成果へのプレッシャー、思い描いていた仕事とのギャップ。「もう辞めたい」という気持ちと、「まだ頑張るべきかも」という迷いの間で立ち止まっている方も多いはずです。
今回は、教育業界の営業職として働きながら「自分には合っていないかもしれない」と気づき、入社半年という早さで未経験のWebディレクターへの転職を成功させた方にお話を伺いました。
「向いてない」と感じた違和感の正体、辞めたい気持ちを"次の一歩"に変えた自己分析のコツ、そして営業経験を新しい仕事で活かすヒントが詰まっています。
今の仕事に迷うあなたの背中を、そっと押してくれるはずです。
「営業に向いてない」と感じた入社ギャップ|辞めたいと思った本当のきっかけ
教育業界で営業をしていました。俳優や漫画家、ゲームプログラマーなどを目指す方向けの専門学校系講座をご案内する仕事です。
高校生から若手社会人、主婦の方まで幅広い年代のお客様に対し、無料カウンセリングで「思い描いている未来」をヒアリングし、最適な講座をご提案していました。
また、アフレコ体験などのイベント運営にも携わっていました。在籍期間は半年ほどです。
入社半年で「転職しよう」と決断された、一番のきっかけは何だったのでしょうか?
いわゆる入社ギャップを感じたことが大きかったです。具体的には「営業スタイルの不一致」と、私自身の「営業職に対する解像度の低さ」でした。
日々の業務を進める中で自分自身の適性とのズレに気づき、「このままでは自分はこの職種で成果を出せない」と強い危機感を抱きました。
将来のキャリアプランも描けず、それならキャリアチェンジをするなら早いほうがいいと決断しました。
数ある職種の中で、なぜ「Webディレクター」を選ばれたのですか?
実は、最初からWebディレクターを志望していたわけではないんです。前職とは異なる関わり方や営業スタイルの企業を探していたところ、転職エージェント経由でオファーをいただいたのがきっかけでした。
面接の中でWebディレクターという職種を詳しくご紹介いただき、「自分の適性に合っているかもしれない」と思えたため、思い切って異職種への挑戦を決めました。
営業から未経験の異職種へ|転職前に感じた不安と、営業経験が武器になった理由
入社半年での未経験職種への挑戦。一番不安だったことは何でしたか?
やはり「転職先で本当に活躍できるのか」という不安が一番大きかったです。在籍半年での転職になるため、「次は絶対に失敗できない」というプレッシャーもありました。
ただ、その強いプレッシャーがあったからこそ、ディレクションやマーケティングなど、新しい知識のインプットとアウトプットに必死に取り組むことができたと思っています。
「営業出身の自分には、Webディレクターは無理かも」と挫折しそうになった瞬間はありましたか?
不思議とそれはありませんでした。職種は変わりましたが、同じ教育業界だったため事業のドメイン知識は活かせました。
何より、営業という職種の「気持ち」「重視していること」「大変さ」を身をもって知っていることが、他部署と連携するWebディレクターにおいて大きな武器になりました。
異業種・異職種での経験も、抽象化すれば必ず活かせると実感しています。
早期離職でのキャリアチェンジに対し、ご家族や周囲の反応はいかがでしたか?
正直、「半年は早いね」と言われることもありました。ですが、最後に決めるのは自分自身です。
「自分が選んだ道を、自らの手で正解にする覚悟と勇気」が必要だと考え、周囲の声を受け止めつつも自分の決断を信じました。
営業からの転職活動でやったこと|書類・面接・転職エージェント活用法
転職活動は、具体的にどのように進められましたか?

転職エージェントの書類添削
最初は転職サイトから自己流で応募していたのですが、在籍半年ということもあり、書類選考があまり通りませんでした。
そこで転職エージェントに登録し、プロの客観的な視点で書類を徹底的に添削していただいたところ、選考通過率が劇的に上がりました。
また、自分の経験の棚卸しや、強み・弱みの整理、志望動機の言語化などもサポートいただき、その後の面接もスムーズに進めることができました。
職務経歴書や面接では、前職の営業経験をどのようにアピールしましたか?
最も強調したのは「ヒアリング力」です。お客様の潜在的なニーズを引き出す姿勢は、どの職種でも活きると伝えました。
また、日々の商談を振り返り、「次はこう改善する」という仮説立てと実行(PDCA)を習慣化していた点も、Webディレクターの適性としてアピールできたと思います。
転職活動の期間や、応募社数などのリアルな数字を教えてください。

