インフラ点検サービスの比較22選。特徴や料金は?|コエテコドローンナビ

インフラ点検サービスの比較22選。特徴や料金は?|コエテコドローンナビ
日本国内のトンネルやダムなど社会インフラを支える建築物は、今後さらに老朽化が進んでいくことが予測されています。慢性的な労働力不足が課題となっている昨今、より効率的なインフラ点検や管理が求められています。

近年、ドローンによるインフラ点検サービスが増加していますが、「どのようなサービスが自社に適しているのか」「どの点を比較すればよいのか分からない」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、最新のインフラ点検サービスの特徴や選び方について詳しく解説します。インフラ施設の安全確保や保守作業の効率化を検討している方や、ドローンによるインフラ点検サービスを導入したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

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インフラ点検サービスとは?

ドローンによるインフラ点検サービスとは、橋梁や道路などのインフラ施設を効率的に点検するサービスのことです。主にインフラ施設を安全な状態を確保することや、保守作業の最適化を目的としています

橋梁や道路などのインフラ施設は、私たちの暮らしの安全に大きく関わっているものです。しかし、送電設備点検などをおこなう場合、人間が高さのある鉄塔に登る必要があり、作業の負担の大きさ・安全性が懸念されています。そこでドローンを活用すれば、点検の効率化や安全化を図ることが可能です。

インフラ点検サービスでできること

ドローンのインフラ点検サービスの種類・サービス内容はさまざまですが、サービスを活用することで人が入れない場所や特殊車両等を使用しなければいけなかった場所において、インフラ点検を実施できるようになります。たとえば、GPSが届かない室内の狭小部や橋の裏、鉄塔や電線、ダム等、点検業務などを適切に行なうことが可能です。

近年、AIやオートフライト(自律飛行技術)などを搭載したドローンが開発されており、より効率的かつ安全なインフラ点検が期待されています。

インフラ点検サービスの選び方

インフラ点検サービスを選ぶ際には、機体の性能活用事例の2つを確認するのがポイントです。特に以下の性能は必ず確認しておきましょう。

  • 機体の耐風・耐水性能 
  • 搭載できるカメラの種類 
  • フェイルセーフ機能の有無 
  • 点検作業に対しての飛行時間 

ほかにも、AIやオートフライト(自律飛行技術)などの最新機能が搭載されているかも確認しておくのがおすすめです。

また、自社で点検したい場所で利用できるのか、過去にどのような場所で利用したのかなど、サービスの活用事例も確認しておきましょう。インフラ点検を実施する場所は、人の出入りが難しい場所や高い場所、水中など多岐に渡ります。点検したい場所に対応しているかどうかはインフラ点検サービスを選ぶ際に特に重要なポイントといえるでしょう。

インフラ点検サービスのメリット

インフラ点検サービスを利用すれば、危険が伴うインフラ点検業務を効率的かつ安全に実施できるメリットがあります。業務効率化や安全性向上を実現することで、作業者が働きやすい環境を構築できるでしょう。さらに、社会的な課題となっている労働力不足の解消も期待できます。

主なインフラ点検サービス

ここでは、国内の主なインフラ点検サービスを21個ご紹介します。それぞれサービス内容や特徴が異なるため、気になるインフラ点検サービスがあれば、ぜひ公式HPをチェックしてみてください。

人材育成&コンサルティング(fly株式会社)

出典:fly株式会社

長期的な目線でインフラ点検サービスを自社や自治体内でまかなえるようにしたいとお考えの方には、fly株式会社がおすすめです。同社は、クリエイティブ、ドローンスクール、教育、コンサルティングを幅広く提供するドローンのプロフェッショナル。ドローンスクールでは、パイロットの育成のみならず、総合的なコンサルティングフォローも行われています。サービス設計から運用まで一貫して対応しており、ドローン点検のサービス化や大規模修繕工事案件の受注増加など、ニーズに合わせて相談可能です。

ドローン国家ライセンスが取得できる企業向けの合宿パックサービスが用意されているため、短期間で集中してライセンスを取得することができます。
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ドローンインフラ点検サービス(コードデザイン)

出典:株式会社コードデザイン

株式会社コードデザインでは、0.1mmの損傷判定が可能なドローンによる近接撮影サービスを提供しています。GPS電波が受信しにくい橋梁下などの場所であっても機体に備え付けられたセンサーを用いて、撮影を行うことが可能です。さらに、フルサイズセンサーカメラやズームカメラ、赤外線カメラ、360度カメラなど、さまざまなタイプのカメラを使い分けることもできます。

株式会社コードデザインはドローン関連事業以外にも、WEBサイト制作事業など幅広い事業を展開しています。
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点検調査(ミラテクドローン)

出典:株式会社ミラテクドローン

株式会社ミラテクドローンでは、狭い管渠や閉鎖性空間で点検・調査を行える「閉鎖環境点検ドローン Fi4」を提供しています。このドローンは人が地下に入る必要がないのが特徴です。水面から浮上し、飛行しながら調査画像を撮影することができます。より安全にインフラの点検や調査を実施できる点が魅力です。
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ドローンインフラ点検サービス(グリーンブルー株式会社)

