ドローン部材サービスの比較3選。特徴や料金は？｜コエテコドローンナビ

ドローン部材サービスとは？

ドローンはプロペラやフレーム、フライトコントローラーなどさまざまな部品で構成されています。それらの部材は、ドローンの性能や安定性に大きな影響を与えます。そのためドローンを運用するうえでは、各部材の日常的なメンテナンスが重要であり、必要に応じて交換や調整も欠かせません。

ただ一方で、ドローンの使い方や仕組みはある程度わかっているけれど、適切なメンテナンス方法まではわからないというケースも少なくありません。そのような場合は、パーツ販売やドローン点検をしているドローン部材サービスを利用しましょう。

【ドローン部材サービスの一例】

• パーツ販売
• カスタマイズ部品の製造
• 定期点検・修理サービス　など

これらのサービスを利用することで、専門知識を持つスタッフによるアドバイスやサポートを得ながら、ドローンを最適な状態で運用できるようになります。

ドローン部材の機能やできること

ドローンの性能は、その構成部材に大きく依存します。以下に、主要なドローン部材の機能を一覧で紹介します。

• フレーム：軽量かつ強度が高い素材で作られ、ドローンの骨組みにあたる部分。
• プロペラ：回転することで揚力や推進力が生まれる。大きいほうが揚力を得やすいが、そのぶん電力を消費する。
• モーター：プロペラを回転させる役割を担い、そのパワーと効率はドローンの性能に大きな影響を与える。
• フライトコントローラー：ドローンの「脳」ともいえる部分で、機体の飛行を制御する。
• ESC （電子式スピードコントローラー）：フライトコントローラーからの信号に基づいてモーターの速度を調整する。
• バッテリー：リチウムイオンバッテリーまたはリポバッテリーが用いられることが多い。
• 受信機：地上からの信号を受け取り、これによりドローンを遠隔操作できる。
• 送信機（プロポ）：操縦者がドローンに指令を送るための装置。
• FPVカメラ（First Person View）：ドローンの視点を映すためのカメラで、これにより操縦者は空からの映像が見られる。
• VTX：カメラ映像を地上の受信装置に送信するための機器。

どのパーツもドローンには欠かせない部材であり、ドローンの使用用途や要件に合わせて最適化することが可能になります。

ドローン部材サービスの導入効果

ドローン部材サービスを利用することで、飛行性能を上げられたり、寿命を延ばしたりすることが可能になります。特に定期点検とメンテナンスは長期運用を考えるうえでも欠かせません。パーツ劣化や故障の前兆を発見し、最適な状態を保つことで性能と安全性を維持できます。

また、独自のカスタマイズを行うことも可能です。産業用ドローンではあまり一般的ではありませんが、レース用ドローンなど一部のドローンはカスタマイズが行われています。なかにはソフトカスタマイズを前提とした機種もあり、関連アクセサリも販売されています。独自の改造を請け負っている業者もあるため、「機能を追加したい」「性能を上げるために部品を交換したい」という場合は相談してみるといいかもしれません。ただし、リスク管理の観点から、産業用ドローンにおいては原則として販売店やメーカーが推奨する使用方法に従うことをおすすめします。

ドローン部材サービスの選び方

ドローン部材サービスといっても、部品販売、点検、清掃・メンテナンスなどその内容はさまざまです。例えば、正規部品が欲しい場合にはドローンを購入した販売店に問い合わせたり、カスタマイズ部品が必要なら専門店を探してみたりするといいでしょう。

点検やメンテナンスについてもいろいろな選択肢が考えられますが、販売店が点検・修理サービスを行っている場合はそこに相談するとスムーズです。なお、2022年12月の法改正により、特定飛行（夜間飛行や目視外飛行など）を行う場合は点検・整備を行い記録することが義務付けられました。ルーティンの点検では、ネジのゆるみ、モーター異音の確認などを行いますが、日常業務のなかで詳細まで調べることは現実的に難しいものです。

そのため産業用ドローンにおいては、日常点検にくわえて第三者機関による専門的な定期点検を受けることが大切です。故障や劣化を未然に防ぐためにも、自社保有の機体を点検してくれるサービス業者を見つけておきましょう。

おすすめのドローン部材サービス

ここからは、おすすめのドローン部材サービスをご紹介します。

ドローン開発、部品調達支援（株式会社NCネットワークファクトリー）

出典：株式会社NCネットワークファクトリー

東京千代田区に本社を置くNCネットワークファクトリーでは、ドローンの部品調達と開発支援を行っています。樹脂や金属の部品調達を行い、3Dプリンターを活用した部品製作の相談も可能です。

3DプリンターにてCFRPドローン試作・カスタム品製作（株式会社藤井製作所）

出典：株式会社藤井製作所

株式会社藤井製作所は、CFRP（カーボンファイバー強化プラスチック）を使用したドローンの試作およびカスタム品製作を行っている企業です。CFRPは軽量で強度が高く、耐熱性や耐油性にも優れているのが特徴です。こちらでは3Dプリンターを用いた部品製造を行っているので、ドローンのカスタマイズ部品を探している会社は一度相談してみてはいかがでしょうか。

無人機・ドローン用部品とアクセサリ（ロボショップ株式会社）

出典：ロボショップ株式会社

株式会社ロボショップは、無人機およびドローン用の部品を販売しているオンラインストアです。ドローンのカスタマイズや修理に必要なさまざまな部品を幅広くラインナップしています。

まとめ

ドローンを適切な状態で使うためには、日々の点検やメンテナンスが大切です。定期的なメンテナンスにより、ドローンの異常を早期に発見でき、パーツの交換時期も正確に把握できるようになります。今回紹介したドローン部材サービスを利用しながら、ドローンの長期運用ができるような体制づくりを目指しましょう。