(取材)ドローンスクールエウレカ|本格的な空撮を学ぶならここ!プロクリエイターの直接指導で独立まで目指せる
代表を務める増田勝彦さんは、日本初となるフルHDカメラ搭載の業務用マイクロドローンの開発に成功し、名だたる企業や番組、アーティストの映像作品を手掛ける第一線のプロフェッショナル。そんな増田さんのもとで学ぼうと、スクールには遠方から数多くの受講生が集うそうです。
また、2023年1月からは、名古屋市中央区にて国家ライセンスに対応したDPCA認定スクールを開校されるそう。ここでしか学べない特化型カリキュラムを提供するドローンスクールエウレカについて、増田勝彦さんにくわしく伺いました。

ドローンスクールエウレカ代表 増田 勝彦さん
ドローンスクールエウレカについての基本情報(料金、コース、資格)
スクール名 | ドローンスクールエウレカ | |
取得可能な資格 | DPCA技能認定 |
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開講中のコース |
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初期費用 (入会金やドローンの購入費用等) |
要お問い合わせ | |
受講料 | 受講費用※ e-learning費・機体使用費・保険費込み |
121,000円円(税込) |
※ 別途、学科教本・操縦教本をご購入いただく必要があります。 |
16,500円(税込) | |
運営会社 | 株式会社EUREKA(エウレカ) |
プロクリエイターの空撮技術を学ぶならドローンスクールエウレカ
—本日はありがとうございます。まず、ドローンスクールエウレカについて教えて下さい。ドローンスクールエウレカは、滋賀県の南に位置する甲賀市でマイクロドローンの産業活用を支援するスクールです。
今あるコースに加えて、今後は国家ライセンスに対応できるスクールを2023年1月に開設予定です。さらには農業用ドローンスクールも甲賀市で開講する計画があり、現在構想を練っているところです。どのスクールも、私自身が講師として教える見込みです。
—増田さんは、これまで有名CMやMVなど、数々の空撮映像作品を手掛けてこられていますよね。そんなドローン撮影の第一人者である増田さんが、スクールを立ち上げた理由を教えていただけますか。
「ドローン空撮を盛り上げたい」というのが、大きな理由です。
もともと、空撮の仕事を始める前は映像会社にいました。そこで友人と遊び半分にマイクロドローンを飛ばしてみたところ、これまでのカメラでは撮影できなかった新たな世界が開けたことに感動しました。そこから、どんどんドローンにのめり込むようになったんです。
その後、マイクロドローンによる映像作品「オンナノコズ」がブレイクすると、各所から仕事の問い合わせが相次ぐようになりました。その実績を活かし、「マイクロドローン空撮の知識や技術を共有したい」「マイクロドローン産業を盛り上げたい」と考えて開講したのが、ドローンスクールエウレカです。
マイクロドローンは機体自体が小さいために、存在も小さいと思われがちです。大型ドローンは「人や物を運べる」と盛り上がっていますが、かたやマイクロドローンは、あまり表には出てきません。それゆえに、現在は企業やメーカーにもあまり注力されていませんが、小型化技術に長けている日本の製造業にアピールできて業界が盛り上がれば、世界のドローン空撮を日本のドローンが席巻することもあるのではないか、とも考えています。
ドローンスクールエウレカを開校後は、嬉しいことに全国各地から受講者様が集まってくれています。私自身、今では名だたる企業のCMやアーティストのMV制作にも携わらせていただき、最近ではリクルートのCMでACC賞も受賞いたしました。なかなかマイクロドローン空撮の実績があるスクールはありませんので、このような映像作品や実績を見て、遠方から当校に受講に来てくださる方も多いです。
操縦が難しいマイクロドローンの強みを活かす
—第一人者から直接教わることができるのは、御校ならではの大きな魅力ですね。指導の際は、どのようなことにこだわって教えていますか。当校では、何よりも安全に飛ばすことの重要性を強くお伝えしています。
マイクロドローンは、ドローンの中でももっとも人に接近させやすいドローンであり、映像作品であれば、人のすぐ脇を通る映像を求められることも少なくありません。その分、操作を誤れば人を傷つけてしまう危険性もあります。
そのうえ、マイクロドローンは、普通のドローンよりも操縦が難しいんです。というのも、一般のドローンには安定して飛行させる装置やセンサーがついていますが、マイクロドローンにはサイズ・重量の関係で、傾きや状態を検知するジャイロセンサーと加速度センサーしかついていないんです。全ての操縦をマニュアルでこなさなければならず、高い操縦技術が求められます。
—非常に難しい操縦スキルを身につけなければならないのですね。
そうです。しかし、「だからこそ撮れる映像がある」とも考えています。これまでは複数のカメラで撮影してつなぎ合わせていた映像も、マイクロドローンであれば1台で、なおかつ、ワンカットで撮影できてしまうんです。
つなぎ目があると、どうしてもリアリティは薄れてしまいます。マイクロドローンを使ってワンカットで撮影すれば、臨場感のあるリアルな映像を生み出すことができます。そこがマイクロドローンの強みであり、大きな魅力ですね。
—他にも、教えるときにこだわっているところはありますか。
対象への寄り方やアングルなど、映像センスに関する部分は極力干渉せず見守るようにしています。プロである限り、監督から与えられたテーマに対して「どう撮りたいか」を自分で考えてもらうことが大切だからです。
映像制作の現場では、作品全体の意図や、各スポットで見せるべきものは指示されますが、その間のフローは「おまかせで」と言われることも多くあります。カメラワークは個々のセンスで大きく変わってくるものですし、「限られた時間の映像で、何をどのくらい見せるのか」という配分については、自分で考えて撮影することが求められます。
そのため当校では、受講生が希望するカメラワークを実現するための「スキル」はお教えするものの、映像センスに関わるところはあくまでも自己研鑽が必要だと考え、こまごまと指示しないようにしています。本気でプロを目指して欲しいからこそ、受講生の自主性も大切にしているのです。

