(取材)名古屋守山ドローンスクール|高度150mまで飛行OKの屋外練習場が人気のスクール

(取材)名古屋守山ドローンスクール|高度150mまで飛行OKの屋外練習場が人気のスクール
愛知県名古屋市にスクールを構える名古屋守山ドローンスクールは、空撮に特化したドローンスクールです。

同校はアクセスのよい名古屋市内にありながら、河川敷を利用した高度150メートルまで飛ばせる広い飛行場があるのが人気です。

この記事では名古屋守山ドローンスクールを運営する株式会社IDEOL 代表の中野 克則さんに、スクールのカリキュラムや特徴について伺いました。

株式会社IDEOL代表 中野 克則さん

名古屋守山ドローンスクールについての基本情報(料金、コース、資格)

スクール名 名古屋守山ドローンスクール
取得可能な資格
  • JUIDA操縦技能証明証
  • JUIDA安全運行管理者証明証
  • 一等無人航空機操縦技能証明書(登録申請中)
  • 二等無人航空機操縦技能証明書(登録申請中)
開講中のコース
  • JUIDA操縦技能コース
  • JUIDA安全運行管理者コース
  • 国家資格制度講習(登録申請中)
初期費用
(入会金やドローンの購入費用等)
なし
受講料 JUIDA操縦技能コース 230,000円(税込)
※複数人申込割引あり
JUIDA安全運行管理者コース 40,000円(税込)
初心者体験講座コース 20,000円(税込)
運営会社 株式会社イデオル

「実践的な飛行訓練」を行う名古屋守山ドローンスクール


—本日はありがとうございます。まず、名古屋守山ドローンスクールについて教えてください。

名古屋守山ドローンスクールは、2017年4月に設立されたドローンスクールです。

座学は会議室で実施し、実技は河川敷にあるラジコン飛行場を使用します。名古屋市内はアクセスが良いかわりに屋外の広い飛行場がなかなかないのですが、ここでは最大で150mの高度まで飛ばすことができ、他校にない特徴となっています。この広い飛行場を利用して、自動飛行や目視外飛行訓練も行っています。

— 御校では現在、何種類のコースを展開されていますか。また、それぞれのコースではどのようなことが学べるのでしょうか。

基本となるコースはJUIDAの操縦技能コースと安全運航管理者コースの2です。現在、国家資格に関しては登録を申請中でして、2月後半には新規にコースを開講する予定です。

JUIDAのコースでは、規定のカリキュラムに加えて「現場で必要となるスキル」を得られる独自の飛行訓練を行っています。具体的には、自動飛行や高度100m前後での空撮訓練、また夜間目視外飛行の訓練を行います。

また、トラブル時を想定し、自動から手動へ切り替えてドローンを着陸させる練習も行いますよ。

—非常に実践的な内容ですね。そんな名古屋守山ドローンスクールに来られるのは、どのような方が多いですか。

90%近くが企業研修です。とくに土木建設関連が多く、初めてドローンに触れる方を訓練する場合もあれば、すでにドローンの経験がある方が資格を取得するサポートをしたり、技術向上を支援したりする場合もあります。

また、当校では土木建設や測量関連の専門学校である「東海工業専門学校金山校」において、希望する学生に向けてのドローン研修も行っています。この研修は、定められた時期であれば通常コースの半額程度で受講できますので、学生のみなさんからたいへん人気です。

現場で役立つ操縦スキルが身につくカリキュラム

—指導にあたっては、どのようなことにこだわられていますか。

トラブル時も含めたリアルな状況に対応するための訓練を重ねることですね。

実際にドローンを飛ばす際には、いろいろなシチュエーションに遭遇します。いきなり天候が悪くなり、GPSが使えなくなることも少なくありません。こうしたトラブルは頭では理解していても、いざいつもと違う状況になると焦ってしまい、適切な対応ができなくなることも多いです。

ですから、当校では目視外飛行の訓練でも自動から手動に切り替えて操縦する練習をしていただきますし、GPSが何らかの理由で効かなくなった時の対処も行っていただきます。

基本的な流れとしては、操縦練習を1時間程度行ったあと、高度を100mまで上げてカメラ操作やビデオと写真を撮影するアクションを経験していただきます。具体的には、プロポ(操縦機)のスティックをコントロールしながら、iPadに映っている画像を見て確認するといった操作です。

そのうえで、飛行場の小屋から講師の指示を受けて「ドローンが見えていない状況で離着陸する」「自動から手動に切り替えて安全に飛行し着陸する」といった練習を行います。受講者の方々からは、「現場に出たあとも、あのときの経験が役に立っている」と感謝されることが多いです。

他にも、アンテナの方向をきちんと垂直に向けるなど、細かなことまでひとつずつ実践しながら覚えていただきます。現場での活用を想定した実践的なカリキュラムが当校のこだわりですね。

—他校と比較して、御校の強みはどういったところでしょうか。

一部繰り返しになりますが、やはり、広い屋外飛行場を活用した実践的なフライト練習ができる点は他校にないメリットかと思います。

飛行場では八の字飛行も行えますし、時計回りや反時計回りに90度ずつドローンを飛ばす訓練もあります。こう言うと簡単なようですが、屋外では風の方向が変わるためなかなか難しいのです。こうした基本練習を積み重ねてステップアップしていくうちに、ドローンを扱う感覚がしっかり身につきます。

大事なのは「スクールを卒業しました」ではなく、「どれだけ実践的な技術や技能を体験し、身につけたか」です。屋外でしっかりと訓練を積める当校なら、卒業後もすぐに実践に活かせるリアルなドローン操縦スキルを身につけられますよ。

垂直離着陸機の利活用と講習も今後は広げていきたい


—今後の展望についてもお聞かせください。

マルチコプター型と比較するとあまり知られていませんが、ドローンには飛行機タイプもあります。これを「垂直離着陸機」と言うのですが、いずれはこちらもドローンスクールで扱いたいと考えています。

垂直離着陸機は、長距離の物流で活用されるだろうと言われており、弊社はすでに河川上空の物流実証実験にも参加しています。

垂直離着陸機は許可や手続きが複雑ですから、カリキュラムとしてご提供するにはまだ時間がかかるかもしれません。しかし将来的には物流におけるドローンの利活用が発展していくと思われるので、ここに注力していきたいと思っています。

なお、直近では、国家ライセンス制への対応を進めています。こちらは順次カリキュラムを展開していく予定です。

ドローンについて何でも気軽にお問い合わせください!


— 最後に、読者に向けてメッセージをお願いいたします。
       
当校のカリキュラムでは、ただ操縦技能を学ぶだけでなく、業務での具体的な活用シーンを想定した練習を繰り返すことで、トラブル対応も含めたスキルを身につけていただきます。

業務のこと、ドローンのこと、スクールでの学び方など、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。皆さまの入会を講師一同、お待ちしています!
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