

人脈を最大限に活用できれば、紹介者の信頼もありスムーズに仕事を進められる可能性が高いと言えるでしょう。日頃から人脈を形成し、人間関係を大切にしておくと良いですね。

営業代行の仕事を取り扱うフリーランスエージェントに登録する

フリーランスで営業代行を始めるなら、フリーランス専門のエージェントに登録するのも1つ。
フリーランス専門のエージェントでは担当者が企業とフリーランス個人の間に入り、希望に合った仕事を仲介してくれます。
直接のやり取りではなくシステム化されているため、トラブルが起きにくく安心して任せられます。

営業代行可能なおすすめフリーランスエージェント

ここでは、営業代行可能なおすすめフリーランスエージェントを紹介します。

HiPro Biz

HiPro Bizは、自身の経験や専門性を活かして、企業のさまざまな課題解決に携わることができるプロ人材サービス。4,334社を超える企業との取引実績を有しており、今後の活動の幅を広げたい、これまでに培った経験を活かしたいと考えるフリーランスコンサルタントの人におすすめです。

支援分野は多岐にわたっており、新規事業から人事、システム、アナリティクス、営業・マーケティング、海外、研究開発、生産・品質などさまざまです。営業部門ではデジタルマーケティング戦略構築、EC立ち上げ、営業戦略立案から運用まで、専門性の高い業務に携われるでしょう。

Midworks

Midworksは、豊富な案件数と社員並みの充実保障を強みとする、フリーランス向けエージェントサービスです。
Midworksが提供する主なサポートは、次の通り

• 案件が途切れても60％まで報酬保証
• 通勤交通費支給（上限3万円）
• スキルアップのための書籍・イベント費用負担 （上限1万円）
• 福利厚生サービスリロクラブ＆クラウド会計ソフトfreee 利用無料
• 保険料負担額50% など

保障が手薄になりがちなフリーランスですが、Midworksなら安心してフリーランス活動に取り組めるでしょう。

またフルリモートや週3案件など、自分らしい働き方が叶う案件も豊富です。一定レベルの経験を持ち、柔軟な働き方を希望する人は、ぜひ登録を検討してみてください。


※週3～週5、フル稼働可能（1日8時間以上）な案件がメインとなっており、実務経験3年以上の方が主な対象となります。
※副業案件はありません。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、フリーランスエージェント登録者数No.1を誇るフリーランス向けエージェントサービスです。
利用者の平均年収は、876万円と多くのユーザーが高年収を叶えています。

なお、レバテックフリーランスはITエンジニアに特化していますが、営業案件も取り扱っています。単価交渉の代行や参画後のフォローも行っているため、クライアントとの交渉が苦手な人はぜひ利用を検討してみましょう。

また副業案件・長期参画可能案件・緊急募集案件など、希望に応じて案件を探せる点も魅力の1つ。エージェントのフォローもあるため、希望に沿った働き方を実現しつつ安定した収入も手にできるでしょう。

ココナラエージェント

ココナラエージェントは、クラウドソーシングサービス『ココナラ』を運営する、株式会社ココナラが提供するフリーランスエージェントサービスです。
ITエンジニア・デザイナーを中心にフリーランス需要が高い職種に特化していることもあり、営業案件も取り扱っています。

同サービスの魅力は、100%直請のため高単価案件が多い点。
全ての案件において余分なマージンが発生しないため、高単価案件を複数獲得できれば高収入も期待できるでしょう。

またフリーランス活動を支援してくれるサービスが充実している点も魅力の1つ。

• 安定した継続提案
• 事務手続きサポート
• 契約や支払トラブル防止支援
• 食事・宿泊・レジャー施設などがお得に利用できる参加者特典 など

評価はココナラと相互反映されるため、既にココナラを利用している人は、活用をおすすめします。


※週3日以下の案件はハイスキルが求められる

営業代行フリーランス まとめ

今回は、フリーランスとして営業代行を行う場合の必要なスキル、メリット、案件獲得方法などを詳しく解説しました。
働きたい時に働きたいだけ自由に働けるフリーランスに憧れる人は多いでしょう。

自分の営業力に自信があり会社員としてできる範囲に限界を感じている人や、今扱っている商品やサービスに疑問を持っており、もっと違った商材を違ったやり方で売りたいと思っている人は、もしかするとフリーランスの営業代行という働き方が合っているかもしれません。

まずは副業からトライすることもできます。営業力に自信がある人は、営業代行フリーランスにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。