(取材)BIRD-EYEドローンスクール|ドローンで足場職人の新たなキャリアを生み出す。卒業生インタビュー

(取材)BIRD-EYEドローンスクール|ドローンで足場職人の新たなキャリアを生み出す。卒業生インタビュー
2022年12月に始まったドローンの国家ライセンス制度。国家ライセンスに対応するドローンスクールの数も多くなり、取得者も徐々に増えてきました。

ドローン活用の場が広がるにつれて、「仕事でドローンを活用するにあたって国家ライセンスは必須」と考える人も多いようです。実際に国家ライセンスを取得した人は、どのようにドローンを業務に役立てているのでしょうか。

今回は、BIRD-EYEドローンスクール(千葉県)で二等無人航空機操縦士を取得した株式会社T-エフォート高野和義代表に、ライセンス取得の経緯や講習の感想、今後の展望などをお聞きしました。

ドローンを職人の新しい仕事につなげたい

ーーこれまでのご経歴や、国家ライセンスを取得した理由についてお聞かせください。

私は足場の施工会社で20歳のころから職人として働いています。現場で10年勤めた後、営業職や管理職も経験しました。ドローンとの出会いは2022年の8月ごろ。恥ずかしい話ですが、足場の仕事でお客さまから受けたクレームがきっかけです。「ドローンを使って点検する」と言われて、初めてドローンのことを調べるなかで、国家ライセンス制度が始まると知って興味を持ちました

足場職人のキャリアは短く、長年働けるような職種ではありません。おもに体力面の問題で40歳を超えたころから悩む職人が多く、その日暮らしのような働き方になってしまうケースもあります。私はたまたま営業職から声をかけられたことで現場以外の仕事を経験しましたが、全員が同じように現場以外の選択肢を持てるわけではありません。

そこで、足場とドローンは相性が良いこともあり、ドローンを活用して業務の幅を広げれば、職人たちの新しい仕事を作っていけるのではないかと考えました。点検業務などのドローンを使った事業を幅広く展開していきたいと思い、まずは国家ライセンスを取得することに決めました。

ーーなぜBIRD-EYEドローンスクールを選んだのでしょうか。他のスクールと比較して良かった点や、決め手などを教えてください。

さまざまなスクールを調べているなかで、知人に紹介してもらったのがBIRD-EYEドローンスクールさんでした。まず良いなと思ったのは、屋外で実践的な練習ができる点です。ほかのスクールでは風のない屋内に練習場を設けている場合もありますが、最終的には業務のために外で飛ばすことを目的としているので、より実践に近い屋外の環境が魅力でしたね。

また、講師の方の経歴・経験も決め手になりました。「この人に教えてもらえたら、間違いなくドローンの知識や技術が身に付く」、「卒業してからも頼れる講師としてお世話になりたい」と思ったことが、BIRD-EYEさんでの受講を決めた理由です。

実践的な屋外フィールドでの練習でスキルアップ

ーー講習を受けるなかで、難しかったことや大変だったことを教えてください。

講習を受ける前に何度か自分の会社でドローンを飛ばしていたのですが、カメラ視点よりも目視で飛ばす方が難しいことにスクールで初めて気付きました。また、ちょっとした風などに影響されてドローンが思い通りに操縦できないことを実感しました。

障害物検知やGPSなどが無効になった「ATTIモード」も難易度が高く、たくさん練習しました。受講当時は知りませんでしたが、二等の講習で、あれほどATTIモードの練習をするスクールはあまりないそうです。より実践的で不測の事態にも対応できる技術なので良い経験になりましたし、次に一等ライセンスを目指す際のハードルも下がったのではないかと思います。

ーー特に印象に残った点や、BIRD-EYEドローンスクールを選んで良かったと感じた点はありますか。

屋外でドローンを飛ばす際には自然を相手にすることになるので、広く高低差のあるフィールドで風の受け方や対応の仕方などを実践的に学べた点がとても良かったです。屋内コートでは体験できない、BIRD-EYEさんならではのトレーニングだと思います。