出典:グリーンブルー株式会社

グリーンブルー株式会社では、燃焼・焼却施設(煙突、煙道やボイラーなど)や水道・送電施設、ショッピングモール、商業施設、体育館など、さまざまな場所の点検を実施できるドローンを提供しています

たとえば、今まで足場を組んで実施していた保守・点検作業の一部の作業をドローンで代用したり、本格的な工事を実施する前も現況を把握したり、さまざまな用途で利用することが可能です。

グリーンブルー株式会社はインフラ点検以外にも、大気・水質・土壌などの環境モニタリングや施設の検査などで活用できるドローンも提供しています。
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ドローンを活用した自然環境関連サービス(株式会社地域環境計画)

出典:株式会社地域環境計画「見える化コンサルティング」

株式会社地域環境計画では、ドローンで撮影した画像を3Dモデル化・オルソ化することで、高精度な植生図を作成しています。生き物を調べたり生物の多様性を守ったりしたい方には、リアルタイムで正確に調査を行えるドローンサービスがぴったりです。ドローンには赤外線カメラやズームカメラなどの高性能カメラが搭載されているため、肉眼では見えない、夜間の野生動物や水温差なども見ることができます。
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インフラ設備の点検(株式会社エレパ)

出典:株式会社エレパ「ドローン事業」

ドローンに関するさまざまなサービスを業務委託で請け負っているのが、株式会社エレパです。インフラ設備の撮影代行や撮影した画像のデータ解析を行っており、農業・林業・漁業など、さまざまな分野で活躍しています。可視光カメラとサーモカメラを搭載したドローンがあるため、ソーラーパネルを短時間で点検し、異常個所を特定したり破損具合を確かめたりすることもできます。
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空撮(株式会社空撮技研)

出典:株式会社空撮技研「空撮」

株式会社空撮技研は、ドローンを利用して安全に高精度な風景を撮影している会社です。サーモグラフィカメラを搭載したドローンで撮影をしているので、鳥獣害対策や太陽光パネルの点検も容易に行えます。NHK、民放各社、映像制作会社など、さまざまな企業から依頼を受けてきた実績があります。
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空撮サービス(空撮サービス株式会社)

出典:空撮サービス株式会社

空撮サービス株式会社ならば、送電線などの高所施設や大規模設備など、人の手では難しい場所を、ドローンで安全かつ正確に点検撮影できます。橋梁下やダムなどの非GPS環境やコンパス不安定の操縦が困難な場所でも、正確な自動飛行が可能です。お客様の要望に合わせて機体のカスタマイズを行っています。
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点検事業(テラドローン株式会社)

出典:テラドローン株式会社「点検事業」

テラドローン株式会社は、電力・石油化学業界をメインに、煙突・タンク・ボイラー・ダクトなどの点検を行っている会社です。UT点検、目視点検、サーモ点検、設備の3D化などのサービスを提供しています。自社製のUTドローンは、船舶点検方法として、国際的船級協会(DNV)から認証済みです。
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インフラ点検(JUAVAC)

出典:JUAVAC「ドローンの点検サービス」

JUAVACの点検サービスを利用すれば、より正確で素早くインフラ点検が行えます。赤外線カメラを用いて点検調査を行うため、構造物のひび割れやサビなどの表面的なものだけでなく、ソーラーパネルのオーバーヒートや断線なども発見することが可能です。ドローンで撮影した画像は、データ解析をしたり、オルソ画像、3Dモデル画像、可視画像、赤外画像、動画などの成果物として納品できます。
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インフラ点検(株式会社エアーズ)

出典:株式会社エアーズ「ドローンの点検サービス」

株式会社エアーズでは、赤外線カメラを搭載したドローンを用いて点検調査を実施しています。赤外線カメラを活用することで、目視では分からない部分の異常にまで気付くことが可能です。依頼後は、事前の打ち合わせを1時間以上、事前調査を1日以上丁寧に行ったうえで、ドローンによる撮影という流れになっています。点検調査後は、データ解析及び報告書の作成に3日以上必要です。
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点検サービス(KDDIスマートドローン)

出典:KDDIスマートドローン「点検」

KDDIスマートドローンでは、風力タービン、水力発電設備、橋梁、建物、鉄塔など、さまざまな場所の点検作業を、ドローンで効率化しています。点検する場所によりサービス提供フローは異なりますが、ドローンの撮影や損傷箇所の解析、レポートの作成までワンストップで対応。インフラを定期巡回したい方向けに、広域監視サービスも提供しています。
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点検(株式会社KANSOテクノス)

出典:株式会社KANSOテクノス「設備点検」

関西電力グループの一員である株式会社KANSOテクノスは、「縁の下のエンジニアリング」をモットーに、ドローンによる設備点検を実施。土木設備の健全性調査や劣化具合の診断などを得意としており、コンクリート建造物、鋼構造物、水中構造物などの点検を行っています。
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インフラソリューション事業(トーワドローンサービス株式会社)

