ただしドローンのイベント空撮については、各種許可申請が必要となるケースが少なくありません。法律に則った適切なイベント空撮を行うには、航空法を遵守した信頼できる業者を選ぶことが必須です。本記事では、イベント空撮サービスの概要や導入効果、さらには適切な業者を選ぶポイントをご紹介します。
・Production /有名アーティストのドローン撮影やLive/CM/映画等 空撮を担当
・Education /1000人を超える受講実績STEAMドローン企画/運営
・Consulting /200社を超えるドローン事業コンサルティング実績
イベント空撮サービスとは?
イベント空撮サービスとは、各種イベントの様子をドローン搭載のカメラで撮影するサービスです。上下左右前後・360度飛行できるドローンは撮影の自由度が高く、今まで見たことがない画角やダイナミックな映像・画像を撮影できます。「イベントの魅力を映像で存分にアピールしたい」「インパクトのあるイベント画像を残したい」と考える主催者にとっては、非常に有益なサービスといえます。ただしドローンを使ったイベントの空撮については、航空法や電波法による厳しい規制が設けられているのが現状です。イベント空撮サービスでは、安全な撮影を実現するために人員や機材の配置を工夫したり、国に対し各種申請を提出したりして準備を行っています。
イベント空撮サービスでできること
イベント空撮サービスの活用事例として、以下のものがあります。- 幼稚園・学校等での人文字撮影
- 企業の創業記念日等における建物の撮影
- 企業社屋の新設記念撮影
- 結婚式のムービー撮影
- 結婚式の記念撮影
- 野外イベント・ライブ撮影 など
上記以外にも、「特別なシーンをドローンの臨場感あふれる画像・映像で残したい」という場合は、イベント空撮サービスに相談できます。
ただし、航空法で定める「イベント(第3者が集まってくる催し)」に該当するドローンの空撮には、国土交通省への許可申請・承認が必要です。許可を取得するには飛行高度や時間帯・撮影区域などの決まりを遵守する必要があり、必ずしも希望どおりの撮影が可能とは限りません。
ドローンを使ってのイベントの空撮を考えている場合は、まずサービス会社に相談するのがおすすめです。
参考:航空安全:無人航空機の飛行許可・承認手続 - 国土交通省
イベント空撮サービスの導入効果
ドローンによるイベント空撮サービスを導入することにより、スピード感・臨場感のある映像や画像の撮影が可能となります。イベントの素晴らしさや魅力がしっかりと伝わる映像・画像を残せるのは大きなメリットです。またドローンによって撮影された印象的な映像や画像は、イベントの魅力をアピールする宣伝材料となります。SNSを通じてアピールすれば、より多くの層にリーチするのも難しくありません。ドローンの映像・画像が広く拡散されたりバズったりすれば、次回のイベントの来場者数増加・メディアからの注目度アップが期待できます。
イベント空撮サービスの選び方
イベント空撮サービスを選択するときは、「包括申請取得済みの業者か」「予算に合うか」をチェックすることが大切です。ドローンは航空法によって飛行禁止区域が設けられており、エリアによっては国土交通省の許可が必要です。許可が下りるまでには1カ月以上かかることも多く、許可を受けていない業者ではスムーズに撮影できません。
依頼後すぐに撮影準備に取りかかれる、包括申請(全国包括許可承認申請)を取得している業者がおすすめです。
またイベント空撮を依頼するときは、費用も必ずチェックしましょう。
撮影時間や撮影難易度にもよりますが、イベント空撮サービスの一般的な費用相場は、約30万円からとなります。基本の撮影料金は10万円程度ですが、事前調査費用・申請費用・編集費用・ロケハン費用などを積み上げていくと、最終的な費用が高額になるためです。
安全への配慮から人員を増やしたり特別な措置を取ったりが必要となった場合は、さらに料金が上乗せされます。必ず事前に見積もりを取り、内訳を精査してください。
なお料金にサービス会社が各自で定めているため、合い見積もりを取って比較するのがおすすめです。
おすすめのイベント空撮サービス
一口にイベント空撮サービスといっても、強みやサービス内容は異なります。個々の違いを理解して、イベントイメージにマッチした会社を選ぶことが必須です。ここからは、おすすめのイベント空撮サービス会社を3社ご紹介します。
ドローン空撮(fly株式会社)
出典:fly株式会社「心×踊る×未来」を創造していくfly株式会社は、ドローンのプロフェッショナルチームです。プレイヤー、ディレクター、プロデューサーなどのさまざまなプロフェッショナルが連携することで、クリエイティブかつ世の中にインパクトを与える映像を撮影しています。クリエイティブ、ドローンパイロット育成、教育、コンサルティングを幅広く手掛けている同社であれば、さまざまな方面でのノウハウが活かされた価値のある映像に仕上がるでしょう。
オンラインイベント支援(株式会社ドローンエンタテインメント)
出典:株式会社ドローンエンタテインメント極小4Kマイクロドローン撮影から8Kシネマカメラ搭載ドローンまで対応できる、ドローン専門の撮影会社です。代表は元日本代表ドローンレーサーとして活躍した経験を持ち、高い撮影技術力には定評があります。
ドローンの空撮サービスを依頼すると、企画・構成からアドバイスを受けることが可能です。対応業務には撮影現場の確認から各種申請・編集・SNSへの投稿まで含まれるため、クライアント側の負担はほぼありません。
ドローン空撮(合同会社emo planning)
群馬県に本拠地を置くマーケティング会社です。ドローンの空撮サービスも手掛けており、各種イベントの撮影・企画・編集を一任できます。
会社の強みは、国土交通省無人航空機登録講習機関と連携していること。幅広いパイロットネットワークがあり、クライアントの多彩なニーズに対応できます。ドローンの国家資格取得者も在籍しており、許可証人申請の提出から飛行計画の作成・飛行通報の作成まで、徹底したサポートを受けられるのが魅力です。
また空撮の全体的なディレクションは、プロのディレクターによって行われるシステムとなっています。質の高い空撮・センスのよい空撮を求めるクライアントには、特におすすめできます。
空撮(ドローンジョプラス)
ドローンの楽しさや素晴らしさを伝えるために活動する、女性限定のドローンコミュニティです。現在約80名の女性がメンバーとして活動しており、ドローンを活用したイベント・サービスを検討中の企業や自治体のサポートを行っています。コミュニティはイベントの空撮サービスにも対応しており、随時相談可能です。
空撮を依頼すると、空撮経験豊富なスタッフがクライアントニーズを踏まえたイベント空撮を実施。イベントの魅力や伝えたいイメージ・メッセージを、しっかりと映像に乗せて提供してくれます。
まとめ
イベント空撮サービスは、ドローンを使ってイベントやセレモニーを撮影してくれるサービスです。「特別なイベントにふさわしいハイクオリティな映像が欲しい」「イベントのアピール宣材として使える画像が欲しい」など、多彩なニーズに対応できます。ただしイベントの撮影については、航空法によって厳しく制限がかけられている点に注意してください。大勢の人を集めてのイベント空撮の実施は、許可が下りにくいケースもあります。まずはイベント空撮サービスを提供する会社をピックアップし、相談してみるのがおすすめです。