フリーランスのDX人材におすすめのフリーランスエージェント！

フリーランスのDX人材の需要は高い！

そもそもDX人材とは、デジタルトランスフォーメーション（DX）の推進や実行のために必要となるスキルや考え方を持っている人材のことです。コロナ禍を経て活性化したDXに関わる需要は非常に高く、多くの企業がDX人材を獲得すべく採用活動を行っています。

一方で、我が国のDX人材は未だ大幅に不足している状況です。独立行政法人情報処理推進機構（IPA）の「DX白書2023」によると、DXを推進する人材の確保に関して「充足している」と回答したのはわずか10.9％（「やや過剰である」1.3％、「過不足はない」9.6％）にとどまり、「やや不足している」が33.9％、「大幅に不足している」が49.6％となっています。

出典：DX白書2023（P158）｜IPA

このようにDX人材の需給バランスが大きく崩れているため、フリーランスのDX人材にとっては、今がキャリアやスキルに関して飛躍のチャンスと言えるでしょう。

そこで着目すべきなのが、ChatGPTやGeminiのような生成AIの存在です。

近年になって競争が激化している生成AIの技術は、ビジネスにおける生産性や付加価値を向上し、DXをさらに加速・進展させると期待されています。将来にわたってフリーランスのDX人材として活躍し続けるためには、従来のDXにはなかった考え方やリテラシー、スキルが求められるようになったと言えます。

フリーランスのDX人材が生成AI時代に求められる7つのスキル

ここでは、フリランスのDX人材が生成AI時代に求められるスキルについて詳しく見ていきましょう。

マインド・スタンス（変化をいとわず学び続ける意識・姿勢・行動）

生成AIの技術は急速に進化しており、世界的にも生成AIを活用したビジネスが広く展開されるようになりました。この流れをDXにも取り入れ、さらに進化を加速させていくためには、生成AIを適切かつ積極的に使い、主体的に学び続けるという意識や姿勢、行動が求められます。

このようなスキルを経済産業省ではマインド・スタンスと定義し、「生成AI時代のDX推進に必要なスキル」として位置づけています。
参考：「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方」を取りまとめました｜経済産業省

また生成AIと課題設定や仮説検証スキルをかけ合わせることにより、生産性向上やビジネス変革へと結びつけようとする考え方も必要です。さらに著作権などに対する権利侵害や情報漏洩、倫理的な問題などへの意識も持っておくべきでしょう。

デジタルリテラシー

デジタルリテラシーとは、デジタル技術や生成AI技術を用いて、情報を含むデバイスを適切に活用できるスキルのことです。

生成AIによって多様な情報を入手できるようになりましたが、情報の真偽、情報源、法的根拠や違反行為などに常に目を光らせ、厳正かつ適切に対処していく判断力が求められます。

指示（プロンプト）の習熟スキル

生成AIの活用において重要となるのが、指示（プロンプト）の習熟スキルです。プロンプトとは、生成AIのようなAIとの対話において、ユーザーが入力する指示や質問のことを指します。

生成AIとの対話は主にプロンプトを通じて行われることから、AIに対してプロンプトで適切な指示を出し、期待した流れで正確に答えを得られるスキルが求められます。

言語化スキル

言語化スキルとは、自分の意見や考えを相手がわかるように言葉にして伝える能力のことです。

我が国には「以心伝心」という言葉がありますが、ことビジネスの現場においては、必要な情報を明確に言葉にして伝えなければ何も始まりません。逆に言えば、自分の意見を細部まで言語化できれば、意図やニュアンスまですべての理解を得られることになり、生産性や効率性を向上させられます。

また生成AIに対しての指示は基本的にプロンプトで行うことから、AIへの指示を適切に言語化できるスキルが必須と言えるでしょう。

英語の対話スキル

生成AIのなかには日本語対応しているものもありますが、プロンプトに英語で指示・入力ができれば、結果として入手できる情報の幅は更に広がります。

なぜなら生成AIに用いられる学習データの多くは英語であり、専門用語や複雑な表現に関しては必然的に英語のほうが情報量が多くなるからです。また画像生成AIの多くは英語のプロンプト入力が必要なケースが多くなっています。

このため、生成AI時代のDX人材には、高い英語の対話スキルも求められるでしょう。

課題設定力

生成AI時代には、生成AIを活用することで、詳細のデータ分析や課題の洗い出しなどが可能になります。しかしビジネス領域に潜む本当の課題とは、綿密な運用や人同士のコミュニケーションによって明確になることがほとんどです。

