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一方で、自分のスキルをアップデートする方法を知っていれば、仕事に対する不安は軽減し、自信に変わることもあります。そこで今回は、ランサーズが発表した最新のスキルランキング をもとに、求められるスキルの変化を読み解きながら、在宅で働くフリーランスがどのようにスキルを磨けばいいのかを解説します。
さらに、実際にスキルアップを続け、案件を獲得しているフリーランスWebマーケターMさんの体験談をもとに、実践的な学習方法やキャリアアップのコツも紹介します。在宅フリーランスが市場に求められるスキルを効率よく身につけ、安定した仕事につなげるためのヒントを見つけていきましょう。
フリーランス参入者の増加により、業界では「スキル競争」や「価格競争」が激化しています。今回は在宅で働くフリーランスが直面するスキル競争に焦点を当て、自分らしい武器をどのように磨き、価格競争を回避していくのかを考えます。フリーランス生存戦略のヒントが知りたい方は、最後までご覧ください。
2025/02/01 14:34
1年でここまで変わる!上流工程のスキルも複数ランクイン
フリーランス市場は、1年単位で驚くほど変化する世界です。Lancers(ランサーズ)が発表した「2024年必要とされたスキルランキング」では、前年ランク外だったスキルが急上昇するなど、大きな変動が見られました。
本ランキングは、フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」における、カテゴリ別の案件発注数や検索キーワードを基に作成されています。
結果を見てみると、前年圏外だったスキルが7つもランクインしたとのこと。1位は「AI・機械学習・ChatGPT」関連のスキルで、生成AIの進化はフリーランス市場にも影響を与え、AIを活用するスキルはもはや必須となりつつあります。一方で、「企画・PR」「コンサルティング」「編集・校正」といった上流工程のスキルも複数ランクインしており、AIだけでは対応しきれない仕事にも注目が集まっているようです。
AI技術が進化することで、業務の一部をAIに任せる動きが加速する一方、品質向上を担保するための技術も求められるようになりました。また、コロナ禍を経て、新規事業の立ち上げやブランド戦略を強化する企業が増えており、実行支援だけではなく、戦略的な視点を持つフリーランスの需要が高まっています。
さらに、Webマーケティング業界では、「SNS運用」や「ショート動画制作」の需要が急増しています。同調査においても、検索キーワードランキング上位に「SNS運用」「ショート動画」「LINE」といったSNS関連のキーワードが急上昇しています。

SNSをマーケティングツール・UGC獲得ツールとして活用する企業は多く、SNS運用スキルの需要はますます高まっています。「SNS運用代行業にチャレンジしたい」という人は、SNS運用に必要なスキルを効率的に身につけられるスクールを利用しましょう。本記事では、SNS運用代行に必要なスキルやおすすめの各種スクールをご紹介します。
2025/03/11 18:00
実際にフリーランスの現場で求められるスキルはどう変わっている?
筆者自身はフリーランスとして5年ほど活動していますが、ここ1年ほどで案件の変化を実感する場面が増えてきました。仕事が減ったり、AIに奪われたりしたと感じることはまだありませんが、求められるスキルや役割は確実に変化していると感じます。たとえば、最近では「企画提案ができるフリーランスを探している」「パッケージで依頼できるフリーランスにお願いしたい」といったクライアントの声をよく聞くようになりました。単に記事を書く、デザインをする、プログラムを書くといったスキルだけではなく、クライアントの意図を汲み取り、より良い方向へ導く提案力を重視した案件も増えています。
また、ライティング業界では、「編集・校正」がランキングにランクインしました。AIを活用する現場が増えたことで、文章のファクトチェックや表現の調整、独自の切り口を加える編集力など、人間が介在することの価値がより求められるようになっています。質の高いコンテンツに仕上げるプロセスに関わるスキルが今後さらに重要になっていくでしょう。
近年では、専門性や独自性のあるコンテンツの価値も高まっています。検索エンジンやSNSで簡単に情報が手に入る時代において、無難な情報を量産する取り組みの価値は下がりつつあるようです。
コンテンツ制作においても、単なる知識の羅列ではなく、「誰が書いたのか」「どんな経験をもとに発信しているのか」が重視されます。経験や知見を活かして独自の価値を提供できるフリーランスになれるかどうかが、自分の市場価値を高めるポイントの一つになりそうです。
在宅フリーランスがスキルアップするため方法とは
市場の変化が激しくなる中で、フリーランスにとってスキルアップは必要不可欠です。特に在宅ワークの場合、同業者との交流が少なく、自分のスキルの現在地が見えにくいこともあります。自ら積極的に学びの場を探し、知識をアップデートすることが大切です。在宅フリーランスがスキルアップするための方法としては、以下のような手段が考えられます。
- 書籍を活用して基礎知識を固める
- 有料講座やオンラインスクールで短期集中する
- クライアントとのやりとりを学びの機会にする
- 業界特化型コミュニティで知見を広げる
- 行政や企業が実施する学習支援を利用する
とはいえ、「何をどのように学ぶべきか」は人によって違います。
