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ドローンスクールとは?学べる内容やメリット・デメリットを徹底解説!
ドローンスクールに通うことを検討している人のなかには、「授業料が高い」「操縦スキルが身に付くか不安」などの理由から迷っている人もいるでしょう。ドローンスクールを利用する際には、メリットとデメリットを抑えたうえで入会を検討することが重要です。
この記事では、ドローンスクールの特徴や選び方をわかりやすく紹介します。
この記事では、ドローンスクールの特徴や選び方をわかりやすく紹介します。
ドローンスクールの特徴
ドローンスクールとは、ドローンについての知識やスキルを学べる場所を指します。ドローンのプロが講師を務めるため、ドローンを安全かつ的確に操縦できるようになることがメリット。ドローンは独学で操縦スキルを習得することも可能ですが、ビジネスシーンでドローンを飛ばす場合はスクールに通った方が安全性の高い操縦スキルが身に付けられるでしょう。ドローンスクールの受講料の相場は、2~3日間の受講期間で10~30万円程度といわれています。なお、受講費にはテキスト代や練習機のレンタル費用なども含まれていることが一般的です。
ドローンスクールで学べる内容
ドローンスクールでは、座学と実技の2つの方法でドローンについて学習します。座学では、ドローンの基礎知識や正しい運用方法、関連法規などについての知識を習得できます。利用するテキストはドローンスクールによって異なりますが、JUIDA認定スクールの場合はテキストが共通していることが特徴です。また、実技では、ドローンの基本的な操縦スキルを学び、ホバリングや前後左右移動などが正確に行えるよう繰り返し練習を行います。さらに、応用技術となる夜間飛行や目視外飛行などのシミュレーションを行います。実技においては、航空局への許可申請の際に必要となる「飛行履歴10時間」を確保することも目的の1つとされています。
ドローンスクールのコースの種類
ドローンスクールには個人向けから法人向けまで、幅広いコースが用意されています。ドローンスクールによってコースの種類は異なるため、入会前に確認しておきたいですね。具体的には、ドローンスクールでは以下のようなコースがあります。
- 空撮
- 測量
- 農薬散布
- 外壁調査
- 屋根点検
- FPVドローン向け
- 太陽光パネル点検
上記のようなコースのほかにも、DJIのドローンの機体を専用に扱うコースなどもあります。コースの内容を確認したい場合は、ドローンスクールの無料体験会や説明会などに参加することをおすすめします。
ドローンスクールに通うことで取得できる資格
ドローンスクールでは、コースの内容に応じて以下のような資格を取得できます。- JUIDA 操縦技能証明証
- JUIDA 安全運航管理者証明証
- DPA ドローン操縦士回転翼3級
- DJI CAMPスペシャリスト
- DPCA DRONEフライトオペレーター
- JUAVAC UAVフライト技能証明書
- ドローン操縦士
上記の資格が取得できるコースでは、「DRONEフライトオペレーター」のように「10時間以上の操縦実績」を満たすことができない資格も含まれます。そのため、目的に合わせて資格を取得できるコースを選択することが重要です。
ドローンスクールを利用するメリット・デメリット
ここでは、ドローンスクールを利用するメリットとデメリットについて解説します。ドローンスクールを利用するメリット
ドローンスクールを利用するメリットは、以下の通りです。- プロから操縦スキルを学べる
- ドローン仲間とのつながりができる
- 民間資格を取得できる
- ドローンの飛行許可が取りやすくなる
- 卒業後にサポートを受けられる
ドローンスクールに通えば、プロのドローン操縦士から直接操縦スキルを教わることが可能です。基礎から丁寧に教わることで、応用の操縦スキルも習得しやすいことがメリットです。その場でわからない点を講師に質問できるため、ドローンの基礎知識を網羅したい人に向いています。
ドローンスクールを利用するデメリット
ドローンスクールを利用するデメリットは、以下の通りです。- 授業料が比較的高額
- 基礎レベルの内容しか身に付かない
- 人数が多いコースでは指導を十分に受けられない
ドローンスクールでは講義が1~2日間で行われるため、1つのコースでは学習できる内容に限界があります。受講生の人数が多いコースの場合は指導が十分に行き渡らず、「操縦スキルがあまり上達しなかった」と感じる人もいるでしょう。
また、授業料は10~20万円かかることが一般的であるため、「短期間の受講なのに授業料が高額すぎる」と感じるケースも。国家資格が取得できるコースでは、30万円前後かかるドローンスクールもあります。ただし、安いコースでは、高度なスキルを習得できない場合も少なくありません。そのため、費用対効果が見合うドローンスクールを選ぶことが重要です。
ドローンスクールの選び方
ここでは、ドローンスクールの選び方について説明します。管理団体の規模
ドローンスクールを初めて選ぶなら、管理団体の規模に注目しましょう。ドローンスクール選びに失敗したくない場合は、大手の管理団体が運営するスクールを選ぶことが賢明です。大手のなかでも有名なのは、エアロエントリーやJUIDA、DPCAや農林水産航空協会などです。また、ドローンの管理団体がドローン事業を行っているかも確認しておきたいポイントの1つ。ドローン事業を行っている管理団体が運営するスクールなら、実践的な知識を習得できることがメリットです。
講師の経歴
ドローンの操縦スキルを磨きたい場合は、講師の経歴にこだわってドローンスクールを選びましょう。多くのドローンスクールでは、資格を有したプロのドローン操縦士が講師を務めています。講師の飛行実績や得意分野、経歴などを掲載しているスクールもあるため、講師の質を確かめてからスクールを選ぶと良いでしょう。実技訓練の充実度
確かな操縦スキルを獲得するためにも、実技訓練の充実度を確認しておきたいですね。実技訓練を同時に受ける人数や屋外訓練の有無、シミュレーター利用時間などは、説明会の際にチェックしておきましょう。同時に受講する人数が多ければ、ドローンの操縦練習をする時間も短くなることが少なくありません。卒業後のサポート
ドローンスクールのなかには、卒業後のサポートが充実しているスクールがあります。卒業後に案件の紹介や飛行申請の手続きをサポートするスクールもあるため、気になる場合は入会時に確認しておきたいですね。ドローンをビジネスとして活用したいなら、案件を紹介してもらえるスクールを選ぶことをおすすめします。無料体験の有無
施設の充実度や授業の雰囲気を確かめてから入会したい場合は、無料体験を利用できるドローンスクールを選びましょう。無料体験を利用することで、スクールの雰囲気や講師の質を確認することが可能です。ドローンスクール選びで迷っている場合は、複数のドローンスクールの無料体験を利用すると良いでしょう。目的に合わせてドローンスクールを選んでみよう!
ドローンスクールを選ぶ際には、口コミなどで情報を集めたうえでさまざまなスクールを比較検討することが大切なポイントです。口コミが掲載されていない場合は、無料体験を利用して実際のスクールの雰囲気をつかんでおきたいですね。ドローンスクールの授業料は、決して安くはありません。そのため、スクール選びで後悔しないよう、メリットとデメリットを抑えたうえで最適なドローンスクールを見つけたいですね。
更新日:2023.08.22
公開日:2023.04.09
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