プロ志望生だからこそ、ぎりぎりまで見守る
—御校のコースは、原則として経験者に向けた内容だそうですね。はい。当校で実施するマイクロドローン講習は、通常のドローン講習を受けてライセンスをすでに取得されている方や、自分で10時間以上ドローン飛行させた経験がある方向けの講習となっています。つまり、「すでに基本的な知識や操縦技術がある上で、一段上の操縦スキルや実務スキルを求める方」に向けたコースですね。
それだけに、当校の受講生のモチベーションはとても高いです。その熱意に応えるべく、指導にあたっては「ぎりぎりまで口出しをしない」ことにしています。マイクロドローンは操縦も難しいので、ときには墜落もします。しかし、自分で失敗してみて、はじめて気づくことや自分のものになる技術も多くあるため、墜落してしまうくらいのミスであれば、手も口も出しません。
もちろん、人への接触など本当に危ないシーンになれば、すぐに助けに入ります。ですが、現場で失敗すると取り返しがつきませんので、むしろスクールでどんどん失敗して経験を重ねてほしいと考えています。
—「現場で活躍していただきたい」という思いあっての指導なのですね。
そうですね。当校ではコースを修了されたあとに、学んだ内容をビジネスに活かすためのコツもレクチャーしています。意欲の高い方も多いですし、卒業後にプロとして活躍されている方も続々と出ていますよ。
映像制作の現場では関係者の人数も多く、限られた時間の中でパフォーマンスを出さなければいけません。そのため当校では、現場で困らないように機体のメンテナンスや機材自体の知識、トラブル時の解決方法などもお教えしています。
というのも、撮影に使うマイクロドローンは、自分でいちから組み立てるケースが多いんです。ドローンそのものの構造を理解していなければ組み立てはできませんし、現場でドローンが不調となったときに自分で原因を特定したり、直したりできなければいけません。
「現場ですぐに直せない場合には予備機を使用する」など、プロとして必要な準備もすべてお伝えしますので、本気の方にはぴったりのスクールだと自負しています。

2023年1月〜 国家ライセンス対応コースも誕生!プロ独立を目指すならエウレカ
—最後に、読者に向けてメッセージをお願いいたします。当校では2023年1月からDPCA認定の国家ライセンスコースも開講予定です。国家ライセンス認定コースでは定められたカリキュラムを進めていくことになりますが、当校であれば、空撮のプロとしての経験からカリキュラム外の知識もたくさんお伝えできます。その意味では、同じ国家ライセンスコースでも、他校よりも濃密な学びを提供できると自負しています。
また、当校では「操縦技術に自信を持っていただきたい」と考え、独り立ちできるレベルをゴールとして指導しています。卒業後のビジネス活用に役立つアドバイスも可能ですので、プロとして独立したい方はぜひ、ドローンスクールエウレカまでお気軽にご連絡・ご相談ください!
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