そこで、筆者の周りのフリーランスにも、実際にどのような方法でスキルを伸ばしているのか話を聞いてみました。
UdemyでWebデザインに関する動画教材を購入しました!年末年始のセール期間に1,300円になっていたのが買うきっかけになりました。
1セクション5~10分ほどで、毎回「ここまでできたらOK」と、スモールステップで進められるのが良いですね。個人的に、復習しなくても進められる仕組みが自分に合っていると感じます。教材一つでコーディングの基礎まで学べるので、ゆくゆくは他の事業につなげられるのが理想です。(まずはパソコンを買い替えるところから……。)
Webマーケティングを本格的に学ぼうと思い、GA4(Googleアナリティクス)の書籍を購入しました。実際に自分のサイトを作りながら導入し、試行錯誤することで現場で使える技術を学んでいます。書籍選びの際は、実際に書店まで行ってズラリと並ぶ書籍の中から「これができそう!」と直感で決めるのがおすすめです。
フリーランスライターに憧れてWebライティングスクールに通っています。課題は難しいですが、カリキュラム内で実案件に挑戦できるのが決め手でした。SNSで見つけたライティングコンテストへの応募も視野に入れており、まずは実績を増やそうと思っています。
独学でSNSマーケティングを学んでいます。特にInstagramの運用に力を入れており、成果が出たらポートフォリオとして活用しつつ営業にチャレンジしようと思っています。SNS運用スキルは企業のブランディングにも役立つので、学ぶ価値が高いと感じています。
どんな依頼にも対応できるフリーランスを目指しています。無茶ぶり案件に応えることもありますが、実務を通じて自分の知識やスキルの幅が広がっていくのを感じています。やはり、未知の分野でも自分でリサーチして実践する姿勢が求められますね。
普段はクライアントの負担を減らす立ち回りを心掛け、頼りにされる「便利屋さん」的なポジションを築いています。スキルアップの際はオンライン勉強会に参加したことがあり、現場で役立つ知識を交換し合う時間がとても有意義でした。
市場が変化する中で、在宅フリーランスにとって学び続ける姿勢はやはり欠かせないと実感しました。
関連記事:スキルなし・未経験からフリーランスになるには?仕事はあるのか解説
学びの履歴は信頼の証!フリーランスWebマーケターMさんのスキルアップ術
では、ここでフリーランスWebマーケターMさんが実践しているスキルアップについてご紹介します。フリーランスWebマーケターMさんの体験談
フリーランスとして独立し、広告運用や施策立案など幅広く活躍されているMさん。Mさんは、Webマーケティング業務の中でコーチングスキルの必要性を感じた経験があるそうです。学びのきっかけや、どのようにしてスキルを身につけたのか、詳しくお伺いしました。
Q:現在のお仕事内容について教えてください。
フリーランスのWebマーケターとして、BtoB・BtoCの企業に対してマーケティング支援を行っています。これまでにEC、IT系企業、人材系、組織開発系スタートアップなどに携わってきました。
具体的には、広告運用やメルマガ作成、ディレクション、施策の立案・実行を担当しています。リーダーとしてチーム全体を見る場面もあれば、細かい作業を進めることもあります。
Q:スキルアップの一つとして、なぜコーチングを学ぼうと思ったのですか?
Webマーケティングの施策を考える際、クライアントから本音や課題をうまく引き出せないことがありました。たとえば、「事業達成の課題」や「これまでの成功要因」など、聞きたいことはあるのに質問がスムーズにできないんです。
そんな時、あるクライアントの方が質問の仕方に非常に長けていて、コーチングを学んでいると知りました。それをきっかけに、自分もコーチングに興味を持ち、いくつかのスクールを比較して、信頼性の高い資格が取得できる国際コーチング連盟(ICF)認定のスクールを選びました。
Q:コーチングスクール選びで重視したポイントは?
コーチングスクールというと「ちょっと怪しそう」と感じるケースもありがちなので、やはり信頼できる資格が取得できるかが重要な判断基準でした。特に国際コーチング連盟(ICF)のような信頼性の高い資格を基準にしましたね。
無料説明会や体験授業に参加してみると、だんだん各スクールの雰囲気がつかめてきて、「この講師から学びたい!」と思える方に出会えたのが最終的な決め手です。オンライン対応や予算とのバランスも考慮して、無理なく利用できるスクールを選びました。
Q:実際に、スキルアップしたことでどんなことに役立ちましたか?
マーケティングでは、数字を分析して仮説を立て、施策を提案・実行することが求められますが、業務を支えるのはクライアントとのコミュニケーション力です。具体的な課題や本音を引き出し、相手の意図を正確に汲み取れるスキルが大事になります。今でもスキルアップによるメリットを強く感じる場面は多いですね。
また、資格取得などの「学びの履歴」は一定の知識を証明するものとして効果があります。リーダーポジションでチームを率いる中でも、学び続けている人は成長が早く、成果も目に見えて現れると感じます。未経験Webマーケターでも、スクールや講座で学んだ経験があれば熱意が伝わり、信頼されやすいケースも見てきました。
ちなみに特に印象に残っているのは、私がコーチングスクールで出会った講師が、のちにクライアントとなり、「コーチングの視点を活かせる人にマーケティングをお願いしたい」と依頼してくださったことです。学びがきっかけで人と人がつながり、そこから新しい仕事が生まれることもあると実感しました。
Q:その他に、どんな方法でスキルアップを実践されてきましたか?
