起業するには?失敗しにくいビジネスの選び方も解説

起業するには?失敗しにくいビジネスの選び方も解説
副業の解禁・働き方改革施行など、昨今は仕事に対する考え方が大きく変わってきました。そんな中「会社に頼らず、自分で会社を興してみたい」という熱意を持った人も増えてきています。

しかし、いざ起業・独立するとはいっても「どんなことをすればいいのか」「本当に利益を出せるのか」等、疑問・不安に思うことも多々あるのではないでしょうか。

そこでこの記事では「起業・独立前にやるべき5つの準備」を始め、失敗しにくいビジネスの選び方についてまで詳細に解説していきます。事業を上手く軌道に乗せるためにも、起業や独立を考える人はぜひ最後まで読んでみてください。

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起業前にやるべき5つの準備

独立・開業を志したはいいものの、大抵の場合「どう進めたらいいのかわからない…」と頭を抱えてしまうかと思います。起業する前には、成功のために必要な準備をしておくことが大切です。ここでは、起業・独立をする前に行うべき5つのステップをご紹介します。
  • スキル・知識の習得
  • 参入する市場のリサーチ
  • 事業計画の立案
  • 資金の確保
  • ネットワーク構築

スキル・知識の習得

最優先事項は、起業・独立に関する適切なスキルと知識を身につけることです。一言で「起業」というと簡単そうに聞こえますが、事業を回していくためには、少なくとも以下のようなスキルや知識が必要になります。
  • 会計
  • マーケティング
  • 顧客サービス
  • 経営 etc...
今まで会社がやってくれていたようなことも、独立すれば自分ひとりですべてこなさなくてはいけません。チームでやるとしても、仕組みづくりは自分でやる必要があるでしょう。
もしこれらのスキルをまだ持っていないのであれば、在職中からネットや書籍を活用して学んでおくことをおすすめします。より効率的に進めたいのであれば、独立・起業希望者を対象としたスクール等を活用してみてもいいですね。

もちろん、このほかにも「サービスを生み出すための技術」等も必要になります。行き当たりばったりで会社を起こすのではなく、最低限必要となるスキルは事前に身につけておくようにしましょう。

参入する市場のリサーチ

徹底的に自己分析をして「自分ならこんなサービスで価値提供できそう」ということが明確になったら、その市場のリサーチを始めてみましょう。リサーチをしないで事業を開始してしまうと、思うようにサービスが売れなかったり、ライバルの下位互換になってしまったりする可能性もあります。

以下は、市場リサーチの際に意識したいポイントの例です。
  • 提供する商品・サービスに対するニーズはどの程度あるか?
  • 同じような商品を販売している競合他社はあるか?
  • 競合がいるのだとしたら、自分はどんな点で差別化を図るか?
どれだけ良い商品を持っていたとしても、リサーチ不足だと失敗に終わってしまうことも大いにあり得ます。「顧客が望んでいるもの」と「自分が生み出せるもの」がマッチしているかを、よく確認しておきましょう。

また、ビジネスを効率よく成長させていく方法として「パートナーシップ」や「コラボレーション」という考え方もあります。市場リサーチの際には、同じ価値観やゴールを定める企業がないか、また協業できる可能性はないか等も調べてみるといいかもしれません。

事業計画の立案

起業・独立準備の中でもひときわ重要なのが、事業計画(ビジネスプラン)の作成です。丁寧に事業計画を練ることで進むべき道が定まり、自分はもちろん周囲にも「どんなプランをもとに事業を展開しているのか」を理解してもらえるようになります。

自社分析に役立つ事業計画書ですが、そのほかにも投資家や銀行からの融資を受けやすくなるといったメリットもあるため、起業する際にはぜひ時間をかけて作成しておきたいところ。

事業計画の立て方にもさまざまありますが、よく使われるのが「SWOT分析」というフレームワークです。
  • S:強味(Strength)
  • W:弱み(Weakness)
  • O:機会(Opportunity)
  • T:脅威(Threat)
SWOT分析を使えば、内部と外部それぞれのプラス・マイナス要素を洗い出すことができるので、広い視野をもって事業に取り組めるようになるでしょう。

資金の確保

起業・独立するためには、多かれ少なかれ資金が必要です。必要となる金額を把握して、貯蓄で賄えるのか、借り入れなければいけないのか等はよく確認しておきましょう

資金調達の方法には、日本政策金融公庫からの融資をはじめ、起業間もない企業に出資してくれる「エンジェル投資家」に依頼する方法などさまざまあります。いずれにしても、ローン・投資の条件はよく確認して、返済方法までよく計画を練っておくことが重要です。

昨今は「クラウドファンディング」も主流になってきていますので、自社に合った調達方法を選定してみてください。

ネットワーク構築

起業・独立したての頃は右も左も分からないような状態で、何かと不安なもの。地域のビジネス団体に参加したり、同業の起業家とつながったりして、何かあったときに相談できるネットワークを構築しておくことをおすすめします。ビジネスは自分ひとりの力ではどうにもできない場面が多々やってきます。そんなとき頼れる仲間がいるというのは、非常に心強いことです。

昨今はSNS等が普及していますので、オンライン上でもどんどん人同士のつながりを作っていけるはず。SNSはマーケティング面でも有用なツールですので、積極的に発信していくといいですね。