このためDX人材には、自ら課題を設定し、さらに課題解決に向けて「どのように成し遂げるべきか」を提案するスキルが求められるでしょう。生成AIでは洗い出せない部分を網羅し、ビジネスを俯瞰することによって、包括的に課題を設定できることが大切です。

仮説思考力

仮説思考力とは、限られた情報の中から自分なりに道筋を立て、仮の答えを導き出していくスキルです。明確な答えへと論調を進めるのではなく、与えられた情報をもとに仮説を立て、それに対して検証を繰り返すことで、徐々に正しい答えへと近づいていきます。

生成AIなどの技術が進み、先行きを見通すことが困難な時代にあって、目の前にある情報をもとに仮説を立て、立証するというプロセスは非常に重要です。とくにビジネスにおけるDX戦略においては、顧客視点で仮説構築と検証を繰り返すことが、DXの質と生産性の向上にも繋がるでしょう。

新しいIT指標「デジタルスキル標準」と「DX推進スキル標準」

デジタルスキル標準とは、2022年12月に経済産業省とIPAが策定した、DX時代に求められるスキルや指針のことです。

デジタルスキル標準を活用することで、DX時代にビジネスパーソンが習得すべきデジタルスキルの詳細や、DXを推進する企業が育成していくべき人物像を把握できます。2023年8月に改訂され、生成AIの登場や進化を踏まえた内容が追記されました。

デジタルスキル標準の第三章として規定されているのが、DX推進スキル標準です。DX推進スキル標準においては、DXの推進において必要な人材類型が5種類に定義されています。

• ビジネスアーキテクト：新規事業開発、既存事業の高度化、社内業務の高度化・効率化
• デザイナー：サービスデザイナー、UX/UIデザイナー、グラフィックデザイナー
• データサイエンティスト：データビジネスストラテジスト、データサイエンスプロフェッショナル、データエンジニア
• ソフトウェアエンジニア：フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、クラウドエンジニア/SRE、フィジカルコンピューティングエンジニア
• サイバーセキュリティ：サイバーセキュリティマネージャー、サイバーセキュリティエンジニア

参考：デジタルスキル標準ver1.1｜経済産業省

これらの人材類型および職種は、ビジネスにおいてDXを推進・加速するために重要な役割を担っているものと位置付けられています。

このことから、生成AI時代にフリーランスのDX人材として活躍するためには、DX推進スキル標準の人材類型にあるような専門性を身に付ける必要があると分かります。

DX人材として市場価値を高めたい人におすすめのフリーランスエージェント

ここでは、DX人材としてこれから更に市場価値を高めたい人におすすめのフリーランスエージェントをご紹介します。

HiPro Biz

HiPro Bizは、これまでにDX人材として培ってきた経験や、身に付けた専門性をアドバイザーとして生かせるエージェントサービスです。総取引社数4,334社、登録者数23,300名という高い実績を有しており、個人事業主（フリーランス）が強みを活かし、また強みを更に伸ばせる活躍の場を提供しています。

HiPro Bizの主要な支援分野は、経営やIT、技術革新、人事、AIなど多岐にわたります。企業の課題解決に向けて幅広い提案を行えるDX人材として、活躍できる場を広げたいと考える人におすすめです。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、IT起業家やフリーランスの自立を支えるお仕事紹介サービスです。起業時などで収入が不安定な際に一定の収入を確保したいという人、トレンド技術を使って新しいサービスの開発をしたいと考える人などに支持され、ITフリーランスエージェントの支持率No.1を獲得した実績があります。

週 2、3 日の案件数が豊富で、スタートアップや新しいトレンドの技術を取り入れている会社が多いことから、DX人材としてさまざまなシーンで活躍できるでしょう。なお案件紹介の対象となるのは、3年以上の経験者のエンジニア、デザイナー、ディレクター、マーケターの方となります。

フリーランスのDX人材に求められるスキルまとめ

生成AI時代にフリーランスのDX人材として輝き続けるためには、マインド・スタンスやデジタルリテラシー、プロンプトの習熟スキルなど、生成AIを適切に活用していくスキルが求められます。デジタルスキル標準やDX推進スキル標準を参考にしながら、ビジネスに高く貢献できる市場価値の高いDX人材を目指しましょう。