マーケティングの基礎知識については「Web担当者Forum」の記事を読んだり、Webマーケティング関連の書籍『沈黙のWebマーケター』を通じて学びました。入門書や記事から得た知識は実際の施策に応用できることが多いです。
それから以前、Webデザインを学ぶために職業訓練校に通ったことがあります。当時は産休育休や体調不良、専業主婦の時期を挟んで約4年ほどのブランクがあり、少し焦りも感じていました。職業訓練校では、Webデザイナーとしての就職を目指して、illustratorやHTMLなど基礎的なツールやスキルを身につけました。
結果としてWebデザイナーにはなりませんでしたが、デザイナーやコーダーとやりとりをする際に共通言語として役立つ知識を得られたのは大きな収穫だったと感じます。未経験でも、業務に必要な専門用語がわかるだけでコミュニケーションがスムーズになる場面は多いんですよね。
Q:今後はどのようなスキルを学びたいと考えていますか?
現在、人材育成に関する知識が必要だと感じ、有料の勉強会に参加しています。業務ではアシスタントさんにサポートしてもらっていますが、リーダーシップやマネジメント力が求められる場面で、自分のスキル不足を痛感することが増えてきたんです。
勉強会では、さまざまな企業のリーダー層が集まり、1回1時間程度のセッションを月に数回行っています。私自身、これまでリーダー的な役割を担うことが少なく、集団の中で空気を読むのがそれほど得意ではないと感じていました。だからこそ、今からでも学び、現場で実践しながらスキルを身につけていこうと思っています。
また、現在はEC業界、SaaS業界、人材業界向けのWebマーケティングに関する情報発信を行っています。自らSNSマーケティング施策を考えて試してみることで、マーケティングの知見が深まればいいなと思っています。

出典:Instagramアカウント「webmarketer.labo」
Q:これからスキルアップをしたい在宅フリーランスに、ご自身の経験をとおしてアドバイスをするとしたら?
独学が難しいと感じたときは、やはり有料の学習環境を検討するのがいいと思います。
特にコーチングやリーダーシップ、組織開発のような分野は、読んで知識を得るだけではなく、実践や壁打ちの機会がないとスキルが身につきにくいんですよね。やはり、経験豊富な方と意見交換しながら学べる場は実務に活かせるスキルアップ方法として有効です。
また、Webマーケティングのように範囲が広い場合、独学では実務に直結する部分を見極めるのが難しいと思います。まずは自分が必要としているスキルを明確にし、書籍や無料セミナーなどで補えないと判断したら有料の講座を選ぶのがおすすめです。
もし別の案件を獲得したいのであれば、クライアントがどんな数字や成果を求めているかを考えることから始めるのも良いかと思います。自分なりに仮説を立てて、それに基づいて質問したり、新しい施策を試したりすることが実践的な学びにつながります。
正社員と異なり、在宅フリーランスの場合は育成の機会が少なく、いつ契約が切れるかわからない不安定さがあります。だからこそ、積極的に学び続ける姿勢が重要ですね。
ただ漠然とスキルアップを考えるのではなく、フリーランスの案件を受けるうえで、今の自分に何が不足しているのかを明確にすることが大切ですね!まずは「クライアントは何に価値を感じているのか」「自分の苦手を補えるスキルは何か」を振り返ってみようと思いました。
在宅フリーランスが「次のステージ」に進むためにスキルアップを
フリーランス市場では、求められるスキルが急速に変化することがあります。特に在宅フリーランスは、周囲から学ぶ機会が限られるため、積極的に行動して自分をアップデートすることが不可欠です。日々の仕事を通じて「今、何が不足しているのか」「次に求められるスキルは何か」を把握することが重要です。
また、フリーランスWebマーケターMさんのように、実務と学びを両立させることが、キャリアアップにつながる一つの方法です。学びの手段は、独学、実務、経験豊富な人との対話など多様ですが、環境選びも大切なポイント。資格取得やスクールでの学びは、クライアントからの信頼にもつながり、新たな仕事の機会を広げることもあります。
スキル不足を補う学びはもちろん、自分の強みをさらに伸ばすための学びも必要です。市場の変化に敏感であり続け、求められる役割に柔軟に応じて成長していくことが、次のステージに進むための鍵になるでしょう。
フリーライターの間でも、「地元企業のSNS運用を支援したい」「知り合いにLINEメニューの制作を依頼された」といったSNS関連案件の話をよく聞きます。TikTokも今や大手企業や地方の中小企業まで参入しており、SNSを通じた顧客との接点が重要視される時代になりました。