注目度が高く、特定のイベントや場所で効果的なプロモーションが可能なドローンによる広告サービス。とはいえ、ドローン広告は新しい分野のため「費用が高いのでは?」「どこに頼めばいいのかわからない」「具体的にどんなことができるの?」と、疑問もあるかもしれません。
そこで本記事では、最新の広告サービスの特徴や選び方を解説します。
保有資格
・二等無人航空機操縦士
・第二級陸上特殊無線技士
・JUIDA 無人航空機操縦技能、安全運航管理者
・水中ドローン安全潜航操縦士
広告サービスとは?
広告サービスとは、ドローンを活用し、商品やサービスなどを周知させる広告・宣伝・PR活動です。広告サービスは、テレビのコマーシャルや雑誌広告、交通広告(バスや電車、駅構内などに設置される広告)、インターネットやWebを利用したものなどいろいろあります。
中でも新しい広告媒体として注目されているのが、ドローン広告です。
どこにいても見上げれば目に入る「空」を使って大々的に宣伝ができるため、ダイナミックな効果が期待できます。ドローンのライトショーを用いて、夜空に企業のロゴを表示したり、ドローンにとりつけたパネルディスプレイにメッセージやQRコードを表示したり、さまざまな運用方法が開発されています。
また、ドローンによる空撮で魅力的な映像を作成し、メッセージや宣伝を躍動的に伝えることも可能です。広いエリアを目の前で見ているような映像で魅力をアピールする観光地PRや、高い視点からマンションや家屋など全体をぐるりと案内する不動産広告などでも活用されています。
ドローンを用いた広告サービスを利用することで、広くユーザーにリーチし、記憶に残る宣伝効果を得られるでしょう。
広告サービスでできること
ドローン広告サービスは、大きく分けて「空中広告」と「ドローンによる撮影・映像を用いた広告制作」になります。空中広告では、ドローンショーを導入して、あっと驚くようなスペクタルな宣伝ができます。またドローンにパネルを追加してイベント会場などで飛ばすなど、空からの宣伝は意外性もあり、高い認知効果とSNSなどによる拡散効果も期待できます。
一方でドローンによる空撮映像を活用した広告はすでに多くの事例があります。
美しくダイナミックな映像は人々の関心を引き寄せる効果もあり、ドローンの特徴である「空中からの視点」によって高高度の撮影や、人が入れないような場所も臨場感あふれる映像が撮影できます。観光地や旅行業界、不動産での広告活用が多く見られますが、その他にも大学などキャンパス紹介や企業サイトのPR映像などでも活用されています。
広告サービスの費用
ドローンの広告サービスは、内容によって料金が変わります。ドローンによる空撮と簡単な映像編集のみでは、10万円前後からあります。広告サービスとしては、企画から携わるドローンショー(空中広告としての利用)になると、500万から1,000万以上かかります。屋内でのドローンショーは100万円前後からあるようですが、いずれにしても、サービス内容によって料金の幅は非常に広いため、必ず見積もりをとり、正確な金額を確認することが必要です。
広告サービスの選び方
「企画・予算・実績」が、広告サービス選びのキーワードです。まず、ドローンを活用し、どのような広告を行いたいのかを明確にします。次に広告サービスを提供しているドローン事業者を探しますが、空撮とドローンショー(空中広告)それぞれ特化している事業者を選ぶのが大前提です。
さらにどれだけ実績があるか、過去の事例などを参考にしましょう。イベント会場でのドローン活用が多いのか、夜のドローンショー開催数が多いのか、観光地のPR映像に強いのか、屋内映像に定評があるのかなど、事業者の特徴を把握し、実績をふまえて判断します。
もうひとつ重要なのが料金です。空撮にしろ、ドローンショーのような宣伝にしろ、できれば1社だけでなく、2~3社から見積もりをとるのがおすすめです。料金と内容を確認し、どのようなケースで追加費用が発生するのか、雨天中止の対応なども含めてチェックしましょう。
最近では、クリエイティブ系企業や広告会社とドローン事業者が提携し、ドローン広告サービスを行っているケースも増えています。
おすすめの広告サービス
ここでは主に映像関連を中心とした3つの広告サービスを紹介します。ピックアップしたドローンサービスは、それぞれプロモーションやPR映像を得意としており、実績も豊富です。各公式サイトにはこれまでの事例やPR動画がアップされているので、ぜひチェックしてください。イメージ映像の実績豊富(ドローンモンスター)
出典:ドローンモンスタードローンモンスターは、スクール運営やドローン販売も行っており、空撮業務は全国出張が可能です。マイクロドローンを使用して家の中をめぐる「ルームツアー」、住宅展示場でのイメージ映像の撮影など、不動産関連の広告実績が豊富です。公式サイトで美しい映像が見られるので、ぜひチェックしてみてください。
PR映像に強い(コマンドディー)
出典:コマンドディービールのCM撮影や自治体の海外向けPR空撮映像、高校の紹介動画等、多くの実績を持つコマンドディー。室内飛行や風景映像、360度映像などを駆使したPR作成を得意としています。
ドローン空撮とスチール撮影 両方に対応(セブントゥーファイブ)
出典:セブントゥーファイブセブントゥーファイブは、PR用途に特化した動画撮影・制作サービスを行っています。店舗や商品、サービスの紹介、観光案内などさまざまなPR動画撮影の実績があり、映像編集はもちろん、スチール撮影と組み合わせた制作にも対応しています。
まとめ
ドローンをもっとも身近に感じるのが「映像」ではないでしょうか。息を呑むようなパノラマ映像から、まるで自分がそこにいて中をのぞいているような動画まで、多くの人を引き込む力のある映像です。これらの映像を活用した広告や宣伝は、すでに多く用いられていますね。空を舞台にした広告宣伝も費用は決して安いとはいえませんが、インパクトの強い広告効果が期待できます。
他との差別化をはかりたいマーケティングに、ぜひドローン広告サービスを活用してください。