また、座学も教則をなぞるだけではなく、講師の方が自分の経験を交えてさまざまな話をしてくれました。より実務に役立つ話が聞けてとても興味深かったですね。

スクールを卒業後も、さまざまな相談に乗ってもらったり、仕事の案件を手伝ってもらったり、逆に仕事の相談もいただいたりと、お世話になっています。卒業後のビジネスをサポートしてもらえる点も、BIRD-EYEさんで受講して良かったと感じるポイントです。

足場職人のキャリア支援が目標であり原点

ーー国家ライセンス取得後は、ドローンを活用してどのような業務を行っているのでしょうか。

現在は、もともと付き合いのあったお客さまを中心に、点検業務やゴルフ場のコース撮影、屋根点検などを行っています。また、防災関係の取り組みで行政の方からもお話をいただくなど、国家ライセンスを取得して仕事の幅が広がったことを実感しています

足場を組むのとドローンを飛ばすのでは、コスト面が大きく異なります。ドローンを活用することで困っているお客さまを助けられるようになり、それが結果的に新しい仕事につながっていることがうれしいです。

また、ドローンを通して人脈も広がっています。例えば映像編集や3Dスキャナなど、これまでは接点がなかったようなさまざまな分野の方と出会って仕事をする機会が増えました。

ーー今後、ドローンを通して実現したい目標を教えてください。

ドローンを活用して「足場職人たちが現場を引退した後も働けるような仕事を作りたい」というのが私の一番の目標であり、原点です。そのために、これからもドローンを活用した業務の拡大や職人の資格取得サポートなどに取り組んでいきたいですね。そんな思いに期待して集まってくれている職人たちもいるので、応えられるように頑張ります。

仕事でドローンを活用するうえで、これからは国家ライセンスを取らないと厳しい状況になっていくのではないかと思っています。私自身、電波法や航空法など、講習を受けて初めて知った知識もたくさんありました。独学ですべてを把握するのはなかなか難しく、ルールを守って安全に運用するためにも、資格の取得は必要です。会社としても、職人たちには国家ライセンスを取ってもらいたいと考えています。

個人的な目標としては、いずれ一等ライセンスを取得したいですね。ドローンのビジネスをするうえで、一等ライセンスをもっているかどうかでお客さまからの見え方が大きく変わってくるのではないでしょうか。現時点では国家ライセンスを持っているだけでも差別化が図れるかもしれませんが、今後国家ライセンスの所持者が増えていくと、一等ライセンスが大きなアドバンテージになると考えています。

ーー最後に、ドローンに興味を持ち、スクール入会を検討している読者へのメッセージをお願いいたします。

仕事でも趣味でも、多くの場合は外でドローンを飛ばすことになると思うので、BIRD-EYEさんのように屋外で実践的に学べるスクールが良いと思います。BIRD-EYEさんは卒業後も親身になってサポートしてくれるので、特にビジネスとしてドローンを使いたい人にはおすすめですね。

また、実際に講習を受けてみて、アットホームな雰囲気でアクセスも良く、通いやすいと感じました。受講内容だけでなく、スクールの環境なども総合的にみて選ぶと良いのではないでしょうか。

ドローンを飛ばすのであれば、国家ライセンスは間違いなく取った方が良いと思います。自分だけでは学びきれない知識もあるので、知らず知らずのうちにルールを破ってしまったり、事故を起こしてしまったりするリスクもありますから。しっかりと資格を取得し、技術や知識を身に付けてから飛ばすことをおすすめします

BIRD-EYEドローンスクールはこちら!

BIRD-EYEドローンスクールはこちら!

まるわかりガイドでドローンを知ろう
まるわかりガイドを見る

RECOMMEND

この記事を読んだ方へおすすめ