起業初心者におすすめ!失敗しにくいビジネスの選び方

せっかく起業するのであれば、誰もが「成功させたい!」と思うことは間違いないかと思います。しかし「どんなビジネスを始めれば成功しやすいんだろう…」と悩んでしまうこともしばしば。そこで、起業・独立初心者でも失敗しにくいビジネスの選び方を3点ご紹介します。
  • 諸経費が最低限で済む
  • 長期的な成長の可能性がある
  • 自分の興味・関心が活かせる

諸経費が最低限で済む

事業を継続していく上で、やはり資金は必要不可欠。そのため、起業に際して発生するコスト・運営していく上での諸経費が最小限で済むビジネスを選んだ方が、起業初心者でも始めやすいでしょう。

コストのかからないビジネスの一例をご紹介します。
  • アフィリエイト・マーケティング
    他の人の商品やサービスを宣伝し、売れた分だけ手数料を得るビジネス。自分で商品やサービスを作る必要がなく、スタートアップの費用も最小限で済む。ASPと呼ばれる代理店もあり、宣伝する商品は探しやすい。
  • Webライター
    紙媒体で執筆するライターと違い、Web上のサイトに記事を入稿することで報酬を得るビジネス。最低限パソコンとネット環境さえあれば始められるため、初期コストは低い。
「起業」というと、店舗を借りて自分のお店を持つことを想像する人もいるかと思いますが、パソコン1台でスタートできるビジネスも数多く存在します。
貯蓄等とよく相談して、無理のないビジネスを選択してみてください。

長期的な成長の可能性がある

一時期は爆発的に人気が出るけれど、ブームが去るとからっきし売上が出なくなる…そんな「短期的なビジネス」は事業を継続しづらいため、避けたほうがいいでしょう。
少しずつでも常に一定の売上が得られるような「長期的なビジネス」の方が、事業を継続していける可能性は高まります。

長期的なビジネスの例は以下の通り。
  • Webデザイナ
    Webサイトのデザインを考案・構築し、納品することで対価を受け取るビジネス。スマートフォンの一般化や5Gの普及等により、Webを活用する人が増え続けている昨今、需要が高まり続けている。
  • エンジニア
    プログラミング言語を用いて、アプリやサービスの開発・保守を行なうビジネス。AIや人工知能といった、今特に注目されている先端技術にもかかわる分野であり、将来性・需要ともに非常に高い。
上記で紹介したWebデザイナーもエンジニアも、長期的な活躍が期待できる一方で、必要となるスキルの習得もそれ相応の難易度となっています。ビジネスを軌道に乗せることは決して簡単ではなく、人一倍の努力は欠かせないでしょう。

自分の興味・関心が活かせる

すでに何らかのスキルを持っていたり、興味のある分野が定まっている場合には、自分を信じてその道でビジネスを始めるのも一つの手。というのも、いくら稼ぎやすいビジネスを見つけたとしても、関心のないものは長続きしないからです。

自己分析の段階で、自分の強み・弱みのほか「これまで熱意をもって取り組んできたこと」「立派な成果を出せたこと」等も書き出してみると、本当にやりたいことが明確になるかもしれません。

ただし自分なりのビジネスに挑戦するときも、同じような事業で成功した事例がないかよくリサーチしておくことをおすすめします。闇雲に行動するよりも圧倒的に効率的であるうえ、上手くいく可能性もグッと高められるはず。

起業に際して発生する主な費用

「どのくらいお金を用意しておけば起業・独立できるのか?」といった不安を払拭するためにも、実際にかかる費用を把握しておくことは非常に重要です。

会社を設立する場合、株式会社と合同会社で諸経費が変わってきます。それぞれの場合にかかる費用をまとめました。

項目

株式会社設立時の費用

合同会社設立時の費用

定款収入印紙

4万円(電子定款なら不要)

4万円(電子定款なら不要)

認証手数料

3万円

0円

謄本手数料

2000円 0円

登録免許税

15万円

6万円

印鑑証明等にかかる費用

1万円 1万円
合計 23万2000円 11万円

起業する手続きだけでも数十万もの費用が発生することがわかります。もちろんこれ以外にも、事業を継続していくためにはオフィスの家賃・人件費・その他消耗品費など諸々経費がかかることに。
貯蓄が十分にない場合には、資金調達の方法をよく考えておくと良いでしょう。

なお、今ある環境で即仕事を始められる在宅フリーランスであれば、最小限の費用でスモールスタートすることもできます。始めは独立開業で始めて、頃合いを見て会社を設立し、事業規模を拡大していくのもいいかもしれません。

まとめ

当記事は、起業・独立を考えている人に向けて「ぜひやっておきたい5つの準備」や「起業初心者におすすめの失敗しにくいビジネスの選び方」等について、徹底的に解説してきました。

自分で会社を興すということは、想像以上にやるべきことがたくさんあります。当然多額の費用もかかるため、中途半端な覚悟では継続していくことすら困難でしょう。

一方で、会社勤めよりも収益を伸ばしていける可能性も十分あるほか、自分の好きな事業で世の中に貢献していけるといった魅力に溢れていることも確か。ぜひこの記事の内容を参考に、スムーズな起業・独立に向けて準備を進めてみてください。

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