マイナビ転職エージェントの求人紹介例
期間は約3ヶ月です。書類応募が50社程度、面接に進んだのが10社程度、実際に面接を受けたのは5社前後で、最終的に2社から内定をいただきました。
短期決戦でしたが、「ここで本当にスキルが身につくか」という軸をブラさずに企業を見極めることができました。
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転職エージェントを利用して、一番役に立ったと感じるサポートは何でしたか?
転職サイト2社、エージェント3社を利用しましたが、一番助かったのは「企業ごとの想定質問・重視している点・事前の準備事項」を詳細に教えていただけたことです。
担当アドバイザーの方のおかげで、企業のリアルな内情を把握した上で、万全の対策をして面接に臨むことができました。

転職エージェントのアドバイス
転職後のリアル|営業経験が活きるWebディレクターの仕事と働き方の変化
現在のWebディレクターとしてのお仕事内容を教えてください。
教育系ポータルサイトの運営を中心に、掲載サービス様との商談、ユーザーの行動分析、記事の企画・作成など多岐にわたります。
最近特に注力しているのは、「既存の業務にAIを組み込み、いかに工数削減や成果アップにつなげるか」という取り組みです。
AIの普及で職務内容が大きく変わる中、私たち自身も変化・成長し、提供価値を高めていかなければならないと考えています。
異職種への転職で、入社後に戸惑ったことや苦労したことはありましたか?
大きなギャップはありませんでしたが、最初の1ヶ月は全く知らないIT知識のキャッチアップに苦労しました。もともとITは苦手な方だったのですが、「とにかく圧倒的な量をこなす」ことでカバーし、必死に食らいつきました。
職種が変われば仕事の進め方も全く異なるため、事前の業界・企業研究の重要性を痛感しました。
営業時代の経験が、今の仕事で「意外と役立っている」と感じることは何ですか?
やはり「ヒアリング力」ですね。日々のミーティングで「相手が今何に困っているのか」「重視している指標(KPI)は何か」「言葉の裏にある真意はどこか」を的確に捉える上で、営業経験が直結しています。
また、若いうちに行動量を追い求め、プレッシャーの中でPDCAを回しながら考え抜いて動いた経験は、どの業界・職種に行っても通用する普遍的なスキルだと感じています。
年収や働き方、仕事のやりがいなど、転職して変化した部分を教えてください。
新卒から第二新卒での転職でしたが、年収はアップしました。働き方もリモートワークやフレックスタイム制が導入されており、以前より柔軟で自由度が高くなりました。
やりがいを感じるのは、チームメンバーと膨大なデータから仮説を立て、実行した施策が見事に当たった瞬間です。日々の業務を通じてスキルが身につき、自己成長を実感できることが何よりのモチベーションになっています。
「営業に向いてない・辞めたい」と悩む人へ|キャリアチェンジ成功のコツ
「営業から別職種へキャリアチェンジしたい」と考えている人が、まず最初にやるべきことは何でしょうか?
「自分の経験の徹底的な棚卸し」です。自分が何を得意とし、何が不得意なのか。現在地をフラットに把握して初めて、次のステップが見えてきます。
ただし、自分一人で自己分析をするには限界があるため、転職エージェントなどを頼り、第三者の客観的な視点で深掘りを手伝ってもらうことを強くおすすめします。
逆に、転職活動において「これはやらなくてよかった」「遠回りだった」と感じることはありますか?
特にありません。自己分析も面接対策も、「やりすぎて悪いということは絶対にない」からです。キャリアチェンジは人生における大きな決断です。効率を求めるのではなく、むしろしっかりと時間をかけて、泥臭く取り組むべきだと考えています。
最後に、早期離職やキャリアチェンジに迷っている方へメッセージをお願いします。
事前の徹底したリサーチと自己分析がすべてを決めます。一人で抱え込むと視野が狭くなり、自分の本当の市場価値も見失いがちです。だからこそ、プロのサポートをうまく活用し、自分と向き合う時間を作ってください。
「半年で辞めても、覚悟を持って行動すれば道は開ける」。
焦らずじっくりとキャリアを考え、後悔のない選択ができるよう応援しています!
前職ではどのようなお仕事をされていたのでしょうか?