空撮用ドローンの特徴や空撮時の注意点を解説!おすすめのドローンも紹介
これから空撮を始めたいなら、空撮用ドローンの選び方や空撮時の注意点などを抑えておきたいですね。ここでは、空撮用ドローンの特徴やおすすめの空撮用ドローンなどについてわかりやすく紹介します。
空撮用ドローンの特徴
空撮用ドローンは、通信距離が長く高性能カメラを搭載していることが特徴です。小型から大型まで、幅広いサイズで空撮用ドローンは販売されています。大型の空撮用ドローンは挙動が大きいため、初心者にとっては扱いが難しい場面もあるでしょう。はじめて空撮をするなら、小型で持ち運びやすいサイズの空撮用ドローンから選ぶことをおすすめします。空撮用ドローンには、赤外線カメラが搭載されているような産業用ドローンもあるため、目的に応じて機体を選ぶようにしたいですね。
空撮用ドローンの選び方
空撮用ドローンを選ぶ際には、空撮した画像や動画をどのようなシーンで使用したいかを考えることが重要です。PVや映画などのワンシーンとして空撮の動画を使用するなら、画質にこだわりたいですね。高画質の動画が撮影できる機体は、25万円ほどかかることが一般的です。それに対し、趣味の空撮の場合は、リーズナブルでオート操縦機能などが搭載されているドローンを選ぶと良いでしょう。YouTubeなどに投稿したいなら10万円前後、SNSや趣味などで空撮したいなら10万円以下の空撮用ドローンを選ぶことがおすすめです。
空撮用ドローンを選ぶときにチェックするべきポイント
空撮用ドローンを選ぶときにチェックするべきポイントは、以下の通りです。- 4K撮影できるカメラを搭載しているか
- 自動追尾機能や自動旋回機能を搭載しているか
- イメージセンサーサイズが大きいカメラを搭載しているか
- フレームレート設定が60fps以上あるか
- 30分以上の長時間飛行は可能か
ドローン初心者の場合は、購入者の口コミやレビューを踏まえたうえで、実際に店舗で空撮用ドローンを選ぶことがおすすめ。機体やコントローラーに実際に触れることで、操作性も確認しやすいでしょう。
空撮用ドローンの活用方法
空撮用ドローンは、個人だけではなく幅広いビジネスシーンで活用されています。ここでは、空撮用ドローンの活用方法を解説します。観光・自然保護
観光PR動画として、広大な山々や美しい渓谷などの迫力ある自然の映像を撮影するために空撮用ドローンは活用されています。上空のドローンから風景を撮影することで、その土地が持つ魅力を最大限に引き出すことも可能になります。自然保護の分野では、森林火災の消火活動の際に空撮用ドローンが活用されています。空撮用ドローンを活用することで、火元と延焼の位置情報を短時間で収集できるようになりました。
測量や調査
空撮用ドローンは、立ち入り困難な場所や危険な場所の測量や調査に用いられています。空撮用ドローンを利用することで、短納期・低コストで測量や調査を行えるようになりました。測量や調査では、建物や地形の位置や大きさを明確にする「オルソ画像」や地形の標高差を調べる「標高差データ」などを調べることが一般的です。日本で開発されたドローン測量サービスで注目を集めているのは「KUMIKI」です。KUMIKIは計測データをクラウド上に保存できるため、データ共有もスムーズに行えることがメリットです。
エンタメ
エンタメ分野においては、2021年の東京五輪開会式で幻想的なドローンショーが行われたのが有名です。野外ライブのようなイベントで空撮用ドローンが利用されているほかにも、国内外で注目を集めるドローンレースも盛んに開催されています。また、サッカーなどのスポーツ中継においては、通常のカメラワークからは見られないような魅力的な映像を撮影できることで、空撮用ドローンは活用されています。
災害
災害発生時に空撮用ドローンが利用されるのは、被害状況を迅速に確認できるためです。広範囲の被害だったとしても、ドローンを活用することで短時間で被害状況をチェックすることが可能になります。また、飛行高度を低く保てるドローンは、逃げ遅れた被災者の早期発見にも役立ちます。短時間で被害状況を把握することで、災害対応も迅速に進められるのがメリットです。被害状況の確認だけではなく、被災地へ物資を運搬することを目的にドローンが活用されるケースもあります。
空撮用ドローンを使用するときの注意点
ここでは、空撮用ドローンを使用するときの注意点を解説します。天候
空撮用ドローンは、雨天時や強風時には飛行させないようにしましょう。ドローンは精密機器であるため、雨天時に飛行させるとバッテリーやモーターの故障の原因になることも。強風時に飛行させた場合は、墜落によって建物や通行人にドローンが接触する可能性も否定できません。風速5m/s以上になると、ドローンは操縦が不安定になりやすいといわれています。そのため、ドローン初心者の場合は、小型の風速計を備えておくと安心です。防塵・防水対策が施されたドローンも開発されていますが、雨天時や強風時の場合はドローンの飛行を控えた方が賢明です。
撮影場所
どのような場所で空撮する場合でも、ドローンの重量が100g以上なら国土交通省の許可を得る必要があります。安心して空撮できるような撮影場所を探している場合は、ドローン練習場を活用することがおすすめ。撮影場所を探す際には、以下のようなサービスを利用しましょう。
- 国土交通省が提供しているドローン飛行エリア地図
- ドローンフライトナビ
- DJI安全飛行フライトマップ
- ドローン飛行支援サービス(SORAPASS)
手軽に利用しやすいのは、スマートフォンアプリであるドローンフライトナビです。ドローンの飛行禁止区域が表示されるため、ドローンで空撮する前にチェックしておきたいですね。
おすすめの空撮用ドローン
ここでは、コエテコが厳選する空撮用ドローンを紹介します。Phantom 4 Pro
空撮用ドローンのなかでも人気を集めているのは、DJIがリリースしているPhantom 4 Proです。流線型デザインが印象的なPhantom 4 Proは、ホワイトのカラーリングであるため空撮中に見失いづらいというメリットがあります。スピード感のある空撮ができるため、車やバスのような速度が速い対象物を空撮する際に向いています。
Mavic Mini
手のひらサイズで気軽に空撮に取り入れやすいのは、Mavic Miniです。Mavic Miniは一般的なスマートフォンと同等の重量で、持ち運びしやすいことが魅力。高性能センサーを搭載していることで、空撮初心者でも安定してホバリングさせやすいことが特徴です。DJI Flyアプリを併せて使用することで、魅力的な空撮映像を手軽に制作することも可能になります。
空撮用ドローンまとめ
空撮用ドローンを利用する際には、天候や撮影場所を考慮したうえで安全に飛ばすことが重要です。はじめて空撮用ドローンを選ぶなら、搭載されている機能をチェックしたうえで選ぶようにしたいですね。空撮のスキルを磨きたい場合は、ドローンスクールに通うことを検討するのもおすすめです。
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