出典:トーワドローンサービス株式会社「私たちのドローンソリューション」

トーワドローンサービス株式会社では、DX化推進をサポートしており、公共や電力などのインフラ点検や測量データなどを3D化しています。インフラ点検を行うインフラソリューション事業部では、電力インフラ、公共インフラ、産業プラントなどの分野でドローンを点検を実施。教育ツールやLPWA通信(低消費電力で長距離の通信)システムの導入など、安全かつ正確にドローン点検を行うために、さまざまな工夫を行っている会社です。
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ドローン×画像解析でインフラ点検(ドローンパイロットエージェンシー)

出典:ドローンパイロットエージェンシー

ドローンパイロットエージェンシーは、「働くを『空』から支える」をミッションに掲げる会社です。画像解析技術(AI)とドローンを組み合わせることで、構造物の劣化具合を診断。構造物だけではなく、大規模施設、橋梁、高所ケーブルなどの検査・診断も実施しています。ドローンによる測量・撮影も依頼可能です。
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ドローンフライト代行(受託)(中部精機株式会社)

出典:中部精機株式会社「ドローンサービス」

中部精機株式会社のドローンフライト代行サービスでは、スクール講師も務める経験豊富なオペレーターがインフラ点検を代行します。施設・設備・敷地の点検や空撮はもちろん、測量、巡視、分析などの調査にも対応。赤外線カメラなどを用いた特殊撮影も行っています。狭小空間専用ドローンを所持しているため、人が立ち入りにくい狭い場所でも容易に点検可能です。
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君津モデル(千葉県君津市)

出典:千葉県君津市「ドローンを活用した橋梁点検実証実験の成果報告会を実施!」

千葉県君津市では、ドローンを活用した橋梁点検の手法である「君津モデル」を運用しています。君津モデルとは、Dアカデミー株式会社育成した職員が点検を行いAutomagi株式会社AI診断のサポートをし、株式会社アイネットストリーミングサービスでデータ管理するドローン点検手法のことです。運用で得られる効果は、協力会社3社と協力して行った実験で実証されています。
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インフラ点検 ドローン業務委託(ドローンスタジオスカイファイト松本)



出典:ドローンスタジオスカイファイト松本「業務外注について」

ドローンスタジオスカイファイト松本では、お客様のニーズに応じ、パイロットと機体の派遣を行っています。空撮、インフラ点検、測量(2D・3D)、3Dデータ化などの業務が対応可能です。ドローン業務の代行以外にも、ビジネス活用できるドローンライセンスの取得スクールも開講しています。
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大規模施設の撮影・点検(一般社団法人国際ドローン協会)

出典:一般社団法人国際ドローン協会

一般社団法人国際ドローン協会の空撮サービスは、国内トップの往プロたちが撮影を行うサービスです。撮影に関する業務をワンストップで依頼でき、万が一の事態にも対人対物保険で対応できます。一流の操縦技術により高品質な映像が撮れるので、公共施設や橋梁などのインフラ設備を映像資料として残したいときに最適です。さまざまま高性能機材が用意されているため、多種多様なニーズに応えられます。
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インフラ構造物点検(三信建材工業株式会社)

出典:三信建材工業株式会社「ドローン事業」

昭和38年創業の三信建材工業株式会社は、東海地区において建築・土木分野で外装塗装事業・点検補修事業を展開してきた会社です。近年では、建物に関するノウハウを活かし、ドローンを用いたインフラ構造物点検サービスも提供しています。橋梁、湾岸施設、橋梁付設配管、鉄塔、煙突、太陽光パネルなどで点検実績があり、画像解析をしたり損傷図(CAD)を作成したりすることが可能です。
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インフラ調査・測量(株式会社澤田製作所)

出典:株式会社澤田製作所「インフラ調査・測量」

株式会社澤田製作所のインフラ点検・測量サービスの特徴は、高性能赤外線サーモカメラや望遠レンズカメラを使い、各種調査を行っていることです。発電所、鉄塔、橋脚、プラント、煙突クレーン、船舶など、あらゆる場所の点検調査を実施しています。マイクロドローンを使用した狭小部の調査や、専用機材によるドローン測量3Dマッピングも得意です。
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点検サービスプラン(株式会社Liberaware(リベラウェア)

出典:株式会社Liberaware(リベラウェア)

株式会社Liberawareは、ボイラー、天井裏、配管、煙突、ダクトなど、狭くて暗くて汚い屋内空間の点検・計測を、ドローンで効率的に行う会社です。世界最小級のドローンである「IBIS2」を自社で開発し、人が立ち入ることができない狭小空間の画像も、鮮明に撮影することに成功しました。ドローンによる自動巡回サービスやDXサービス、ドローンの受託開発サービスも提供しています。

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まとめ

インフラを支える建築物は今後さらに老朽化が進むことが予測されています。インフラ点検サービスを導入すれば、危険が伴うインフラ点検業務を効率的かつ安全に実施できるでしょう。さらに、社会的な課題となっている労働力不足の解消も期待できます。

インフラ施設の安全確保や保守作業の効率化を実現したい方や、ドローンによるインフラ点検サービスを導入したいと考えている方は、ぜひ今回ご紹介したインフラ点検サービスをチェックしてみてくださいね。

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